2015年10月02日

母と子の剣道日誌(48)初心、忘るべからず

今週の水曜日の夜、稽古がありました。

水曜日の稽古は、平日夕方からなので子供が主体なのですが、途中に「座学」の時間があります。
ホワイトボードを前に、先生が「これからの稽古について」の方針や「剣道の知識」などを教えてくれる時間です。

今週のテーマは「気剣体の一致」でした。その内容はここでは説明しませんが…
その後に、先生が子供たちひとりひとりに「なんで剣道を始めたのか」という理由を聞きました。
そして先生は
「剣道の稽古は大変だし、辛いし、めんどくさい。剣道なんかよりゲームやってたほうが楽しいよな。でも時々、剣道を始めた時の気持ちを思い出して、なんで自分が剣道をやっているのか、どうなりたいのか、考えなさい」
と言いました。

大人たちにはその「なんで剣道を始めたのか」の質問は来ませんでしたが…
私は心の中で、私が剣道を始めた時の気持ちを思い出していました。
まあ私は、自分の上達の遅さにめげていただけに(笑)自分がなぜ剣道をやっているのか…ということは普段からけっこう考えているのですが…。

家に帰ってから、剣道関係の自分が書いたブログを、最初から読み直してみることにしました。
自分で書いたんだから覚えているだろう、と思っていましたが、案外細かい事は忘れています(笑)。


まだ子供だけが習っている時、一緒に早素振りをしてみたら膝が痛くて、自分が剣道を習うのは無理だろうと思っていたこと。
剣道を習いたい、と考えるようになって、体力をつけようと思ってランニングしてみたら、足首が痛くなってしまったこと。
そんなので剣道を習うのが大丈夫なのか…と悩みつつ、整体に行ったり筋肉をつける運動をしたり、ふだんの生活でも姿勢を良くしたりといろんな努力をしていたのです。

そして剣道を習い始めてからも、当分の間「素振りの時に首が動いてしまう」のが直らなくて苦労していたこと。
そんなことがあった事を忘れていました。
私が剣道を始めたのはたかだか2年前のことなのですが、だいぶ時間が経ったような気がしていました。


そうか、私はそんなにあちこち痛いところがあったんだ…。
そして、今でもフォームはそんなに良いわけではないですが、首はたぶん動かなくなっている…と思います。
剣道を始める前に比べたら、筋肉も体力もだいぶついたはずです。
いろんな弱点を克服しながら、やっとここまで来れたんですよね。


昔はおそらく、今よりはるかにフォームも悪く体力もなく、攻め方もわからず、いろんな事ができてなかったはずなのに、ブログでは「これができるようになった!」とか喜んで書いていたりして。
今の私が当時の私を見たら「レベル低すぎ…」って頭を抱えるかもしれないと思いましたが…
っていうことは、今はその時よりはちょっとはマシになったということですよね。


「なんで剣道を始めたのか」「どういう自分になりたいのか」の想いは私は常に持っているつもりでしたが、あらためて昔のブログを読みなおしてみると、当時の自分がどんな状況を乗り越えてきたのか、その時にどんな気持ちだったのか…よくわかりました。
こんなにがんばって、やっとここまで来た自分をほめてあげよう。
そして今までの自分に恥ずかしくないように、これからもがんばらなくては。

自分では「初心を忘れていない」と思っていましたが、やっぱりちょっと忘れていたのかも。



前の、警察のH先生は、私を全然ほめてくれない人でした。
一生懸命やっていても、その努力の部分は認めてもらえず「できていない」事しか言われない…
私はその事を不満に思っていたので、警察を辞める時はあまりH先生に対して感謝の気持ちは持てていなかったのです。


でも、そもそも私が剣道をここまで好きになったのは、H先生の稽古を見ていたからなのです。
剣道の奥深さ、面白さを教えてくれたのはH先生で、だからこそ自分でやろうと思ったのです。
私が「後ろに下がらない」剣道をするのも、礼儀はきっちりやらなければ、としているのも、この先生が教えていたことなのです。(教えていたのは私に、ではなく、子供たちにですけれども。)


ほとんど運動経験がなく、運動神経もいいとは言えない私が、40代なかばで剣道を始めた事は、私にとって、とても大きなチャレンジでした。
おそらく、人生のターニングポイントといってもいいくらいの…。
だからやっぱり、そのきっかけを与えてくれたH先生には感謝の気持ちを持たなければ、と思いました。
もっともH先生は、私にそんな事をさせるつもりは全くなかったのだと思いますが(笑)。


今は…稽古はとても楽しいのです。
この気持ちも、忘れたくありません。

まためげたり、障害があったり、いろんな事があると思いますが…
初心忘るべからず
この言葉を胸に、できる限り剣道を続けていきたいと思います。


<おまけ>
最後にひとつ、私が気に入っている言葉を紹介します。
住宅メーカーの多摩ホームの社長が言っていた言葉なのですが。

「成功する人は、成功するまでやるから成功している。
失敗する人と成功する人の違いは、そこだけだ」


タグ:剣道
posted by はなずきん at 21:47 | Comment(2) | 親子で剣道2剣友会編(1級まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はなずきんさん

今回の記事、特に秀逸ですね!心にグッときたり、ジーンときたり、大忙しですよ〜

座学ですか!いい道場ですね!『気剣体一致』なのだから、『気』の部分も、ただ頑張れ!だけでは足りないですものね。

何をするにも、『初心』は大切ですね。
日記のようにブログを残してあるということは、自分の足跡を辿れていいことですね。

私も始めようかな…でも、難しそう…

私が、公開講座に行こうと思ったわけは、Tノ内選手目当て(!)ではなくて、あの有名なK田先生に習うことができるからです (^_^)
で、思い出してみたら、あ〜Tノ内選手もいたっけ という感じです。

なんか心が引き締まる思いがします!
明日の自由稽古、頑張れる気がします (^_−)−☆

ちなみに、私の好きな言葉は、『志ある者事遂に成る』で〜す (*^_^*)


Posted by 麻子 at 2015年10月03日 02:40
麻子さん

駄文ですが、心にぐっと来ていただけたとは、嬉しいです。
こういうブログは、書くことによって、自分の気持ちも整理されるのがいいんですよね。

私は、何か印象に残る出来事があると、頭の中に文章が浮かんできて、書きたくてしょうがなくなってしまうんです。
書かずにはいられないと言いますか…。

私は飽きっぽくて、あんまりひとつの物事を続けた事がないのですが、文章を書くのだけは、小学校の頃からずーっと続けています。
うちの次男が「絵を描かずにいられない」のと似てるのかな。

麻子さんなら、きっといいブログが書けると思いますよ。
書きたい事がいっぱいありそうですし(^^)
ぜひチャレンジしてみてほしいです。
自信がないなら、最初はこっそり書いてみて、いい文が書けた!と思ったら宣伝しに来てください(笑)

K田先生のHPを見ると、初心者でもこれをやればぐっと上手くなる!みたいな事が書いてありますよね。…講義内容、気になります。
ブログもそこから書いてみてはどうでしょう?

「志ある者事遂に成る」ですか、いい言葉ですね。
麻子さんの志、成るといいですね!
Posted by はなずきん at 2015年10月03日 11:59
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