2015年09月16日

母と子の剣道日誌(42)はなずきんの一番長い日〜市民剣道大会にて(その3)緊張の、大会当日の朝

この話は↓ここから続いています…。

母と子の剣道日誌(41)はなずきんの一番長い日〜市民剣道大会にて(その1)全然上手くなってない?私の剣道。

母と子の剣道日誌(42)はなずきんの一番長い日〜市民剣道大会にて(その2)大会参加の女性剣士は2人だけ!?


さて、いよいよ大会当日。
朝起きて、家で準備をしていた私ですが…
途中から、妙に緊張をしている事に気づきました。

それも、試合に出る緊張、というよりは…
「次男が起きなかったり、私の準備が間に合わなくて時間通りに行けなかったらどうしよう」
「面付けが遅くて、試合に間に合わなかったらどうしよう」
「試合直前にトイレに行きたくなったらどうしよう」
とか…、むしろ、「準備がきちんとできない事」についての不安が強かったのです。


実は、試合についてはそんなに心配していなかったというか、何も考えていなかったのですが(笑)
N先生が
「試合には、自分の実力以上のものは絶対に出せないんです。
じたばたしたって、ふだん稽古している以上のことはできません。
だから、自分の実力をいかに最大限に発揮できるか、つまりいかに緊張しないでできるか、が重要です」

とよく言っていて、それは私も納得していて…
どうせ勝てることはほぼないんだし、相手に稽古をつけてもらうつもりで試合をしよう、と今回は腹をくくっていましたので、それで緊張していたわけではないのです。


しかし、剣道の防具付けは、私はいまだにあまり手慣れているとは言えません。特に面付けはまだやや苦手です。
素早く着けようとすると、どこか上手くいってなくて、稽古の途中で面手拭(頭にかぶっている手拭)が面の中でずれちゃったり、かといってゆっくり丁寧にやっても100%成功するわけではなく、なんかゆるいなーと思ってまたやり直したり。

大会の時は、その前にやっている試合の進行状況により、自分の試合の時間が前後する事が多いのですが…
あまり早く面を付けておいても疲れちゃうし、かといって試合開始に間に合わなかったらみなさんに迷惑がかかるので、どのタイミングで面を付けておくかは、けっこう気を遣います。
まして、私は子供たちにも「いつ面付けの準備をするか」「どこの試合場に行って試合をするのか」などの指示を出さなければいけない立場なので、そのふたつを同時にこなす事にも不安がありました。


剣道は他のスポーツではあまり感じないであろう「防具の準備がきちんとできないんじゃないか」「試合開始に間に合わないんじゃないか」という不安感が、初心者のうちはつきものなのです…。
個人戦が次から次へと進んでいくのですが、試合時間は短かったり長かったりするし、自分が次にいつどこにいたらいいのか?というのがわかりづらいのです。
プログラムを見れば試合進行と場所については書いてありますが、面付けをして竹刀を持った状態でプログラムを持っているわけにもいきません。特に低学年の子供は、誰か指示を出してあげる人がいないとまず迷います。だから、選手以外に、試合進行についてフォローしてくれる人をつける事が多いです。
実際、試合になって呼び出された時に選手が見つからない、という事も、わりとあります。

それに加えて、子供の試合の後に大人の試合があるのですが、子供の試合の進行具合によって、大人の部が昼食より前になったり、後になったりすることがあります。

大人はいろいろ子供のフォローをしなければならなかったり、トイレに行きづらかったりということがあるので、試合に参加する大人も最初は稽古着を着ていないことが多いのですが、

どのタイミングで稽古着に着替えるか、防具をつけるか、
食べると動きが鈍くなるので、試合前にお昼ご飯を食べるかどうか
水分を摂り過ぎるとトイレに行きたくなるし(袴なので!)
かといって、水分を摂らないと熱中症になるかもしれないので、面を付ける前に水分補給しておいたほうがいいし(面をかぶったら飲めないですからね!)

など、剣道の試合の前はいろいろと考えておくべき事が多いのです。
他のスポーツだと、ここまで直前の「準備」(試合内容そのもの以外の)に気を遣う事は少ないのでは…と思いますが…



今回の朝の準備中の緊張は、主にその心配から来るものでした。
それに加えて、案の定、次男がなかなか起きません!
大会がある市の武道館は、駐車場はあるのですが、大会当日は車を停めることはかなり難しいです。
止められたとしても、奥のほうになっちゃって、帰りに前のほうの車が出ないと出られなかったり…
なので、今回はバスで行くことにしたのですが、バスの時間が近くなっても次男はなかなか起きません。

ただでさえ自分が緊張してイライラしているのに、次男もこの有様で…、
やっと起きても「首が痛い」とか「なんか調子悪い」とかうだうだ言っています。
それでもなんとか、準備をさせて、ギリギリ、バスの時間には間に合いましたが。

市の武道館の前に到着したら、何人か同じ剣友会の人たちが集まっていました。
まだ竹刀のチェック(ささくれや、弦(ツル…竹刀についているヒモ)の張り具合などを確認します)をしていない子がいたのですが、それを大学生のお兄さんが直してくれています。
大会前にチェックがあり、きちんとメンテナンスされていない竹刀は試合にその竹刀は使えません。
そのお兄さんと竹刀を直しながら雑談したりとか、他の方と話している間に、私の緊張はちょっとほぐれてきました。


そもそも、大会のプログラムが、当日にならないと配られないのが心配の一因なのですが…
もし第一試合だったりしたら、かなり準備を早回しにしないといけないですからね。
でも、いつもプログラムは直前に来るので、同じ剣友会の子の試合と場所をチェックして、誰がいつどこにフォローに回るか相談をします。
プログラムの進行表を眺めて、いつ頃自分が着替えをしたり面付けをするか考えて…
それが決まった頃、ようやく私の気持ちも落ち着いてきました。


開会式が終わり、試合が始まります。まずは子供たちのフォローです。
低学年の子から試合が始まるので、そちらを見に行ったり。
だいたい、子供のお母さんがついている事が多いのですが、低学年の子のお母さんは、大会に参加している経験自体が少ないので時々フォローしなければなりません。剣道の試合の進行表はけっこう複雑で、慣れないうちはどこを見ていいやらわからないものなのです。

初心者の子供のお母さんたちは、やっぱり「子供の試合見てるだけでも緊張するのに、フォローもあって大変」と言っていました。
私は、子供の試合を見る時は、自分の子供かどうかはあまり関係なく「普通に剣道の試合を見る」モードになっているので、きちんと準備させなきゃ、という以外の緊張はほとんどないのですが、剣道に不慣れな?お母さんたちは、子供が試合に出てる!というだけでドキドキ心配になってしまうそうです。

当会は子供がたくさんいるので、あっちでもこっちでも試合をしています。
そして、1,2年の部の決勝戦に、今回が出場2回目の当会の子、KE君が出ると放送しています!
えーっ、それはすごい、見に行って応援しなきゃ!と行きました。

KE君の決勝の対戦相手は、私が警察で一緒に稽古していた、めちゃくちゃ強い2年生RY君です。2年としても小柄ですが、小手が得意技で、ばっちり狙ってスパーンと入れてきます。
ものすごい身長差がある中学生相手でも、わりと互角に試合稽古しているくらいの子なので、これから先どうなるのやら、末恐ろしいです(笑)。
RY君の小手は以前よりさらにシャープさを増していて、剣道を始めて2年めくらいのうちの剣友会の子は、さすがにこの子には勝てませんでした…。

でも、KE君も出場2回くらいで準決勝まで来たのはスゴイです!
ふだんからガンガン打ちこんで来る子なので、やっぱり剣道は闘志がある子は強くなるな〜と思いました…。


会場のあちこちで、前の警察の知り合い(大人も子供も)にも会います。
ひさしぶりなので、挨拶をしてちょっと話したり…

そんなことをしている間に、そろそろ6年生の試合が始まる事に気づきました。
大急ぎで戻ったら、もうすぐ同じ試合場でやっていた4年生の試合が終わるところです。
まだちょっとのんびりしていた次男に、慌てて面付けをさせました!

次男の試合は、まあまあいい線行ってたのですが、もう一歩のところで勝てず…
残念ながら、1回戦敗退です。
朝から調子が悪いと言っていた次男は、「試合が終わったら帰る」と言っていたので、バスでひとりで家に帰しました。まあ、もともと試合嫌いな次男が、試合に出てきただけでもよしとしましょう。
原則は、閉会式まで出ることになっているのですが、大人の試合が終わるまでけっこう時間がかかるので…。

大人の女性の試合は、小学生→中学生の試合の後なので、次男を帰してから自分の着替えをしました。
が、昼の12時になった頃、中学生の試合が終わったらお昼ご飯にする旨の放送が入りました。
となると、女性の試合は午後です。

12時半頃に昼食休憩に入り、お昼を食べることになりましたが…
頼んでおいたお弁当がけっこうがっつり量があって、これを全部食べたら試合で動けなくなりそうです。
かといって、全く食べなくてもお腹がすきすぎて集中できなさそうなので、半分くらい食べて終わりにしました。

昼食休憩後、1時半から試合開始という事だったのですが、女性の試合は午後イチですぐ始まります。
私は女性の試合の第4試合なので、1時半には面付けを終わらせておかないといけません。面付けの遅い私は1時15分くらいから面付けを始めて、25分くらいには試合場の前に来ていました。

が、他に試合場に来ている人はまだいなくて、ちょっと早かったかな〜、と思ったら、第1試合と第3試合は、選手がひとり来ていない「不戦勝」試合で…実質、2番目に出る事になってしまったので、早めに準備しておいてよかったです。

第1試合は不戦勝試合です。
ひとりの選手だけ出てきて、試合場に入り、蹲踞(そんきょ、座って竹刀を前に構える)をしてから立って構えて、「不戦勝」と審判に宣言されたら、また蹲踞して竹刀を納めて終わります。

第2試合は、同じ剣友会のIZさんの相手はやはり「遅剣」の方だったそうで、少し余裕のあったIZさんは、見事に2本決めて一勝してきて、後ろにいる私に「がんばってね!」と声をかけていきました。
第3試合はまた不戦勝試合でした。
そしていよいよ、私の出番がやってきました。


続きはこちら。
母と子の剣道日誌(44)はなずきんの一番長い日〜市民剣道大会にて(その4)試合は稽古のように
タグ:剣道
posted by はなずきん at 00:15 | Comment(0) | 親子で剣道2剣友会編(1級まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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