2017年12月23日

母と子の剣道日誌(269)中学でも剣道を続けるには?(後編)また、戻って来れる場所があれば。

母と子の剣道日誌(268)中学でも剣道を続けるには?(中編)剣道離れの原因は、急に勝てなくなる「中学の壁」? より続いています。


こうして考えてみると、
小学校で一生懸命やっていた子が、中学で剣道から離れることは、ある程度は仕方がない
と言えます。

中学校で、剣道部のある学校がもっと増えればいいと思うのですが…
現状では、なかなか難しいでしょうね。

このブログのタイトルが「中学で剣道を続けるには?」となっているのに、こんな結論ですみません(汗)

よっぽど強い子でない限り、ずっと”剣道一筋”でやっていくのには無理があるわけですし…
いろんなことが吸収できるこの時期に、幅広い経験をするのはいいことでしょう。


「剣道を続けること」には、もちろん大きな意味と、良さがあるわけですが…
そこにこだわって、他の何かを我慢してしまうと、剣道自体を嫌いになってしまうかもしれません。


中学でいったん剣道を離れても、何かのきっかけで戻ってこれれば…
そして、そういう人を受け入れてくれる場所があるのなら、それでいいのではないだろうか、という気がします。


気持ちが離れているのに、無理にやらせても、身にはならないでしょう。
「ただ、なんとなくめんどくさくて辞めたくなっていた」という、うちの息子のようなタイプなら、がんばって続けさせることにもある程度のメリットがあると思いますが…
「他にやりたいことがある」という場合であれば、そちらに打ち込むほうがその子のためにはなるでしょうね。

むしろ、離れることによって、剣道に対して冷静になることができるので…
「やらされている感」のある状態で続けているよりも、剣道の良さに気付けるのではないかなと思います。



実際、当会の「リバ剣パパ剣士」さん達のほとんどは、学生時代は「やらされている感」が強かったと言います。
大人になって、子供がやっているのを見て再開したら、本当に剣道が楽しくて仕方ないと。
ブランクがあったからこその”気づき”もあるのかなと思います。



ただ、ちょっと残念なのは、小学校の時に剣道を続けているモチベーションが
「勝てるのが楽しいから」
というだけの子がけっこう多いのかな…
という点ですね。

もちろん、誰だって勝てるほうが楽しいに決まっていますが…
剣道の魅力は、それだけではないのですから。

うちの次男などは、小学校の時にすでに「勝てない壁」を通過しているので、むしろそのあたりはやや達観しているというか、あきらめている感があります(笑)。
「勝てて楽しい」ことがあまりなかったので、勝てなくても楽しめるようになってきたのだと思います。


小学校の時に勝っている子にこそ、
「勝つことだけが剣道ではないのだ」
ということを伝えていきたい…と私は考えています。




それと…「中学生対策」として、これは、どこでもできるということではないかもしれませんが…

一の太刀さんのブログで紹介されていた
NPO法人アンビシャス富山
さんの取り組みが、なかなかユニークだと思いました。


NPO法人アンビシャス富山さんは、剣道の普及のためにいろんな試みをされているのですが、
小中学生が「学習会」を行って、その後に稽古をする…という集いを行っているのです。

1/8(月・祝)昼の部&第7回小・中学生会員学習会

子供が学習と稽古をするだけでなく、地域の武道に関わる方がいらしたり、竹刀直しの講習会をしたり…
剣道を始めたいという人が遊びに来たり。



中学生は思春期の真っ盛りであり、いろいろと微妙な時期ですから、今まで親と一緒に行動していた子供も、友達といる事のほうが楽しくなります。
中学生は、中学生と一緒にいるのが一番楽しいのですよね。


アンビシャス富山さんのような取組みが継続的にできるのであれば、
「剣道も勉強もできて、中学生同士で楽しく過ごせて、稽古だけではない知識もつけられる」わけで。
それなら、中学生になっても”剣道を続けたい”というモチベーションが保てるかもしれませんね。




現状では
「小学生の習い事」
「部活」
「一部の大人の趣味」

というような、一部の年齢層を切り取って、剣道を教えている団体が多いと思うのです。


しかし、これからは、アンビシャス富山さんのような、

”剣道は「生涯の趣味」とできるものであり、剣道をしている人が「日本の伝統文化の担い手」である…という見地から、地域に剣道を根付かせていく”

というような考えの剣友会(や道場)がもっと増えたらいいですね。


アンビシャス富山さんの代表、佐藤さんの自己紹介のところにこう書かれています。

「剣道」をではなく
「剣道」で一緒に学べる場でありたいと思っています。



こういう考えで剣道を広めようとして下さっている、そしてその場所を用意して下さっていることを、とても嬉しく思います。

ただ剣道を身に付けるということではなく、
剣道を通して、人生に必要な”何か”を学んでいける…
老若男女問わずにできる「剣道」には、そういう魅力があると思うのです。




剣道をずっと続けていたのに辞めてしまうのは中学生だけではないのです。
学生時代に続けていても、社会人になって辞めてしまう人も多いでしょう。


中学生に限らず、いろんな年齢層、立場の人が…
剣道をやりたいと思った時に、できる場所がある、ということが大事だと思うのです。



私みたいな、年寄り(笑)から始める下手っぴでも、剣道を教えてくれるような場所…
今、私の所属している会がまさにそうなのですが、もっとそういう会が増えてほしいと思います。
まだまだ、そういうところは少数派のようなので。


私自身も、自分の会で、そしてこのブログで…
「もっと、多くの人が剣道を気軽に楽しめるような」
情報発信をしていきたいと思っています。


このブログをよく読んで下さっているみなさんも…
おそらく、ほとんどが「剣士さん」だと思うのですが。
剣道の良さを周囲の方にアピールして、仲間を増やして欲しいな!と思っています。


なんだか、中学生の話から大きな話になってしまいましたが(笑)
「中学でも剣道を続けるには?」は、これで終わりです。


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posted by はなずきん at 10:59 | Comment(0) | 親子で剣道5剣友会編(三段まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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