2016年12月04日

母と子の剣道日誌(126)初段に向かって打て!(その8)日本剣道形の審査

母と子の剣道日誌(125)初段に向かって打て!(その7)いよいよ実技審査開始。から続いています。


実技合格者にほっとした空気が流れたのも束の間、すぐに日本剣道形の審査が開始されました。
剣道形は、打太刀、仕太刀という二人の組み合わせで行います。

実技合格者を、受験番号順に5人ずつに区切り、最初の5人は打太刀、その次の5人を仕太刀に割り振ります。
そしてその5人×2=10人 を一斉に審査するのです。
つまり、受験番号1番と6番の人が組み、2番と7番の人が組み…という感じです。



形の審査はふたり一組なのですが、実技に合格した人数が奇数だったので、最後のほうの私が一人だけ余ってしまいました。

係の方が「あと一人、誰かここに入れます」と言って、受審者の中から、もう形審査が終わった若い女性をひとり、連れてきました。
見た感じ、高校生くらいの背の低い子でした。

落ち着いた感じで剣道は強そうに見えるし、係の方も「この子、形は上手ですから」と言われましたが…
大人と子供では、形をするペースというか、間合いがちょっと違うんですよね。
私も次男と組んで稽古している時は、どうも調子が合わなかったんです。
お相手の女性(というよりは、女の子)は身長も私よりだいぶ低い感じでしたので、ちょっとやりづらいかな、と思いました。
う〜ん、できれば大人と組みたかったですが…仕方ありません。

ちなみに私は「打太刀」になりました。
私はどちらかというと打太刀のほうがやりやすいので、良かったなあと思いました。
(打太刀のほうが簡単、とも言いますが(笑))


すでに最初の組は形審査が始まっています。
受験番号の早い次男は、もし実技が受かっていれば、一番最初の組になるはずです。
第一会場のほうを目をこらして見てみましたが…、
んん??…最初の組の中に見当たらない…?
遠くてはっきりとは見えないのですが、次男だと確信を持てる姿は見えませんでした。


落ちていたら私のところに報告に来るよね、と思っていたのですが、来てないのに…
もしや観客席にいるのか…?と、その後もちらちらと後ろを確認していたら…


…あっ!!
観客席に、私服に着替えた次男を発見してしまいました…!

苦虫を噛み潰したような顔で、審査会場をじっと眺めています。


ええっ、次男、実技を落ちちゃったの〜?


あ〜あ…、残念…、と思いましたが、
とりあえず、気持ちを切り替えて自分の審査のほうに専念しなければなりません。



ところで…
「日本剣道形」は、初段審査で初めて審査内容になる項目です。
1級までは、「木刀による剣道基本技稽古法」という、もうちょっと簡単な内容を、やはり二人組で行います。

次男は私より先に1級を取ったので、私が「木刀による剣道基本技稽古法」の稽古をやっている時に「日本剣道形」を習っていて…その後私が1級を落ちたため「木刀による剣道基本技稽古法」をやっている大人は、しばらく私ひとりだけでした。
1回目の1級審査の時にも「木刀による剣道基本技稽古法」はほぼ完璧に覚えていたのに、次の審査までさらにまた半年やっていたわけで…。

もう「木刀による剣道基本技稽古法」は覚えたのになあ〜。
私も「日本剣道形」をやりたい!とずっと思っていたのです。

ちなみに、日本剣道形は「太刀」を使うものが7種類、「小太刀」を使うものが3種類あります。
初段審査ではこの「太刀」の3本目までやることになっています。
また二段で5本目、三段で7本目、四段〜八段は太刀7本、小太刀3本となっています。

私が1級を合格した後、しばらくは形の稽古がありませんでした。
夏の合宿でちょっとやっただけで、全然覚えられなかったのです。
他の剣友会の大人合宿の時にも形の指導がありましたが、やっぱりかなり怪しくて…
これではイカン、と家で何度も復習して、ようやく流れがつかめるようになりました。

今回、足の調子が悪くて面付けの稽古があまりできなかったため、だいぶみっちり形稽古をやりまして…
高段者の先生がやって下さる見本は、やっぱり上手いなあ、格が違うなあ、と感心しつつ、自分もできるだけそれに近づけるように、いろんな方からのアドバイスを聞いてがんばったつもりです。

運動神経があまりない私でも、何度も繰り返しやればそこそこできるようになりましたし、もともと私は「剣術」に興味があって剣道を始めたので、真剣の遣い方である剣道形を学ぶのはけっこう楽しかったです。
剣道形の動作は、竹刀剣道よりも「武士」っぽいので(笑)やるからにはカッコよくやりたい、と思って、細かい所作も気を付けてやっていました。




さて…実技と違って、形は5組、10人ずつ進んでいくので、私たちの番になるのもわりと早かったです。


最初に審査会の場外で二列に並んで、座礼をして、係員から形審査についての注意があります。
「間違ったら、手をあげてもう一度最初からやり直してもいい」ということを説明されました。


しかし、またもや私たちが最後なんですが…、
5組はいなかったのもあり、失敗したら目立ってしまいそうです。


しかし、けっこう形は力を入れて稽古していたので、審査直前の稽古ではノーミスでできていましたし、他の方の形審査の様子を見ていても、そんなにみんなが上手くできているわけではないようでした。
形審査で落とされる人はごくわずかである、ということもデータから知っていたので、さほど緊張はしていませんでした。


そしていよいよ自分の形審査の開始です。
礼から始まり、一本目、二本目は、順調に終わりました。
まあ、打太刀側は、一本目と二本目はほとんど難しいことはないのです。

ところが、三本目…
相下段から、中段になり、打太刀が突くのを仕太刀が「萎やして」、その後仕太刀が突き返してきた剣を、打太刀側が下から剣を回して受けるところで…
相手が突いてきた剣を、私が受け損なってしまい、動きが止まってしまいました。
相手は若い人で動きも早めだし、身長もだいぶ違うので、微妙にずれてしまったのでしょう。

この部分はやや難しいところではありましたが、ふだんなら、ここもほとんど問題なくできていたのですが…
動きも止まってしまったし、これはやり直したほうがいいだろう、と思い、手を挙げて「やり直します」と言ってから、開始線に戻り、三本目を最初からやりました。
今度は、受けるのも上手くできて、他の動きも間違いなく、最後までしっかりできたと思います。
自分で言うのもなんですが、初段審査の受審者としては、所作や姿勢などはできていたほうなのではないでしょうか。

しかし、自分が「やり直し」をやることになるとは思っていませんでした(^_^.)

他は失敗したところはありませんでしたが…、
やり直し、本当にしても大丈夫だったのかな?
それがちょっと心配でしたが…。



それから、しばらくして、第4会場の形の審査結果が発表されました…。



(続く)
posted by はなずきん at 00:08 | Comment(0) | 親子で剣道3剣友会編(初段まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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