2017年05月19日

母と子の剣道日誌(164)どんだけ好きやねん、剣道

この間の水曜日の稽古の時のことです。

6月前半に市の大会を控えているので、この日は素振りの後、子供たちの試合稽古に入りました。
春の大会は団体戦なので、子供たちを赤白半分に分けての団体戦です。

先生ふたりは、赤白各チームの監督として、子供たちに団体戦の戦い方や応援のしかたを教えます。
他の大人たちは、審判、呼出などの各係を行います。

私は最初、呼出係をやることになりました。
呼出係は、試合開始時に「赤、〇〇選手。白、〇〇選手」と呼ぶ係です。
それから礼をして蹲踞、試合が始まります。

単に選手の名前を呼ぶだけなんですが、私、この係がけっこう好きなんです。
しっかりと通る声でできたらカッコいいな、と思いながらやっています。

他に、選手にたすきをつける係、スコアをつける記録係、呼出係、計時係 などがありますが、どれも好きです。
私、剣道の試合に関わる事は、なんでも好きなんだなあ…とこの時、思ったのです。

いや、試合でなくても剣道のことならなんでも好き、なんですが(笑)
試合の時の雰囲気というか、緊張感というか…
その試合の中に自分がいられることが、嬉しいのかもしれません。

もちろん、試合を見たり応援するのも大好きです!
いい技が入った時には思い切り拍手しますし、勝負がどうなるかというワクワク感も好きです。
それだけでなく、試合の中で選手の成長ぶりを感心したり。
たとえ敵でも上手い人を見るとうなってしまいます。
試合の前後の礼が決まってる人には感心するし。

何より、剣道をしている人は、みんなホントにカッコイイんですよね!

試合を見ている時は、気持ちがとても高揚します。
上手い人の試合を見ていると、自分の試合よりも気合いが入ってしまうことも(笑)。


自分が試合に出る時は、まだけっこう緊張してます…。
それでも、最初の頃に比べれば多少は余裕が出てきたでしょうか。
強い人と対峙した時に、相手の気が感じられると、ゾクゾクします。
たいがいは私は負けてしまいますが(笑)、試合に出られているというだけでも、楽しいのです。


さて…この日の稽古に話を戻して。

私は呼出係をしながら、子供たちの試合稽古も楽しく見ていました。
時には「打ったら抜けなさい!」「声出てないよ!」など、注意をしつつ。

今までは、なかなか自分から攻撃に行けなかった子が、積極的に攻めに出て、一本を取ったのには、大人一同「おおっっ!」と感心しました。
もう1年位やっている子なのですが、ちょっと上達は遅めで、試合や地稽古の時もなかなか攻撃に出られず、相手が来るのを待って「後出し」をする感じでした。
この子はずっとこのままなのかな…、と思っていましたが…

何がきっかけになったのでしょうかね。この日は、積極的に攻めていました。
子供は、突然成長したりするのが、面白いのですよね!


さて、団体戦の一回目が終わりました。

次の二回戦目は私はなんと、審判の係です。
正直、全然有効打突を見極める自信がないのですが、これも修業と思ってやらせてもらいました。
(審判のあと二人は、もっとしっかりできる方でしたので)


昨年の夏の大人合宿で、審判の講習会があったので、審判の作法…みたいなのは覚えました。
旗の持ち方、上げ方、試合開始時にどこを通ってどう回るか、などなど…試合に出ている時は審判がどうしているかなんてあんまり見てないので、こんな事まで決まってたんだ!とちょっとびっくりしました。

あと難しいのが「位置取り」で、動く選手と主審に合わせて、副審も場所を変えなければなりません。
主審では見えないところを見るのが副審の役割ですので。

まあ、そのあたりはなんとかできたのですが…
有効打突を見極めるのが、本当に難しいのです。

ただ試合を観戦している時は、なんとなく見ているだけなので、かえって入ったかどうかが見えるのですが…
審判をやっている時は対戦しているふたりの選手の剣先がどこに入るかを同時に見なければならないわけなので、「見逃しちゃいけない」と思って片方をじっと見ていて、もう片方の選手の動きを見逃してしまったり。


よく「礼や気合い声の出し方など、審判への印象がいいほうが、一本が取りやすい」と言われるのですが、その理由がわかったような気がしました。
両方同時に見ようと思っても、なかなか難しいですから、「入りそう」と思う側のほうをなんとなく重視して見てしまったりするわけで…。
熟練した審判だと、きちんと両方の動きが見えるのかもしれませんが、それにしても、「こっちのほうが入りそう」という印象を持って見ていないわけではないと思うので…。

「その部位に当たっているかどうか」を見るだけでもけっこう大変なのですが、
剣道の場合、「気剣体の一致」といって、打った時の姿勢や竹刀の当たり方も含めて一本かどうか判定する、というかなり複雑な要素があるので、どれを一本にすると判断するのかは本当に難しいのです。

なるほど、自分が審判をやってみると、「これなら一本として取る」「これだと旗が上げづらい」というのがある、というのが、わかった気がしました。

あと、場外反則(選手が線の外に出てしまう事)を(気づかず)見逃してしまう審判の方って案外多い気がしていたのですが、確かに、技のほうに集中していると、そちらのほうまで目が回らないんだな〜ということもわかりました。


私は、何度も当たったのを見逃してしまっていたりしました(^_^.)
いや、ホント、審判って難しいです。
これから観戦する時は、審判のつもりで見て練習しようと思いました。



二回目の試合稽古も終わり、残った時間は面付けをした稽古です。
大人が元立ちをして、切り返し、係り稽古、地稽古などを行いました。


この稽古の前に、自分の防具をつけながら、
ああ、そういえば私、防具を装着していく姿に憧れていたなあ…ということを思い出しました。
いや、今でも人が防具をつけるのを見るのが好きなんですけど(笑)
「戦いの準備をしている」という感じの緊張感があるのがいいのですよね。

そして今、自分も防具をつける側になっているんだと思ったら、
なんだか、嬉しくなってしまいました。



子供相手の元立ちは、次から次へと休みなく子供の相手をすることになります。
自分ではさほど打ち込んではいかないものの、子供の攻撃をかわしたり、追ったり、それなりの運動量があり、だんだん息が上がってきます。

子供の稽古が終わった時には、面の中にも汗が流れていました。
リーダーの「せいれーつ!」の合図で、整列をして着座。
流れ落ちる汗が、稽古が終わったという充実感を持たせてくれます。
「面を取れ!」の合図で、面を外して置いて…

「姿勢を正して、せいざーっ!!」という声とともに、
少し上がった息を整えながら…黙想します。

体育館に、束の間の静寂が訪れます。
私が一番、好きな時間です。


ああ、本当に、剣道ってなんて楽しいんだろう。
私は、稽古の間はずっと、楽しくて仕方ないのです。
剣道の技を覚えることも、子供の成長を感じる事も、武士っぽい振る舞いができることも。
「剣友」の子供たちや、先生や大人たちと他愛ない会話をすることも。


体力的にキツイこともあって、その時は「早く終わらないかな」って思ってたりもしますが、
それを乗り越えた後は、やりとげたなあ、って感じるのです。

体調がいまひとつの時は、稽古に行くのがちょっと億劫だと思う時もあります。
でも、動き始めるとそんなことなど忘れてしまい、いつの間にか元気になっている自分がいます。


私が週2回の稽古に、ほとんど欠かさず出ているのは、
やっぱり本当に、稽古が、剣道が、楽しいからなのです。


今までできなかった事を教わり、苦労しながら覚え、できるようになった時は、本当に嬉しいのです。
同じ会の「剣友」たちと一緒に稽古をして、試合に出て、飲み会で語り合って…
学生の時のように「青春」している気がします(^^)


剣道は、見てよし、やってよし、語ってよし、です(笑)
今の私にとって、稽古は本当にかけがえのない時間なのです。

この日の稽古の最中にも「ここで剣道をしているということが、すっごく楽しいと感じているんだな、私」って何度も思いました。
私を剣道に、今の会に出会わせてくれたということに、感謝したいです。


アラフィフらしく(?)、ビミョーに痛いところなども時々あるのですが…
どうかこれから先も、体を壊すことなく、この時間を続けられますように。



…どんだけ、剣道が好きやねん、自分。(笑)


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posted by はなずきん at 21:28 | Comment(2) | 親子で剣道4剣友会編(二段まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はなずきんさん!

ホントご無沙汰しています。
時々のぞきはしているのですが、ゆっくりと読んだりコメントすることができず、すみません。

どんだけ剣道好きやねん、にはげしく同意します!
私も、稽古前後の正座の時間が大好きです。あの身の引き締まる静寂。たまりませんよね〜

審判とか!すごいですね〜
私なんて、いまだに一番ペーペーみたいな扱いですもの。

ただ、今ちょっとスランプというか、迷いの最中にいます。
なんだか、面打ちがよくわからなくなってしまって。
いろんな先生にいろいろ言われて、何が正しい面打ちなんだか……
私としては、飛び込み面を打ちたいのですが、年齢的に無理とか言われたり。
どうするのがいいのか……
2段審査を前に、困っています。
Posted by 麻子 at 2017年05月23日 00:13
麻子さん

おひさしぶりです〜。お忙しいのでしょうね。

激しく同意してもらえて嬉しいです(笑)
女性では、そこまで入れこんでいる人は少ないですよね。

剣友パパさんから「はなずきんさんって、いわゆる”剣キチ”じゃないですか?」と言われています。

審判ですが、私は全然できていませんでしたよ〜。
知識だけは教わりましたが、全然実践できてないです。
他の審判の旗が上がってから旗を上げるかどうか考える…みたいな感じでした(^_^.)

「何が正しい面打ちか」ですか…、
私はまだ、そこまで悩む域に達していないような…
最近やっとたまに面に当たるようになった、っていう程度ですから。

飛び込み面でも、きちんと一本取れるような打ちなら、年齢は考えなくてもいいのでは?と思うのですが…
ただ、審査の時は、打った時に姿勢が崩れないような打ち方がいいのではないかなという気がします。
迷う時は、基本に戻って「普通の面」をやり直してみると何か気づくところがあるかも?
Posted by はなずきん at 2017年05月23日 01:03
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