気仙沼から電動アシスト自転車で2時間以上かけて、次男はこの日に宿泊するリアス唐桑YHに到着しました。
唐桑YHの外見です。普通の家っぽいですね(^^)

長男が泊まった相部屋。ここに布団を敷いて寝たそうです。

この日の宿泊客は、次男含めて6〜7人で、次男以外は、全員成人だったそうです。
夜のミーティング(というか、ただ集まって話していただけのようですが)では…
ふだんは、あんまりよその人とじっくり話したことのない次男なのですが、なんでこの旅に来たのかとか、この時はいろいろ話したようで。
「世の中、いろんな人がいるんだな」
と、思ったのだとか。
人の話を聞かないで一方的にしゃべっているおじさんとか、
ずっと、さだまさしの話をしているおじさんとか。
昔流行った歌などの話題がけっこう出ていたそうですが、次男は全くついていけなかったそうです(笑)
でも、こうやってたくさん人と話をしたのは…、
次男にとっては、楽しくて新鮮な経験だったようです。
【3日目】
この日は、本来の計画では、陸前高田市まで自転車で行って、「奇跡の一本松」を見る予定でしたが…
台風の影響で天気が読めなかったのと、自転車で行くにはちょっと遠いので、予定変更しまして。
YHのオーナー(おじいさんだそうです)から
「海岸のほうで、美味しいウニが売っている」
と聞いたので、ウニが大好きな次男はレンタルサイクルを漕いで買いにいきました。
これがこの日の行程です。ここに出ているのは徒歩の時間ですが…
実際は、ウニを買った時間も含めて、往復3時間くらいだったようです。

この道程の途中では「登り坂がキツイ、バイクが欲しい〜」とか、泣き言をLINEしてきた次男でしたが…
(次男はまだ15歳ですから、バイクの免許も取れませんよ!(笑))
自転車を漕ぐために身体をいっぱい動かしてきたことで、だいぶすっきりしたようで。
家に帰ってきた時には
”「シャーク号」にはだいぶ助けられた、あれは俺の相棒だ”
みたいなことを言っていました(笑)
「気仙沼大島大橋」は、今年の4月に開通したばかりの橋だそうです。
写真に映っているバイクに乗っていた、親子連れ(地元の人)の写真を撮ってあげた代わりに、自分の写真も撮ってもらったそうです。

赤の他人の写真を撮ってあげるなんて…、ほとんどやったことなかったんじゃないですかね、次男は。
殻付きのウニのほうが良かったみたいですが、むきウニを買ったので…少し水っぽかったそうですが、でも美味しかったようですよ。
夕飯で、リアス唐桑YHのオーナー(おじいさん)と、宿泊客にも分けたのだそうです。
宿泊客で、自分でお酒を買ってきて飲んでいる人がいたそうですが、その人は次男の分のジュースも買ってきてくれたそうです。
あと、この日はわりと若い人(といっても社会人ですが)がいて、「ひとり旅っていいよね」という話をしたのだとか。
宿に帰ってきたのが昼頃だったので、少し暇な時間があったようなのですが…
現地の新聞を読んで、サンマの不漁がこの地域の人にとっては「死活問題」なのだということを感じたそうです。

東京でサンマの不漁なんて話を聞いても
「今年はサンマが高いのか」
程度のことしか思わないのだけど、ここではそんな問題ではないのだと。
ところ変われば、尺度も変わるんだな…と、思ったのだそうです。
気仙沼の人たちと話してわかったのは…
復興を支援したいと思ってくれるのはありがたいが、募金をしてもらうよりも、現地に来てお金を使ってもらったほうがいいと感じているそうです。そのほうが、地域活性化につながるのだと。
あと、次男があまり何も考えず通りすぎた、普通の住宅地が…
後から現地の人に聞いたら、津波で流された後にできた、新しい住宅街だったということがわかって。
震災の記憶や意識が、こうやって風化していってしまうのかな、と感じたのだそうです。
(続く!)
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