2016年05月20日

「フランス人は10着しか服を持たない」を読みました

最近、剣道の話題一辺倒でしたが(笑)ひさしぶりのファッションの話題です。

昨年あたりから話題になっていた「フランス人は10着しか服を持たない」という本。
ずっと気になっていましたが、ブックオフで安く売っているのを見かけて、買って読んでみました。

フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~ -
フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~ -


洋服選びの事以外も含めて、フランス人の「質の良い」ライフスタイルについて書かれた本で、なかなか面白く読みました。

私はフランス人ほど豊かな人生は送っていない気がしましたが(笑)、フランス人のライフスタイルは、私の目指す方向性と似ていなくはないな…と思いました。
実際にフランス人の知り合いがいるわけではないので、あくまでも「伝聞による推測」ですが、フランス人の個人主義的なところは私にも通じるものがあります。

「人からどう見られるかをあまり気にしない」とか
「自分のありのままを受け入れる」とか
「自分に何が似合うか、何が自分を良く見せるかを考えて服を選ぶ」とか。

そう、私、日本人としてはやや異端な性格なんですよね…。
周囲に合わせようって気が薄いですから。
でも、波風を起こしてまで自分を通そう、というほどではないですけどね〜。

おそらく、生まれつきなうえに、それが許される環境だったからなのでしょうけれども、
小さい頃から「みんながこう言っているからこうしたほうがいい」とか「みんなが持っているからあれが欲しい」などと感じた事がほとんどありませんでした。
あくまでも主体は「自分」です。
今でも、たとえ100人中99人が「×」と答えていても、残り一人の自分が「〇」と思えばそれを選ぶほうです。



まあ、それはさておき…
ファッション大好きな私がこの本で一番興味をひかれた内容は「10着しか服を持たない」部分でした。
本に書いてあることを要約すると、

「フランス人は、自分に似合う、お気に入りの上質の服を少数、頻繁に着まわす」
「週に何度も同じ服を着るのは普通。みんなそうだから、人からおかしいと言われる事もない」
「誰もが自分に似合う服、自分を表現できる服を選ぶように育てられている」


という感じでしょうか。
ただ、10着といっても、あくまでもこれは「その季節のトップス、ボトムスの合計」数です。
季節ごとに入れ替えはありますし、コートや小物、下着などは含みません。


これを読んで感じたのは「うちの(私以外の)家族は、まさにそんな感じじゃない?」という事でした。
みんな、気に入った少数の服しか着ません。週に何度同じ服を着ても気にしてません。
長男なんか、ズボンは全部同じ形の色違いだし、トップスはTシャツのみで、柄も5種類くらいしかありません。
洗濯の都合もあるので、さすがに「10着」では足りませんが、うちの子供が(3人とも)その時々に着ている服は20着もないのは確かです。

私は本来は、子供にももっとお洒落をさせたいのですが、みんなそんな意欲がないし、経済的余裕もあまりないので、私以外の家族はまあいいや…ってことでそうなっています(笑)。
だから、家族がおしゃれかというとあまりそうではありませんけれども…。
でも、それぞれその子らしい服、ではあるような気がします。


この本の著者は、学生の時、ホームステイ先のマダムに「そのセーターはあなたに似合わない」とズバッと言われて衝撃を受けます。それは友達からもらったセーターで、さして気に入っていたわけではないけど、高いブランドの服だし…と着ていたものでした。
マダムは「その服は質はいいけど、その色はあなたに似合わない。誰でも、自分を良く見せる服を選ぶべき」とアドバイスをしてくれました。
それで作者は「自分で着ていないもの、気に入らないものは、高くてももったいなくても着る必要はない。着ないものを取っておくとせっかくのお気に入りの服が隠れてしまうので、処分するべき」という事に気づきます。


この手のことは、最近流行りの「片付け本」とか「ワードローブ選び」の本にもよく書いてありますし、「自分に似合う服選び」については私はすでに実践している事なので、私としてはそんなに新鮮な話ではありませんでしたが…。
ただ、服の枚数については、私もちょっと考え直すところがありました。


私が持っている服は、うちの家族に比べると圧倒的に多いですが、全然着ていない服、というのはほぼありません。
買う時には必ず試着して、見た目、実用面とも、相当吟味してから買います。
自分に似合わないと思ったら絶対買いません。
どの服もそこそこ着ていますし、実際の生活の中で着てみたら自分の用途に合わなかった!とか、体型が変わって合わなくなった、というような場合は、わりと躊躇なく処分することが多いです。

ワードローブもおととしのリフォームの際に、選びやすいようにオープンタイプにしました。
だから今着られる服は一目瞭然になっていて「何があるかわからなくて着ない」とか「持っている服と同じようなものをまた買ってしまった」というような事もほとんどないです。

だから私のワードローブは問題なし、と思っていたのですが、この本を読んでからもう一度眺めてみると…


年に数度しか着ていないものが、少数ですがありました。
これはつまり「かなり気に入ってる(から捨てられない)が、実際は着る機会があまりないから着る回数が少ない」というもので…。
確かに年に何度かは着ているのですが、「わざわざ出して」来ないと着ない程度なわけです。
それは気候的な問題であったり(例えばセーターは私にとっては暑すぎて、よっぽど寒くないと着られないのです)、あるいはドレッシーすぎて、かなりあらたまった席でないと着ることがないとか。
「わざわざ引っ張り出して」着るために、この服がワードローブの一角を常に占めている必要があるのか?
そう考えて、そのいくつかの服は処分することにしました。


本にはこうも書いてありました。
(今本を貸してしまって手元にないので、要旨であって細かい部分は違うかもしれませんが…)
「とっておきの服だからといってしまっておいては意味がない。気に入っている服こそふだんから着るべき。」


そう、私のワードローブは、テイストのバリエーションがけっこう広いだけに、たまにしか着ない服もある事は確かなのです。そして「お出かけ用なのでそんなに頻繁には着ない」服もあるのです。
しかしそうこうしているうちに、季節は巡り、自分の体形が変わったり…顔が老けて似合わなくなったり…(笑)
あるいは「もうこれ着る気分じゃないんだよね」とか、自分の生活範囲が変わってあまり必要なくなったりとか。PTA活動をやっている年とやっていない年では必要な服も違ったりとか…。
そんなに着ないうちに「お払い箱」になってしまう服もないわけではありません。


うーん、確かにこれはもったいないというか、なんか無駄だなあと思いました。
気に入っている服こそガンガン着て、傷んだらその時に似合う服をまた買えばいいのではないかと。
実際のところ、どんなに好きな服でも、数年経つと似合わなくなっている事が多いのですよ。


そう考えてまたワードローブを見直して、「あれば着るんだけど、そんなにすごく着たいというわけでもない」という服も、やっぱり処分することにしました。


それでも、私は着たい服の種類もけっこう多いし、気候や気温の変化に応じて服の取り合わせをけっこう変えたいほうなので(私は人と比べて気温の変化に敏感なようです)、とても「10着」に収めるなんて無理だし、そこまでやりたいとは思っていませんが…。
この本を読んだおかげで、今までより少し、ワードローブがすっきりしました。


例え「好きな服ばかり」で「どれも着ていても」、あまりに服が多いとやっぱり「行き届かない」んですよね。


最近「ミニマリスト」という概念が流行っていて、なんでも物を減らすのがいい、そのほうが生活も精神的にもすっきりする、というようなことが言われています。
ミニマリストを実践している人の部屋は驚くほど何もなく、生活感がないどころか「人が本当に住んでいるのか?」というレベルになっていたりして。

私はもともと「必要なものしか買わない」ほうなのですが、物は少なくはありません。
だから「ミニマリスト」レベルまで行くと「やりすぎ」じゃない?「物を減らすことが目的」になってしまっていて、本来の物を減らす意図から外れているのでは?
そこまで物を減らすことないでしょ!と思っていました。

が、ほどほどの「シェイプ」ならば、すっきりしていいなあ、というのが、今回感じたことです。



最近、鏡を見ていて「最近また一段老けたな〜」と感じています。
眉が薄くなり、ほうれい線がはっきりしてきました(笑)。
剣道のおかげか、体のほうはけっこう元気なんですけど(40代前半の頃より元気になってる気がします)、それでも顔は着実に老けていくのでした…。

それで似合わなくなってきて処分したものも、いくつかありました…。
でも、今まであまり似合わなかった「暗い無地系の服」が、前よりは合うようになった気がします。

そして以前から「着ていてストレスがかかる服(肌触りとか、動きの制約が多いとか)」は苦手でしたが、前よりもそれが強くなった気がしています。
「きれいに見える」は大前提ですが、着ていて体のどこかが緊張を強いられる服は着たくないですね。
最近はストレッチ素材の服が増えてきたおかげで、「きれいに見えるけど楽ちん」服が増えてきて助かっています。


さて、次はどんな服が似合うのかなあ。
これからは「服を増やし過ぎず」厳選して揃えていこうと思っています。
posted by はなずきん at 22:42 | Comment(2) | ファッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今日の夕方、「ちびまるこちゃん」の放送で、まるこが同級生の綺麗なお母さんを見かけ、同日、そのお母さん同士も服屋で出会うというのをやってました。
稽古の時間が近づき、結末は見ませんでしたが、まるこ母が一念発起して体形の改善を始めていました。
剣道もなかなか一朝一夕には上手にならず、継続と反省、改善しなければ上達できず、防具を買う時には財布と相談しながら、機能と見栄えを気にしなくてはならず…
女性の服選びも大変でしょうが、こちらも大蔵省(大臣の役職名はかわりましたね)との交渉は大変です。
はなずきんさんのように、うちのかみさんも剣道をしてくれれば良いのですが(涙)
Posted by 三七式ヨシ at 2016年05月22日 23:11
三七式ヨシさん

私は道着や防具のデザインもけっこう興味があります。いい防具や、デザインが凝っている防具を付けている方は「おっ」と思ってつい見てしまいます。
でも、いいのを揃えようとすると高いですよねえ…。
防具はデザインだけでなく機能も重要ですし。

私は女性としては大きいほうなので、防具は男性用サイズなのですが、体型的に合わないのかどうもしっくり来ません。オーダー防具に憧れてます(^^)
まだ私には分不相応な気がしますが、段持ちになれたらもうちょっといい防具が欲しいです。

三七式ヨシさんの奥様が剣道を始めたら、二人で防具に凝って出費が大変かもしれませんよ?(笑)
Posted by はなずきん at 2016年05月23日 09:08
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