2016年05月15日

母と子の剣道日誌(73)はじめての出稽古

今日、剣友会の大人会員のみなさまと、初出稽古に行ってきました。

「出稽古(でげいこ)」とは、よその道場にお邪魔して、一緒に稽古したり、試合をしたりして研鑽を積むことです。
ふだんは同じ会の同じメンツで稽古していますから、経験値を上げるためには出稽古はとても役に立つのです。


私がこの会に入ってから、大人が出稽古するのは初めてです。もちろん、私自身も初めてです。

以前、警察にいた時は、子供たちはよその警察署にお邪魔して稽古をする事がちょくちょくありましたが…
当会は子供も「会として」出稽古する事はほぼないようです。
個人的に出稽古している子は何人かいるようですが。

初めての出稽古でなにか失礼をしたらどうしよう?とか、きつくてついていけなかったら?とか、私みたいなレベルに見合って相手してくれる人がいるの?とかいろいろ微妙に心配でしたが…
結論から言いますと「とっても楽しかった」のです!


お隣の市の大学の道場で稽古している、「K会」という大人だけの剣友会の道場にお邪魔してきたのですが、その道場がいい味出てるんですよ。
「ザ・道場」って感じの古いオール木の床、あちこちに貼ってある「標語」、窓の前にある鉄格子にぶら下がってる面などなど…
ふだんは小学校の体育館で稽古してますから、こういう道場っぽいところに来るとワクワクしてしまいます。
神棚があるとさらに良かったんですが、残念ながら日の丸だけでした。それもそのはず、キリスト教系の大学の道場でしたから…、神棚がないのは当たり前ですねえ〜。


今回の出稽古のお膳立てをしてくれたのは当会の大人担当のN先生です。
行ったメンバーは、男性9名、女性4名と先生ですが、K会には事前に私達の経験年数や段数をお知らせしてあって、それに合うようなメンバーを相手の先生が取り取り取り揃えて?下さったようです。

出稽古の初めはストレッチから。そして準備運動、素振り。
この「準備運動の順番」とか「素振りの内容」はそれぞれの会によって、微妙に内容や順番が違うので面白いです。全般的にはほとんど同じなんですけどね。

そして胴・垂をつけて、整列して、座って…黙想です!
いやー、「道場」で黙想っていいですねえ〜。

その後、それぞれの会で切り返しや面打ちなどの基本稽古をやりました。
この時、当会の「理想の上司」ENさんから「はなずきんさん、面の打ち方良くなりましたねえ〜!」って言ってもらえて…嬉しかったです〜。(涙)
少しは特訓の効果があったのでしょうか?

基本稽古が終わったら、いよいよ試合です。
春の市の大会が団体戦、ということで、今回も団体戦の練習です。
行った大人の人数で分けて2チーム作ったので、片方が6人、もう片方が7人となりました。

基本稽古で疲れちゃって、ゼイゼイ言ってる中、私は先鋒なのですぐ試合に出なければなりません!

最初の試合のお相手は年配の小柄な男性でした。
おそらく、経験年数は私と似たりよったりでしょうか?
私が面を打った時に胴を打たれてしまい、1本取られて、3分で時間切れとなって負けました。
この勝負「負け」ではありましたが、あまり緊張しなかったのは良かったところでしょうか…。
前の大会の試合の時と違って、自分が何をしたかをだいたい覚えているので、少しは余裕ができたのでしょうか。

この「団体戦」、私の入っているチームは残念ながら負けてしまいました。

次の試合のお相手は小柄な女性です。っていうか、学生さん?
全般的な動きから見るに、あんまり手慣れてなさそう…、って思ったのに、試合開始後すぐにあっけなく小手を取られてしまいました。
そして今度は面を打った!と思ったら同時に打たれていて、2本取られて負けてしまいました。
試合時間は1分くらいとあっけなくて物足りなかったです。
後から聞いたら、相手は高校2年だと言っていたので、おそらく高校から剣道を始めた女の子なのでしょうね。

あーあ、あっさり負けちゃったよ、とちょっとがっかりして戻ってきて、
スコアをつけようとしたら、そこにいらした「稽古中毒」SZさんが
「はなずきんさん、さっきの面良かったですよ!
僕ははなずきんさんのほうが早かったと思ったんだけどなあ」

って言ってくれたのです。

ENさんも「あれは良かったですよ。1本旗上がってたでしょう?」と言ってくれて。
負けながらも、そう言ってもらえた事が嬉しかった私です。

試合後に、この女の子とやった地稽古では、けっこう私が技を入れることができたのですが…、
だんだん相手の動きがわかってきたからかなあ?


この会の団体戦も、うちの会が負けてしまいました。
うちの会のメンツは、試合慣れが足りないのかもしれませんねえ〜。
まあ、それを補うための出稽古ってことなんですが。

この時、私は自分の試合が終わった後は、試合のスコアをつけながら観戦していたのですが、剣道の試合を見るのって本当にワクワクしてしまいます。
お互いに「気のやりとり」をしているだけでも見ててゾクゾクするし…、
きれいに技が入った時はホント感動します!
先方の会の方のいろんな戦い方も見ていて「へえ〜、こんなタイプの人もいるんだ」と感心してしまいます。

なんでしょう、私が試合を見る時のこの高揚感。
油断するとニヤニヤしそうになるくらい、ほんとに楽しいのです!


「見ているだけ」でも楽しいのですが、やっぱり「自分でやっているからこその視点」で見られるのがいいんです。
やっぱり私、剣道好きなんだなあ、下手くそでもやめられないなあ、って思いました…。


さて、次は「代表戦」ということで、お互いの剣友会のエースを出しての5人組の団体戦です。もちろん私は出ていません(笑)。
この団体戦は、うちの会が勝ちました!
代表になったのは試合慣れしている人が多かったので、いい感じで勝ってくれました♪


それで試合は終わり、次は先方の会の方と「地稽古」です。地稽古というのは、お互い試合のように技を打ちこんでいく稽古のことです。
さきほど試合でお相手したふたりの方+もうひとりの女性とまた組んでいただきました。

これが、ちょうど私と同じくらいのレベルの人だったので、やりやすい!のです。
うちの会は私と同レベルの人が2人くらいしかいないので、私が打ち負ける事がほとんどなのですが、今日は何回か「これは確実に1本入ったな!」ってのがあって、ちょっと気持ち良かったです。
まあ、私のほうもけっこう打たれていましたけど(笑)。

いつも自分より上手い人ばかり相手にしているので、「これは決まった!」って事がふだんはほぼないのですが、今日はその爽快感が味わえたというか…。
いつもと違う相手とやってみるのは面白いなあと思いました。


あと、地稽古でお相手していただいた、試合では当たらなかった女性ですが、打つために体を動かしてタイミングを取る人で、見ていて「あっ、今打ってくるな」ってわかってしまう感じなのです。
私は体を動かしてタイミングを取るわけではないのですが、打つ前の瞬間に沈むような動きをするらしく、打つのがわかりやすいと言われるのですが、ああ、私もこんな感じでわかっちゃうのかな、あまり「起こり」の動きを出さないように気を付けようと思いました…。

上手い方を見るのも勉強になりますが、同レベルの方を見るのも役に立つものですね。


結局、試合を含めて、3時間ほどの稽古となりました。
今日はなんだかあっという間の3時間でした。楽しかったからでしょうね!


ふだん稽古の時にあまりゆっくり話せないだけに、道場から駐車場への道すがら、みなさんと話す雑談も楽しかったです。いつも来る時から道着姿の「お父さん」たちが私服なのも新鮮でした(笑)。

行く前は正直「私なんかが出稽古に行ったら場違いなんじゃ…」って気持ちもあって、参加すべきなのか迷いましたが、帰る時には「こんな楽しいならまた来たい!」って思ってました。


さて、明日は部内試合。役員として忙しい一日です!
こんな日記書いてる場合じゃないので(でも書きたかったんです!)、寝ないと(笑)。
posted by はなずきん at 00:08 | Comment(6) | 親子で剣道2剣友会編(1級まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はなずきん さん

出稽古、お疲れ様でした〜
いいなあ。楽しそうですね〜

試合とか、いいですねえ。
面をほめられたんですね。どんどん、上達されてるんですね(^_^)

剣道の試合を見るのは楽しいですよね。私、ほぼ毎日のように、全日本剣道選手権大会の録画を見ています(^_^;)
そうそう、同じレベルとか子供の試合とかも、見ていてためになりますね。

>道着姿のお父さんが私服

これ、わかります!
私もこないだあるお父さんに「ああ、〇〇先生、洋服着られること、あるんですね〜」と思わず言ってしまい「何時代の人だと思ってんの笑」と笑われました。

役員のお仕事も、お疲れ様です。

ちなみに、今週末、私は剣道の稽古がないので、他のジャンルの武道を学び、剣道の役に立てようと、昨日は弓道、今日は空手の体験に行ってきました。
感想としては、弓道は私にとっては大人しすぎる武道でしたね。空手は、足捌きとか、身体の軸とか、残心とか、剣道に通ずるものが多くあり、大変ためになりました。組手は、結果的には負けましたが、一応一本取ることが出来ました(^_^)

来週まで剣道出来ないのですが、身体を動かしてきたので、割とさっぱりしています。
Posted by 麻子 at 2016年05月15日 15:07
麻子さん

やっと部内試合が終わって、ほっとしています。
もっとこじんまりと適当な感じだと思っていたら、案外ビッグイベントでコマコマと準備が多く大変でした。子供の参加人数は10人くらいでしたが、トロフィーとか賞状とかちゃんと用意しないといけないんですよね。


出稽古は、行く前は心配なほうが多かったですが、楽しかったです。
上級者ばかりのところだと、身の置き所がないのですが(+_+)

上手い方にいろんな事を教えてもらえるのは嬉しいのですが、
注意されっぱなしとか「合わせてくれてるんだな」というのばっかり、というのもへこみますよね〜
同じレベルの人だと、お互い様って感じであまり遠慮しなくていいので、楽しかったです。

>どんどん、上達されてるんですね(^_^)

いやー、元があまりできてないので、ちょっとできただけでもほめてもらえるんでしょう(笑)
同じ経験くらいの初心者と比較しても決して上手いほうではないですよ〜。
蹲踞だけは上手くなりましたけど(笑)


>「ああ、〇〇先生、洋服着られること、あるんですね〜」

今時、洋服着ない人はいないですよね…(^_^.)
でも、いつも道着だから、私服は見慣れないですよね(笑)


麻子さん、弓道と空手をしてきたのですか!アクティブですね〜
弓道は私もやってみたいと思ってましたが、弓道は基本的に相手がいないので、格闘技系とはタイプが違う感じですよね。
あれはあれで楽しそうな気はしますが…私も機会があればやってみようかなあ。

空手は私は絶対無理です!身体能力低いので(笑)
剣道は対戦系の中では、”身体能力=勝敗”とは限らない部類だからなんとか私はついていけてるんでしょうね〜。

麻子さんはそういうのがけっこう得意なのですね。ウラヤマシイなあ…。
私なんかすぐに追い越されるちゃうというか、もう追い越されてるような気がしますがσ(^_^;)
Posted by はなずきん at 2016年05月15日 17:55
はなずきん さん

役員のお仕事、お疲れ様です(^_^)
うちの団でも、お母様方がいろいろ動いて下さっているんですね、きっと。

>注意されっぱなしとか「合わせてくれてるんだな」というのばっかり、というのもへこみますよね〜

そうですね。
よくご指導下さる先生がいらっしゃるのですが、基本注意ばっかりなので、ありがたいですけど、やっぱり凹むときがあります…
あからさまに、頭を出してくれたりするのも、ちょっと傷つきますよね。

>打つために体を動かしてタイミングを取る人で、見ていて「あっ、今打ってくるな」ってわかってしまう感じなのです。
私は体を動かしてタイミングを取るわけではないのですが、打つ前の瞬間に沈むような動きをするらしく、打つのがわかりやすいと言われるのですが、ああ、私もこんな感じでわかっちゃうのかな、あまり「起こり」の動きを出さないように気を付けようと思いました…。

そうなんですね。
私は、先述の先生に「左足でリズムをとるんじゃない!」と怒られます。かといって、止まっていればかえって動く瞬間がわかりやすいようにも思うのですが…
ですが、昨日空手に行ったら、じっと止まっている時はない、と言っていました。
とすると、私のやっていることって間違っていないんじゃないの?と思ったりします。全日本でも、竹ノ内選手とか、ずっと足を動かしてますしね。
今度の稽古では、空手仕込み(たった一回ですが)のフットワークが剣道でどれだけ通用するか試してみたいと思います。

空手、ぜひ一度お試しください!
身体能力が低いなんてとんでもないですよ!
剣道ってかなり、身体能力高くないとできませんよ。

いつも竹の棒で叩かれている私たちからすると、ふわふわしたグローブで叩かれるのなんて、ちっとも怖くないです。
「さすが剣道やっているだけあって、自分からかかっていくね〜」と言われました。褒められたんだか、呆れられたんだか。

大人しそうに見せて、結構格闘系なのかもしれません。剣道の試合が最初怖かったのって、実は私が先端恐怖症だからだったのかも!?

そうそう、書きましたっけ?
こないだ稽古の際、たまたま放った突きがうまく決まり、先生から『いざとなれば突きを打てる人』の称号(笑)をもらってしまいました(^_^;)
Posted by 麻子 at 2016年05月16日 11:06
麻子さん

>あからさまに、頭を出してくれたりするのも、ちょっと傷つきますよね。

そうしてもらわないと打てないって自分はまだまだだな〜って思いますよね…。

>私は、先述の先生に「左足でリズムをとるんじゃない!」と怒られます。

うちの先生もリズムは取らないほうがいいって指導してますね。

ずっと動いている事自体はいいと思うんです。
が、その方はわりとゆっくりと前後に体を揺らしていたので、「後ろに行く時」は打ってこれない、ってのがはっきりわかってしまうんです。

竹之内選手の動画を見てみましたが、そもそも剣先を合わせた状態での「待ち」の状態がほとんどないですよね。打てる間合いに入ったらほぼすぐ打ちに行ってるので、打ってくるのが読めるとか読めないとかいうレベルでない気がしますし、脚力とスタミナがある方でないとこれだけ動き続けるのは難しいと思います。

私達くらいだと、剣先を合わせてじっとしている時間が長いので、そこではっきりとわかるようにリズムを取ってると、やっぱり出るタイミングが読まれてしまうと思います。
「常に前後左右に移動している」リズムなら、打ちづらいと思いますが…私は3分ずっとは動いてられないです(笑)

高段者で高齢の先生は、リズム取る方はまずいないですが、
全然いつ打ってくるかわからないし、わかったとしても竹刀が中心で飛んでくるのが早くてぶれないのでよけられないんですよね。
だから「動かないと、いつ来るかわかってしまう」というのはちょっと違うような気がしますが…。


空手ですか…、いや私、体が固いのでケガをしそうです(^_^.)
それに私にとっては、格闘系の競技って武士のたしなみじゃないので、あまり魅力を感じないんです。だから弓道のほうが好きな気がします(笑)

麻子さんはけっこう空手向いてるんじゃないですか?
体も柔らかそうだし、なんだか身が軽そうだし…。

麻子さん、突きが打てるなんてスゴイですね〜
私、相手をケガさせそうで怖くてできないです。
あっ、私には打たないでくださいね!(笑)
Posted by はなずきん at 2016年05月16日 14:46
三七式ヨシです。

はなずきんさん、審査に向け良い稽古が出来たようですね。

お相手が観察できるのは良いことです。

以前にも書き込みましたが、審査中に、審査員の視線を感じるとお相手の動きが見えなくなり(視界からは消えませんが)、打突の機会を逃してしまいます。

私を指導して下さった竹内一郎先生は「出端、お相手の居ついたところ、お相手の技の尽きたところの3つの機会を逃さないように」と耳タコで教えてくださいました。

あと、起こりについてですが、ノーモーションで打てると出端とかには有効なのはわかりますね。

自分が打っていく際、ルーティンのようになにかワンアクションないと出れないのは問題ですが、ノーモーションで打たねばいけないかというとそうでもないです。

逆に、こちらの攻めが効いて居る場合、「行くぞ」との意思表示により、お相手をコントロールする場合もあるのです。

高段者の先生が打ちにこられるのを感じて、負けずに出ようとして小手を抑えられたり、すりあげられたりということがないでしょうか。

面を打つふりをして、剣先を抑えた直後に小さく小手を打つなんてのもありますが、前振りで飛び込み面を見せておくと効果大です。

あまりやると、姑息だと指導されておられる先生にご注意を頂くので、隠し玉に取っておいて、月に数回程度(相手も変えながら)攻めの効果の確認に使ってみてください。
Posted by 三七式ヨシ at 2016年05月16日 23:47
三七式ヨシさん

いつもアドバイスありがとうございます。

>出端、お相手の居ついたところ、お相手の技の尽きたところ

これ、私の先生もおっしゃっているのですが…、
なかなかこのタイミングに技を出すのが難しいです。
「あー、今打てれば良かったのに!」って後からよく思います。

「いつでも打てるようにしておいて、打てそうだと思ったらすぐ出る」
という練習もしているのですが、鈍いのでなかなか…。

>面を打つふりをして、剣先を抑えた直後に小さく小手を打つなんてのもありますが、
>前振りで飛び込み面を見せておくと効果大です。

「打つふりで別の技」…難しいですね〜。
やろうと試みてはいるのですが、なかなか相手が乗ってくれません。
たぶん、私のやり方が下手なんだと思います(汗)

私は実戦も稽古もまだまだ足りてないです。
人よりスキルを身に着けるのに時間がかかる私なので、
もっともっと稽古していかないと、ですね。
でも、そのために努力するのは苦にはならないので、それは救いでしょうか(^^)
Posted by はなずきん at 2016年05月17日 09:25
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