2005年05月21日

間違いだらけの花選び(前編)

私はハンドルを「はなずきん」としているくらいなので、花が大好きです。
専門的に勉強したわけではないし、花屋で働いたことがあるわけでもないのでそんなに詳しいわけではありませんが、花を買う時にはかなり吟味してから買います。
自分で言うのもなんですが、花選びのセンスはあるほうだと思います。
が、自分でアレンジしたりすると、全然たいしたものができないのですが…まあ見る目と創作する才能は別ってことで(笑)。

日本の大半の人にとって少し前までは、花というのは「お客さんが来た時に飾るもの、送別会などであげるもの」のような定型的な使われ方しかされていませんでしたが、最近は「日常使いで花を楽しむ」ことがわりと一般的になってきたように思います。
普通の人が読む花の雑誌も出ているし、雑貨屋で花束を売っていたりもします。
そういう傾向は喜ぶべきことなんですが、私は常日頃非常に不満に思っていることがあります。それはこんなご時世になってからも「花屋も、花を買う人も花の選び方に無頓着すぎる人が多い」ということです。

まあ、花に興味がほとんどない男性は仕方ないとしても…ふだんおしゃれやインテリアに気を遣っていて、花をもらうと嬉しいという女性ですら、花を選ばせると「ええっ、そんな昔っぽいダサい花束を買うの?」と思ってしまうことがたびたびあります。
私は結婚して子供ができる少し前まで会社勤めをしていました。会社では退職する人がいる場合に送別会で花束をあげたりしますが、花選びを他の人にまかせた場合に、できた花束を見て「うん、よし」と思ったことがほとんどありませんでした。

花にもTPOってあると思うんです。あげる相手の年齢、性別、雰囲気、あげる用途などを考慮してそれに合うものをセレクトするべきだと思うのですが、だいたい用意されてくるのは画一的な華やかっぽい花束ばかり。
ごく普通のバラやカーネーションにかすみ草とか、どっかーんと胡蝶蘭が入っていてけばけばしい色合いのものとか、やたらパステル調でかすみ草いっぱいのかわいらしすぎる花束とか。
確かにバラや胡蝶蘭が入っていれば花束の値段は上がりますが、それが入っていればいいというものではないはずなんです。

私も今まで人から何度も花をもらったことがありますが、申し訳ないけど…センス的に満足できるものは、その中の一割くらいしかありませんでした。
もちろん花を贈ってくれるという気持ちはとても嬉しいのですが、どうせもらえるならより美しいものをもらいたい、と思ってしまいます。

そういう「ちゃんとした花選び」ができないのは、日本の生活において「自分で花を選んで飾る」ということが日常的に行われていないからかもしれません。
でも、何より問題なのは「おしゃれな花を売っている花屋がとても少ない」ということなのだと思います。
私は花屋があると必ずのぞいて商品チェックをしてしまいますが、100軒あったとしたら「これは全然ダメ、話にならない」というのが70軒。「まあこのくらいならいいかな」というのが25軒。「うん、なかなかいいかも」というのが5軒。…というくらいの比率でしか、まともな花屋がないんです。

都心のほうにはまあまあおしゃれな花屋がありますが、それにしても高すぎる!というところもまた多いんです。
店のつくりはおしゃれでも、アレンジを作る腕が全然ダメなところもたくさんあります。特に都心にはそういう「エセ花屋」さんも多いので注意しましょう。
花はどんなに美しくても短期間で枯れて消えてしまうものですから、それなりにお手ごろな値段で買えないといけないと思うんです。花は珍しいものばかり置いているけど、予算3千円だと貧相な花束しか作れない、というのでは「普通の人は使えない」のではないでしょうか。

私の「おめがね」にかなう「センスとコストのバランスが取れた」花屋は本当に少ないです。
ここで買ったら間違いない!と思うのが、下北沢にある「花弘」
私の生活行動半径内(かなり範囲を広げて言っています)では、私が全面的に信頼している花屋というのはここしかありません。ここなら、たとえ私が行けなくて誰かに選ぶのをまかせても、そんなにハズレはないと思っています。
私が住んでいる聖蹟桜ヶ丘の駅近辺には4軒の花屋がありますが、これならという花屋は1軒もありません。「まあ許せないことはないか」というところが1軒あるのみ。
花のセンスのいい義母に花束をあげる時には、うちの近くの花屋で買うのはとっても気がひけて、少々遠回りでも下北沢に寄って買うことが多いです。

(長いので、明日の後編に続きます)
posted by はなずきん at 03:45 | Comment(0) | インテリア、雑貨 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: