2015年05月14日

母と子の剣道日誌(39)新しい剣友会、楽しいです。

ご無沙汰しております…。
4月から子供の習い事の曜日が変わり、しばらく忙しかったのです。
西表旅行記もまだ途中ですが、そろそろ再開したいと思っています。

その前に…ちょっと近況を書きたいと思います。


まず、剣道ですが、道場を変わりました。
娘は剣道をやめて、次男と私が一緒に道場を変わったのです。
「母と子の剣道日誌(38)初試合のてんまつ」にも移る理由はだいたい書いたのですが…

一番の理由は、次男が今までの道場に行くのをかなり嫌がっていたことです。
先生が厳しいのもありますが、一部保護者の雰囲気が良くなかったこと、道場内で一部にいじめがあったこと(大半の子はいい子だったのですが…)があり、どうも気が進まなかったようです。

それと前にも書いたように、道場の指導方法が次男には合っていなかったと思われたこと。
基本コースでは丁寧に教えてもらい、しっかりと基礎はついたのですが、防具コースに移ってからは個別の指導が少なく、そんなに「やる気まんまん」なわけではない次男は、実力が頭打ちになっていたのです。

そして娘は今の時点ではあまり剣道が向いていない(まだ思考が幼いので、頭を使う競技は難しい)ということで、別の習い事をさせる事にしました。
そのことはまた別の日に書くことにしまして…。


次男は「剣道は続けたいが、あまり厳しいところは嫌だ」と言っていまして…
甘いと言えば甘いですが(笑)、今までの道場である程度厳しいのは経験しましたし、イヤイヤ行くよりは進んで行きたいような雰囲気のところのほうが、次男には身になるのではないかと思いました。
私も嫌がる次男を引っ張って稽古に行くのはとても疲れますし…。


とりあえず今までの道場を辞める事を心に決め、他の道場を見学することに。
口コミで、親子で剣道を習っている人が多いという剣友会を見に行きました。

次男は体験もさせてもらい、丁寧に教えてもらえた事が嬉しかったようで、「ここがいい、ここに入る」と言いました。
まだ見学一つ目ですが、まあいいか…?

こちらの剣友会はママさんパパさん剣士が多く、むしろ習っていない保護者のほうが少ないような感じです。
しかも大人になってから始めている、経験が数年の方が多いとのことで、他の方と私との実力ギャップがあまり大きすぎないのもいいなと思いました。


というわけで、こちらの剣友会にお世話になろうと思い、元の道場(警察)の先生にもお話をしました。
するとあっけなく「そうですか」と言われただけでした…。
私たちが移るのは分かっていたのかもしれませんね。
まあ、先生も4月から別の警察署に異動するというタイミングでもあったのですが…。

ちなみに、剣道は道場を移る時は、けっこう気を遣わないといけません。
地域が同じだったりすると、先生同士も知り合いだったり師弟関係だったり、何かと上下関係のある世界なのです。
同じ市内だと大会などでも顔を合わせたりしますし…。

元の道場の先生が許可を出していないのに移ったりすると、かなり気まずくなります。
下手すると移ろうとする先から受け入れてもらえない場合も…。


次男はこれで移るのは2度目ですが、
前の時も、内心は「こんな何も教えてくれない道場にこれ以上いられるか!」って感じでしたが、表面上は「大変お世話になりました」という感じで円満に辞めたのです。
今回も、前の道場にいろいろと思うことはありましたが、あまりその事には触れず、
親子で一緒にできる所に移りたいという事を主な理由として辞めました。



そして4月…新しい剣友会の最初の稽古の日は日曜日の朝でした。
ところが、稽古を楽しみにしていたはずの次男が…全然起きてくれないのです。
そう、次男は朝早いのには弱いのでした…。

早い、といっても、ふだん学校に行く時には起きている時間なのですが…
「休日モード」になっていた次男は、相当渋りました。
(今までは朝の稽古はほぼありませんでした)

どうしても行かないと言い張る次男に手を焼いて、
伝家の宝刀、「お父さん(私の夫)と電話で話させる」という最終手段を使い、ようやく次男を連れて行ったのですが…。

最初の稽古だというのに、遅刻したうえに、終わってからも「もう剣道なんか絶対やらない」と言い出す始末。多少ぐずるとは想定していましたが、ここまで朝に弱いとは…。

剣友会の方に「剣道連盟の登録締め切りがもうすぐなんですが、手続きしますか?」と確認され、「すみません、ちょっと保留にしておいてください」と言わざるを得ませんでした。

しかし帰ってきてまた夫と電話で話して「何かひとつでも、人に自慢できるようなことを身につけたほうがいい」と説得されて、なんとかやる気になり、それからはブツブツ言いながらも稽古に行くようになりました。



そして私も、今度は「子供のおまけ」ではなく、きちんと教えてもらえるようになりました。
ママさん剣士の中でも、3段を取って指導者になったIZさん、今年3段を受けるNHさん、昨年始めたばかりのSWさん、などいろんな段階の方がいます。

級や段を持っている保護者の方は、基本的には子供が稽古をしている時には「元立ち」(指導するほう)の立場なのですが、私はSWさんと一緒に、子供たちと同じ立場で教わっています。


今までの道場だと、大人は基本的にいなかったので、私は大人相手に稽古できる事はほとんどなく…
身長が同じくらいの中学生と組まされると、相手のほうが圧倒的に上手いので、ついていけなくて迷惑をかけてしまうような感じで。
かといって、小学校低学年相手だとこちらが本気を出すと危ないし、どうも、稽古の時の居場所がないというか…そんな感じでした。


しかし今回は、子供と同じ立場とはいえ、大人には大人なりの指導をきちんと丁寧にしてもらえます。
水曜日と日曜日が稽古なのですが、それぞれの日でメインの先生が違いますが(他にもサブの先生が数名います)どちらの先生もわかりやすく教えてくださいますし、失敗したからといって怒られるようなこともありません。

前は本当に先生が厳しくて、準備が遅かったり、言ったことができていなかったりすると怒られていました。わからない事について質問をすると「そんな事は聞かずに他の人を見て覚えろ」と言われるので、質問をする事もめったにできず…。

しかし今の会はそんなにピリピリした雰囲気がないので、精神的に余裕を持っていられます。
どんな簡単な事を質問しても、しっかり教えてもらえます。

前の道場の厳しい雰囲気はそれはそれで得るものもありましたが、私のような運動神経鈍めで、言われた事をぱっとできるようなタイプではない人間にとっては、あまり上達できるような環境ではありませんでした。
私はやる気はあるし、体が全然動かないわけではありませんが、何度も反復練習をしないと体が覚えてくれないのです。できる人に合わせてさーっと進んでしまわれると、結局できないまま終わってしまうという…。
教わった事ができなかった時は、家で復習したりもしていましたが、「自分でこうだと思う」ようにやっていただけなので、きちんとできているのか、いないのか、どこが違うのかなど、なかなか自分ではわかりませんでした。

運動神経が鈍いからといって、上達したくないわけではないのです。どこをどう直せばいいのかわかれば、そうできるまで練習するつもりはあったのに、個人的にどうしたらいいと教えてもらえる事はあまりありませんでした。

でも今は先生が見て、各人にこうしたらいいとアドバイスしてくれて、直したらまたそれを見てくれて…と、できるまで面倒を見てもらえるので、非常にわかりやすいのです。


もちろん、次男も同じように教えてもらえているので、やはりそんなに呑み込みがいいほうではない次男にとっても、上達しやすい環境なのではないでしょうか。



稽古のプログラムもよく考えられていて、日曜日と水曜日では内容が違います。

日曜日は時間が少し長いのですが、
ランニング→準備体操→木刀の素振り
の後に、木刀の型稽古があります。

型稽古とは、2人で組んで、決められた内容の動きをする稽古です。
例えば「掛かり手側が面を打ちこむのを元立ち側が木刀で受け、鍔迫り合いをして、掛かり手側が引き際に胴を打つ」というような、決められた動きをするのです。
級や段の審査を受ける場合には、この型稽古の試験があります。

今までの道場では木刀は全く使っていなかったのですが、
こちらは木刀による素振りの回数も多く、前より筋肉がついた気がします。
木刀の型稽古の練習をすると、竹刀で試合をする時の基本的な「技」の意味がわかったり、所作がきれいになったりと、なかなか勉強になります。

またランニングも前の道場ではなかったのですが、次男は基礎体力があまりないので、プログラムに組み込んでもらえてちょうどよかったと思っています。

型稽古が終わると、防具をつけて竹刀を持った稽古です。
切り返しや面の打ちこみなどの基本をしっかりやってから、相手が打ってくるのをよけて打つ…などの技を練習します。

それが終わると、子供は「掛かり稽古」をします。
大人が6−7人ほど「元立ち」となり、子供ひとり対大人ひとり…で、子供は大人に向かって技を打ちこんでいきます。
一定時間が経つと合図があり、子供は次の大人に移ります。
ひとりの子供が、大人全員の相手が終わったら終了です。
これがけっこう大変そうで、かなり体力のいる稽古です。

日曜日の子供の稽古はこれで終わりです。
その後、大人だけで稽古をしている方もいらっしゃるのですが、私は子供と同じ稽古をするだけで疲れてしまうのと、今の実力では段もちの方の相手をするのは難しいので、これで終わりにしています。



水曜日は、日曜日と比べると大人が少ないです。

ランニング→準備体操→木刀の素振り
の後に、先生からの話があります。

今後の試合や審査などのスケジュールの説明や、
どんな内容の稽古をやっていく予定なのか。
どんな心構えで稽古をやっていったらいいのか。

ここの剣友会は、小学生のリーダーがいます。
通常6年生がやることになっていて、子供同士の話し合いで決めるのだそうです。
4月から、新6年のS君がリーダーになっています。
先生は稽古の方向性は決めてくれつつも、子供の自主性も尊重してくれています。

前の道場でも「自分たちで考えてやれ」とは言われていましたが…
やはり先生の言うことのほうが圧倒的に「強い」感じで、先生の言う事に反論できるような雰囲気ではありませんでした。
稽古の内容も先生のその日の気分で変わり、一定していませんでした。
それからすると、今の雰囲気はかなり新鮮な感じです。

ここの剣友会の先生は、どの先生も丁寧に教えて下さるのですが、とりわけ水曜日のメインのSZ先生は話も面白く、教える事もわかりやすく実戦的です。
ほめ上手ですし、子供のやる気を引き出すのも上手いです。

話を聞くたびに「面白いなあ、わかりやすいなあ」と感心しています。
見本も見せてくれるのですが、それがまたわかりやすくて上手い!のです。
私にとっても次男にとっても、いい先生に当たってよかった!と思っています。

先生の話が終わると、防具をつけないで竹刀を持って稽古します。
手首のみで面をたくさん打つ稽古や、
元立ちの人が持っている竹刀に面を打ちこんで行くのです。
ものすごく手が疲れるメニューですが、そのおかげか、最近は筋肉がついてきました。

それが終わったら、防具をつけて稽古です。
切り返し、面打ちなどは日曜日と同じようなメニューですが、
その後、地稽古という、試合のようにお互い打ちこんで行く稽古もあります。

それで子供たちの稽古は終わりで、
その後大人の稽古があり、この日は他の剣友会の方なども来て稽古しているそうです。



前の道場では「ほぼ放置」されていた私は、今の稽古が楽しくて仕方ありません。
上達ペースは決して早いほうではないと思いますが、
ひとつずつステップを教えてもらえるのなら、家で復習してでも覚えたいのです。

型稽古は最初は全然覚えられませんでした。
稽古の時もそんなに長い時間を割いているわけではないので、教えてもらっても細かいところは次の時には忘れてしまったりしていましたが…。
途中から「もっときちんとできるようになりたい」と思い、家でネットにあるマニュアルや動画などを見て研究して、なんとか覚えました。

型の種類は9つあるのですが、やる順番を覚えていないととっさに動けないので、それも妙なごろ合わせをしてぶつぶつ反復して覚えたという。
まるで学生時代の試験勉強をしているようでした。
その頃よりはだいぶ記憶力が落ちているので(笑)相当何度も反復しましたけど。
でも、それも楽しいのです。


前の道場では、私は「子供より手がかかる」だの「試合に出られるレベルじゃないし、本来出られる立場じゃないのに、私の裁量で出してあげるんですよ」だのと先生に言われていました。
そりゃ、そんなに上手いとは思っていませんでしたが、それを聞いた時にはかなりがっかりしました。

私はやる気はあって、それなりに家でも練習していたのに、全くと言っていいほどほめてもらった事はなく、むしろダメ出しをされる事が何度もありました。
ですから時々、やる気を失ってしまい稽古に行く気になれなかった事も何度もあります。(でも、休んだりはしませんでしたが。)

私は「基本ができてない」「竹刀が振れてない」とずっと先生に言われ続けていたので、ついこの間までは「私みたいな鈍いのが剣道やって意味があるのかな。ここでやめるのはもったいないけど、初段取ったら剣道やめちゃおうかな」とも思っていたのです。

でも、先日、新しい剣友会での稽古の様子を見ていた、今の会の会長さんが
「初心者だと言っていましたが、けっこうできるじゃないですか。今度の市の大会にも出て下さい」と言ってくださり…。
6月の市民大会に出られることになりました。

今回は団体戦なので
「私、絶対負けるので、みなさんにご迷惑をかけちゃいます」
と言ったら先生が
「お母さんが出ると、子供も応援しますし、試合に出るという気持ちを共有できる事がいいんですよ。負けてもいいですから、出ましょう」と言われました。


今までは本当に「大人のくせにいつまでも下手で上級者の子供の足を引っ張るお荷物」的な扱いだったので…
いちおう大人として、ある程度はできていると認めてもらえたわけで。
…とても嬉しくて、涙が出てきそうでした。

ほぼ運動経験も体力もない状態から、私としてはかなりいろんな努力をして、ここまでなんとか稽古についてきたのに、前の道場ではお荷物扱いだったので…。
人に認めてもらえるというのは、こんなに嬉しいことなのかと思いました。

そして、今までは要求レベルが高すぎたのでは…と思いました…。
そりゃ、警察官はみんな運動神経はいいでしょうし、こんな下手な大人はいなかったのでしょうけれども…。でも私はそんなに並外れて運動ができないほうではないはずなんです。
まあ、かといって決してセンスのあるほうではないですが!(笑)

今の会は、保護者の参加も大歓迎な感じなので、
前の道場のような「大人が習う道場じゃないのに、なんでこの人やってるの?」というような目で見られていた時の、引け目を感じないで済んでいます。


今度こそ、私も次男も長く続けたいです。
まあ、次男のほうはいつまで続けるかわかりませんが…。


次男は、稽古そのものはやっぱり私と同じように楽しいと感じているようです。
次男も前の道場ではあまり丁寧に教えてもらえてはいなかったですから。
ただ「稽古行くのめんどくさい病」は、治ったわけではないので…
なんとか尻を叩いて行かせている、ような感じではありますが。
行ったらきちんとやっているんですけどね〜、
なんでこんなに腰が重いんだか…。



そんな感じで、新しい道場は私はとても楽しく通っています!
秋には1級審査を受けると言われているので、さらにがんばらないと。
次の稽古が、楽しみです。
posted by はなずきん at 21:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 親子で剣道2剣友会編(1級まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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