2019年08月21日

「かわいい子には旅をさせよ」。次男の東北、ひとり旅。(その3)いっぱい自転車を漕いで。いっぱい人と話して。

「かわいい子には旅をさせよ」。次男の東北、ひとり旅。(その2)気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館にて。 より、続いています。

気仙沼から電動アシスト自転車で2時間以上かけて、次男はこの日に宿泊するリアス唐桑YHに到着しました。

唐桑YHの外見です。普通の家っぽいですね(^^)
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長男が泊まった相部屋。ここに布団を敷いて寝たそうです。
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この日の宿泊客は、次男含めて6〜7人で、次男以外は、全員成人だったそうです。

夜のミーティング(というか、ただ集まって話していただけのようですが)では…
ふだんは、あんまりよその人とじっくり話したことのない次男なのですが、なんでこの旅に来たのかとか、この時はいろいろ話したようで。
「世の中、いろんな人がいるんだな」
と、思ったのだとか。

人の話を聞かないで一方的にしゃべっているおじさんとか、
ずっと、さだまさしの話をしているおじさんとか。
昔流行った歌などの話題がけっこう出ていたそうですが、次男は全くついていけなかったそうです(笑)

でも、こうやってたくさん人と話をしたのは…、
次男にとっては、楽しくて新鮮な経験だったようです。



【3日目】

この日は、本来の計画では、陸前高田市まで自転車で行って、「奇跡の一本松」を見る予定でしたが…
台風の影響で天気が読めなかったのと、自転車で行くにはちょっと遠いので、予定変更しまして。

YHのオーナー(おじいさんだそうです)から
「海岸のほうで、美味しいウニが売っている」
と聞いたので、ウニが大好きな次男はレンタルサイクルを漕いで買いにいきました。

これがこの日の行程です。ここに出ているのは徒歩の時間ですが…
実際は、ウニを買った時間も含めて、往復3時間くらいだったようです。
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この道程の途中では「登り坂がキツイ、バイクが欲しい〜」とか、泣き言をLINEしてきた次男でしたが…
(次男はまだ15歳ですから、バイクの免許も取れませんよ!(笑))
自転車を漕ぐために身体をいっぱい動かしてきたことで、だいぶすっきりしたようで。

家に帰ってきた時には
”「シャーク号」にはだいぶ助けられた、あれは俺の相棒だ”
みたいなことを言っていました(笑)

「気仙沼大島大橋」は、今年の4月に開通したばかりの橋だそうです。
写真に映っているバイクに乗っていた、親子連れ(地元の人)の写真を撮ってあげた代わりに、自分の写真も撮ってもらったそうです。
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赤の他人の写真を撮ってあげるなんて…、ほとんどやったことなかったんじゃないですかね、次男は。

殻付きのウニのほうが良かったみたいですが、むきウニを買ったので…少し水っぽかったそうですが、でも美味しかったようですよ。
夕飯で、リアス唐桑YHのオーナー(おじいさん)と、宿泊客にも分けたのだそうです。

宿泊客で、自分でお酒を買ってきて飲んでいる人がいたそうですが、その人は次男の分のジュースも買ってきてくれたそうです。
あと、この日はわりと若い人(といっても社会人ですが)がいて、「ひとり旅っていいよね」という話をしたのだとか。

宿に帰ってきたのが昼頃だったので、少し暇な時間があったようなのですが…
現地の新聞を読んで、サンマの不漁がこの地域の人にとっては「死活問題」なのだということを感じたそうです。
5664.jpg

東京でサンマの不漁なんて話を聞いても
「今年はサンマが高いのか」
程度のことしか思わないのだけど、ここではそんな問題ではないのだと。
ところ変われば、尺度も変わるんだな…と、思ったのだそうです。

気仙沼の人たちと話してわかったのは…
復興を支援したいと思ってくれるのはありがたいが、募金をしてもらうよりも、現地に来てお金を使ってもらったほうがいいと感じているそうです。そのほうが、地域活性化につながるのだと。

あと、次男があまり何も考えず通りすぎた、普通の住宅地が…
後から現地の人に聞いたら、津波で流された後にできた、新しい住宅街だったということがわかって。
震災の記憶や意識が、こうやって風化していってしまうのかな、と感じたのだそうです。

(続く!)

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2019年08月20日

「かわいい子には旅をさせよ」。次男の東北、ひとり旅。(その2)気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館にて。

「かわいい子には旅をさせよ」。次男の東北、ひとり旅。(その1)計画を立てるまでで、一苦労。 より、続いています。

※本編中の現地の写真は、次男が撮影したものです。

さて、今回の次男の東北旅行の計画は…、3泊4日の日程となりました。
行き先に気仙沼を選んだのは次男本人なのですが。

次男の高校で、1学期にあった防災キャンプの時に、違うクラスの子と話したのだそうですが…
その子は(たぶん、親に連れられて)東日本大震災当時に、気仙沼にボランティアに行ったのだそうです。その話が記憶にあったのもあり、被害が大きかった場所を見たほうがいいだろう、ということもあり、気仙沼を選んだそうです。

しかし、計画の段階でも「さっさとやればよかった」と言っていたくせに…
前日の荷物の準備でも、次男は「めんどくせ〜」と言いながら、うだうだしてました…(学習してないですね〜)
でも、やり始めたらそんなに時間はかからないで終わってましたよ(笑)

現地では基本的にレンタルの自転車移動なので、荷物はリュックでしょっていくことにしました。
私が、富士山の登山用に買った「シラス36」を貸しましたよ。


【1日目】

いつもは朝、なかなか起きない次男ですが、この日はまあまあすんなり起きました。
荷物が重そうだったので、私が駅まで車で送っていってあげることにしました。

ほんのりめんどくさそうな、ちょっぴり不安そうな次男を、
「元気で行ってらっしゃい」
と送り出しました。



1日目は、ほぼ電車での移動です。

自宅から最寄り駅に行き、新宿まで出て…
そこから湘南新宿ライン→宇都宮線→東北本線 で、一ノ関まで行き、一ノ関駅近くのビジネスホテルに宿泊しました。

朝6時頃に最寄りの駅を出て、新宿からJRに乗ったのが7時。
一ノ関に着いたのは16時半頃でした。

こんなに長時間の電車の旅をしたのは、次男は初体験です。
電車に乗っている間、何してたの?と聞いたら
「ひたすら、虚無だった」
と、言っていました(笑)

私は、電車に乗って車窓を眺めたり、ぼーっとしたりと、のんびりできる電車の旅って好きなのですけど…、
(私が乗り鉄だから…、なんでしょうか?)
次男は、そこでは特に感じることはなかったようですね(笑)


一ノ関で泊まったホテルは、ごく普通のビジネスホテルだったようですが…
次男、なんと夜7時半に
「おやすみ〜」
というLINEを送ってきました。

ちょ、ちょっと、寝るの、早すぎじゃないの!?

と思ったのですが、今聞いたら、もうちょっとは起きていたそうです(笑)
でも、部屋で時間つぶしをしていただけのようで…、

しかも、夕ご飯はめんどくさくて食べなかったとか。
この日は、朝は家でちょっと食べましたけど…
あとは、昼ご飯にサンドイッチを食べただけなのだそうです。

旅に出て、夕ご飯食べないなんて…、私ならあり得ない…、(^^;
(ふだんの生活でもあり得ませんけど(笑))

それに、私だったら宿の近くとか建物の中とか、ぶらついたりしますけどねえ〜。
さっさと部屋に引きこもってしまうあたり、さすが、インドア派の次男ですよ(笑)


【2日目】

一ノ関→気仙沼へ移動です。

気仙沼に着いた次男はまず、バスで「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」へ行きました。
ここは、津波で破壊された「気仙沼向洋高校」の校舎を、そのまま保存している施設です。

こんな高さまで車が重なって積もっているのですね…。
ここは、校舎の4Fまで津波が到達したのだそうです。
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校舎の1Fのようす。
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校舎の外側の一部が削れています。津波で流されてきた冷凍工場の建物がぶつかった跡だそうです。
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体育館は跡形もなく流され、土台が残っているだけだったそうです。

この校舎の様子は…こういった映像を次男は何度も見ていたこともあり、そこまで強い印象はなかったようですが…
(次男はもともと、破壊された街が好きで、そういう絵をよく描いたりしているので、こういう写真などは良く見ているのです)

ここで流れていた…震災の10日後に行われた、気仙沼階上中学の、卒業式の映像を見て…だいぶ、感じるものがあったそうです。
当時のニュースでも流れたものですが…これはぜひ、みなさんにも見ていただきたいと思ったので紹介します。話を書きとって文章で書こうかとも考えましたが、これは、生徒の生の声で聴いてもらったほうがいいと思いました。



次男はこれを聞いて
「強いな」
と、思ったそうです。

大震災にあった直後の、中学3年の生徒が、これだけの決意を持って生きようとしているのに…
俺は、現状に甘えているんだな。


と、思ったそうです。



その後、バスで一ノ関駅近くに戻り、レンタルサイクル屋さんで、自転車(電動アシスト)を借りた次男。
5728.jpg

自転車屋さんの前に、なにやらキャラクターの看板が立っていますが…
これは「ホヤぼーや」という、気仙沼のゆるキャラなのです。
「気仙沼の食の奥深さや観光をPRする」ことを目的として活動する。
ホヤをモチーフに、剣はサンマ、ベルトはホタテ、マントはサメ皮と気仙沼市の特産品を活かしている[


そして…、次男が借りた電動アシスト自転車が…この「シャーク号」なのです。
(気仙沼は「サメの水揚げ日本一の街」なのだそうです)
5737.jpg

海の生物が大好きな次男は、この「シャーク号」がとても気に入ったようで(笑)
5738.jpg
なんかこれ、次男が描きそうな絵なんですけど(笑)


次男はここから自転車で、2時間以上かけて…
この日に宿泊するリアス唐桑YHに向かいました。


(続く!)


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2019年08月19日

「かわいい子には旅をさせよ」。次男の東北、ひとり旅。(その1)計画を立てるまでで、一苦労。

まずは、本日の一枚…いや二枚です(笑)

娘が通っている陶芸教室で作った「蕎麦猪口(そばちょこ)」です。
IMG_7412.JPG
うちの長男はそれはもう、蕎麦が大好きで。
しょっちゅう、家でそばをゆでて食べてるので、娘に蕎麦猪口を作って欲しいとリクエストしていたのです。

これは、私と娘が使うために作ってくれました。(他の家族は違うデザインです)
私が頼んだわけではないのに、富士山をイメージして作ってくれたんです。さすがわが娘です(笑)
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青いほうはいわゆる「普通の富士山」のイメージで、赤いほうは「実際の富士山の土の色」のイメージだそうです。

うん、確かにこういう色ですよ、富士山の土って(笑)
「富士山の地形萌え」の私の心をくすぐる、なかなかの出来です。


さて、本題に入ります!

母だけ?の剣道日誌(85)ひさしぶりの、次男の稽古参加は。 で、書きましたが…、

高校に入ってから、成績は悲惨だわ、やる気はないわ、の次男。

数学で「1」を取ったから、ショックで少しは持ち直すかと思ったら…、
夏休みに入ってからも
「やる気がない」
と、顔に書いてありましたよ…(笑)

部活に行く以外の日は、ほぼ「ゲームをやっているだけ」…、
前と、全然変わらないじゃないの!?


家族の中ではもっとも「インドア派」の次男。
外出をめんどくさがる次男は、ひとりで出かける機会自体がほとんどありません。
家族旅行に行ったとしても、次男が自ら動くことは、ほとんどないのです。

なので…、行動のすべてを自分でやらなければいけない「一人旅」に行かせてみようと思ったのです。

もう少し自由になる時間があれば、リゾートバイトみたいなのをやらせようと思ってたのですが…、
夏休みも演劇部の活動があり、空くのはお盆前後の1週間くらいしかなかったので、それはちょっと無理でしたね(^^;

いくつか問い合わせてはみたのですが、
「高校生、住み込み、短期間」
という条件には無理があったようで。
家の近くでも探してみましたが、高校生で短期間(お盆だけ)…ってありそうでないんですよね。


なので、一人旅にすることにして…、
「計画は自分で立てなさい!」と言ったのですが、
いつまでたってもやりそうにありません(^^;

「どこか行きたいとこないの?このあたりという感じでも、興味のある場所でも、なんでもいいから」
「そんなのが、全然ないから困ってるんだよ。別に行きたくて行くわけでもないし。」



お金は出してあげるって言ってるのに…(お年玉を親が貯めてたものですけど(笑))
「全然、行きたいところがない」…っていうこと自体も、どうなのよ、次男。

長男や娘だったら、お金を出してあげるなんて言ったら、嬉々として旅行に行きそうですけどね。
次男、そんなんだから、世界が狭いんですよ〜(^^;


とりあえず、「青春18きっぷを使う旅」ということは私が決めました。
私も学生時代、青春18きっぷであちこち行きましたので…。

青春18きっぷというのは…
「普通列車のみが、一日乗り放題の切符」が5枚セットになっているものです。快速は乗れますが、急行や特急は乗れません。もちろん新幹線も乗れません。
名前は「青春18きっぷ」となっていますが、年齢制限はありません。小学生も老人も、同じ値段です(笑)

お値段は5日分で11,850円。分割はできないのですが、1日あたりとすると2370円になりますね。

つまり、2370円で1日間有効。JRならどこでも乗れて、途中下車もありの切符なのです。
私は昔、東京から福岡まで1枚の切符で行ったことがあります。20時間くらい、電車に乗りっぱなしでしたけどね(笑)
現在は昔より普通列車の乗り継ぎが悪くなっているのですが、小倉まで行くことは可能なようですね。

青春18きっぷは、時間はあってお金はない、若者にはぴったりなきっぷなのですよ(笑)


あと、次男は旅先で人と交流したほうがいいと思ったので、ユースホステルを勧めました。
ユースホステルというのは、主に若者対象の安価に泊まれる宿で、世界各地にあるのですが。
年齢は関係なく泊まれますが、基本的には相部屋です。(個室のあるところもあります)
大きいところもありますが、家族経営のようなアットホームなところも多いです。
夕食の後にたいてい「ミーティング」というものがあり、他の宿泊者やオーナーと交流したりできるのが特徴です。

私が子供の頃は、YHはあちこちにあったのですけどね…、
最近は流行ってないのか、だいぶ減ってしまったようですが。


どこの地方に行くのかも、次男にはなんのビジョンもなかったのですが…、
青春18きっぷで行くとなると、関東近郊、甲信越、東北あたりがいいかなと私が考えていて…
(もっと遠くにも行けますが、相当電車に乗ってる時間が長くなるので…)

あ、そうか。東北、といえば…、
「東日本大震災の遺構を見てくる」とか、いいんじゃないだろうか!?
とふと、思いついたのです。

次男が東日本大震災を経験したのは、小学校1年生の時のことです。
次男はある程度のことは記憶にはあるようですし、大きくなってからも映像だの写真だのは何度も見ていますが…

外に出歩くことが少なく、本やネットやテレビの知識だけで”わかったような気がしている”次男には、そういう「実物体験」が必要なのではないかと思いました。
本当は、私も見るべきなのでしょうけどね…、

次男にそう言ったら
「それは、いいかも。じゃあ、そうする」
とのことだったのですが…
それ以後も、計画は遅々として進みませんで(^^;

「計画、できたの?お盆なんだから、早めに宿取らないと」
「うるさいなー!行きたくもないから、やる気にならないんだよ!
あ〜めんどくせ〜」


みたいな会話を、何回、したことでしょうか(笑)


全然、計画が進まないのにしびれを切らした主人が、次男にいくつかの案を出して…
それを取捨選択しながら、次男はなんとか計画を立てました。

いざ計画を立ててみたら、ほんの1日くらいで内容がほぼ決まったので、
「俺は、なんで今までやろうとしなかったんだろう。バカだな」
って、自分で言ってましたよ…(笑)

(続く!)

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2019年08月18日

母だけの剣道日誌(90)TS会の稽古で…小手、入りました!

今、TS会の稽古から戻ってきたばかりの私ですが…、
もう、書きたくてしょうがなくて、帰るなりブログ書いてます(笑)
(ブログを公開しているのは、書いている翌日なのですが…)

それは、とても嬉しいことがあったからです。
ってタイトルに内容が入ってますけど!(笑)
でも、その話は最後のお楽しみで♪


TS会は、8月の前半がお休みで…
今日がひさしぶりの稽古でした。

私は八ヶ岳のおみやげのクッキーを持ってお邪魔したのですが…

クラブハウスの駐車場の前に、車が全然止まっていません。
あれ??稽古、今日からだったよね?
心配になってクラブハウスのほうを見ると、電気はついています。
良かった、やってるんだよね。

体育館の前の階段を登り、クラブハウスに入ったら…
NM先生と、あとひとり、初対面の男性がいました。
(※YB先生は、田舎に帰っていてお休みだそうです。)

この日の稽古の参加者は、この3名だけでした。
しかも、TS会の人は…、NM先生しかいませんけど…(笑)
そもそも、TS会は先生含めて、正式な会員は5名くらいしかいないようですけどね…、

「全然車が停まってないから、稽古日、間違えたかと思いました」
「ああ、今日はさっきまで体育館でバスケの試合をやってたみたいで…
保護者の車がいっぱい停まっていて、この前に停められなかったんで、他の駐車場に停めてきたんですよ」
「あ、そういうことだったんですね…、誰もいないのかと思って、びっくりしました。」

この日初めて会った男性は、TNさんという40歳の方です。
小学校1年の時からずっと剣道をやっていたそうですが、社会人になってからちょっとブランクがあり、現在は再開して10年くらいということでした。いわゆる「リバ剣」で現在、五段だそうです。
学生時代の同期の方は実業団などで活躍している方もいるのだとか。弟さんも実業団にいるって言ってましたね!

ふだんは自分の所属する道場で稽古をしているそうですが、YB先生が、TNさんの道場に時々行っていて、それで誘われてTS会に出稽古に来たのだそうです。
TNさんのご自宅はTS会の稽古場所から近いのだそうです。でも、半年ぶりくらいに来たと言っていました(笑)。


最初は、打ち込み台に向かって、小さい面打ちの練習をしていました。
NM先生からもいろいろアドバイスをいただきながらやっていたのですが…

NM先生と、当会のN先生の「小さい面打ち」は、だいぶやり方が違うのですが…
NM先生が言うには…

「竹刀は頭上45度まで振り上げなさい、と最近はよく聞きますけど…、
私はそのやり方に対しては、懐疑的なんですよ」
「N先生とか、当会の先生はそう教えてますけど…」
「それは、ちゃんと振る力がある人向けなんですよ。
そういう人たちは、手首の力があるから、45度からでもきちんと打てますけど…
そうでないような人は、わりと後ろから振ったほうが、手首の返しができてしっかり打てると思うんですよね」


「小さい面の打ち方」については、いろんな方からいろんな見解を聞きますけど…、
先生によって、やっぱり意見が違うものなのですね。

私はどっちがいいのか、模索中なんですけど(^^;


さて、この日の面付けしてからの稽古は…やはり基本中心で。
前半、3人でぐるぐると回りながら、
切り返し、面打ち、小手打ち、胴打ち、小手面、小手胴、面の応じ技、小手の応じ技、面か小手の応じ技(どちらが来るかわからない)、好きな引き技、
などをやりました。

TNさんは…、やっぱり、さすがに動きが早いですね〜!
当たり前ですけど、めちゃくちゃ動きがこなれてます〜。

冷房が効いているのでさほどキツクはなかったですが、やっぱり汗はダラダラですよ(^^;

NM先生からは、私に対して
「もっと強く打っていいです」
「はなずきんさんは、リーチはあるので、もう少し遠間から打ったほうがいいですよ。
当たらないんじゃないかと思って少し近間になっているようですけど、今はちょっと元打ち気味になっていますから。」

というようなアドバイスをいただきました。

そこでいったん面を外して水分補給をして。
(暑かったので、相当水分を飲みましたよ…。)

後半、3人で周りながらの地稽古を2周しました。
ひとりあたり 2回×2周 ですね。

七段のNM先生、五段のTNさんと、私が、地稽古したわけですけど…(3人しかいないんですから当たり前ですが)
やる前の気持ちとしては
「この2人に対して、圧倒的な力の差がありすぎる…、何をやればいいんだろう」
と思いましたが(^^;


最初の1周目は、私はやや「待ち」になってしまっていて…、
NM先生から「もっと、自分から攻めていかないと」と、言われました。

なので、2周目からは積極的に攻めるようにしていたのですが…

TNさん相手の時のことです。
もちろん、私のほうは何度も、有効打突的なものをいただいておりましたが(笑)


一回だけ、ですけど…、
私から「いい小手」が、入ったのです!


私も「当たった!」と思いましたし、それを見ていたNM先生からも「いい小手入りましたね!」と、言っていただけました。


稽古が終わってから、TNさんとあいさつした時に…、
「いい小手、いただきました」
と言われたので
「あの〜、あれ、手加減していただいてたんじゃなかったですか?」
と、聞いてしまいました(笑)

「いやいや、全然そんなことないです。
すごくいい音しましたよね。」

「そうですか…、いや、奇跡かと思いますよ…、
私、小手なんてめったに入ったことないので(笑)」



つまり、ええっと…、小さい時から剣道をやっている五段の男性から…、
私が、小手を取れたってことですよね…、


本当、なんでしょうか…?

もちろん、試合だったらその前に打たれて負けてると思いますけど(笑)
それでも…地稽古で小手が入ったんですよね!


自分としては、何かすごく上手くなったような気は、全然してないんです(^^;
前よりはマシになったかなという程度で、まだまだ、できてないことだらけなのです。

地稽古の時は「手打ち」になりがちだったり…、
先生からは、圧倒的に注意されることのほうが多いのですよ。

でも…、この間のIZさんへの面といい、今回の小手といい…、
「稀に」ですけど、一本になるものが打てるようになってる、ってことですよね?

なんでそうできているのかは、私にはよくわかっていないのですが。

うれしい、本当にうれしいです。
今日、TS会に稽古に来て本当によかった、と思いました…。


NM先生からは最後に
「はなずきんさんは、相手の動きによって躊躇して、打っている途中で動きが中途半端になってしまうことがあるので、
打つと決めたら捨てきって、もっとドーンと打つようにしたほうがいいですよ」

と、言われました。
そうですね、そういうのも私に必要なことなんですよね…。心がけたいです。


稽古が終わって、着座をして、面を取って…

NM先生が、低くてよく通る声で「黙想ーー!」と、言います。

稽古場所はそんなに広い部屋ではないのですが、3人しかいないのでとても広く感じます。
がらんとした空間が、お寺みたいだ、と思いました。

部屋の中の静寂と。
外から聞こえる、蝉の声と。

まだ、止まらない汗が、頬を伝わってしたたり落ちるのを感じながら…
”ああ、夏だなあ。”
と、思いました。


黙想が終わって、防具を片付けている時に…
「なんか、夏休みに部活しているみたいで、青春って感じがしますよね!」
と言ったら、NM先生が、学生時代の話を聞かせてくれました。

「昔は、夏休みの部活(剣道部)の後、暑かったもんだから…
顧問の先生が、”プール入ってきていいぞ!”って言うから、稽古着のまま、プールにドボーンって入りましたよ」

「ええー、稽古着のままですか!?」

「そうなんですよ、今は絶対そんなことできないですよね。
速攻で、セコムが飛んできそうですよ(笑)」

「でも、いくら夏とはいえ…、稽古着、乾かなかったんじゃ?」

「いや、そのままプールに干してたら、翌日には乾いてましたよ」

「へえー、そうなんですか…!
まさに青春っぽくて、いい話を聞かせていただきました(笑)」

(↑その時もう、この話をブログに書こうと思ってました(笑))


この日、稽古に参加するまでは…
来週の土曜日はTS会に行くかどうか、この暑いのに週3回稽古はキツイかな、とか思っていたのですが…
やっぱり来週も、来ようと思いました。

稽古ももちろんしたいですし(11月の三段審査までは、特にがんばらねばなりませんし)、TS会にいることも楽しいのです。
主催のおふたりの先生の人柄と、稽古内容がいいから…来る人もみんな、やる気のあるいい人ばかりなのかな、と思います。

数人は来るだろうと思ってお土産を持ってきたのに、二人しかいなかったのでだいぶ余ってしまいまして。
来週は、YB先生にも八ヶ岳のお土産を差し上げなくてはいけませんしね(笑)。


最後に、今日の一枚です。

夕暮れにたたずむ、黒百合ヒュッテです。(天狗岳にて撮影)
ブログには載せていない写真です。
IMG_7629_1.JPG

人が暮らしている灯りを見ると、ほっとするのは、なぜなのでしょうかね…。

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2019年08月17日

母だけの剣道日誌(89)「ママ先生」IZさんからの…、一本!?

まずは、今日の一枚です。

天狗岳の「黒百合ヒュッテ」の前で、朝に撮ったものです。
この日は午前中はよく晴れていて…いい、空の色でした。
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さて、本題に入ります。
先週の、日曜の稽古のことです。

この日は、子供稽古にN先生と一緒に、お孫さん2人が来ていました。
私は初めてこの子たちに会いましたけど、帰省中みたいです。栃木に住んでいると言っていました。

N先生のお孫さんは小2の男の子と小1の女の子でした。
お兄ちゃんは剣道体験を何回かやったことがあり、妹さんは剣道は初めてでした。

2人に合わせて、素振りやすり足を中心に稽古をしていたので、子供稽古の時は面付けしませんでした。暑かったですしね…、
当会では、ひさしぶりに小学生の低学年の子を見た気がしますよ!可愛かったです♪
また今週日曜日に来ると言っていました。


その後の大人稽古は、前半は面付けしてサクッと30分くらい基本稽古をやりました。
それでも、暑くてちょっと苦しくて、あんまり力が入らなくて…なんか打ち方がブレブレじゃないの〜、って思っていたのですが。

大人稽古の後半は、「審査を想定した立ち合い」をやったのです。
それぞれ近い段位の人が組んで、立ち合いをしました。


私は「ママ先生」IZさん(四段)と立ち合いをしたのですが。

IZさんは初心者スタートの女性ながら、今まで段審査を落ちたことがありません。4年前に三段を取ってから初心者指導の先生になっていて、昨年は四段を一発合格したという。
子供が好きで、初心者指導に熱心なので、ご自分の稽古をすることはそんなに多くはないのに、カンがいいのでしょうね。
いざ試合とか立ち合いとなると、男性からも一本を取っていたりします。

だいたい似たような年齢だし、IZさんのすぐ下の段位の女性、というと私になるので…(「神戸のおばちゃん」KDさんは三段なのですが、たまにしかいないので…)組んで稽古することも多いのですが…
私はわりといつも打たれっぱなしな感じなのですよね。
IZさんからは、私が打つ時には「いろんな起こりがあるのでわかってしまう」とよく教えてもらっていました(笑)。

この時も、前半は私の打ちは全然当たらず、IZさんからは何本か有効打突的なものを打たれたのですが…
最後のほうに、一回だけですが…いい面が打てたのです!

試合ではなく立ち合いだから「一本」という判定はなかったのですけど…、
IZさんが面を打ちに来て、外してしまったところに、とっさに打った私の面がヒットしたようです。

立ち合いが終わった時に、N先生からの講評で
「あの面はちゃんと当たってましたよ。自分でもそう思うでしょう?」
と言ってもらえたのです。
(いや、実は自分ではよくわかってなかったんですけど…(笑))

会長UH先生からも
「はなずきんさんは、だいぶ、よくなりましたよ」
と評していただけました。

その前に何本も打たれているとはいえ、自分より上の段位の人から「一本」らしきものがもぎ取れたなんて。
今までは「当たったと思っても一本にはならなかった」ことばかりだったのに。

いやもう…、すごく、嬉しかったのです…、

でも、それはたまたまというか…、自分ではなんでこの時はちゃんと打てたのか、よくわかっていません。何をやったのかすらよく覚えていなかったりするので、再現しろと言われても、できないのです(笑)


N先生からは、帰り際にもわざわざ呼び止められて、

「はなずきんさんは、いつもは後ろに重心がかかっていて、打つ時に重心の移動をしてから打っているから、打ち遅れるんですよ。
さっきみたいにちゃんと前に重心がかかっていれば、ああやっていいのが打てるんですよ。つまり、やればできるようになっているんだから、常にそれができるように気を付けていってください」

と、言われました。

相手が打ってきたのにとっさに反応したから、たまたま前重心になってただけじゃないかと思うのですが(^^;
ふだん構えている時は、そうはできていないようなんですよね。本当は、常に「すぐに打てる構え」でなければいけないのでしょうが。

でも、たまたまでも打てた、ということは、以前よりそこに近づいているのは確かなんでしょうけど…
これから意識すれば「前重心」にすることができる可能性があるということですよね。

最近は、構えて立っている時にできるだけ、お腹に力を入れるようにはしています。私は「打つ時に腰が抜けている」とよく言われるので(^^;
でもよく忘れていたりもします…、これが、無意識にできるようにならないといけないのでしょうけれども。


また、整骨院でやった整体と、整骨院の先生に教えてもらった体操をずっと続けているのですが、そのおかげか、姿勢は、前よりはだいぶまっすぐになっているようです。前はだいぶ、肩が丸まっているような感じだったのですね(^^;


今回はたまたま「一本らしきもの」が打てたのですが…、
またしばらくは「全然上手くできないな〜」なんてことのほうが多いのかなと思っています。
そんなものなのだと思いながら、いろいろと気を付けながら、稽古を続けていくうちに…少しずつ、できることが増えていけば、いいな。

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posted by はなずきん at 08:46 | Comment(0) | 母だけの剣道1(三段に向かって) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする