2017年12月07日

母と子の剣道日誌(254)全日本剣道選手権に行ってきました!(その7)準決勝、林田対内村。内村選手の「執念」


母と子の剣道日誌(253)全日本剣道選手権に行ってきました!(その5)真田対畠中戦、謎のシーンの真相は? より続いています。


さて…次は準決勝となります。

当会のOMさん一家が応援している林田選手と、今回調子を上げてきている内村選手の対戦。
若手対ベテランの対戦ですが、なんと、年齢差14歳だそうです。


林田選手は、若いだけあって動きが軽いですね。バネがあるというか…。
打って下がった時に、かなり勢いがあったのに、ライン際でぴたっと止まるのを見て、動きにキレがあるなあと思いました。

強い選手って、試合場の線がどこにあるのか、常に意識できているのでしょうね。
激しく戦っているさなかでも、ラインの超ギリギリの場所で踏みとどまっていたりしますよねえ。
ああいうのも鍛練の賜物なのでしょう。


車の運転をする時も「車両感覚」というのがありますが…
(どこまで車体があるかという感覚)
私は、昔は車両感覚があまりなくて、よく車を擦ったりしていました。
しかし、子供が警察で剣道を習い始めて、毎週2回送り迎えするようになったら、いつのまにか車両感覚がついていました。
以前は車庫入れが超苦手だったのですが、今はわりとすんなり入れることができます。

私は18歳で免許を取ってから、そこそこ運転はしていたのですが、なかなか車両感覚がつかず「私は生まれつきこういうのが苦手なのかも」と思っていました。
子供を産んでから車を購入して、以前よりは運転頻度が多くはなっていたのですが、それでも数年はそのままだったのです。
でも、週2回の送り迎えを続けるようになってからは、特にそこをがんばろうと意識しないで運転していただけなのに、いつのまにか上手くなっていたのです。
慣れって大事なんだなあと思いました。

なので、これもある意味、剣道のおかげでついたスキルなのですが(笑)
(剣道の稽古とは、全然関係ありませんけど…)

試合場のラインを意識するのも、試合稽古や試合の回数が多い人のほうが早く身に着くのかもしれませんね。




さて…この試合、まずは林田選手が面を取りました。

そして、その後の開始直後に…
林田選手が小手を打ちに行き、それに対して内村選手が面を打ちました。
この面が一本となり、内村選手が一本取り返した形に。


この場面、現場ではもちろん、テレビでも通常の速度では、何が起きたのかよくわかりませんでしたが…
スローで見ると、林田選手の小手は入っているように見えます。
そして、内村選手の面は、当たってはいますが、竹刀の中結より下が面に当たっているように見えて…かなり元打ち気味です。

テレビの解説では「小手返し面」と言っていましたが、内村選手の竹刀は林田選手の竹刀には当たっていないようです。
小手を”返して”はいないのではないかと思いました。


う〜ん、スローで見てみると、これが内村選手の一本になったというのは、ビミョーな感じですが…
審判は、3人に微妙な時差がありながらも内村選手側(白)に3本、旗を上げました。

やっぱり、スローで見るのと、現場で見るのとでは「何かが違う」のでしょうね。
私は現場で見ている時は(テレビでも通常速度だと)、入っていても入っていなくてもよくわかりませんけどね(^_^.)


さて…その後、お互い何本か惜しい打突がありながら…

内村選手が剣先を下げた後、何か(面かな?)を打とうとしました。
そこに林田選手が面を打ちましたが、入りません。
お互いが打った勢いで離れて、一旦縁が切れましたが…

その直後、ふたりが対峙して、触刃の間合いになった瞬間に、林田選手が面を打ってきましたが…
それが届く前に、内村選手が「出ばな小手」を打って、この小手が一本となりました。

内村選手は、一本取られてからの逆転二本勝ちです!


しかし、スローだと…う〜ん、内村選手が打った小手は肘に当たっているように見えます。
こうして分析してみると、けっこう「肘に当たっているように見える小手」って、多いですねえ。

しかし、この時は、小手を打ったタイミングが素晴らしかったのです。
林田選手が面を打ってくるのを「待ってました!」という感じで迎え打っていました。

これぞ「出ばな小手!」という感じだったので、これが一本になるのはわかる気がします。



内村選手は、準々決勝に続き、この試合も「一本取られて、二本返して」という形での勝利でした。


なんというか…本当に、この大会での内村選手は「勝つことへの執念」が強く感じられました。
それもただ「優勝したい」というだけではなさそうな気がするのです。

内村選手は2005年に全日本選手権で準優勝して以来、2013年までは毎年、ベスト8以上の成績を収めていました。優勝も3回しています。
しかし2014年、2015年は成績が振るわず、2016年は出場を逃しています。
そして昨年、警視庁の剣道特練員を引退したのだそうです。

今回は
「年齢が上がったからといって、あきらめてこのまま終わりたくない」
というような気持ちを持っていたのではないかな、と勝手に想像しています。

他の剣道ブログで「内村選手は、生まれ持った身体的能力は決して高くはない」と書かれていました。
身体的能力の高い方だったら、努力「5」でできる技を、「10」やってでもその技を獲得してきたような方なのではないかと思うのです。


内村選手の言葉で、私が「いいなあ」と思ったものを紹介します。

”剣道は誰にでもできることを、誰にもできないぐらいやることが大事”

私は今回からのにわかファンではありますが、これからまだ活躍してほしいと思いました。



ところで…
林田選手が負けてしまったので、応援していたOMさん一家はちょっとがっかりしていましたが、
すぐに「サインもらいに行ってきます!」と、観客席からいなくなってしまったのでした(笑)

林田選手は、福井県立武道館で「教員」をされているそうです。
OMさん(ご主人)のご実家が偶然にも福井だそうで、帰省した時に行きたい!とOMさん(奥様)は意気込んでいました。

林田選手は元学生チャンピオンとはいえ、初出場での準決勝進出とは、スゴイですね。
来年以降の活躍も期待したいところです。


(続く)


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posted by はなずきん at 11:40 | Comment(0) | 親子で剣道4剣友会編(二段まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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