2019年11月15日

高機能自閉症の長男が「普通以上」に成長するまで。(その13)茶道部と写真部、ふたつの部活

高機能自閉症の長男が「普通以上」に成長するまで。(その12)高校に入学してから。 より、続いています。

まずは、本日の一枚です。
7/11 7:51 ベストショット 富士吉田中曽根より、すっきり、くっきりとした富士山です。
IMG_8341.JPG
※この写真は、富士五湖テレビの「富士山ライブカメラ」からのものです。

富士山の左の稜線のあたりの、雪が薄く積もっているあたりに、富士吉田ルートの登山道がはっきりと見えます。(写真を拡大しないとよく見えませんが。)
下の建物が「富士山吉田口六合目安全指導センター」で、七合目に向かう道にある擁壁が連なってに見えます。ここは、同じような幅の同じような坂道をジグザグに折り返して登っていく、単調な登山道なのです。ザレ(砂と細かい石の混じった道)が続くので歩きづらいのですが、私は修行みたいでけっこう好きです(笑)。


さて、本題です!

長男の話、1か月も間が空いてしまいましたが…今回は、高校の部活の話です。
長男は高校では、茶道部と写真部のふたつの部活をかけもちしていました。
あれ、どこまで聞いてたっけ?と思った方は、前回の話の最後のほうを読み返してみてください(笑)

まずは、茶道部のほうですが…
前回も書きましたが、茶道部はほぼ、女子しかいませんでした。長男以外の男子はあと一人だけだったようです。
長男が入部した当初は、全体で20人くらいの部員がいる、大所帯だったようです。

長男が茶道部に入った、はっきりした動機は不明なのですが、おそらく「勧誘されたノリ」かなと思います…(笑)


でも、長男は小さい頃から、和風なものが好きな子でした。
小学生の頃は「昭和レトロ」に興味がありました。(私にとっては、「昭和」ってレトロって感じじゃないんですけど…、)ミニカーでオート三輪車とか、昭和初期のパトカーとかを集めてたりしましたね。

そして「電話」にもすごく興味があって、長男はその頃にオークションで買った黒電話を2台持っています。
小学校の自由研究で「公衆電話の歴史」を調べてレポートにまとめたりしていました。今はなき、逓信総合博物館(電話と郵便系の博物館)にも何度かつきあわされましたよ。おかげで、私もミョーに古い電話に詳しくなってしまいましたが…。

そしてなぜか「手ぬぐい」が好きで、小学校中学年くらいからだったか…、いつも手ぬぐいを首に巻いている、変な奴でした(笑)中学校に入ってからは、さすがに首には巻いていませんでしたが…、いつもハンカチではなく手ぬぐいを持っているのは、変わりませんね。

かくいう私も手ぬぐいのほうが使いやすいことに気づいて、やっぱりハンカチ代わりに手ぬぐいを使っていますけど。

長男の電車好きは1歳半頃から中学校まで続いていたのですが、小学生くらいからは新型の電車とか特急にはほぼ興味がなくて、国鉄時代くらいの古い通勤電車が好きだったのです。
小さい頃は誕生日とかクリスマスのプレゼントはほぼ「プラレール」で、総武線、山手線、中央線、大阪環状線、丸ノ内線、銀座線などの古い通勤電車のプラレール車両がいっぱいありました。

これは、まだ幼児の頃の話なので、古いものへのこだわりはまだ薄い時期ですが…、とにかく電車は好きでしたね(笑)
長男は電車好き!(その1)おたくの子はおたく!?
長男は電車好き!(その2)電車ひとすじ、長男のこだわりっぷりの凄さ。

って、話がだいぶそれましたが(^^;
そんなわけで、和風なものへの興味はそれなりにあった長男。
中学の時には「女子は苦手」と公言していたのに、「女の園」である茶道部になじめるのか!?と思っていたのですが…。

長男は、かなり真面目に茶道部に出ていたようです。週3回活動日があり、1日はかけもちしていた写真部とかけもちしていたので出られなかったようですが。2年の時には、副部長になっていました。
パソコンはまあまあ得意なほうなので、書類の類もよく作らされていたようです。

文化祭の時も、1年と2年の時は浴衣まで用意して着て、お客さん相手にお点前を立てていたようです。
「ようです」というのは、私は1回も長男の高校の文化祭には行かなかったのです。本人が来てほしくなさそうだったもので(^^;


ときどき、都立の茶道部の部長の会議とか(そんなものがあるのですね)、茶会などがあったようで、土日に茶道部の用事で出かけることもちょくちょくありました。
長男は写真部でもあるので、いつも一眼レフを抱えていっていて、茶道部の活動の様子も激写(?)したり、その帰りに一緒にどこかに行ったりした時の写真などもありましたね。長男は
「JK(女子高生)を堂々と撮れるなんて今くらいだよね〜」
とか言っていましたけど(笑)

あ、誤解のないように書いておきますが、長男は女子に囲まれてなじんではいたようですが、チャラチャラしていたわけではなさそうです。
まあ、思春期なりに、親の知らないような、いろいろなことはあったんではないかなとは思っていますが…(笑)
でも「女子が苦手」だと公言していたのが、普通になじめるようになったのですから、それは良かったのだと思います。だいぶ「女子というもの」に鍛えられた、と本人も言っていました(笑)

ただ、女子が多い団体にありがちな…、女子グループ同士の内紛があったらしく、それが原因で、長男が3年になった頃にはだいぶ部員が減ってしまい、今年の3年生引退後には4名しかいなくなっているようです…。
2年生の頃は、そういうゴタゴタに巻き込まれて悩んでいたことも時々あったようです。

茶道部にはちゃんと外部指導の先生がいて、長男は、お点前はしっかり点てられるようになったみたいです。当然、正座もできるようになりました。剣道とは、微妙に立ち居振る舞いが違うようですけど(当然ですね)。
私も茶道の知識はあまりないので、どの程度ちゃんとできているのかよくわかりませんけど。


そして、もうひとつの部活、写真部ですが。

それまでは自分のカメラは持っていなかった長男は、たしか高校入学の時にコンパクトのデジカメを買ったか、主人のおさがりをもらったかしたのだと思います。その後、カメラ好きの義父に、おさがりの一眼レフをもらいました。

長男はスマホも高校に入るまで持たせていませんでしたし、それまではそんなに写真を撮るのが好き、という感じでもなかったので、長男の写真の腕は全くの未知数でした。

長男が入部した当初は、部員は相当少なかったようで(5名くらい?)活動も全く活発ではなかったようです。
当時の部長(3年生)がよその部とかけもちしていて、ほとんど出てきていなかったらしく…、なんで入ったんだろう??(笑)

しかし長男は、写真部のほうも精力的に活動をしていました。
ほとんど来ない部長に部の運営を任されているような感じになり、3年生の引退後は、1年生にして部長になったのです。

私は長男が撮影した写真をたまに見せてもらっていましたが…、写真を始めたばかりにしては、なかなかセンスを感じられる写真を撮っていました。富士山にはじめて家族で登った時にもコンパクトデジカメで写真を撮っていました。
翌年の富士登山では、一眼レフを抱えて登っていましたし、最近は、外出時には必ずカメラを抱えています。

それまで「絵は下手、描けない」とよく言っていた長男ですが、写真の構図や「どういう瞬間を切り取るのか」のセンスはそれなりにあるな、と思ったので、素直にほめました。
もっとも「写真撮影の技術」という点においては、そんなに深く追及していなかったようですけど(^^;
(※私は大学に入学した当初、写真部に入ろうと思っていたことがありました…中学の頃から自分のカメラを持っていたので、けっこう好きだったんですよね。)

でも、長男はお下がりの一眼レフカメラではもう満足できないようで、バイトしていいカメラを買いたいと言っていました。
高校を卒業しても、写真撮影は続けるつもりのようですね。

文化祭の時は、長男が一番たくさんの写真を出品していましたし…
ふだんから、校内の掲示板に写真部のコーナーを設けて、写真を展示していたようです。(これは、私も保護者会の時などに見たことがあります)

そして部長だったので、部の運営に関する雑用もかなり多かったようです。
特に文化祭前は、書類やら展示用の部材やら、いろんなものを作ったりしていて、睡眠不足になっていてとても大変そうでした。
まして、茶道部とのかけ持ちだったのですから…、

長男が積極的に活動していたのが、人を引き付けたのでしょう。
写真部は、現在26名も部員がいるようです。ただ半分くらいはかけもち部員で、実質的に活動しているのは半分くらいのようですけど、それでも、写真部でこの人数ってわりと多いですよね。
入部当初は数名しかいなかったことを考えると、だいぶ盛り返したようです。
長男に
「いま、26名もいるなんて、すごいじゃん」
と言ったらドヤってましたけど(笑)、がんばってただけのことはあったんだなあ、と思います。


それと、長男にとって大きかったのが…
「写真部として、人に撮影を頼まれることが増えた」
ということでした。

2年生頃から校内行事の撮影を先生に頼まれたり、軽音楽部のライブや、演劇部の公演を撮りに行ったりということが増えてきて。
土日も「撮影に行ってくる」と出かけることが多かったですね。
今は、卒業アルバム用の写真を撮影しているようです。

それは、人に写真の腕をある程度認めてもらえたということでもあり。
いろんな人とコミュニケーションが取れるようになり、付き合う人間関係の幅も広がったということでもあるのでしょう。


長男はそれまで「ライブ」なんてものに行ったことはなかったので…
自分の知らない世界をいろいろ知ることにもなったようでした。


長男は、この高校生活の部活を通して、だいぶ人とのコミュニケーション能力が上がったようです。

いつからだったか…、長男は、「ありがとう」という言葉を、意識して使うようになりました。
それまでは、私に何かをしてもらっても「ありがとう」なんて言うことはそんなになかったのですが、いつからか言うようになったのです。
他人とのコミュニケーションの中で、そういう気持ちの表現をすることが大事だとわかったからなのでしょう。

私もそれを見て、長男のその部分は見習ったほうがいいなと思いました。
他人にはともかく、家族に対してはそういうことが抜けてしまっているかも、と思って、ちょっとした用事をやってくれた時にも必ず「ありがとう」と言うようにしました。


今、中1の娘はけっこう「ダメダメ」な状態で、なんでも「めんどくさい」病でして、非常にやる気がないのですけれども。
この間、長男が娘にいろいろと説教?していたのです。
自分が中学生の頃のことを思い出して話してくれたのでしょう。

娘が自己肯定感が低いことを指摘して、俺もそうだったけど、それは良くないと。
ほめられた時に、素直にそれを受け取れないのもよくないと。
ほめられたら「ありがとう」って言えばいいんだよ、と。


…などと、だいぶ熱く、娘に語っていました。
まあ、娘には内容的にはあんまり伝わらなかったようですけど…、
自分の今の気持ちに長男が共感してくれている、自分のことを考えてくれている、というのは、わかったのではないでしょうか。

私が主人と言い合いをしている時に、長男が仲裁?をしてくれることなんかもあったり…
そういう時も、けっこう言葉を選んで話しているのがわかるのですよね。


そんな様子から、最近は長男もだいぶ「大人」になったんだなあ…、と感じていました。
(まだまだ、子供っぽいところもたくさんあるのですけどね!)


さて、次回は、長男の進路について書きたいと思います!


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posted by はなずきん at 16:56 | Comment(0) | 家族 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする