2013年09月01日

母と子の剣道日誌(16)私もやる…のかな?

ブログのテーマは「少年剣道」ですが、今回はあまり「少年」でない話です。

どちらかというと「中年剣道」?(笑)


ご無沙汰しておりました。

子供が夏休みに入ってしまい、非常に忙しくてブログどころではありませんでした。宿題をやらせなければいけないし、キャンプや旅行があると準備に時間を取られ、さらに一日子供が家にいると本当に何もはかどりません!


娘は毎日、暇になると「お母さん、だっこ〜」とか言って来てうっとおしいことこの上ありません(笑)。

小学校一年になったというのに、いったいいつまで甘えてくるのでしょうか…。私も末っ子の女の子でしたが、全然そんなタイプではなかったので、娘の甘えっ子ぶりが理解不能なんですが。


夏休みの間に、剣道のほうは他署との合同稽古があったり、「錬成大会」に出場したり、合宿に行ったりとか、いろいろとありました。そのあたりも書きたいことがあるのですが、それはまた別の機会に。


実は、先日から剣道のことで悩んでいまして…。

自分の気持ちを整理するのも兼ねて、ブログにこの事を書くことにしました。

8月に剣道の合宿がありました。基本的に子供だけの参加なのですが、役員さんと、低学年の子の親は参加するので、私も一緒に行ってきました。

そこで恒例という夜の飲み会があり、道場の先生と参加した保護者で部屋で飲みました。今まで先生には恐れ多くてあまりざっくばらんな話ができなかったのですが、この時は先生にげんこつをいただくくらい(笑)、しょーもない話や突っ込んだ話をしたりしました。

先生の高校の頃の剣道部の、相当ハードな話を聞けたりとか、なかなか話すことのなかった防具コースのお母さんと話せたりとか、とても楽しかったのです。


その飲み会の時ですが、先生から「はなずきんさんも剣道をやりたいなら、一緒に教えてもいいですよ」と言われたのです。

今の道場は警察ですから、本来の対象は小学生と中学生のみです。そもそも警察の少年剣道は、地域の非行防止、青少年の健全育成が目的なのですから。

息子の道場では、上に兄弟がいる子に限って幼稚園児でも教えていますが、それは今の先生の考えからやっていることで、本来の会員ではないそうです。

私は今、先生の許可をもらって、勝手に道場で素振りをしていますが…大人は教えてもらえる対象ではないため、子どもと一緒に稽古に参加するなんて絶対無理だろうと思っていました。


他のお母さんに「剣道をやったことがあるの?」と聞かれ「いえ、全然ありません。でも剣術が好きなんです」と答えたら「この人、変わってるよねえ。」と先生から言われました(笑)。

そして「剣道を教えてもいいですが、子供と扱いは全く一緒ですよ」と。


うーん、剣道はやりたい…のです。でも、子供と一緒にやる自信がありません。

子供と一緒に怒られたり、しばかれたり(笑)するのは全然かまわないんです。実際、全くの初心者ですから、子供と同レベルに扱われるのには全く抵抗ありません。


しかし、私の運動部経験といえば中学の時のバレーボール部と卓球部だけ。それ以降、ダイエットのために体操をすることはありましたが、本格的に運動をしたことはないのです。

私は膝も足首も弱いし(数年前はちょっと痛かったです。コラーゲンを飲んだり体操したりしたらおさまったのですが)、体力もそんなにあるほうではないのです。

普通の素振りなら毎日やっているのでまあ、ついていけないことはないのですが、狭い我が家では「すり足」の練習がしづらく、足さばきは全然できていません。また「早素振り」という、リズミカルに前後しながら竹刀を振る動作が私は遅く、子供と一緒にやると全然ついていけないのです。

しかも、この合宿の時はいつもより時間が長かったせいか稽古が厳しく、ランニング20分、素振り300本、正座30分…と、ふだんきちんと運動していない大人にはついていけそうにないメニューだったのです。

警察署の道場でやる時は、時間が1時間と短いせいもあり、ここまできついことはなかったのですが。


今回合宿に参加していた剣道経験者のお母さんいわく「初心者の大人向けの剣道は、もっとゆるいところもありますよ。そういうところだと一緒にできるでしょうけどねえ…」と。「私も息子と剣道をやりたくて、違うところにしようと言ったんですけど、息子に警察がいいって言われたので一緒にできないんですよね」とも言っていました。

私は他の道場に通うような時間的余裕はないので、そういう時間ができるようになるまで基礎体力をつけておこう…と思ったこともあり、家で素振りを続けていたのです。


しかし私が他の道場で剣道をやるならともかく、子供と一緒にやっているのに、私が稽古で先に音を上げたり、入門してからやめたりするのでは示しがつきません。

だから合宿の時は「剣道はやりたいんですけど、ちょっと子供と一緒にやるのは体力に自信がなくて…」とせっかくの先生の申し出を断ってしまったのです。


そもそも私は極度の暑がりで、防具をつけるのが大丈夫かな?というところもネックでした。
学生の頃は、真冬でも半袖ブルマーで体育の授業を受けてたくらいです。他の女の子は全員ジャージだったんですけどね。ものすごく目立ちましたけど(笑)目立ちたくてやっていたわけではありません…。

でも、目立っていてもさして気にしてなかったのは確かです。別に悪いことしているわけじゃありませんからね(笑)。

剣道の合宿は「部活の再体験」みたいでとても楽しかったのです。

稽古は厳しく、うちの息子も娘もこんなに運動をしたのも正座をしたのも生まれて初めてだったと思いますが、「自分でもここまでやれるんだ」というのがわかり、いい経験になったことでしょう。

先生が企画して、私たちが脅かし役をした肝試しは、子供がびびってる姿を見るのがおかしく、可愛くて。

子供たちと一緒に「マレットゴルフ(ミニゴルフみたいなもの)」をやって、帰りのバスでトランプで遊んで…。ここの道場の子たちは素直だなあ、これって青春だなとしみじみしていました。

帰りのバスの中で、私が合宿が終わってしまうのが残念で寂しくなってしまったくらいです。


子供が剣道の稽古をしている姿はカッコイイし、見ているだけでも十分楽しい。

この子たちのサポートができるのならそれでもいいかな、とその時は思っていたのです。


なのに、合宿の後、道場で稽古を見学している時に、むしょうに自分もやりたくなってきてしまったのです。

息子に夏休みの読書で読ませるために買った、児童向け剣道小説なんかを読んだのもいけなかったのかもしれません(笑)。なんか、その気持ちが残っていてミョーにやる気になってしまい…。

今は稽古が始まる前に道場で竹刀をちょこっと勝手に振らせてもらっていますが、稽古を見学しながらも一緒に竹刀を振りたくてうずうずしてしょうがありません。

でも「見学」している立場なので、勝手に竹刀を持って振ってるのも変ですし…。


合宿の時は突然の話だったので、断ってしまったものの

「一緒に教えてもいい」という言葉がどこかに残っていて、本当はやりたい、という気持ちがうずきだしてしまったのでしょうか。

でも実際やってみて全然ついていけなかったらどうしようとか、

膝を壊したらどうしようとか、

防具をつけて気持ち悪くなったらどうしようとか、
来年は役員をやらねばならないのに稽古なんかやってていいのかとか(笑)
他にもいろいろ心配の種があるのに、どうしても考えが「私も一緒に稽古を受けたい」ってところから離れなくなってしまいました。


何度も書いていますが、ここの先生はいまどき珍しいかなり厳しいタイプです。

竹刀の握り方が悪いと突然竹刀を叩き落されますし、教えたことを守ってないとかなり怒られます。稽古中に厳しいことを言われ、泣きでもしようものなら「もうやらなくていい、帰れ」と言われます。

私も大人だからといって手加減などしてもらえないでしょう。でも、なぜか「怒られるのも悪くないかも」と思っているのです(笑)。


そんなことを考えて「今の体力では稽古についていけないだろう」と思って家の周りをランニングしてみたり…やっぱりちょっと走っただけで息が上がりますけど。

ちなみに、子供も合宿で「全然走れない」ことがわかったので(最近は、学校の体育でもあまり長距離を走らせないのですね〜)、合宿から帰ってきて以来、素振りだけでなくランニングもさせていたのですが、それに私も加わった形ですね。


あと素振りを始めたころから、家の中でも家事をしている時にかかとを浮かしたりして足首の強化をはかってはいたのですが、膝をもっと強くしないとと、最近敬遠していた(膝に来るので)スクワットもしてみたり。
苦手だったのであまりやろうとしなかった「早素振り」も練習メニューに加えました。


あげく、息子の道着を出してきて着てみて鏡を眺めたりして…
子供はけっこう苦戦して着ているので、自分でちゃんと着られるのかなと思いまして。

さすがに大人だし子供にも着せていたので、稽古着と袴くらいはちゃんと着用できましたけど、サイズが小さくて袴がひざ丈のプリーツスカートみたいいになってるんですけど(笑)。
それでも「やっぱり道着ってカッコイイ、自分の道着が欲しい」と考えちゃったり…

ネットで女性の道着姿を探して「うん、やっぱり紺のほうが強そうに見える」と思ったり。

(女性は白の道着、袴を着る方も案外多いのです。娘もそうなのですが)


そもそも私がなんで「剣道をやりたい」と思ったのかというと、前にも書きましたが、私が20代の時に読んだ時代小説「剣客商売」に出てくる女剣士に憧れたからなのです。

その時も剣道をやろうとして、家の近くの学校でやっている稽古の見学まで行ったのですが、確かそこでは女性はできないと言われたのかなにか、やることができなかったのです。ずいぶん前のことなのでよく覚えていないのですが。


そういえば昔から、私は戦う女が好きでした。

「スケ番刑事(漫画)」の麻宮サキも好きでしたねえ。

パトレイバー(アニメ)の南雲課長とか(声が好きなんです)、最近ではハートキャッチプリキュアの明堂院いつき(キュアサンシャイン)とか。

子供に読ませるために買ってきた剣道漫画「武士道シックスティーン」の村浜部長もいいな〜と思いました。

私が好きな、どの女性キャラも武道のようなものをたしなみ、そして基本的にひとりで戦うタイプです。

そして肚が座っていてどんな時も冷静なストイックな女性、が私の理想なのかもしれません。

「私もそんなふうな、カッコイイ女性になりたい」って想いがずっと心のどこかにあったのです。


しかし剣道をこれから始めても、40代なかばの私のややさびれた身体と、ほどほどしかない運動神経ではさして強くなるとも思えないし、いつまで続けられるのかもわかりません。

…でも、チャレンジしてみたい、という思いも強いのです。

子供に「できるだけ剣道を続けなさい」と言ってる手前、自分が稽古についていけないからといってさっさとやめることはできません。背水の陣です。

私はいったいどこまで踏ん張れるのだろうか、と考えました。


私は6月から素振りを始めたので、もう3か月続けていることになります。最初の頃は一日3回くらいやっていましたが、さすがに今は一日1〜2回です。でもたぶん、一日たりとも欠かしたことがありません。

夏休みに家族で行ったキャンプにすら竹刀を持って行ったくらいですから(笑)。


私は、剣(竹刀)を構えた時の緊張感が好きです。

素振りの前に礼をして、蹲踞(そんきょ、竹刀を持って足を開いてしゃがんで構える、立ち会いの前の動作)すると気持ちが引き締まります。

素振りをずっと続けていたのはもはや「子供に教えるため」ではありませんでした。

剣道の凛とした空気が好きだから、誰にやれと言われたわけでもないのに、ひたすら地道な素振りを続けてこられたのだと思います。

一人でここまでできたのだから、もう少しがんばることもできるんじゃないだろうか。


考えているといろんな「心配ごと」が次々に浮かんできますが、それを打ち消すように、道場の先生の「成長したければ、言い訳をしないこと」という言葉も出てきます。

体力がないなら、これからつければいい。弱い部分があれば、トレーニングすればいい。今の道場は冷房が効いているので、多少は暑くても耐えられるかも。

何事も、やってみなければ、わからないから。


そして私は今の道場の子たちが好きなので、「保護者」という距離感から「仲間」になれるのだとしたら、それもけっこう嬉しいのです。っていうか、私のほうが後輩ですけど(笑)。

剣道は個人競技ですが、ここの道場の子同士は仲がいいです。大きい子は小さい子の面倒をよく見てくれます(見ないと怒られるのですが(笑))。

試合前にみんなで円陣を組んで気合を入れたりするのですが、その雰囲気が好きで…いつも「いいなあ、私も一緒にやりたい」と思ってました。あ、でも一緒に試合には出られないでしょうけどね(笑)。


そうこう考えているうちに、やっぱり、やってみよう。と決意が固まってきたのです。


「やりたい」というモヤモヤした気持ちを抱えたまま見学し続けるより、やってみてから考えよう。体を壊してしまったらやめるしかありませんが、そうでないならできるだけがんばってみよう。

次男と長女に「お母さんが一緒にやってもいい?」と聞いたら「別にいいけど」という許可をくれました(笑)。


しかし、先生は私に「剣道を教えてもいい」と言ったことを覚えてるのかな?

なにせ、飲み会の席の話だったので…。微妙に心配です。

今度の稽古の時に、本当に私が一緒に教わることができるのか聞いてみようと思いますが、めちゃくちゃ緊張してます。こんなに悩んで緊張するなんて、しばらくなかったことです。

「えっ、そんなこと言いましたっけ?いや、無理ですよそれは」なんて言われたら、なんのために悩んだんだか、ですが(笑)。


しかし、警察の少年剣道で大人が教わるなんて前代未聞なんじゃ…。

他の父兄にもどう思われるのかな、っていうのもちょいと心配ではありますが、でもそのへんは結局気にしない私です。しかし私が稽古に混じってるのを見たら「誰?」とぎょっとされそうですね(笑)。


でも本当に稽古についていけるのかな?私…。
やるしかない、ですけどね!

posted by はなずきん at 00:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 親子で剣道1警察編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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