2007年08月18日

自然なお産(その2)

(前回よりの続き)
しかし実際に長男を産んだ時は、私の意に反して「全く自然ではない」お産になってしまいました。
いわゆる「微弱陣痛」というもので、陣痛が始まってからなかなかお産が進まないのです。
陣痛の合間に休めとよく言いますが、私は陣痛が来ている時に横になっていると苦しくてしょうがなかったので、横になることもできませんでした。
しかも2人ついていたうちの1人の助産師さんが新米で、介助がとっても下手でした。陣痛の時にさすってくれるのですが、それが痛くてしょうがありません。ダンナのほうがまだ上手だと思ったほどです。

また、陣痛の起きている時に医者や助産師さんが産道に手を入れてどのくらい子宮口が開いているかを触診するのですが、ただでさえ陣痛の最中で苦しいのに、私が一番苦しい「仰向け」の姿勢を強要されたり、触診そのものも痛くてたまりませんでした。

なんとか子宮口が全開になってからも、赤ちゃんはなかなか降りてきません。
前日たまたま寝不足をしていて体力がなかったこともあり、私は陣痛開始から一日足らずでネをあげてしまい「陣痛促進剤を使ってください」と言ってしまったのです。
ところが、陣痛促進剤を使っても陣痛は強くなりませんでした。
そのうちおなかの中の赤ちゃんがうんちをしてしまい、羊水が濁ってきたため急遽吸引分娩をすることになりました。

吸引分娩…というと、膣の中に器具を入れて吸うだけだろう、と思いませんか?
私の場合、分娩台の上でいきんでもさっぱり出てこなかったので、私の上に男性の医者が(下半身のほうを向いて)馬乗りになり、胎児の入ったおなかを「ポンプで押すような勢いで」ふんふんと押されたのです!
「声を出さないで」とか言われましたが、そんなこと無理です!

それで無理矢理赤ちゃんは押し出されてきました。
会陰切開もされたものの、ほとんど無意味というか…それ以上にビリビリに裂けて大量に出血しました。あんなスゴイ勢いで出てきたら当たり前だと思いますが…。
立会いしていたダンナいわく「それはもうスプラッタな光景だった」そうで。「血に弱い人なら卒倒するかもな〜」と言ってました…。そのわりには、1か月検診の時は傷はキレイに治っていたらしいのですが。産道の回復力ってスゴイんですね…。
おかげで?1リットル以上も出血して(出血多量の部類です)、産後はぐったりしていて一日くらいはろくに食欲もありませんでした。
その時は「やっと終わった…」とほっとしましたが、まるで自分が産んだ感触がないお産でした。

今思うと、陣痛が始まってすぐ病院で安静にしていたのがよくなかったのだと思います。
それではお産が進むわけがありません。
お産が進まないのには理由があるわけで、そんな時に陣痛促進剤など使っても意味がないのです。そのせいで赤ちゃんも苦しくなってうんちをしてしまったのではないかと思っています。
病院で受けた処置は「間違いだらけ」だったわけですが、その時はそんなことはわかりませんでした。

そして産んだ後も、私は母乳の出の悪さと長男のおっぱい飲みの下手さに悩まされることになります。
出血多量だったうえにもともと出が悪い体質で(私の母もそうだったようです)、私のおっぱいは退院時にやっとにじむ程度にしか出ていませんでしたが、それにしても病院ではかなり早いうちから(もちろん母親の同意など得ずに)勝手にミルクを足されてしまいました。ここは母乳推進のはずなのに…。
また母児同室ではありましたが、添い寝ではなく母親のベッドの隣にベビーベッドがあるだけで、授乳の時は夜だろうが起きてイスに座ってして、またベビーベッドに赤ちゃんを戻していました。
病院ではよくあることですが、今思うと「なんで赤ちゃんに添い寝させてくれなかったの」という感じです。寝ながら授乳できたら母親も楽だし、いつも横に赤ちゃんがいると愛着もわくし、授乳のタイミングもわかりやすいのです。
助産院では当然のように同じ布団に寝ていて、それがとても幸せでより赤ちゃんをかわいく思えました。

産後の病院のおっぱいケアも頼りにならなかったので、専門の母乳相談室に通ったりしていました。
私はなんとしても母乳で育てたかったのですが、現実は「ミルク9割、おっぱいはおしゃぶり程度」になってしまいました。
母乳にとっていいと言われることはなんでもやった、というくらい私は母乳にこだわっていたのですが、どんなにがんばっても長男の「飲み下手」は治らず、甘えるためにおっぱいをくわえてくれるだけでいいや…と開き直れたのは半年以上経ってからのことでした。

初めての子でよくわからなかった、ということもありましたが、事前にいろいろ調べていたわりには長男のお産は本当に後悔だらけでした。
次は絶対に病院では産まないぞ、と思ったものです。
(次に続く)
posted by はなずきん at 23:33 | Comment(0) | 妊娠、出産、育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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