ぼちぼち、アイスコーヒーも飲みたくなる季節でございます。
ちょっと、間が空いてしまいましたが…
珈琲と、私。(その8)私のこだわり淹れ方ポイント。【D淹れ方編】
の、続きで、アイスコーヒーの淹れ方を書きたいと思います。
基本的な淹れ方は、ホットコーヒーと同じなのですが…豆の種類と、抽出する量がちょっと違う感じでしょうか。
細かいところは、ホットコーヒーの淹れ方も参照してください。
@珈琲豆を料理用ハカリで計ります。
アイスコーヒーを淹れるには、一般的には、味がしっかりと出る深煎りの豆が適しています。
ホットもアイスも、飲みたい量が同じなら、必要な豆の量も同じです。ただし、氷で薄まるので、倍の濃度で抽出することになります。
一般的に、アイスコーヒーが出てくるグラスというと…だいたい、200cc程度の水が入るコップ1杯分であることが多いと思います。
それに氷を入れることを考えて、最終的に150cc程度のアイスコーヒーを作ればいいわけですが…
お湯を氷に注ぐため、薄まるわけで…実際に抽出するのは、75cc程度ということになります。
ホットコーヒーを淹れる場合、抽出量150ccに対して豆の量は「10グラム」を使っています。
アイスコーヒーの場合、1杯に対して、豆の量は「10−15グラム」くらいが適正だと思います。私はカフェオレにすることもあり、15g使っています。
ただし、2杯分を一緒に淹れる時は、10グラム×2=20グラム にはならないのです。
2杯の場合は18グラム、3杯の場合は24グラムにします。
A珈琲豆を挽きます。
お手持ちのコーヒーミルで分量の豆を挽いてください。
「挽きたての粉を使う」のがおいしく淹れる最大のポイントなので、いっぺんに何日分も挽いておいたりしてはダメですよ!
ハンドドリップで淹れる場合、豆を挽く時の粉の大きさの調節は「中細挽」にしてください。
Bコーヒーポットで、お湯を沸かします。
Cドリッパーをセットします。
1杯分をコップに直接抽出するやり方は…
抽出するグラスに氷をたっぷり入れて、ドリッパーを乗せます。ペーパードリップの場合は、紙をセットします。
ドリッパーに、Aで挽いた珈琲の粉を入れます。
粉を入れたら、表面を平らにならしましょう。
表面が斜めになっていたり、でこぼこしていると上手く抽出できません。これは、けっこう重要ポイントです。
2杯分以上をサーバーに抽出する場合も、同様にサーバーに氷を入れておき、ドリッパーを乗せます。
D沸かしたお湯を、冷ましてから、珈琲豆を蒸らします。
珈琲を抽出するのに最適な温度というのは、諸説ありますが…
私は「85度」が適切だと感じています。カフェなどは90度くらいで淹れていることが多いようですが…。
お湯を沸かしたコーヒーポットの蓋を開けて、温度計を入れて、90度くらいになるまで冷まします。
理想をいえば「常に85度」でやりたいところなのですが、そこまで温度管理をするのは難しいので、私は90度になった時点で「蒸らし」のお湯を注ぎます。
蒸らし、というのは、ドリッパーに入っている珈琲豆(粉)全体に行き渡るように、お湯を注ぐことです。中心部から外側に向かって、小さい円を描きながら注いでいきます。あまり勢いよくお湯を入れるとせっかく平らにならした粉が乱れてしまうので、丁寧に入れましょう。
蒸らしの時は、ほんの少し下からお湯が垂れる程度の量のお湯を入れると良いでしょう。
全体にお湯がいきわたったら、お湯がしっかり粉に吸われるまで30秒ほど待ちます。(あまり長時間置くのも良くありません)
Eいよいよ抽出です!
コーヒーポットから、少しずつお湯を注ぎます。この時点で湯温が85度だといいと思います。コーヒーポットの蓋を開けて置くと温度が下がりすぎてしまうので、私は蒸らしの時点からはもう、温度計は抜いて蓋をしたままです。
お湯を注ぐ時は、まずは中心部から小さな円を描くようにして注いでいきます。豆の鮮度がいいと、ある程度注いだら中心がふくらんできて、ドームのように膨らみます。
鮮度が良ければよいほど、こんもりと膨らみます。(正確に言うと、焙煎して3日目くらいがもっともいい感じになります)
この「ドーム」を常に保ったままにするのが、抽出のお湯の注ぎ方のポイントです。
ドームの中心に、お湯をほんの少しずつ、垂らすように、注ぎ足していきます。ドームが盛り上がりすぎて壊れたりしないよう多すぎず、ヘコミ過ぎないよう少なすぎず…、ここが、最も神経を使うところです。
ぐるぐると小さな円を描きながらお湯を注ぎますが、ドリッパーに接している部分にはお湯をかけないようにします。
この動画がわかりやすいでしょうか。(これはホットコーヒーですが)
これは、私よりも抽出時のお湯を注ぐ勢いが少し強いですね。もっとぽたぽたと垂らす程度に注ぐ人もいます。
抽出された珈琲の液体が、グラスに入っている氷に当たって、薄まります。
ホットなら150cc程度出すわけですが、その倍の濃さ…つまり75ccを出した程度で、抽出を終わります。
それで200ccのグラス1杯程度のアイスコーヒーができているはずです。
ここでも「ドームを保ったまま」、ドリッパーをコーヒーサーバーから外すのがポイントです。注いだお湯が出切ってしまう(ドームがへこむ)と、エグ味が入ってしまいます。
ドリッパーからまだポタポタと珈琲が垂れているので、流し台の近くなどでやるか、ドリッパーを置くお皿やカップなどを用意しておくといいでしょう。
これで、無事、おいしいアイスコーヒーが入りました!
私はアイスカフェオレにすることが多いのですが、その場合は少なめに(つまり濃い目に)アイスコーヒーを抽出して、あとから冷たい牛乳を足しています。牛乳を入れたい量に合わせて、抽出する量を調節しましょう。
最後に、本日の一枚です。
最近、ウッドデッキで珈琲を飲むことが多くなりました。
ひさしぶりにお気に入りのアウトドアチェア、スノーピークの「ローチェア30」を出してきましたよ…。
やっぱりこの椅子、座り心地いいわ〜。
コロナで暇な今日この頃、ウッドデッキでぼーっとしながらゆっくり珈琲を飲むのが、わたくしの日課になっております。
そして、日差しが強くない日は、ハンモックでぼーっとしてます。(ハンモックを吊るすと、可動式の屋根が下せないので暑いんです…)
こんなにぼーっとできる日々も…そうそうないんじゃないだろうかと…、(笑)
緊急事態宣言もあと1か月延びたし…、今はこの休暇を満喫しましょうかね…
でも、体重が増えてヤバくなりつつあったので…最近はランニングだけでなく、ご近所ウォーキングもできるだけ毎日するように、心がけております(笑)
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