→陣馬山、なめてました…(その3)いよいよ登山開始!
主人は当日、具合が悪くなってしまい行かなかったのですが…
この時の登山は、えらく大変だったのです。
この頃はまだ、主人は登山を始めたばかりで全然体力もなく、私や息子たちには「楽勝」だった高尾山でひーこら言っていたので…。
「こんなに大変だったら、お父さんは来られなくてかえってよかったかも?」
と家族で言い合っていたのです。
今年の春に、夏のリベンジ富士登山に備えていくつかの山を登ったのですが、この時行くのは私と主人だけだったので、主人が行っていない山がいいだろう…ということで、6月の半ばに陣馬山に行くことにしたのです。
その直後はブログに書く暇がなくて書かなかったのですが…
なんで今頃、そのことを書くことにしたかというと、この時の登山は
「前回登った時より、全然楽だった」
からなのです。
昨年の陣馬山登山のブログは、今でもけっこうアクセスがあるので、
「陣馬山ってそんなに大変なの?」と思われたままでは…
ということで、その言い訳としてちょこっと書くことにしたのでした。
同じ山なのになんで「前回は大変で、今回は楽だったのか」というと…
いくつか理由があります。
@登山道を変えたこと
一番大きい理由はこれです!
前回は「一の尾尾根コース」を登って、「栃尾尾根コース」を降りたのですが…
今回は逆で、「栃尾尾根コース」を登り、「一の尾尾根コース」を下りました。
どちらもスタート地点は同じ「陣馬山登山口」なので、頂上までの標高差は全く同じです。
ハイキングマップに書いてある登山時間も、どちらも「1時間40分」ですが…
どちらもこのタイムで登れるのは、けっこう「健脚」な人ではないかと思いました。
前回、私と子供が登った時は「一の尾尾根コース」が2時間10分。
今回、私と主人が登った時は「栃尾尾根コース」をゆっくりペースで2時間30分でした。
今回は、前半は写真など撮りながらかなりゆっくり登りましたが…
普通に登ったらあと15分くらいは短縮できたのではないかと思います。
つまり、前回と大差ないタイム設定でも、そこそこ楽に登れたのではないでしょうか。
それでも2時間以上はかかったと思われるので、「頂上まで1時間40分」という時間設定は、登山初心者にとってはかなりハードなのではないかと思います。
2種類のルートで登山してわかったのは
”「一の尾尾根コース」は、キツイ上に、登山道としては非常につまらないコースではないのか”
ということでした。
「一の尾尾根コース」は、ルートのほとんどを通して、周囲を森林に囲まれていて、ほとんど展望がありません。
登山道はまあ整備されていますが、周囲は木に囲まれていて暗いし、周りの景色が見えないし、あまり標識がないせいで、自分がどのあたりまで登ったのかが把握しづらいのです。
かなり頂上に近づかないと頂上も見えないので、初めて登った時は、あとどのくらい登れば頂上なのか…という見込みが全く立たなかったため、前半に飛ばし過ぎてしまい、ペース配分も上手くいかなかったので実際以上に登山道を長く感じてしまったようです。
また、現地(駅の観光案内所)で配られていた登山マップの所要時間が、かなり健脚の人向けのタイムで書かれていたので
「1時間40分経ったのに、まだ全く頂上に着く感じがしない」
という絶望感?がなおさら登山を大変に感じさせたように思います。
しかし、それだけではなく…
今回下りた時ですら「このコースはつまらない」と思ったので(私と主人の共通意見です)、2回目以降で、時間の見込みが立つようになってからもあまり楽しい登山道ではないのではないでしょうか。
何しろコースのほとんどの部分において、周囲の景色が全然見えないのです。
そのうえこのコースは、かなりの急坂が連続していて、歩きながら休めるようななだらかな道がほとんどないのです。
なんでこのコースが
「なだらかで気持ちのよい尾根歩きができる、ファミリーに人気のコース」
とマップで紹介されているのか、私にはちょっとわからないんですが…(^_^.)
いっぽう、今回登った「栃尾尾根コース」のほうですが…
こちらのほうは、あちこちに「展望スポット」があります。
最初は舗装道で、それを過ぎると農家の畑の間を縫って進む道、林間の道、少し開けた尾根…など、変化に富んだコースで展望もあり、飽きません。
途中で急な道もそこそこありますが、歩きながら休めるようななだらかな場所も混じっているので、ほとんど疲れずに登ることができました。
栃尾尾根コースの登り前半、畑のあたり。山道というよりは農道?
無人農産物販売所や民家などもあり、歩いていて面白いところです。
畑のあたりを登り切ったあたりで後ろを振り向くと、藤野名物「山のラブレター」がちらっと見えます!
「登りになると急に遅くなる」
「急な登り坂だと、数歩歩いてはすぐ休む」
ような、あまり体力のない主人ですら…
「あれっ、もう頂上なの?
な〜んだ、陣馬山、言われたほどたいしたことないじゃん!」
とのたまうくらい、登りやすい道だったのです。
「陣馬山、ホントに大変だったんだから!」
と主張していた私も、今回のコースの「楽さ」には拍子抜けしてしまいました。
(後編に続きます!)
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