高所恐怖症だったらしい次男が
「早く東天狗岳の頂上から降りたい」
というので、宿泊地である黒百合ヒュッテに向かいます。
東天狗岳から降りる道。
なんかものすごいとんがった岩が見えますが、この岩の上を通るわけではありません(笑)
東天狗岳を降りて、頂上付近を振り返ったら、まだ主人がいました。
やっぱりこのあたり、けっこうな切り立ち方ですよね〜(汗)
主人の左のほうに見えるのが、前回娘が登ってた「断崖絶壁岩」ですよ(笑)
東天狗岳から15分ほどで、中山峠と黒百合平の分岐点に到着しました。
最終的には黒百合平に行くのですが、そちらは道が「かなり険しい」と聞いたので、まずは中山峠方向に向かいます。
ここから黒百合ヒュッテは、いちおう、見えるのですが…、
遠い、遠すぎますよ〜!?

登山地図だと、ここから1時間くらいで着くと書いてありますけど…
いや、それは無理じゃないですか〜??
そして、ここから先は、まるでアスレチックコースのような岩場が続いていたのですよ…、
こんなの↓はまだいいほうで…、

もっとすごい岩場の連続だったんですけど、足元が不安定だったので、写真は撮れてないんです(^^;
東天狗岳から50分くらい歩いたところで、もううんざり、ぐったりしている娘です。
この時点で14時くらいだったのですが…
朝早くから行動していたので、もうみんな、眠いわ、足は疲れてくるわ…、
私も足が疲れてきていて、踏ん張りがきかなくなっていたのですが、岩場だけに気を抜けず…相当、慎重に足を運んでいました。
私は登りはいいけど、下りはちょっと苦手なのですが…、この時も家族の一番後ろにずっといましたね。
今年の富士山では、ほぼ疲れ知らずだったワタクシもですね…、
「今、ここで切り返ししなさい」
と言われたら、「無理です!」と言ったでしょう(笑)
(誰もそんなこと言わないですけど…)
※私の「体力が残っているかどうかの基準」は、「今ここで(剣道の)切り返しができると思うか」です(笑)
絶対、富士山よりキツかったですから…、
この日の、前半の急斜面の連続&後半の岩ゴツゴツのロングコースは!(^^;
中山峠まではほぼ下りだったのですが、岩場だけに運動量が多くて暑くて、汗をだらだらかきながらの行程でした。結局、この日のスタートからゴールまで、一人当たり500mlペットボトル4本(つまり2リットル)くらいの飲料を飲みました。
もはや疲れきってネガティブモードに入ってしまった次男は
「なんだよこの道〜、どこまで行けば山小屋に着くんだよ!
こんな旅行、来なければ良かったよ!
もう、帰るわ〜!(←無理)」
と、グチグチ言い出しました…、
(次男は、疲れてくるとよくこういうことを言い出します!(笑))
途中で、行程の長さに嫌気が差した娘と次男は、座り込んで休憩するついでに寝てしまいました。
私も足が非常に疲れていて、このまま歩き続けるのは困難な気がしたので、一緒に休みました。ふくらはぎがパンパンだったので、登山靴を脱いで足のマッサージをしていたのですが、足の変な場所(ももの外側の筋肉)がつってしまって痛かったです(^^;
ここで私と子供たちは、15分くらい休んだでしょうかね〜。
そして東天狗岳を登るまでは疲れていたはずの主人は、この時は案外元気で、休憩していた私たちより先に行ってしまいました。下りだったからでしょうか?(登りが極端に苦手なんですよね、主人は)
なんか、この日は場所によって「ダメな人」が入れ替わってましたね。(笑)
ある人が得意なところは別の人が苦手という感じだったので、ある意味、足の引っ張り合いをしていたというか…(笑)
それぞれの得意なところは自分のペースで行っていれば、ここまで全体の行程は遅れなかったかもしれません。
しかし初登山のコースなので、勝手に先に行くわけにもいかなかったのですよねえ。
このコース、こんな岩場の連続が続いていたのですよ…、
ずっと、岩から岩へと渡り歩かなければならないのです。
たま〜に、こういう木道があったのですが…岩場じゃないと、超ほっとします(^^;
14時30分頃。歩き始めて1時間ちょっと経っています。振り返ると、東天狗岳がちょっと遠くなっていましたが…、
写真で見えているのは東天狗岳の山頂ではなくて、その手前にある「天狗の鼻」という部分のようです。
14時43分頃。なんか、普通の道になりましたよ!超、楽です!
14時45分、やっと中山峠に到着。
この正面の「みどり池」に行くのが、本来の宿泊地、しらびそ小屋に行くコースなのですが…
岩のゴツゴツっぷりと傾斜が、半端なさそうですよ!?
これからここ降りて1時間以上歩くとか、やっぱり無理ででょう〜(^^;
14時50分頃、ようやく黒百合ヒュッテに到着です!
黒百合ヒュッテに到着したのは、東天狗岳を出てから約1時間40分…
標準コースタイムの1時間は、相当オーバーしていました。
(途中ちょっと、寝てたせいもあるんでしょうが)
東天狗岳から黒百合ヒュッテにかけてが、今回の登山の中で、一番キツイ行程でした。
時間的にはそんなに長かったわけではないのですが…
すでに疲れていたので、非常に長く感じた、道のりでした…、
(つづく〜)
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