2018年06月08日

母と子の剣道日誌(319)ティーン小説「かまえ!ぼくたち剣士会」。意外に本格的でした!

「かまえ!ぼくたち剣士会」は、以前からタイトルは知っていました。

かまえ!  ぼくたち剣士会 (一般書)
かまえ! ぼくたち剣士会 (一般書)

でも、表紙のラノベっぽい雰囲気から
「ティーン向けの、そこそこ感動的に書いてある青春スポ根的な話なんだろうな」
とたかをくくっていて、特に読んでみようとは思っていなかったのです。

でも、たまたま図書館で見かけて
「剣道小説だからいちおう、読んでおくか」
程度の気持ちで借りてきて、読んでみたのですが…

それが、意外や意外、けっこう本格的な剣道小説だったのです。
ティーン向けなので、そこまで難しいことは書いていないのですが、内容は剣道の本質に切り込んでいる…と思います。
それもそのはず、作者である「向井省吾」氏は6歳の時から現在に至るまで剣道を続けていて、四段を持っている、東大出身の小説家、だったのです。

では以下、物語の冒頭の紹介、のつもりで、けっこう書いちゃいましたが。


主人公、江岡慧一(えおかけいいち)は高校一年生。

慧一は小学校4年の時に剣道を始め、剣道の面白さに夢中になった。
けれども…慧一は身体が小さくひ弱で、運動神経も良くはなかった。
鍛えようとすると体調を崩してしまい…中学の部活では、みんなの「お荷物」にしかならなかった。
慧一は剣道を続けることをあきらめ、高校では部活に入らず、大好きなパズルに熱中していた。

しかし、慧一が剣道経験者と知った体育の先生から、剣道の授業の最初に、経験者同士の「模範試合」をやるようにと言われた。
相手は隣のクラスの大男だったが、見た目ほど強い相手ではなく…あっけなく二本を取って勝ってしまった。

それを見ていた、同じ一年生の隻腕(片腕)の岩瀬龍心が、慧一に「一緒に剣道をしないか」と声をかけてきた。
もう剣道はやるまい、と思っていた慧一は断ったが…

龍心は放課後にまた誘いに来た。
「どうして、僕に剣道をやらせたいんだい?しかも、こんなにしつこく誘ってまで」
「一緒に探しに行きてぇんだよ。剣道の一番深いところを。」
その言葉は、かたくなになっていた慧一の心を少しときほぐした。

慧一は高校にある道場に連れて行かれたが、そこにはピアスに茶髪の先輩が寝ている、散らかった道場だった。
ここは剣道部ではなく同好会であり、メンバーは現在4人。慧一が入れば団体戦に出られると言われる。

それから、有無を言わさず龍心と稽古をさせられ、隻腕の右上段の龍心の強さに瞠目する。
地稽古でまず面と小手の二本を取られ、それでも「頭を使って戦略を練った」慧一は、三本目を取り返す。
慧一に三本目を取られた理由がわからなかった龍心は、慧一の「論理」を聞いて感心する。

「でも、自分はひ弱だ」という慧一に龍心は言う。

「剣道ってのは、不思議な競技だと思わねぇか?
町道場か何かを覗いてみろ。男女が混じって稽古するのは当たり前。それどころか、六十を越えたじいさんと大学生が、当たり前のように勝負してるぜ。他のスポーツじゃ、こんな状況はあり得ねぇ。どうして、そんなことが起こりうる?
男だろうと女だろうと、学生だろうと年寄りだろうと、腕が一本だろうと二本だろうと。同じ土俵で戦えるんだよ、剣道は。
どんな人間だって、分け隔てなく受け入れてくれるんだ

「ここの連中はみな、人とは違う問題児たちだ。だけど、欠けているものある代わりに、人よりとがっている部分もある。言ってみれば、でこぼこなんだ。だから、名前をつけた。『でこぼこ剣士会』。それが、俺たちの名前だ。
俺たちは、どんな『でこぼこ』な個性でも受け入れる。剣道が、どんな人間をも分け隔てなく受け入れてくれるみたいにな。
『でこぼこ剣士会』は、世界一平等な剣道チームなんだ

その「世界一平等な剣道チーム」という言葉に魅かれた慧一は…
「剣道の一番深いところ」を見るために、入会を決意する。



『でこぼこ剣士会』には、3人の2年生の先輩がいた。
この3人が中学時代に意気投合して同じ高校に入学して、でこぼこ剣士会を結成したのだ。

茶髪ピアスの中本は、圧倒的なスピードで技を繰り出すが、後先を考えず体力を使いきってしまうようなタイプ。
大男の柴崎は、ふだんはパワーもあり、落ち着いた強さを見せるのだが…試合となると緊張してガチガチになってしまう。
超無口な湯原は、稽古の時は鏡を相手にずっと構えていて、ほとんど会話もせず、何を考えているのかよくわからないが、試合の時は最小限の動きで一本を取る、圧倒的な強さを持っている。

この3人と、龍心と、慧一は、龍心の幼馴染であるマネージャーの蓮とともに、関東大会を目指して…
そして部活への昇進をするために、でこぼこ剣士会のメンバーは戦う。


(ここまでが、冒頭部分の紹介です!)


他にも、病弱で入院している、美しく知的な龍心の妹、詩織との淡い恋や…。

剣道強豪校に進学した、中学の部活で主将だった田代と再会して
「お前には才能がないんだ。生半可な気持ちで剣道をやるな」
と言い渡されたり…

とまあ、そのあたりは「ザ・青春小説」ではあるのですが。


この話のキーポイントは
「どうして、剣道はどんな人間でも対等に戦うことができるのか」
の理由を、慧一が探していく過程にあります。


剣道で勝つことがいったい何になるのか。
もともとは「人殺しの技術」である、しかし今はそうではない。
「打って勝つ」ではなく「勝って打つ」、ということの意味とは。


そして、この話が、他の一般的な剣道小説や漫画と違うのは、主人公は物語の中でも、さほど強くなっていくわけではない…というところです。
慧一は、どうやったら勝つことができるのかの「理論」は組み立てられても、体は追いついていかないままです。

「弱かった主人公がどんどん強くなっていく」みたいな話が多い中、その「リアルな感じ」には好感が持てました。
それは、私自身がそうだから、であるのでしょうけれども。

しかし、慧一は、
「なぜ、剣道はどんな人間でも対等に戦えるのか」
の「真理」に気づいたことで、少し強くなっていくのです。

慧一の出したその「答え」が知りたい方は、ぜひこの小説を読んでみてください。

(中古ならAmazonで、送料込で600円程度で購入できます)



ひ弱なのに、剣道に魅力を感じている慧一には、私はかなり共感を覚えました。
私も主人公同様「強くなりたくて鍛えたくても、鍛えられない」のですから。

「誰でも一緒に勝負できる」と言いながらも、実際に試合をすれば、男性はほぼ女性より強いですし、子供の頃にやっていた経験者は圧倒的に有利だし、もともと運動神経や反射神経が鈍かったりする人は、なかなか勝つことはできません。
なんだかんだで「反射神経で攻撃できる人」が、まず上手くなる人だと思うのです。
その上を目指そうと思うと、それだけではダメなのでしょうけれども。

休みなく稽古している私よりも、ちょろっとやっている程度の人でもセンスがあればよっぽど上手かったりしますし…
おそらく、その「才能の溝」は一生埋まることはないんだろうなと感じています。
それでも、私は剣道に惹かれ続けている、のですが。



そんな、鈍い私でも受け入れてくれている、今の会が…
この小説の「でこぼこ剣士会」と重なって見えました。



「かまえ!ぼくたち剣士会」は…
私の心にヒットした、剣道小説でした。


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posted by はなずきん at 23:19 | Comment(0) | 剣道小説、漫画、映画などの感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月07日

母と子の剣道日誌(318)「そんなに剣道が好きになれるなんて、うらやましい」と言われた話。

全く勝っていないのに「銅メダル」をもらってしまった、市民大会からの帰りの時のことです。

武道館から帰るバス停がわからない、という「神戸のおばちゃん」KDさんと、バス停まで一緒に行ったのですが…
いつもならある飲み会も今日はないので、それならお茶でもして帰りません?という話になりました。

子供たちの夕飯はもう用意してあるし…
ふだんはあまりゆっくり話せる機会もないし、ちょうどいいやと。

というわけで、二人でデッカイ防具抱えて、最寄りの駅までバスで出て、ミスドに入りました。
(あまり気の利いた喫茶店などない駅なのです〜)

そこで、いろいろと話をしたのですが…

KDさんはいつも私にこう言うのです。
「はなずきんさんは、本当にいつも稽古に出てて偉いわ〜。
私なんて、出たり出なかったり気まぐれで、いつも文句ばっかり言ってるのに」

「いや、だって、私が出たいから出てるだけなんですよ。
稽古に出ると必ず楽しいので、出たくてしょうがないんです。
下手なのに、なんでこんなに好きなんですかねえ」

「そうそう!なんではなずきんさんは、そんなに剣道好きなんですか!?
何がきっかけで、そんなにはまっちゃったんですか。
昔っからそんなに剣道に興味があったんですか?」

「いや、私が剣道に興味を持ったのは社会人になってからで…
時代小説の女剣士に憧れたからなんですよ。

※その経緯はこちら→母と子の剣道日誌(132)池波正太郎氏と、私と、剣道。

でも、私が二十代でやろうとした時は入会を断られちゃって、それきりあきらめてたんですが…次男が小学校3年の時に、たまたま剣道をやりたいって言い出したので、やらせたんです。
次男が警察に移った時の先生の稽古が、それはもう面白くて、欠かさず見学してたんですよ!それで、私もすっごい剣道をやりたくなっちゃったんです。

※そのあたりの経緯はこちら→母と子の剣道日誌(1)道場を変わりました

で、やってみたらやっぱり面白くて、はまっちゃったんですよね!」

「へええ〜、そうだったんですか〜。
私ね。
そこまで”剣道が好き”って言える、はなずきんさんがうらやましいんですよ。


「えっ、そうなんですか?
KDさんだって、剣道好きじゃないですか?

「まあ、そうですね、剣道は好きなんですけど…
でもなんか、中途半端じゃないですか、私。
稽古に出ても「もうやめる」とかいつも文句言ってたり。
(※ホントに、KDさんはよくそう言ってます!(笑))

でも、はなずきんさんは
”剣道が好き”=”稽古をする”
っていうのが一致しているじゃないですか。


いつもちゃんと稽古に出てるし、出稽古や行事とかも迷いなく”出ます!”って言ってやってるでしょう。
私なんて、いつも”出ようかな、どうしようかな”なんて迷ってばっかりいるのに…
私もはなずきんさんみたいに、すっぱりとできたらいいのにと思いますよ。

「そうなんですか〜…。
でも、そもそも、KDさんは、なんで大人になってから剣道を再開したんですか?」

「私が剣道を始めたわけですか?
それはですね…」



KDさんは、学生時代に剣道部に入っていた、という話は私も前から知っていました。
ただ、そんなにすごくやる気だったわけではなく、ちょろちょろとやった程度で、顧問の先生に言われるままになんとか二段まで取った…という程度だったのだと。
超謙遜をするKDさんの話ですから、どこまで本当かわかりませんが(笑)。

KDさんは、3人お子さんがいるのですが、真ん中の中3の「HK君」と、下の小6の「SKちゃん」の二人が剣道をやっています。
最初にHK君に剣道を始めさせた時には、「自分が前やっていたから、子供にも剣道をやらせたい」という気持ちはあったそうですが、自分自身でやる気は全くなかったそうです。

子供に剣道を習わせ始めて、しばらく経った頃…
結婚後も、実家に自分の荷物をたくさん置いてあったKDさんは、お父さんに
「こんなにいつまでも、お前の荷物を置いておくな!片付けろ!」
と怒られて、実家に片付けに帰ったのだそうです。

それで、実家の自分の部屋を整理していた時に…
学生時代に取った、二段の賞状を見つけたのだそうです。
自分ではもう、二段を取ったことも半ば忘れていたそうですが…
お母さんが丁寧に包んで保管しておいてくれたのだとか。

それを見て、
「こんな風に、私に防具を買って部活をやらせてくれて、お金を払って段審査も受けさせてもらって…
ちゃんと二段の賞状もきれいに保管しておいてくれて。
親ってありがたいなあ」

と感じたKDさんは
「自分も剣道をやって、次の三段を取ろう」
と、その時に思ったのだそうです。


「そう、私…親孝行のために、剣道をやっているようなものなんですよ」

「そうなんですか!?
いや、ママ剣士さんでそういう動機の方は、初めて聞きました〜!」

「だからね、剣道を再開して、三段を取った時に…
まず、これを真っ先に知らせたいな、と思ったのは、私の母だったんですよ」

「そうなんですか。
じゃあ、三段を取った時、お母さんに喜んでいただけましたか?」

「いや〜、母には”なに、こんな年で剣道なんて始めてんの!?”って笑われましたけどねえ」

「ええ〜…そうなんですか(笑)」


私は”親孝行のために自分が何かをしたこと”なんて…特に、ない気がします…

実家にいた時に、家業を多少手伝ったりとか、父亡きあとの母の面倒を見たりとか、そういう「親の手伝い」的なことはしていますが…
自分の趣味や勉強や進路を「親のため」と思ってやったことは…子供の頃から今に至るまで、ないです。

私は反抗期はありませんでしたし(大人びた子供でしたので(笑))、大きな迷惑をかけたことはありません。
普通に大学出て就職して、結婚して子供も育てたので、そういう意味では親孝行ではあるのでしょうけれども、親のためを思ってそうしてきたわけではないです。

自分が子供を産んで、子育ての大変さを知り、親とはありがたいものだな…その恩は返さなければ…とは思いましたが、私の生き方については「自分のやりたいようにやっている」だけだと思います。
あと、自分の子供を育てることが、間接的に親への恩返しではないかと思っています。


KDさんは三人兄弟の長女だそうで、そのせいもあって「親孝行しなきゃ」という想いが強いのかもしれませんね。
私の長兄も「親孝行しなきゃいけない」と思っているような節があるんですよね。

私は三人兄弟の末っ子で、唯一の女の子でもあったので、わりと好きにやらせてもらいましたが…、親孝行しなきゃ!なんて義務感はほとんど、ないんです。
「育ててもらった子供として、親に対してやらねばならないこと」はやるつもりですけど、兄ほどは熱心じゃないですかね。



しかし、KDさんは、”親孝行のために剣道を始めた”なんて…
全く、私の想定外の動機でした(笑)


子供や学生の頃なら「親の喜ぶ顔が見たくてがんばっていた」って人もいるでしょうけれども。
大人になって、自ら再開する時にそういう動機の人は、珍しいのではないでしょうか。さすが、謎の多いKDさん(笑)

それでも、始めたら楽しかったから、続けているのでしょうけどね!


しかし…KDさんからはこんな話も聞きました。
ご主人は転勤族だそうで、KDさんのご家族は東京に来てから8年目になるそうです。
東京に来てからは、都内で転勤していて、最近は通える範囲だったのでずっと引っ越していないそうなのですが、いつまで東京にいられるかはわからないのだそうです。


「だから、いつか今の会を辞めなければならないかもしれないんですよ。」

「そうなんですか…。
じゃあ、なおさらそれまで、がんばってやりましょうよ!」(←とにかく、剣道をやる方面にしか話を持って行かない私です(笑)


と言ったら、KDさんは笑っていました。


KDさんは、もともと「来たり来なかったり」の波がある人だったので(いろんな事情があるようなんですよね)私も「ずっと来てくれるかどうかはわからない」とは思っていましたが…
引越しでいなくなってしまうという可能性もあるんですねえ。

それでも、剣道を続けていれば、いつかまた会える…と思っているので。





しかし、KDさんには
「そんなに剣道を好きになれるなんて、うらやましい」
と言われましたが…
私も、こんなにひとつのことに継続して、はまったのは…生まれて初めて、かもしれません。

私は「はまった時は集中してやる」けれども、わりと飽きっぽいほうだったのです。
母と子の剣道日誌(222)飽きっぽかった私が、剣道を続けられてる理由(わけ)(前編)
母と子の剣道日誌(223)飽きっぽかった私が、剣道を続けられてる理由(わけ)(後編)


でも剣道には、本当にたくさんの、私を惹きつけるだけの魅力があるのです。
本能的にも、理性的にも、好きなんですよね。
今、考えてるだけでドキドキしてきました(笑)



こんなに好きになれることに出会えて、本当によかった…と思っています。
私の後半生の、ライフワーク…にできたら、いいなあ。





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2018年06月04日

母と子の剣道日誌(317)”剣道の神様”からの、プレゼント。

私にしてはひさしぶりの(といっても、2週間くらいしか空いてませんが…)剣道の話題です。

先日、市民大会(団体戦)がありました。
当団体からは、成人男性は2チーム、成人女子も2チームが参加しました。
一般男性は5人制ですが、一般女子は参加者が少ないので、3人制です。

当会では…というか、当市でもトップレベルの強さを誇る若手「金メダリスト」NIさんは、今回は残念ながら仕事の都合で参加できず…
参加したのは、以下のメンバーでした。

Aチーム:
先鋒「元バスケ少女」THさん
中堅 不在
大将 はなずきん

Bチーム:
先鋒「神戸のおばちゃん」KDさん
中堅「シルバーママ先生」KB先生
大将「ママ先生」IZさん


KB先生は今までも私のブログに登場していますが、お元気なアラ還の先生です。
今回「シルバーママ先生」と命名?しました。
当会の女性の先生は、IZさんとKB先生の2人のみです。

「元バスケ少女」THさん(今回命名)の娘さんであるSNちゃんは3年前から剣道を始めたのですが、THさんは昨年から始めまして、今回が「デビュー戦」となります!
SNちゃんは運動神経が良くて、入会してからあっという間に上手くなったのですが、そのお母さんであるTHさんもなかなか筋が良いのです。学生時代はバリバリ、バスケをやっていたそうです。
2年以上「見取り稽古」をしていたこともあり、基本がとてもきれいにできていますし、試合の時のファイトもなかなかなのです。
私なんぞ、すぐ追い越されそうな気がしていますが…


このチーム構成は、大人担当のNZ先生が組んだのですが…

普通は、団体から2チーム出す場合って、Aチームのほうに強い人を据えることが多いのですが…
今回はあえてBチームのほうに強い人を入れたようです。

そのココロは…(私の想像ですけど)
今回のトーナメント表を見ると、Aチームは「強豪N剣友会」と2回戦で当たる可能性が非常に高かったのですが、Bチームだと決勝までN剣友会とは当たらないのです。
Bチームのメンバーなら、決勝まで行けるかもしれない、と踏んでのチーム編成ではないかと思われました。

Aチームは相変わらず下手な私と、デビュー戦のTHさんですから、まあ、まず勝ち進むのは無理…って感じなので。
しかしまあ、こんな私が大将とは!(笑)
私が団体戦に出るのは4回目ですが、大将は初めてです。
下手なりに「初心者の時よりはマシ」な程度になったから回ってきたポジション、ではあるのでしょうか。


一般女子の部に参加していたチームは、わずか6チームでした。
当会から2チーム、道場系の「SJ館」から2チーム、強豪N剣友会から1チーム、NY高校1チーム
となっていました。
6チームだけど4団体しかいないんですよね…。

当市にはもうちょっとは成人女子選手はいないことはないのですが、団体が組めるほど女子がいる会はほとんどないのです。
本当は、Aチームには、他の剣友会からあと一人入るはずだったのですが、その方はケガをして出られなくなってしまいました。

あと、強豪N剣友会には「超強い女子先生」があと数人いて、昨年の団体戦には出ていたのですが、もはや「審判レベル」の方なので、今回は出て来なかったようです。


ちなみに、子供の方は、当会は参加者が超少なくて…
低学年はチームを組めず、高学年が1チーム、中学生が1チーム(1人足りず2人)
…というかなりさびしい状態でした。
昨年の快進撃が嘘のような激変ぶりです。
昨年の大会の様子はこちら→
母と子の剣道日誌(183)いざ、市民大会(2)低学年チーム、快進撃!【前編】
母と子の剣道日誌(184)いざ、市民大会(3)低学年チーム、快進撃!【後編】

もちろん、こんな有様で勝てるわけもなく…
今回は入賞チームはいませんでした。
まあ、今回は子供のことはさておき…


女子Bチームは、初戦の相手は、道場系団体「SJ館Bチーム」の「若手3人娘」が相手です。詳しくはわかりませんが、どうもほぼ学生に近い年齢の子ばかりのようで、動きが軽いこと。
Bチームの3名はなかなか健闘したのですが、3名とも負けてしまいました。


そしてAチームのほうですが…
Aチームは、シードになっていました。
くじ引きの結果なのでしょうか?

なので、1回戦で「N剣友会」と「SJ館Aチーム(ママ剣士チーム)」が当たり…
予想通り、N剣友会のほうが勝ちあがってきまして、私たちの初戦の対戦相手となったわけです。


N剣友会の先鋒は、上段女子NDさんです!
昨年の団体戦では、当会の高校女子KNちゃんと当たり、上段対策をしていなかったKNちゃんは「瞬殺」されてしまいました。
なので今回は、女子は直前の稽古の時に、ある程度上段対策をやったのですが…
「元バスケ少女」THさんはその時用事があって帰ってしまい、その稽古の様子をちょっと見ていただけでした。

昨年、上段NDさんは先鋒だったので、こちらの先鋒であるTHさんに当たる可能性が高いのに、上段対策をやっておかなくて大丈夫かな〜、と思っていたのですが…
案の定、1回戦のチーム編成を見たら上段NDさんが先鋒ではないですか!

となると、上段NDさんとTHさんが対戦するわけで…
初心者が、上段相手にフツーに中段に構えていたら瞬殺必至!ですから、慌ててTHさんに「直前対策講座」をやりました。

でも、そんなにいろいろできませんから
「中間間合いが一番危ないです!離れるか、くっつくかどっちかにしましょう」
「斜めに構えて相手の左小手を狙って、相手が面を打ってきたら擦りあげて!」

ということだけ伝えました。

こんな「直前対策程度」で大丈夫?と思っていましたが、THさん、大健闘してくれました。やや「引き気味」ではあったものの、なんとか守り切って「引き分け」に持ち込みました。
THさんは「初心者だから、きっと相手はやりづらかったんですよ〜」と謙遜していましたが、デビュー戦でN剣友会の人相手に引き分けって、スゴイじゃないですか!?

そして中堅は不戦敗。

で、私はというと…
あっけなく「小手」と「面」を取られて終わりでした(笑)
書くほどの内容がありませんよ!(汗)

でも、どちらの技も驚くほど「軽くて」、小手は拳のさきっちょに当たっただけだし、面も「かすったかな」くらいの当たりだったのですが…
やっぱり、形ができていて、タイミングが良ければ「一本」なのですねえ。


あ〜あ、強豪N剣友会の人相手とはいえ…
もうちょっと粘りたかったなあ…

と、やや、がっくりな結果であったのですが。

ちなみに、女子の優勝は「N剣友会」、準優勝は「SJ館Bチーム」でした。
どちらも当会の初戦の相手だったんですよねえ。



その後、一般男子の試合を見て…
2チームとも、残念ながら1回戦負けでしたが、「アスリート」HSさんと「若き消防士」MHさんは勝ちまして、今回市大会デビューの大学生AY君も、なかなか健闘していたようです。


今回は、会全体としてあんまりいい成績ではなかったので、試合が終わった後はなんとな〜く寂しい空気が漂っています…
NZ先生の師匠である八段の先生が大会直前に亡くなったこともあり、その自粛ムードもあって、いつもやっている「打ち上げ」も今回はやらないようでした。
我が家の子供たち用に、すでに夕ご飯まで準備してきた私は、「な〜んだ、飲み会もないのか…つまんないなあ…」という感じでした。


ところが…
閉会式が始まった時に、市剣連の係をやっている「ママ先生」IZさんが、THさんと私を慌てて呼びに来たではありませんか。
なにか焦っているみたいなIZさんの様子に「いったい何ごと?」と思ったら…

「あのね、当会の女子Aチームはいちおう”3位”なんで、表彰されるみたいなのよ」
「ええー!?だって、私たち、全然勝ってないのに?」

「Aチームはシードだったでしょ?だから、出るだけで一回戦勝ったことになるから、三位なのよ」
「でも、女子は全部で6チームしか出ていないんですよ?
優勝、準優勝と、3位の2チームを表彰するなんて…ほとんど全部じゃないですか」
「でも、そうなるみたいなのよ。たぶん呼ばれるから、待機してて」
「ええー、もう二人とも、私服に着替えちゃいましたけど〜?」


THさんも、突然のことにびっくりしています。
そりゃそうでしょう…。

「これ、いったい何の罰ゲームなんですかね〜?」
「ちょっと、これで表彰されるなんて、かえって恥ずかしいんですけど…」


そういえば、以前、個人戦で小学校1年生の参加者がふたりしかいなくて、試合に出ただけで優勝と準優勝、ってこともありましたが…
今回も、そんなパターンのようです。


本当に、私たちが呼ばれるの?と半信半疑で後ろのほうで待機していたら…
やっぱり、女子の優勝、準優勝に引き続いて、3位として呼ばれてしまったのです。

3位のもう1チームの「NY高校」の選手たちも、なかなか来ません。
NY高校もシードで二回戦負け(つまり初戦敗退)だったので、私たち同様、まさか呼ばれるとは思ってなかったみたいで。
私たちよりさらに遅れて、慌ててジャージ姿で登場しました。

表彰台の前の、優勝、準優勝のチームの後ろに、私たちも並びます…
私たちがこんなところにいるなんて、ウッソでしょう〜!?

マジ、恥ずかしいです〜!


そうこうしているうちに、私のチームの表彰の番です。
私が大将なので、表彰状も私が受け取りました。

市剣連の会長さんに「おめでとう」と言われ
「ありがとうございます」と言って賞状を受け取ったものの…

いや、ホント、出ただけなんですけど!!(汗)


続いて、横のブースで銅メダルをかけてもらいます。

いつも当会に出稽古に来ていて、K会の大人合宿にも一緒に行った女性の「AK先生」からメダルをかけてもらい…

「一回も勝ってないのに、こんなのもらっていいんでしょうか」
と言ったらば
「いつもちゃんと参加しているから、もらえたのよ!いいのよ!」
と言ってもらえました、が。


その後、メダルと賞状を持って記念撮影ですよ。
どこまで続く、この罰ゲーム!(笑)
私自身の試合結果が「ダメダメ」だっただけに…
いやもう、恥ずかしくて穴があったら入りたいです〜

閉会式が終わった後も、当会の記念撮影で、私は前のほうに並んで賞状とメダルを持って。
いやいやもう、勘弁してくださいよ〜!
でも、今回はひとつもメダルがない!と沈滞ムードだった会の人たちには、タナボタ的メダルは、多少は喜んでもらえたようでした(笑)


会のみなさんからは
「はなずきんさんは、いつも休まず稽古出てるし、試合も必ず出てるし。
ふだんの行いがいいから、メダルをもらえたんですよ!」
と、言っていただけました…。


しかしよもや、私が剣道の市大会で、メダルをもらえることがあるとは…
(しかも、全然勝ってないのに!)

子供たちの幼稚園時代の運動会では
「全員がもらえる金メダル」
があったのですが、それと同じレベルでは…と思いましたが…

星模様の 金メダル 10個セット
星模様の 金メダル 10個セット

まあ、試合に出ていなければ、もらえないわけなので。

少ない成人女子の中でもめげずに続けてきて、試合に出続けた「努力賞」なのかな…

これは”剣道の神様”からの、プレゼント、なのかもしれない… と、思うことにしました。



そういえば…
大会では、私の憧れの「K郎君」のお母さんとも、トイレでばったり会って(笑)いろいろ話ができて嬉しかったんですよね。
(K郎君の妹さんが出場していたからです。K郎君は出ていませんでした。)

「はなずきんさん、前と変わらないですねえ〜」と言われました(^^)

K郎君の話はこちら→
母と子の剣道日誌(157)憧れの先輩?に2年ぶりに再会

あ、これも「剣道の神様」からのプレゼントだったのかも?(笑)


私の試合結果は惨憺たるものでしたが、それでもいい事があった…市民大会、だったのでした。

そして、メダルはいちおう、リビングに飾ってあります(^^)

↓ほらほら!本物の賞状とメダルですよ!?(笑)
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2018年06月02日

家族全員、夏の部屋着はステテコがいい。

これ、服の話だけど、ファッションの話題なんでしょうかね…

いつも「自分に似合う服」を着るべきだ、とうるさく言っている私ですが、
こと部屋着に関しての優先順位は「快適さ」が一番重要なのです。

そして、部屋着にはそんなにお金もかけられません。
そこにお金をかけるなら、私は外出着にお金を使いたいです((+_+))

だから、部屋着については、ファッショナブルかどうかはあんまり考えていません。
「恥ずかしくて宅配便も受けとれない」というような服では困りますが…

そんな私の家の部屋着の話なので、部屋着もオシャレにしたい!という方には、全く参考にならないということを前置きしておきます。


私は、夏はヒジョーに汗をかきます。
冷房もそんなにガンガンは効かせないし(体が冷えるし、エコでないし、電気代がもったいない!)、洗濯機のある洗面所には冷房はないし。
午前中の洗濯などの家事をやっている時間は、めっちゃ汗をかきます。
だから、夏は一日2〜3回着替えることも珍しくありません。

私が夏の部屋着に求めること…それは、
「天然素材であること」
「ボトムスについては、涼しくて早く汗が乾くこと」
です。

トップスは外着のお下がりのコットンTシャツを使っています。
上半身は汗の量がすごいので、速乾素材ではなく、「コットン素材で、汗をかいたら着替える」ようにしています。

ボトムスは、真夏以外は「外着のお下がり」のパンツをはいているのですが…
真夏は暑くてしょうがないので「涼しくてすぐ汗が乾くもの」がいいのです。

それにぴったりなのが、最近部屋着として定着してきた「ステテコ」です。
もちろん、昔ながらの「オジサン」がズボンの下にはく、白いステテコではないですよ。


私は数年前から千趣会やユニクロで購入して使っていましたが、とにかく「涼しい!」のです。
上半身のTシャツは汗びっちゃりになるので着替えますが、ステテコのほうは一日くらいはいていても平気なようです。
すぐ乾くからなのか、一日はいていてもあまりにおわないんですよね!

生地が薄いわりには透けないし、そこまで「下着感」は強くないのです。
男性陣だったら、これでコンビニくらいまで行くのはアリかな。
私は家の前の「ゴミ出し、水やり」ならこれで行けますが…コンビニには、行けない気がします(笑)
コンビニ行く時には、着替えますね〜。

まあ、でも、私はほとんど部屋にいるんで…
とにかく真夏は家ではほぼ、これを着ています。

ユニクロだと、女性用のステテコの「リラコ」は丈が長くて暑そうなのと、コットンではなくレーヨンなのが好きじゃないんですよね。
だから私も、ユニクロメンズのステテコを使っています。

メンズのステテコも、コットンとエアリズムの二種類がありますが、うちはみんなコットンです。
エアリズムのほうは一枚だと、下着っぽく見えますしね。


主人も一昨年くらいからステテコをはくようになり、やっぱり涼しくて気にいっているようです。
(前は夏場はパンツ一丁だったのですが(汗)、娘も成長してきたので、それはやめてくれと言ったのですよ…)
娘にも、昨年千趣会で子供用のステテコを買いました。


そして、今年は高校生の長男と中学生の次男にも、ついにステテコ導入です!

高校生の長男、今までは短パン系の部屋着だったのですが…
それが古くなってきたこともあり、次の部屋着を買おうと思ったのですが、長男はけっこう「すね毛」が濃くなってきまして。
そんなに体毛が濃くない、主人よりも濃いんじゃないですかねえ〜。

そして、すねだけじゃなく、モモにも結構生えてまして…
となると、短パンではやや、見苦しいんですよね(笑)


次男はそんなにすね毛は生えてませんが…
ちょうど次男くらいのサイズの男性用の部屋着がないのですよ。
長男は今の次男のサイズをすっ飛ばして大きくなりましたので、次男用にはメンズのSサイズを購入しました。
次男は、中学に入ってから身長は20センチ伸びて長男とほぼ同じになったのですが、あまり太くなっていないので、長男のMサイズだと大きすぎるようです。


みんな、トップスは「外着のお下がりTシャツ」がけっこうあるんですよね。
Tシャツって「外に着るにはちょっと」という状態になるのは早いわりに、「捨てたい」というほどにはなかなか傷まないものだし、着心地はいいので、部屋着として活用したいのです。
だから部屋着にはボトムスだけ買えばいいわけなので、そういう意味でもステテコはぴったりなのです。


一般のお店ではなかなか見つからない、主人用の「3XLサイズ」も、ユニクロの通販ならありますし…
お値段も(ユニクロでは)一着990円と手ごろなのがいいです。
安いわりには丈夫で「もち」もいいのですよ。

家族全員、ユニクロで買えるのも楽でいいです。
最近は、消耗品は「定番品」を決めて買うのが楽でいいな〜と思っています。

靴下を家族全員無印にしたい、という話はこちら→
家族の靴下問題。(前編)いろいろ使ってみたけれど。
家族の靴下問題。(後編)無印良品最強説。今後は全員これでいい


そんなわけで、涼しい部屋着をお探しなら…「ステテコ」はおすすめです!


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posted by はなずきん at 15:37 | Comment(0) | ファッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年06月01日

服の断捨離にイチオシ本。”服を捨てたらおしゃれがこんなに「カンタン」に!”

私は最近、服の断捨離や、クローゼットを整える系統の本をいろいろ読んできたのですが…
「フランス人は10着しか服を持たない」
「服を買うなら、捨てなさい」
の2冊と同じレベルで「役立つ」と思った本は、今までありませんでした。

上記の2冊の本は、私が服を減らす時の考え方の「根本」になったものです。
細かい部分で「ちょっと私とは違うかな…」という部分はあったものの、どちらもおおむね著者の主張には賛同できました。

そしてそれをもとに2年間、服を減らしてきまして、現在はほぼその目的は達成できた状態です。


だから、今さら服の断捨離系の本を読む必要もないといえばないのですが(笑)、ファッション好きな私はつい読んでしまうんですよね。

で、最近借りた本で
「これは、なかなか役に立ちそう!」と感じた本があったので紹介します。
私が役に立つというより、服の断捨離に悩んでいるみなさんに向けてですが。

「服を捨てたらおしゃれがこんなに「カンタン」に!」
大和書房 山際恵美子著


今年の4月に発売された本なので、まだレビューが少ないですね。

服を捨てたらおしゃれがこんなに「カンタン」に!
服を捨てたらおしゃれがこんなに「カンタン」に!

まずは目次をざっくり紹介します。

【目次】
1 「クローゼット」を見直す 「おしゃれの引き算」レッスン
(「全部広げる」はNG!洋服断捨離のシンプルな方法/驚きの断捨離術で「不要」な服が激減 ほか)
2 「買い方」を見直す 「買ってはいけない服」を知る
(「そこそこなもの」は買わない/靴に一番お金をかける ほか)
3 「自分に似合う」を見直す 好き&似合う服はこれ!「自分軸」スタイルの見つけ方
(「自分の好きなスタイル」を確認しよう/「なりたいイメージ」を明確にする ほか)
4 「コーディネート」を見直す 大人のおしゃれは「3パターン」でいい
(ここがポイント!似合うボトムスの見つけ方/ベースカラーを決める ほか)
5 「バランス」を見直す おしゃれ上級者に見える「8:2の法則」
(おしゃれ度アップの「甘辛バランス」/ベーシックと流行のかけ算 ほか)


何度も書いていますが、私は服の選び方については今までも「自分なりの基準」がしっかりあるので、そんなに悩んだことはないのです。
この本に書かれていることも、”ほぼ私はやっていること”という感じですが…。

実際に私がやっている内容を書こうと思うと、かなり膨大な文章になるので、このブログでそれを全部書いたことはないのです。
しかし、この本には
「私が伝えたいと感じているエッセンスのほとんどが書かれている」
と感じました。

「服を買うなら、捨てなさい」とこの本は、主張の方向はほぼ一緒なのですが、こちらの本のほうが、より具体的に「どこで何を買うべきか」というところまで書いているのです。

そして、著者自身のコーディネイトも載っているのですが、確かに
「少ない服でもオシャレにできる、見本のような感じ」
です。
著者は昨年の時点で61歳と書いている記事がありましたが、そんな年には見えないですし、実際着ているのも40−50代くらい向けの服なんですよね。


私は、正直、ミニマリストで服を公開している方のほとんどは
「確かに服は少ないけど、これでオシャレと言えるの?
みんな同じような感じに見えるし、ちょっと地味すぎるかな」

と感じることが多いのですが…。

すごくアイテムが少なくてもオシャレな方もいますけれども、それはごく少数ではないでしょうか。

しかし、この著者はさすが「ファッションエディター」だけのことはありますねえ。
選んでいる服が、ベーシックなようで「ひと味違う」のです。
小物でのアクセントの入れ方も、さすがに上手いです!


こういうアイテムを選べばいいのか〜、なるほど、と感心します。


この著者は
「大人のおしゃれは、すべて”3パターン”でいい」
と言っています。

たとえば、靴ならワンシーズンにつき3足ずつ。
「エレガント」「カジュアル」「遊び」
がそれぞれ1足あればいい、というのです。


ただシーズンをまたがって兼用する靴もあるので、合計が「12足」というわけではありません。
1シーズンの間にはく靴が「3足」ということですね。

洋服のコーディネイトも「1シーズン3パターンずつ」が基本です。

そして、それぞれのアイテムの選び方も、どこにポイントを置いて選んだらいいかも書いてあります。
パンツなら、ヒップを基準にしなさい。スカートは、自分に似合う丈とシルエットをどうやって探すのかとか。
アイテムの色選びについても書いてあります。

私が服を減らす過程で考えてきたこととほぼ同じようなことが、この本ではかなり具体的に書かれていると思いました。

著者のブログでもいろいろ紹介されています。
「山際恵美子 オフィシャルブログ」



ただし…、この本に載っているものはみな、それなりのお値段のようです。
そこはなかなか、真似しづらいところですが…
基本的には「働いている女性向け」のアイテム想定ではないかと思います。

靴は「2万円の靴より、5万円の靴を買いなさい」と書いていますが、いやいや、2万円でも高いほうですって。
働いている女性ならがんばれば買えるかもしれませんけど、一介の主婦には5万円の靴を買うのは難しいですよ。
それだけ投資して、万が一合わなかった時にはダメージが大きすぎます(^_^.)

この方は今までいろんなモノを見てきて、目が肥えているので「高くて長持ちするアイテム」を選べるのでしょうけれども…
今まで数千円とか1万円くらいの靴をはいてきた人には、5万円の「自分に合う」靴はなかなか選べないですよね。

まあ、そもそも、この方が働いているファッション界と、
私みたいな「ほぼ、カジュアルしか着てない」(周囲の人もほぼそう)みたいな世界では、選ぶアイテムも金額も違って当然ではないかと思いますが。

この著者の、仕事以外のプロフィールは本やWebに紹介されていないので全くわかりませんが、私が見た限りは「現在、同居したり生計を一緒にしている家族がいるようには見えない」のです。もし家族がいたとしても、もう独立しているような年齢ですしね。
「家族に時間が取られる」とか「やりくりしなきゃ」というような空気は全く見えません。

そういう意味では、フツーの主婦にはちょっと参考にしづらい、金額やブランドの想定ではあります。


でも「そんなに高い服を買うのは無理」という方でも(私だって無理です)
手持ちの服をどうやって減らせばいいのか、使えるアイテムの選び方、アクセントのつけ方、などなど、
かなり参考になる内容だと思います。


あと、この著者も書いていますが、お洒落に見えるかどうかって…
ただ、自分に合っているアイテムを選ぶというだけではなく
「ハズシ」が上手く行っているかどうか、
「抜け感があるか」
にもけっこうかかっているように思います。

プチプラアイテム中心でも、少ない服であっても、自分の体型や肌の色に合う服を選んでいさえすれば(←ここはかなり重要なのですが)
あとは、効果的に小物が使われていたり、着こなし(袖をまくって手首を見せるとか)が上手くいっていればオシャレに見えるんですよね。

もちろん、上質な服を厳選して持つに越したことはない、のだと思いますが…
普通は、いきなりそこまではたどり着けないのではないかと。


なので、紹介されているブランドや金額は参考程度にするにしても、この本には
「どうやったら自分に合う服が選べるのか」
「どう着こなせばオシャレに見えるのか」
の具体的な方法がわかりやすく書かれています。

ここまでわかりやすく「少ない服でオシャレ」にする方法を、
”本当にオシャレな人が指南している本”はなかなかないのではないでしょうか。


「服を減らしてお洒落にしたい」人に、一押しの本です!


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