2020年10月20日

母だけの剣道日誌(192)新・五段の剣道…(後編)またおやまあさんとの立ち合い。

母だけの剣道日誌(191)新・五段の剣道…(前編)またおやまあさん、合格! より、続いています…。


「合格祝い」である「立ち切り稽古」が終わったあとに…地稽古で周り稽古を行いました。

私はその時、またおやまあさんと当たったのですが…
またおやまあさんの、さっきの立ち合いを見た興奮が冷めやらず…、
「私も、自分にできる精一杯の気力を持ってかかろう」

と、思ったのです。

またおやまあさんと、対峙したとき…、私は、いつもよりも気力をこめて…精一杯の気合声を出しました。
またおやまあさんが、私に向けて気合声を出したのを聞いた時は…、
なんだか、ゾクゾクしてしまいました…。


私は自分より上手の人と地稽古をする時…、自分では精一杯攻めているつもりでも、どこか身体が引いてしまったりしていることが多いようなのですが…(と、よく注意されるのです)このときの地稽古は…、自分から積極的に攻めることができたような気がしています。

またおやまあさんの「気合の波動」が…私の魂に、直接伝わってきたような気がしました。それが、私の闘志を沸き立たせてくれたのかもしれません。

またおやまあさんからも「前よりだいぶ、良くなりましたよ!」と、言っていただけました…。


昨年秋の三段受審が終わってから、燃え尽きて、少し気が抜けてしまった私は…、
稽古をしていて、血が沸きたつような気持ちになることは、最近はあまりありませんでしたが。
昨日、またおやまあさんの「情熱」を分けていただけたような気がしています。

これが剣道の「醍醐味」なんだと…あらためて思いました。
ただ打ったり打たれたりするだけではない「本気のやりとり」が…心を熱くするのでしょう。

「傍で見ているだけ」でも、その気合は伝わってくるのですけれど…
立ち合いで直接、強い相手と対峙して「気」を受け取った時の興奮は…
自分でやっているからこそ、味わえるものなのですよね。


どんなに実力差があっても、勝てそうにない相手でも…
真剣に、精一杯、かかることで得られるものが…あるのだと。

いい立ち合いを見せていただいて、稽古をつけていただき…、
ありがとうございました!!



稽古が終わったあと、またおやまあさんの奥様と、ちょっと雑談をしました。
私のブログもご覧になっているようで…
「最近、全然更新してませんよね?」
と、言われてしまいました(笑)

まあ、剣道のほうは…、上でも書いたように、すごくやる気のある状態ではなかったんですよね。
稽古は現状では週1回ですが、休まず楽しくやっていましたし、ある程度の上達は自分でも感じていましたが…まだ「一本が取れる」ような感じでは、ありませんでしたしね。私は、こういう気持ちの時に、無理に一生懸命、自主稽古をする必要はないかな…と思っていました。

仕事のほうも忙しかったし、かなり足を使って疲れるしなので…家での素振りやランニングもだいぶお休みしていました。
でも、ふくらはぎはかなり締まってきましたし(笑)、汗もものすごくかいていましたし…万歩計をつけてやってみたら、一回の仕事(4時間位)で一万歩も歩いていることがわかりました(笑)
働いている時間帯的に、お昼ご飯を抜かざるを得ないので、コロナ&更年期で増えていた体重も、だいぶ戻してきました。
またおやまあさんの奥様にも、「なんか、ほっそりされましたね?」と、言っていただけましたし(笑)

きっとまた何かのきっかけで、剣道のほうもやる気が起きるんじゃないかなと。
だから、やる気がさしてない時に、無理することはないと…
「一生懸命やってないからこそ」
見えてくるものも…あるような気がしていたのです。


一見、何もやっていないようですが…充電期間、だったのかと。
でも、またおやまあさんとの立ち合いで、お休みしていた「やる気」に、ちょっとスイッチが入ったような…気がします(笑)


あと、仕事については、いろいろ書きたいこともあるのですが…それはまた次の話で書こうと思います。


またおやまあさんの奥様(呼び方が長いですよね…何か短縮形を考えたほうが…?(笑))とは、今回、一緒に稽古することはできなかったのですが…(まだ、奥様は防具をつけていないような状態なので)
いつか、当市の大会で対戦できたらいいな!と、ワクワクしています。

「今日は、はなずきんさんとお会いできて話せてよかったです!」
と、言っていただけて…
こんなへなちょこ剣士でも(いや、へなちょこだからこそ?(笑))稽古の場にいるだけで、同年代の初心者女性には安心感を持ってもらえるのかもしれないな…と思いました。


あと、今回、周り稽古で組んだ、1級受審前の高校生の女の子との稽古では…
高校生ですが初心者だったので、対峙した時に、なんとなくおどおどとした感じで。いつ打っていいのか迷いながら、面を打っていたようだったので、自分が剣道を始めてまだ間もない頃のことを思い出したのですよね。
そういえば、初心者を相手に稽古したのは…、なんだかひさしぶりでした。最近、自分より上手い人としかやったことがなかったので(笑)

私も、最初の頃はこんな感じだったのだろうな…。(いや、もっと下手だったかも(笑))
今だって、そんなにうまくなったわけではないですけれども…、それでも、その頃に比べたら、だいぶ上達はしたんだなと思いました。

人より歩みは遅いかもしれないけど、それでも私は、少しずつ前に進んできているのだと。そのことも、あらためて感じた…出稽古、だったのでした。
最近は、さほどやる気もなかったり、コロナのからみもあるし、出稽古に行くことはほぼ、なかったのですが…たまには、自分の会以外に行くのも…あらたな発見があっていいものですね。


私が45歳で剣道をはじめてから…7年が経ちました。
その間、いろんな方との出会いがありました。
私が、剣道をやる中で一番楽しいと感じているのは、剣道を通した人とのふれあいなのかもしれません。

またおやまあさんとの縁も…、私にとってはある意味、転機だったような気もします。
これからも、どうぞご指導と、情熱のおすそ分けを賜りますよう…
よろしくお願いいたします(笑)


本当に、本当に…、
合格、おめでとうございました!!



あっ、そういえば昨日、審査の様子がブログにアップされていました〜。
→剣道(リバ剣)と病(心臓 S-ICD)と稽古とおやじブログ (四)五段審査1



最後に、本日の一枚です。

次男が高校の授業で描いた、点描の…「吉田茂」です(笑)(ぜひ、拡大してご覧ください)授業で描かされたものとはいえ、このセンスと根気…、我が子ながら凄いと思います。(点描で絵を描いたことは、この時まで、ほとんどなかったようなんですよ…)
IMG_9998_1.JPG
次男は近代史が大好きなので、こういう題材セレクトになったんでしょうね…、(笑)

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posted by はなずきん at 08:13 | Comment(2) | 母だけの剣道2(四段に向かって) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月19日

母だけの剣道日誌(191)新・五段の剣道…(前編)またおやまあさん、合格!

一昨日…、東京都の四段、五段審査があったのですが…

私のリアル知り合いであり、ブログ友であるまたおやまあさんが…
見事、五段に合格されました!!!
剣道(リバ剣)と病(心臓)と稽古とおやじブログ「ご報告」


またおやまあさんと、私の縁については…、何度も書いていますけれど。
母だけの剣道日誌(55)AY先生から、聞いたこと。(その1)私とAY先生のつながり。


約二年前、またおやまあさんが心臓病で倒れ、死の淵から生還してから…、私がはじめてお会いしたのが、市剣連の新年会だったのですが。
そのときの、またおやまあさんは…心もとなげな足どりで、杖をついて歩いていて…
大柄だった身体も、すっかり細くなってしまっていて。
手術の影響でほとんど声も出ない状態で、かすれた声で少し、お話をしただけでした。

でも、その時に
「今日はまたおやまあさんは稽古に出て、すり足をやっていたんですよ」
と、同じ会の方から聞いたり…

そのあとまたおやまあさんが始めたブログで、臨死体験や、闘病時の様子などを詳しく知って…
本当にものすごく大変だったんだな、と思うと同時に、そんな状態であったのにも関わらず
「どれだけ、剣道がしたいねん!」
と、突っ込みたくなるようなことが、いろいろ書いてあって…、、、(笑)

今だって、「S-ICD」という、AEDの小型版みたいなものを身体に入れられていて…、稽古には参加されているものの、決して健康体とは言えない、ハンデのある状態なのですが…。

それでも、いや、それだからこそ、剣道を続けたい、続けるべきだ!というその心意気…

なんとしても剣道をやりたいというまたおやまあさんの執念…、本当に凄いわ!!!


と、思ったのですよね…。


まさに「命をかけて」、稽古への復帰を着々と進めてきたまたおやまあさん。
お会いするたびに、着々と体力をつけているのがはっきりとわかりましたから…どれだけ、陰で努力されていたのかと…。(ある程度はブログで知ってますけど(笑))

復帰後、一回目の五段受審では不合格となってしまいましたが、それからさらに剣道の道を深めていく様子を、実際の稽古でも、ブログでの内面も拝見させていただいていました。
ただ、コロナ中、コロナ後は、素振り会などでご一緒はしていましたが…防具をつけての稽古を見たことは、なかったのですよね。


土曜日に合格の一報を聞いた私は…、日曜日(昨日)、またおやまあさんの所属する、F剣友会に出稽古にお伺いしてきました!
ちょうど当会の稽古はお休みで(武道館が取れなかったのです〜)お祝いを直接言いたかったし、「新・五段」の剣道を拝見してみたい…とも思いまして(笑)

※当市では基本的に(コロナのからみで)まだ出稽古は禁止していますが、以前から稽古に参加していた方は受け入れているような状態です。


コロナの間、F剣友会の素振り会には何度か参加させていただいていましたが、稽古に参加したのはとてもひさしぶりです。子供たちのミニ大会でご一緒することはありましたが…F剣友会の稽古にお邪魔するのは、何年ぶりでしょうか(^^;

F剣友会には、ちょっと前までは大人の女性はいなかったのですが、昨日は、昨年入会したというリバ剣の40代女性と、コロナ中に剣道を始めたまたおやまあさんの奥様と、あと高校生の女の子がいました。
当市の女性剣士は少ないですから、増えてくれるのは大歓迎です!!

またおやまあさんにお会いしてまず「おめでとうございます」とあいさつをしましたが、その時はそんなに話せず。
同じ日の審査で、F剣友会のSMさん(男性、素振り会で何度かお会いしました)も四段に合格されていたそうです。
その後、稽古開始時に、お二人から審査の様子や立ち合いの感想などを聞きました。そのあたりは、またおやまあさんがブログに書くそうなので割愛しまして(笑)


またおやまあさんの奥様は、稽古に来たのはひさしぶりだとおっしゃっていて…この日、はじめて胴をつけたようなのですが。(お子さんの中学の時の胴だと言っていましたが、ちょっと大きそうでした…)
またおやまあさんが、奥様に胴のつけ方を教えているのを見て…ご夫婦で、すごい体格差があるんだな〜、親子くらいの差があるかも、なんて思いながら見ていたのですが(笑)(でも、奥様は162センチあるそうです。またおやまあさんが、かなり大きいんですね(笑))

またおやまあさんの体格が、だいぶ「ガッシリ」となってきたからこそそう思ったのだな〜と。
2年前の復帰直後は、別人と見間違えるかも、と感じるくらい、痩せて細くなっていたのですよ。


まだ本格的に稽古ができない時は、毎日、長距離の散歩を欠かさず…
稽古に参加できるようになってからは、本当に必死に稽古に取り組まれていたからこそ…ここまで身体がしっかりしてきたのでしょうね。


さて…この日は 準備運動→形稽古→防具をつけての基本稽古 と進みまして…
基本稽古ではまたおやまあさんとも組みましたが、面打ちは前より良くなったと言っていただけました。まだ、手を引き付ける癖がちょっと残ってしまっているとも言われましたが(^^;


そのあと「お祝い」と言うことで、合格したおふたりが元立ちとなり、立ち切り形式での稽古を行いました。
元立ち一人につき、男性6人が(段位が低い順から)順番にかかる…という感じで、一人あたりの稽古は1分くらいと言っていましたが、もう少し長かったような気がしますね…。

先に、四段合格したSMさんが元立ちになり、6人を立ち切って…
次はいよいよ、またおやまあさんです。

またおやまあさんには、コロナ中には何度も会っていたのですが…、防具をつけた状態でのまたおやまあさんの立ち合いの稽古は…長らく拝見していませんでした。昨年の、五段受審前(11月)に見て以来くらいかもしれません…。


一人目の立ち合いの時に…
「こんなに声が出るようになったんだ!」
と、かなりびっくりしました。

倒れた直後(2年前)は、かすれ声しか出ていなくて、日常会話ですら聞き取りづらいような感じでした。
それから徐々に声が出るようになってきたのですが、昨年の一回目の五段受審前の時でも、一般的な剣道の気合の声からすると…ちょっと音量は足りないかな、くらいの声しか出ていなかったのです。

でも、今日は…そんなことはまるでなかったかのように…
まさに新・五段に相応しい…迫力に満ちた声だったのです。

その声を聴いただけでも、私は感動してしまったのですが…


またおやまあさんは今、運動をした時に非常に息が上がりやすい身体の状態です。心臓の周囲の血管が細くなっているそうで、今度手術で広げるそうなのですが…。

3人目の立ち合いくらいから、かなり息が上がってきているのがわかりました。
クラブハウスで稽古をしていたのですが、クラブハウス内にいる全員にわかるくらいの…、ぜいぜい、とした息遣いが伝わってきました。
立ち合いを仕切っていた先生が何度か「大丈夫か?」と声をかけていましたが…
またおやまあさんは、そのまま立ち合いを続けました。

5人目の立ち合いでは…、相当、苦しそうで…
最後の6人目の立ち合いに臨む前、ほんの少し、息を整える時間を取っていました。
ただ息が上がっているだけの状態よりもかなり苦しそうな…「過呼吸」のような音が…クラブハウス内に響き渡っていました。

この状態で、あと一人、大丈夫なのかな…?と、私は思いました…
他の方も、そう感じていたような気がします。

一番最後の6人目の相手は、F剣友会の代表の、七段のO先生でした。
またおやまあさんは、蹲踞を終えてO先生と対峙した瞬間…

今までよりもさらに気合が入った、そう、「咆哮」と言っていいような…声を出したのです。


ものすごく息が上がっているのに…、いや、そういう状態だったからこそ、なのでしょうか…
最後の気力を振り絞って、一歩も引かず、攻めているのが…伝わってきました…。


それを見ながら、私の脳裏には、これまでのまたおやまあさんの、まさに「起死回生」の歩みが浮かんでいました。
苦しい時にこそ気力を振り絞っている、その姿に…
私はなんだか…、自分の血が沸きたつような…感動を覚えました。

またおやまあさんは、立ち合いの最後…
O先生に、見事な面を決めていました。

素晴らしい立ち合いでした。



(後編につづきます…!)


最後に、本日の一枚です。

一昨日、東京には冷たい雨が降っていましたが…富士山には、待望の冠雪がやってまいりました!
10/18 9:40 朝霧高原職業訓練センターカメラ より。
IMG_0027.JPG
※この写真は、富士五湖テレビの「富士山ライブカメラ」からのものです。

きれいに化粧を終えて、素敵な帽子をかぶった貴婦人…ってところでしょうか?
富士山が、きれいに見える季節になってきましたね…。

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posted by はなずきん at 09:15 | Comment(2) | 母だけの剣道2(四段に向かって) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする