今年に入ってから、私のブログの記事は「山関係」がメインで、剣道の記事はほとんどありませんでしたが…
やっぱり、どこか「飽きて」「心が離れて」いたから、書きたいことがなかったのでしょう。
「やめたい」と思ってからは、剣道関係の情報はあまり入れたくありませんでした。
今までチェックしていた剣道関係の掲示板やブログも、ほとんどブックマークから消してしまいました。
このブログも…
「最後に挫折してやめちゃう人のブログなんて、ないほうがいいんじゃないの?
辞めてしまったら剣道関係の記事は消したほうがいいのかな」
なんて思ってみたり。
でも、ブログでやめたいという気持ちや、これまで持っていた不満をつづってみたからなのか。
いろんな方からご心配をいただいたり、私がブログを書いていたことに感謝の気持ちを伝えていただいたりしたこともあり。
今は、剣道でやってみたいことや、書いてみたいこともまだありそう…と思っています。
「笑うと免疫力がアップする」という話がありますが。
この「笑う」というのは、「面白かったり、おかしくて」笑うという時だけでなく…
ただ単に「口の端を上げる」という「笑うふり」をするだけでも、効果があるのだそうです。
つまり、笑うふりをすることで、本当に楽しくなることもある?
私とブログの関係は、これに似ているのかなあ、と思ったのです。
私がブログを書く時って「これをブログに書きたい!」という情熱が湧き出て書いていることが多いのですが、それを書くことによってなおさら、その情熱がアップしたりします。
でも、逆に…情熱がなくても「書き始めてから、興味がわいてくる」ということもあるのですよね。
今までも、例えば、全日本剣道選手権の話を書いた時など。
「実際に会場に見に行った時はよく見えなかったけど、ブログにはもうちょっと詳しく書こうかなあ」
と思って、録画していたビデオを分析していたら、書いているうちにいろんなことが見えてきて楽しくなってきて、最初に自分で考えていた以上にかなり踏み込んで書いたことがあります。
→母と子の剣道日誌(255)全日本剣道選手権に行ってきました!(その8)準決勝、西村対畠中。西村選手の「計算」
また、何か面白い話を聞いた時なども「これ、ブログネタにしよう」と思ってさらに詳しく聞いてみたり。
ブログがあることによって、私の興味も広がっているということもあるようです。
また、ブログに書く時って…不特定多数のみなさんにわかりやすいようにと、何度も何度も推敲をするのですが、そのせいか、自分の考えがだいぶ整理されてくるのです。
「あ〜嫌!もう嫌〜!限界!」
とぐちゃぐちゃと思っていたことでも、書いてみると
「私はこういう理由でこれが嫌だったのか」
ということがはっきりするからでしょうか。
自分を俯瞰で見ることができるようになる、というか…。
今回、たくさんの親身なコメントをいただいたhideさんには、本当に感謝しています。
40代後半から未経験で剣道を始めて、いろいろな試行錯誤をしてきたhideさんからは、私がどういう稽古をしていけばいいのかという具体的なアドバイスをいただき、やり方を工夫していけば、もしかしたらもう少しは上達できるのではないか、と思えるようになりました。
初心者スタートの大人の孤独感や、剣道界に対する私のいろんな不満を理解して、共感していただけたこと。
そして
「センスがなくても、自分に足りないものをどのように補えばいいのかを考えて努力を重ねれば、その差は埋めていくことができると確信している」
という力強い言葉は、私が前を向けるきっかけになりました。
私がブログに書いたことやコメントに対して、そのたびに説得力のある的確な言葉を投げかけていただいて、なんというか…
「すっごい上手い面を打たれた」
時の「やるなあ〜」みたいな感動を覚えていました。(笑)
(私は面を打たれた時にも感動しちゃうから、強くなれないんですかね〜?)
あっ、これも、「交剣知愛」なんでしょうか!?
戦ってはいないですけど(笑)
コメントのやりとりを通じて、自分の中にあったいろんなことも見えてきて、いっぱい書きたいことが出てきて…
それを書いたおかげで、だいぶ気持ちが整理されてきたようです。
陰ながら心配してくださっていたAY先生にも、ご心配をおかけしたことをお詫びするとともに、心よりお礼を申し上げます。
AY先生のブログを読んで、そんなにも心配していただいていたことが嬉しくて、そして心配していた様子の文章がおかしくて笑ってしまいました。(心配していただいたのに、笑ってすみません!)
そちらのブログで書いていただいたことなので、こちらもブログで書かせていただきます(^^)
※AY先生のブログのブックマークは、消してませんでしたよ!(笑)
他のコメントいただいた皆様にも、感謝しております。
共感や心配のコメントをいただけたこと、本当に嬉しかったです。
「やめたい気持ち」も、当初よりはだいぶ冷静に見ることができるようにはなり…
とりあえず今の会で、続けていく道を模索しようと考えています。
とはいえ、あれほど「剣道を、今の会をやめたい」と思ったのには、それなりの蓄積があったわけなので。
また、あの気持ちがフラッシュバックすることも…あるかもしれません。
これから、どのくらいの距離感で剣道や、今の会に接していくことがいいのだろうか。三段を取った時に、私はどう感じているのだろうか。
まだちょっと、複雑な気持ちも残りながらの模索ですが。
まだ、みなさまが私の駄ブログに興味を持っていただけるのであれば…
これからもお付き合いいただければ、幸いです。
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コメントありがとうございます。どっちの名前で書こうかな〜と思ったのですが…
あんなに逡巡されていたとは知らず。
本当に、ご心配おかけしました。
もし稽古でお会いできることがあれば、徹底的に基本を教えてください!
三段受審までは特に「基本強化期間」にしようと思っています。
去年の年末に袴のことで助けて頂いた者です。
あれから無事に袴も購入出来ました、その節はありがとうございました!
久しぶりにブログにお邪魔してみたら、なんと剣道をお辞めになるなどという記事に遭遇し、ショックを受けていました。
読ませて頂きましたが、武道では『3年稽古するより、3年かけて良師を探せ』という言葉があります。
まさにそのような状況なのでは?と思いました。
私は在米で、近隣に剣道クラブは一つ、車で1時間かけて毎週1回の稽古に通っています。
次に近いところで隣の州ですが車で4時間、同州内では7時間かかる所にそれぞれあります(笑)
そんななので、2時間離れた所から通ってくる人もいます。
それは良いのですが、稽古は週一回、外国人に日本の武道を教わるということで、ここで剣道をやるんだと決意するまで少し悶々としました。
私が剣道をやりたいと思ったのは、外国に住んいるからこそ日本の文化に今一度惚れ直したというか、特に『道』の付くもの、その考え方、先人の次代に伝えるための知恵と究極の技の美しさの結晶である『形』の素晴らしさに気づいたこと、多くの先達が歩み、今も世界中の有志が歩む『剣道』という大きな道を私も共に進みたいと思ったからでした。
というわけで、かなり精神的な部分から入ったんですね。
私は武道は勝負の世界だとは思っていません。
そういう部分もある、という程度で、本来は心の鍛錬だと思うのです。
身体はそれに付いてくる訳です。
今のクラブに入った時に言われました、「週一回の稽古で、教える方にも限界があるので、自分でビデオを観たりして勉強して」と。
他の人も聞けば教えてくれますし、教え合ったりもしますが、正しい手の内や蹲踞の仕方、手ぬぐいの巻き方、防具の付け方など私はユーチューブで学びました(笑)
先生はじっと見ていて、出来ていれば「よし」というだけです。
逆にそれくらい自分でやって来れないやつはいつまでたっても出来るようにならないんだぞ、という無言の圧力かと思います。
全剣連の「剣道指導要綱」を買い求め(これすごく役に立ちます。正しい動きや意味が明確に書かれていて、私のような立場の者には非常に有難い本です!)や剣道に関する本をアマゾンで買って読んでいます。
「勝つための剣道」とか、全く見向きもしません(笑)
それより「心を打つ剣道」などの方がピッタリきます。
私は剣道を始めて6ヶ月です。
やっと4月から防具を全部着けて稽古し始めたばかりだし、これから山あり谷ありだと思うので、偉そうなことは言えないんですが、何より稽古の間、剣道のことのみを考え没頭する時間が気持ち良くて大好きです。
剣道は楽しい!剣道が好き!という気持ちと、「この道を行くと決めたんだ」という気持ちだけで今は進んでいるのですが、壁にぶつかり谷に落ちた時に必要なのはやはり心の強さだと思います。
上記の「心を打つ剣道」の中に『心が強いとは、迷わないこととめげないこと」とあります。
『負け続けても、成長が見えなくても努力を怠らないこと。〜人間の心は時々折れます。〜自分の折れた心と向かい合って原因を見つけて平穏な心にする力こそ精神力の強さであり人間を向上させる基礎ではないでしょうか』
再び剣道を続けていこうという方向に気持ちが向かわれたようで何よりです!
剣道は悪くないです。
今いらっしゃる環境が合わない、好きじゃない、どうにも出来ないのであって、ならば、そこを離れ、やりたい剣道が出来るところを探してみるのもいいのではないですか?
選択肢があるのなら心を決めてしまえば良いだけです。
アメリカで初心者スタートの大人の孤独感満載の私もここで頑張りますよ!
長々とすいませんでした!
P.S. ぜひ「百秀武道具店のウガ店長」の動画をユーチューブで観てください。高校生の時に3段に受からず辞めてしまい、現在リバ剣6段の方なんですが、非常に面白くためになる剣道の動画を作ってくださってます。
いろんなヒントが得られると思いますよ!
言い訳ばかり、と思われるかもしれませんが、コメントをいただいて感じたことを率直に書かせていただきますね。
剣道は「勝つことは目的」ではありませんが、「勝てるための修行」をするのが剣道です。
だから精神的なことだけでなく、肉体もそれについていかなくてはならないのですが、この年だと、鍛えるのにもいろいろと限界があります。
そして知識をつけても、それをきちんと習得するのには、稽古相手と場所がないと難しいのです。
確かに日本には、剣道の会はたくさんありますが…
「初心者スタートの女性ができるところ」はかなり少ないのです。当市でも、初心者スタートの私くらいのレベルの女性は、片手で数えるほどしかいません。
そして「剣道界独特のつながりやしがらみ」などもあって、気軽に会を移れるものでもありません。剣道人口が多いからこそできないこと、というのもあるのです。
初心者スタートの人の割合が圧倒的に少ない日本の剣道界では、私のような者に適切な指導をしてくれる先生は多くはないように思います。
私みたいな「体が全然できていない」人の場合は、剣道の知識だけでは補えないところがあるのです。剣道だけではない、身体の使い方の本などもたくさん読みましたが、なかなか自分に合うものは見つかりませんでした。
ウガ店長の動画は時々見ていて、役に立つと思うことも多いですが…知識と実践には大きな関連はありますが、自分ひとりでは研究して実践するのには限界があります。
今回のやりとりで「これから何を努力すればいいのか」の方向性が見えてきたことは良かったです。
私のような鈍い人には、ひとつひとつの動作や技を丁寧に身に着けていく「繰り返しの実践」がもっと必要だったのだと思います。
今まではそれが見えなかったので、やる気を失ってしまっていたのです。
一回きりの相手を含めたら、トータルでは数百人の人と稽古や試合をしたことがあると思いますが、ほとんど「私のほうが下手」と感じることばかりだったのです。
「負けることが嫌」なのではなく「勝つ技術がいつまでもつかない自分」が嫌になっていました。
「心を強く」と思うだけでは、なかなか難しいこともあるのです。
今までは、前向きなことを書いていることが多かったのですが、こういう気持ちになって剣道をやめてしまう人もいるのではないかと思い、あえて弱音を吐いてみました。
「剣道はじめました」さんも、長い期間続けていくと、今私が言っているようなことも、少しわかっていただけるのではないか…と感じました。
アメリカでの剣道は、日本とは全く違う制約や不自由、そして自由があるのではないかと思いますが…末永く剣道を続けられるよう願っています。