境内に、いわゆる「社務所」のようなものがあったのですが…
「お守り等が必要な方は、玄関のインターホンでお知らせください」
と書いてあったので…インターホンを押しに行こうとしたら、玄関から、さっきお参りしていた男性が出てきました。ここの信者さんのようです。
ちょうど中に職員?の女性がいたので、「お守りが見たいのですが」と言って、見せてもらいました。
あまり、ここのお守りを見る人はいないようで…(ふだんはここは閉まっているようですから)
すべての物が、少しずつ埃をかぶっていました(^^;
職員の方も「色褪せていてすみません、あまり出さないもので」と言いながら、埃を払っていました(笑)
お札とかお守りとか、それなりに種類があったのですが…
私は一番右に置いてあった「富士山天拝鈴」(2000円)が気になりました。
これ、きっと八合目の天拝宮でも売っているものなのでしょうね。
職員の方が
「富士山登拝(とはい)の時には、みなさんこれを腰につけて歩くんです」
と、説明してくれました。
富士講の人たちは、富士山に登る時には「白装束」で「金剛杖」を持ち、
「六根清浄お山は晴天」
と、唱えながら登るのです。
→富士山登拝
この鈴、私は登山の時にリュックにつける「熊鈴」代わりにできるかな?と思って…、買ってしまいました。
(富士山には、熊は出ないですけど…他の山ではそういう感じで使えるかなと)
この鈴は、風鈴のような、澄んだ高い音がします。
そしてもうひとつ…、ちょっと珍しいのが「おふせぎ」(300円)という護符です。これも買いました。
富士講の開祖、「角行」が仙元大菩薩より授かったものだそうです。
江戸の町に「つき倒し」(コレラ)が流行った時のことですが、角行がこの「おふせぎ」を庶民に授けたのだそうです。このおふせぎ(紙ですが)を飲むと、コレラが治ったのだとか。
おふせぎの包んである紙です。説明が書いてあります。
これがその「おふせぎ」です。
上の写真の包みの中に、この紙が3枚入っていました。漢字の「参」がいっぱい書いてあるのは何の意味なのか…。
この職員の方に、扶桑教と浅間神社の関係を聞いてみたのですが…、私が知っている程度の話しか、わかりませんでした。
他にも富士講のことやら角行や身禄のことなども説明してくれましたが…、それは、ほとんど知ってました(^^;
というわけで…この日は「松原のお冨士さん」を、十分満喫してきたのでした。
ところで…、全然別の話なのですが…
明大前には、「武道鈴木」という武道具屋さんがあるというのを思い出しまして。以前、「壮年剣士」SG先生から「ここは竹刀が安いので買いに行く」と聞いたことがあったのですよね。
なので、このお参りの後に寄ってみました。
かなり路地の奥にあるのですね…
一通り店内を見ましたが、特に今買うものがあるわけではないので、買い物はしなかったのですが…店内に飾ってあった、剣道の区民大会の写真を見たらば…、
あれ?この写真に写ってる人、知ってる!?
そう、それは…、ちょっと前にTS会の稽古に来ていた、TNさんだったのです!
→母だけの剣道日誌(90)TS会の稽古で…小手、入りました!
私は人の顔を覚えるのが苦手なので、写真で顔を見ただけだったらわからなかったと思うのですが…、
TNさんの垂ネームに書いてある、所属団体の名前が特徴があったので、覚えていたのです。TNさんが所属している団体が、ここの「武道鈴木」の区内だったのですね。
TS会のYB先生が時々その団体に行っていて、TNさんが住んでいるのはTS会の近くなので、TS会に来ていたのでした。
まさか、こんなところで知っている顔を見るとは。
剣道界って、狭いな〜と思いました(笑)
それだけなんですけど…、
「「松原のお富士さん」に登ってきました。」の話は、これで終わりです。
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