2019年09月27日

高機能自閉症の長男が「普通以上」に成長するまで。(その9)中学2年…「通級」は、とても役に立ちました。(中編)

高機能自閉症の長男が「普通以上」に成長するまで。(その8)中学2年…「通級」は、とても役に立ちました。(前編)  より、続いています。

まずは、本日の一枚です。
昨日に引き続き、朝の公園から。絹で作った真綿のような雲ですね。
IMG_7998_1.JPG

さて、本題です!

前回に引き続き、通級の授業内容についての説明です。
(長男が通っていた通級の内容です)

「作業」
調理実習、アイロンかけ、木工など。内容的には家庭科や技術ですが、生活力と高めるという意味と、手作業が上手くできるようになるための授業です。調理実習などは共同作業でもあるので、協調性をつける意味もあるのでしょう。

「感覚」
資料には、「認知特性について理解し、調整する力やボディーイメージを育てる」とありますが…これだけだと何のことやらですよね。
発達障害の子は、五感のどこかが鋭敏だったり(光をやたらまぶしいと感じたりとか)、鈍かったりすることが多いので、それを補うためのものなのでしょうか。

長男が実際に授業で行った内容の「指導記録」が残っているのですが、それでやっている「感覚」授業の内容は…

「リズム遊び@」
回りながら肩たたきとあります。(何を回るのか?実際はどうやるんでしょうか…)
相手にリズムを伝える。(二分音符、四分音符)
「リズム遊びA」
音や力の強弱をつける
リズムに乗ること
音や触った感じを表現する

とあります。Aのほうは、何で音を出していたのかはよくわかりませんが(^^;

同じ「感覚」の授業で、もうひとつ指導記録に書いてあったのは
「指の強化プログラム」というのがありました。
肩もみ、鉛筆あやつり競争、シンクロ文字ゲーム とあります。
「鉛筆あやつり競争」というのは、鉛筆で丁寧に文字を書いていたみたいですが、詳細は不明です。

こういうゲーム感覚の訓練はけっこう多かったようですね。

「SST」(ソーシャル・スキル・トレーニング)
資料には「コミュニケーションの力やソーシャルスキル、ライフスキルを育てるためにロールプレイや話し合い活動、発表活動を行う。」とありますけど、やたらカタカナで説明するのはやめてほしいですね(笑)

通級に来ている子は、人とのコミュニケーションに難がある子がほとんどなので、実際のコミュニケーションのやり方を教えたり実践したりする授業があるのです。

通級の最初は「自己紹介ゲーム」を必ずやるそうです。
自分の自己紹介の内容を、箇条書きで5つ作り、その中のひとつは「嘘」を書きます。
それを紹介された他の生徒が、質問をしながらどれが嘘なのかを見破るというものです。質疑応答があるから、普通の自己紹介をするより盛り上がるみたいですよ。


また「アンゲーム」というのもありまして…
いろんな質問が書かれているカードを引いて、その質問に対する答えをみんなの前で発表します。
「お休みの日は何をしていますか?」「友達とケンカしたときにどんな気持ちになりますか?」のような、いろんな質問があるようです。

このアンゲームをやるときの注意点として
「人の話をしっかり聴くこと」
「表情を見る、共感する、自分の意見を言ったり相手の意見を聞く」

ということが書かれていました。


あとは「職員室入退室練習」とか。
こういうのも苦手な子は苦手なので、少人数の場で練習できるのはいいですよね。

「自立」
自分の好きな本を紹介して、より多くの人にその本を読ませたいと思った人が「勝ち」となる「ビブリオバトル」をやっていました。
また、学校生活のルールについて考えて話し合ったりなどもあったようです。

「その他」
日常生活の中で自分の課題を意識し、自己管理できるようにする。得意なことや苦手なこと、特性などの自己理解を深める。学習上の困難を改善するための指導を行う。とあります。

長男の場合は、片付けが苦手だったので、どうして散らかってしまうのか、それがどうすれば改善できるのかなどを先生に相談しながらまとめて、それを家でも実践するように言われていたようです。
実際に改善策を実行できたのはごく一部でしたが(笑)、自分にどういう問題があるのかを把握したり、改善するときの考え方の道筋などを教えてもらうことは役立ったと思います。

あとは、苦手な教科の学習をするにあたって、どういう風に進めていったらいいかなどのアドバイスをもらったりもしていました。
入試が近くなってきた時期は、進路相談もありました。

この他にも、個人の課題に応じて、柔軟にいろんな指導をしてくれていたようです。

生活上の改善って、親に言われてもなかなか聞かない子でも、先生に言われたり、生徒同士で話し合ったりしたことだとすんなり聞いたりしますよね。そういうことも授業の内容にあるのがいいなと思いました。

長男も、他人(クラスメイトや友達)とのコミュニケーションには、それまではいろいろ難があったわけですけど、こうやってゲーム感覚でいろんなことを考えたり、人の意見を聞いたりしたことは、コミュニケーションの力をつけるのに大いに役立ったと思われます。

通級の話、次回に続きます!


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posted by はなずきん at 05:43 | Comment(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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