2013年06月22日

母と子の剣道日誌(8)「冴え」が出た!

子供の剣道、第8話です。


私が子供に「片手素振り」の勝負を持ちかけてから2週間が経過しました。
私は毎日、朝昼晩、一回15分程度ですが欠かさず素振りをしていました。最初は10回もできなかった片手素振りが、40回くらいできるようになりました。最初は要領がよくわからなかったというのもあって回数が極端に少なかったのですが。


片手素振りだけでなく、普通の素振りもやって、毎日筋肉痛がなかった日はないのですが、それでもひたすらやっていました。

そして今日、気づいたのです。右腕の上腕に、今までついたことのないような筋肉がついているのを!(笑)
私は中学時代にバレーボール部に入っていましたが、こんなに筋肉はついてなかった気がします。

私は体格的には大きいほうなのですが、全然筋肉質ではありません。腕に力こぶなんてほとんどできず、ふにゃふにゃだったのですが…

筋肉質な人に比べれば全然たいしたことないのですが、私にはこんな筋肉の塊ができたのは初めてです。とはいえ、本当は右じゃなくて左のほうに筋肉がつかなければならないんだと思いますが…。

竹刀をしっかり支えるのは左手、右手は方向を定めるだけ、というのが本来の握り方だそうです。
でも、私にしてはよくやってるなあと思います(笑)。
明日子供にこの筋肉を触らせて自慢しよう…。


あ、まだ子供と勝負はしてないんですけどね。昨日3人一緒にやってみたら、娘が一番回数多くできていたのですが、どうも振り方が怪しいというか…、ちゃんとやってるの?って感じだったので、主人がいる時に判定してもらおうと思っています。


最近は私が竹刀片手に外に出ると、2回に1回くらいは子供がついてくるようになりました。腰の重い子供を動かすには、今のところは私がやりだすのが一番効果的みたいです。

子供にも一日一回は「やりなさい」と言いますが、言わずに勝手に一人で練習することも多いですが(笑)。



今日も道場で稽古がありました。

最近の稽古では、早素振り(足を前後に動かしながら、そのタイミングでリズミカルに竹刀を振ること)を主にやっているのですが、次男が「竹刀の振りが遅い」と言われていました。
前回の稽古で、先生が「竹刀を早く振るのにはコツがあるんだ。何度も練習して、どうすればそうできるかつかみなさい」と言っていたので、家でも練習させていたのですが、私自身もやってみてなかなかその「コツ」がわからず苦戦していました。
(※私は足は動かさず、腕だけでやっています。膝が弱いもので…)


次男が早く振れないのは「脇の締めが甘いからだ」と注意されていて、その場でフォームを直されたのですが、確かにその時はぐっと振りが鋭くなった感じがしたのです。
あと、次男は左手の握りが弱く、竹刀を振っている途中で握りの方向が変わってしまうので竹刀がぶれるのだと。しっかり左手で握れるよう、片手素振りをしっかりやれと言われていました。


なので、私も家に帰ってきてから脇を締めてやってみたのですが…なるほど!本当だ!脇を締めると早く振れるんですね。
そして、左手のひらの、指の下のふくらみの部分にマメができるような握りがいいと言われていたので、そこでしっかり竹刀を握るようにして、右手にはあまり力を入れないように意識して振ってみました。
すると…、なんだか綺麗に振れました!傍から見たらまだまだなのだと思いますが、自分の中では初めて「冴え」というものが出るようになった気がするのです。


「冴え」って剣道独特の用語で、わかりづらいのですが、「叩く瞬間に手首を締め、スナップを聞かせるように打つ」ことなんだそうです。普通にまっすぐ竹刀を振り下ろすと「ゴツン!」と当たりますが、「冴え」が効いた打突は「スパーン」という音になります。


今日はほんのちょっとですがこの「コツ」が体得できたような気がして、すごく嬉しくなりました。
明日、次男にもやらせてみようと思っています。



しかし、それにしても先生の指摘の鋭いこと…!
ほんの少しの素振りを見ただけで、本当に的確に、それぞれの子の弱点、直すべきところを言い当てます。10人くらい一斉に素振りをしていてもです。恐ろしいくらいよく見ているんですね…。
それを聞いた私が見よう見まねで教えられたことをやってみるだけで、多少は効果が出るんですから、本当に教えるポイントが上手いんですよね!



今日、他の保護者の方に聞いたら、先生は7段なんだそうです。
7段は合格率10%以下の厳しい試験なのです。

しかも、剣道の「段」というのは「強ければ取れる」ってものではないのです。

まず初段を取れるのは13歳以上(以前は中学2年以上だったのですが、2011年度から改定されました)と決まっています。そして、初段を取って1年しないと2段が取れません。段ごとに「前の段からの年数」が決まっていて、上になればなるほどその年数が増えるのです。

この計算で行くと、7段を取れるのは一番若くても34歳。しかも7段の前の6段というのは相当難しいらしく、40才前に取れれば凄いというものらしいのです。
先生は37〜8才(推測ですが)のはずなので…、相当の遣い手ってことですよね…。
凄い先生とは思っていましたが、それを知ってなお感服しました…。



しかも、強ければ教え方が上手いってわけではないんですよね。
前の教室の先生も実は7段だったということを、最近ネットで検索して知ったのですが…
失礼かもしれませんが、私にはどうしても「教え方が上手い」とは思えなかったのです。
ですから、先生自身の技量が素晴らしく、しかも教え方が上手い先生に当たるなんてなかなかあることではなく、すごい幸運なのではないでしょうか。


しかし、主人から言われて気づいたのですが、警察の剣道の先生というのは「異動」があるのです。主人は5年剣道をやっていたそうですが、その間に一回先生が変わったと言っていて…。
今日他の保護者の方に確認してみたら、先生は必ず5年で異動するんだそうです。今の先生は今年で4年目なので、今年とあと来年1年教えたら異動だそうで…ちょっとショックを受けましたが、一番大事な基礎の時をこの先生に教われるのはラッキーなことなのだ、と思い直しました。
これからの約2年間を、精一杯大事にしなければ!と決意した私でした。

posted by はなずきん at 02:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 親子で剣道1警察編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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