2017年02月03日

母と子の剣道日誌(149)子供を教えるということ(前編)

最近、水曜日の稽古は大人が非常に少ないのです。
例年、この時期は子供も風邪をひいていたり、お父さん方もお仕事が忙しかったりして、
わりと稽古の時の人数が集まらない時期ではあるのですが…

しかし、それに加えて、水曜日子供稽古担当のSZ先生が、ご家庭の事情でほとんど来られなくなってしまって、今年一番出席率のいい「壮年剣士」SG先生が水曜日のメイン指導をされる事が多くなっています。

私と同期女性のSWさんが、出張で長期間海外に行っていたり、かなりさびしい感じです。
しかもSWさんも、ご家庭の都合で当会を3月いっぱいで辞めることになっているのでした。
関西弁遣いの3段のKDさん(女性)も、いろいろご家庭のほうがお忙しいらしく、先日「3月いっぱいまで、いやもしかしたらその後もしばらく来られません」とわざわざ挨拶に来ていました。メール連絡でもいいのに、律儀ですよねえ〜。

なので、最近ホントに女性の生徒が少なくて…、
4段審査を控えた「金メダリスト」NIさんがたまに来るくらいで、女性は(先生以外は)私ひとりしかいないことがほとんどだったのです。


さて…先日の水曜日の稽古の、大人稽古終了後のことです。

会の備品をしまうために体育館内の倉庫に行った私の後から、KB先生(年配の女性の先生)が着替えのために入ってきました。
当会の女子は倉庫を着替えに使っています。私はいつも着替えて車で行って、そのまま家に帰ってくるので、めったに着替えに使ったことはありませんけれども、KB先生は自転車でいらしているので、いつも倉庫で着替えています。


KB先生が着替えている横で、会の備品をごそごそしていた私に、KB先生が話しかけてきました。

「はなずきんさん、最近本当に上手くなりましたよね。」
「そ、そうですか?そう言っていただけると、嬉しいです」

KB先生はけっこう厳しめの方です。
稽古で生徒ができていないところを指摘する時も、言い方がわりとストレートなので、私は最初の頃はちょっと苦手でした。
でも、以前、大人稽古の時間に、私の「小さい面」の特訓に付き合って下さった時に、とても的確な指導をして下さって、私の事をきちんと見てくれてるんだなあ…と感じたので、その時以来、KB先生の厳しめのアドバイスもすんなり聞けるようになっていました。

「はなずきんさんは以前は、なんていうか…動きが硬かったんですよね。
最近、柔らかく動けるようになった気がしますよ」
「そうですか〜。今日、OY君(初心者大学生)の動きを見ていて、
私もあんな風だったのかなって思ってました。」
「そうそう、そうかも。前はなんだか、動きが機械的だったんですよね(笑)」
「前が本当に下手だったんですけど、当会に入ってから2年かけてやっと多少はできるようになったって感じです。」
「いや、2年でも早いですよ。私が習っていた頃は、最初はずっとすり足と素振りをしていて、防具つけるまでで一年かけてたんですよ」
「そうなんですか…」
「はなずきんさん、本当に熱心に稽古されているので、
それを生かして、ゆくゆくは子供を教えていってくださいよ」
「ええー??いや、私なんて全然下手くそで…、
まだ、人を教えるどころではないですよ〜」
「いや、いつもきちんとN先生の教えることを聞いてらっしゃるでしょう?
その知識を子供に教えてくれればいいんですよ。」
「う〜ん、知識はありますけど、体がその通りには動かないんです…、」
「子供の初心者を教えるくらいなら、そんなに動かなくても大丈夫ですよ」


…とまあ、こんな会話だったのですが…

そういえば、私は当会に入ったばかりの頃は、子供の指導補助みたいな事ができるようになりたいなあ、と思っていたのです。
しかし、1級を1回落ちたし、初段を取るまではなかなか上手くなれていなかったし、指導ができる「三段」になるのはかなり先の事だと思っていました。(当会では、女性は三段、男性は四段から指導者になれます)
そして子供の指導よりもむしろ、自分自身が剣道をやりたい気持ちが強くなってきたこともあり、その願望は最近は影をひそめていたのですが…。


今回、KB先生の話を聞いて、あれ、私もしかして指導者になることを先生達に期待されているのか?と思いました。
私は決して剣道センスのあるほうではなかったので、よもや私にそんな期待がかかるとは考えてもいなかったのですが…。


そういえば、先日初段を合格した時に、KB先生はSWさんと私に「もう、ふたりとも、だいぶ上達しましたよね。これからは子供を教えていってくださいよね」と言っていたのですが…
あれは社交辞令ではなく、半ば本気の期待だったのでしょうか。
(でも、SWさんは3月で辞めちゃうんですよ〜(泣))


そりゃ私が相当、稽古熱心なのは確かですし、大人では、先生含めておそらく私が出席率ナンバーワンでしょう。たぶん、一番出席率のいい子供とも同じくらいの回数は出ています。

剣道をやるのが楽しくて仕方なくて、たいていの用事よりも稽古のほうを優先して出ているのと、そのくらいやらないと周囲についていけないので必死になっていたということもありますけれども。
あとは喰いしんぼの私は稽古に出ないとすぐ太ってしまうので、それもあって休まないようにしています(笑)

以前は毎年風邪を1回はひいて寝込んでいたのですが、剣道をやっているおかげか、ここ2年くらいは熱を出すほどの風邪はひかず「ちょっと寒気がする」程度の時にしっかり休めばなんとかなっています。
多少調子が悪い時でも、稽古に行って体を動かすとかえって元気になったりして…
女性の月イチの不調もそんなに重いほうではなく、それで休んだことは数えるほどしかありません。
そんなおかげもあって、ほとんど稽古を休まずに済んでいるのです。



指導者をボランティアに頼っているうちの会としては「水曜日の稽古に頻繁に出てこれる、時間のある女性の先生」が求められているのかも…
私は剣道や指導の技術はともかく、出席率は間違いなくいいし、剣道への愛という点でも、当会の女性の中では間違いなくダントツ一位だと思われます。
KB先生は、そこを買って下さっているのでしょうかね…、


そういえば、日曜の子供稽古メイン担当のSN先生に、時々「うちの会にははなずきんさんみたいなタイプの人がいなかったんだよね。そういう人、必要なのかも」って言われることがありました。

「私みたいなタイプ」っていうのは、剣道馬鹿な母親のことかと思います(笑)。
あと、きっちりと事務作業をこなす事も言っているのだと思いますが…。
うちの会は、事務的にはわりとアバウトな方が多いので。


ごく最近まで、大人の中では技術的には私が一番下だったわけなので、自分は「生徒」だとしか思っていなかったのですが…この先、先生という立場になることも、アリなのでしょうか?


しかし、私がストレートに昇段したとしても(無理っぽいですけど〜)三段を取るまであと3年近くあります。
今年に入ってから1か月しか経っていないのに、稽古で2回もケガをしてしまったというのに…まあ、どちらも稽古を休むほどのものではなかったのですが。
3年以上先まで、私は体を壊さず剣道を続けていられるのでしょうか。


期待されているということが、嬉しくもありましたが…
子供を教えるということは、けっこうな責任があることなんですよね。
まだ自分が先生でない今は、子供を教えるのも楽しいと思っていますが…。

これについて語ると、長くなるので次回に続きます。

(続く)
posted by はなずきん at 11:47 | Comment(0) | 親子で剣道4剣友会編(二段まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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