2013年06月20日

母と子の剣道日誌(7)家でも稽古!

子供の剣道、第7話です。


ある時先生が、基本コースの2年生の女の子、Kちゃんに尋ねました。
「Kは、家で毎日練習してるか?」
「はいっ」
「じゃあ、他の人に聞きます。先生は怒らないから正直に言いなさい。
みんな、家で毎日練習してるか。している人、手をあげて」


誰も手をあげません。もちろんうちの子もです。
我が家では主人がいる時にたま〜に指導しているだけで、子供が自ら練習することはそれまでほとんどありませんでした。


「そうだろうな。みんな、Kの竹刀の振り方を見てみろ。もう、差が出ているぞ。
上手くなりたければ、ここに来てやっているだけじゃダメだ。家でも練習をしなさい。
このままだと、どんどん差がつくぞ」


確かに、Kちゃんの竹刀の振りは明らかに他と違ってきています。
それまで私もどこか「子供が自主的にやる気にならなければしょうがないよね」と思っていたのですが、これは私のほうが本腰を入れないとと思いました。「へたれ」な次男と、すぐ気の散る娘ですから、ほっておいて毎日練習するとは思えません。
しかし練習すればそれだけ上手くなるということ、続ける努力が大事だということは経験してほしい。

こんなにいい先生に当たったのだから、もっとやればもっと伸びるはずです。せっかくのチャンスを逃してほしくない。


子供が自主的にやる気になるのを待っていたらいつになるかわからない、というか、その前に「どうせ僕じゃダメなんだ」とあきらめてしまいかねません。
これは私がなんとかせねば、と思い、練習が終わって帰る時に「これから毎日朝練しよう」と持ちかけました。
同じレベルだと思っていた初心者同士なのに、先生に「もう差が出ている」と言われて少々ショックを受けたのでしょう、子供たちも素直に「うん」と言いました。


そこで子供をやる気にさせようと思って「お母さんと勝負しよう。この間片手素振り(左手だけで竹刀を振ること)をやってみたら、お母さんはほとんどできなかったんだけど、これから練習する。お母さんより片手素振りを多くできるようになったらアイスをご馳走するから、あんたたちもしっかり練習しなさい」と持ちかけたのですが…。


実際やり始めてみたら、なんだか私のほうが燃えてきてしまい(笑)、毎日朝、昼、晩と、腕が痛くてもうできない、という位まで素振りしています。子供がやっていてもいなくてもひとりで勝手に練習しています。手にマメはできるわ、腕と肩と背中は筋肉痛になるわ、という状態なのですが、休まず続けています。私がこんなに熱心にスポーツ系(スポーツじゃなく武道ですが!)の練習をしたのは生まれて初めてかもしれません。


私も剣道をやりたいな〜と思ったのですが、子供と一緒に早素振り(足で前後しながら早く素振りをする)をしてみたら、膝が痛くなってしまい(もともと少し膝が弱いのです)。やっぱり無理があると思い、素振りだけにしています。
でもこうやって体を動かすのは楽しいですね。
あとやっぱり、普通のスポーツと違うのは「武道をやっている」という意識が自分にあることです。
どこか「きちんとしなければならない」と思っているし、見えない敵に向かって竹刀を振っています。心は侍です(笑)。


しかし子供に毎日やらせるのはやっぱり大変ですね。他にやりたいこと(といっても遊びですが)があって、どうしてもそっちに気が向いてしまうので…。

どうやったらモチベーションを上げられるかと思い、「六三四の剣」という剣道漫画をそろえて読ませましたが、なかなか行動には結びつきませんね〜。



以前の教室では、私は子供についてこいと言われたからただ行っていただけで、全く稽古を見ても楽しくなく、ただ面倒だと思っていました。ですからほとんど稽古を見ず、他に迷惑をかけない程度に自分の用事などをしていましたが、その会では「自分の子供のこともろくに見ない親」と思われていたようです。


でも以前の会は教えることも最小限で、ちょっとだけ基礎練習をして、打ち合いをさせて、ちょこちょこ「こうしたら」という程度。
「武道をやらせたい」「礼儀を身に着けてほしい」と思っていた私が稽古を見る気にならないのは、今考えれば仕方なかったのかなと思います。


しかし今は心底稽古を見るのが楽しいです。
先生の指導は、稽古の内容もいいし、言っていることもいいし(本当に毎回、感動しています)、冗談も笑っちゃうし、子供が少しずつ成長しているのを見るのも楽しみです。毎回、大好きなテレビ番組を見る時のように真剣に稽古を見学しています。「こんな面白いもの、見逃してなるものか!」って感じです。(笑)
ときどき子供が先生にゴツンとやられて涙目になっていたりしますが、それもまた「打たれ強い子供になる」ことを期待させられ、決して嫌な気分にはなりません。


昔剣道をやっていた主人は、以前の教室に行っている時はあまり子供に教えることはなかったのですが、今は自分で竹刀を買ってきて、ときおり指導しています。先生がきちんとやってくれるので、教えがいがあるのでしょう。送迎も行ける日は行ってくれています。
主人に竹刀を振らせると、さすがにど素人の私なんかよりはよっぽどうまいです(本人いわく「俺はあまりたいしたところまではできなかった」そうですが)。主人もメタボな腹をひっこめるためにやればいいのに…。(笑)


今は週2回の送迎ですが、時間的にはきついとは思いつつ全く苦ではありません。
稽古が終わる時間が6時なので、稽古に行く前に夕飯の準備もしなければならないし、稽古の後はおなかがすくというので、帰る前に食べられるようにおにぎりを用意しています。
以前は自分の時間を取られるのが本当に嫌だったのですが、今は他の時間を割いてでも稽古を見に行きたい感じです。
決して私はマメなほうではなく、子供の習い事なんかいちいち付き合ってられるか、っていうタイプの親だったんですけど…変われば変わるものですねえ。

posted by はなずきん at 11:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 親子で剣道1警察編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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