さて…後半の劇も終わり、一番最後に、演じた6年生全員が舞台に上がり、「すてきな友達」という歌を合唱します。
前半の役の子も舞台に上がり、次男もスワガードの衣装のまま、一緒に歌っていました。
歌が終わり、劇は終わりだな…と思ったら、みんなが舞台に並んだ状態のまま、次男とあと2人の女の子が前に出てきました。
「終わりのことば」です。次男が「終わりのことば」をやるとは私は聞いていなかったので、ちょっとびっくりしましたが、学芸会実行委員がやることになっていたのですね。
他の学年も含めての感想や、自分たちが何をがんばってきたのか…を3人交代でマイクを持って話します。
次男はもちろん、他の学芸会実行委員の子たちも、学芸会をやりとげた、という満足感があったようです。
この「終わりのことば」の時は、3人とも劇の衣装のままでした。次男はスワガード役のかっこうのまま挨拶していたので、ちょっとかっこよかったです(笑)。
そして最後に次男が「気を付け。礼!」と言い、舞台の上の6年生も全員礼をして…学芸会、終了です。
会場は、拍手に包まれました。
この「気を付け、礼!」がぴしっと言えていたのは、剣道のおかげ…ですよね、きっと。(笑)
学芸会が終わった後、舞台の片付けをしなければいけないので次男は忙しそうでしたが、呼び止めて一枚写真を撮ってきました!
とても満足げな顔をしていた、次男です。
脚本の最初に、6年生の担任の先生が書いた文章がありました。
この劇づくりにあたり、私達担任が目標とすることは、「6年生ひとりひとりが与えられたそれぞれの役割の責任と自覚をもち、目標に向かって進む一つのチームになるようにしよう!!」ということです。
この活動を通して、みんなが演じる楽しさや、劇づくりの素晴らしさを味わってほしいと思っています。
演劇の楽しさ…それは、私たちの現実の世界とは全く別の世界を生き、自分とは違う人物の人生を体験できるということではないでしょうか。そして、それは架空の世界でありながら、日常世界とオーバーラップし、演じることにより自分の生き方を振り返ることもできるのです。
そういう世界は、主役一人でつくりだすことはできませんし、脇役だけでもつくれません。
(↑次男はこの部分に、赤ペンで印をつけていました。)
劇は、舞台の役者の演技と、それをひきたたせる衣装、音楽、効果音、照明、大道具、小道具、背景などの舞台装置が有機的に結びついて初めて出来上がる美しい世界なのです。
役者だけでなくそれぞれの係が呼吸を合わせて取り組まなければつくれないものなのです。ですから、どの役が重要で、どの役が軽いというものではありません。無用な役などないのです。すべてが劇に必要なのです。
そして、観客の方も…演じる側、観る側がひとつの時間、ひとつの空間を共有することにより、初めてつくりあげることが可能な世界なのです。
保護者の皆様、ご協力どうぞよろしくお願いいたします。
次男の心にはこの「主役一人でつくりだすことはできません」というところが響いたんですね。
学芸会に入れこんでいたのは、自分がやりたい役を演じたい、という気持ちが一番強かったのだとは思いますが、6年間一緒に過ごしてきたみんなで、力を合わせて劇を作り上げた、という事も嬉しかったに違いありません。
そして…学芸会後の「学校だより」に、生徒たちの学芸会の感想が載っていました。
6年生は4名の感想が載っていて、誰の感想か名前は書いていなかったのですが、読んですぐ次男の感想だとわかりました。
「この学芸会、6年生として、小学校生活最後の行事が学芸会という一番好きな行事で締めくくれてとても嬉しい気持ちです。悪役として、実行委員として、大道具係として、悔いの残らない何もかも盛りだくさんの学芸会でした。」
次男は「悔いが残らない」と言えるくらい、一生懸命やっていたのですね。
今までも、いろんな行事でがんばっている次男を見てきましたが、学芸会は次男にとって、小学校生活最大のイベントだったに違いありません。
先生たちの尽力はもちろん、みんなの協力があってこそ劇ができたわけですが、おそらく、次男は6年生の中で…いや全校生徒の中で一番、学芸会に賭けていた生徒なのではないかと思いました。
いつも、学校行事の写真(カメラマンが撮影した写真を販売している)は、厳選して少ししか頼まないのですが(だって一枚150円もするんですよ〜)今回の学芸会の写真は奮発して、次男が写ってるのをいっぱい頼んだ私です(^^)
次男の学芸会編、これで完結です。
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黒い靴が衣装を引き立てていますね。はなずきんさんも、衣装づくりなど大変だったのが報われたのでは?
私は、娘二人が小学生の時、PTAの役員でよく学校に行っていました。
学芸会も見ていたはずで、その時は感動したはずなのですが、記憶が風化し、ほとんど覚えていません。
学芸会より、卒業式のほうが印象に残っています。
長女の卒業式では、まさかとは思いましたが、退場のとき泣きながら歩いてくる娘にもらい泣きをしました。
次女の時はPTA会長をしていて、娘より自分の挨拶のことで頭がいっぱいだったのと、式の前後に校長室に入った緊張感が記憶に残っています。
娘さんがふたりいらっしゃるのですね。もう、大分大きくなられたのでしょうか。
衣装は、私ではなく衣装係が作ったようです。
私はブーツとタートルシャツを買いに行っただけでして(笑)
先生も手伝ったのでしょうが、子供たちが考えたわりに、それぞれのキャラクターの衣装はなかなかいい感じになっていると思いました。
三七式ヨシさんはPTA会長もされていたのですね。何かとお忙しかったと思います。私の父も副会長をやっておりましたが、子供の頃はなんとも思っていなかったのですが…
自分もPTA役員をやるようになると、会長職の大変さを引き受けて下さる方は、本当にありがたいと感じます。
親として学校行事に参加していると、子供と一緒に小学校の追体験をしているような感じで、卒業式は自分も卒業するような気になりますよね…。
私の場合、子供たちの小学校には11年お世話に?なるわけで、自分が卒業した時より感慨がありそうです(笑)
二人の娘は社会人になっています。
次女もこの春、就職しました。
次のイベントは…
来年、私は中央審査を受けますが、娘が連れてくるお相手をビビらせるのも目的で昇段したいと思っています(汗)
年末のバタバタの中、なんてコメントしようかなと思いながら日ばかり過ぎてしまいました。
大成功でよかったですね〜
それにしても、次男くんは、素直に学校行事に参加していて素晴らしいですね。
私の周りには、学校行事に素直じゃない男子が結構いますので。
この経験は、一生モノですね(*^_^*)
いろいろありまして、忙しくて…
レスが遅くなってすみません!
中央審査ってなんなのかわからなかったので調べてみました。
京都で受験される…ってことですよね?
もう娘さん、社会人なのですね!
娘さんが連れてくる相手って…ご結婚予定があるのでしょうか。
それとも将来そういう事がありそう、というお話でしょうか。
確かにお相手のお父さんが剣道7段、はビビりますね(笑)
今の6段でも十分とは思いますが…(^^)
7段はかなりの難関ですよね。受験されるだけでもスゴイと思いますが、合格をお祈りしております。
ただでさえ忙しい年末に、私のほうもちょっと事件がありまして…、
しばらく忙しそうです。
(いずれブログに書くと思いますが)
次男も、自分の興味のない学校行事はここまでやりませんが(笑)
学芸会は本当にやりたかったのでしょう、すごく楽しかったようです。確かに、一生記憶に残る出来事でしょうね。
最後のイベント、卒業式も楽しみにしている私です。
中央審査とは、京都に限りません。
わが県では、三段までが郡市の剣連が担当し、四、五段が県連が担当します。
六段以上になると、全国区となり、年間6回程度(京都、名古屋、東京、福岡など全剣連のHPに審査予定が掲載されます)の審査会が開かれます。
七段は、六段取得から6年以上の修行が必要で、私は秋(11月下旬)の名古屋で六段を取得したため、七段審査も秋の名古屋から受験資格が与えられます。
運が良ければ、剣道時代と剣道日本の再来年1月号に載ります。
娘(二人とも)に関しては、彼氏がいるのかどうかも分かりません。
知らないのは父親だけかも(汗)
ただ、我が夫婦も1月に知り合って、10月には式を挙げ、来年は銀婚式?
ちなみに10月10日の式で、長女は翌年の8月23日生まれです(汗汗…)
審査まで、1年を切り、できないことを少しでも出来るようにしなければと焦り始めています(泣)
全日本剣道連盟が主催する、六段以上の審査=中央審査、という事でしょうか?
よく理解できていなくてすみませんでした。
娘さんがおふたりとは、結婚されたら寂しいですねえ。
でも、結婚しなくても困るし(笑)
しかし、結婚相手のお父さんが剣道七段だったら、
私だったら喜んで嫁に行くでしょうねえ〜
下手すぎて相手にしてもらえないかもしれませんが(笑)