2019年07月16日

メタボな主人と3度目の富士山。めざせ、剣が峰!(その8)2日目、赤岩八合館から頂上直下まで。

メタボな主人と3度目の富士山。めざせ、剣が峰!(その7)1日目、赤岩八合館の夜 より、続いています。

赤岩八合館で宿泊したその翌日は、宿でご来光を見てから頂上に向かって登ってもいいと考えていましたが…これだけ早めに宿に着いたとなると、そんなにずっと寝ているとも思えません。出発時間を早めて、頂上でご来光を見ることにしました。
この日の、ご来光の予定時間は4時38分でした。夏至から日が経っていないせいか、かなり早いですね!

ここから頂上までの見込み時間は、標準タイムで1時間半。私だったら、余裕を見ても2時間程度で行けそうだと思いました。
しかし、主人は…今日の進み具合から察するに、3時間以上かかると思われました。
同じ時間に出発したら、私の方が圧倒的に早く頂上に着いてしまうでしょう。頂上でご来光を待つのはかなり寒いと思われたので、時間差で出ることにしました。
主人が出るのは1時頃、私が出るのは2時頃にして、頂上で落ち合おうと打ち合わせをしておきました。


主人は予定通り、0時頃に起きて準備をしていて、1時ちょっと前に宿を出ました。
私も主人より少し後に起きて、まずはトイレに行って…トイレ前に人がいたので「こんばんは」と声をかけたら、それは主人でした(笑)。
私が夕方に影富士を見た後は、天気はイマイチだったはずなのですが…

その時には。

外には、満点の星空が…広がっていました。



この時は、天の川もくっきり見えていて。
北斗七星も、カシオペアはもちろん…条件がいい場所でないと見られない、かんむり座も見えました。
いわゆる、織姫と彦星を含む「夏の大三角」も天頂近くに見えました。

今年はずっと天気が悪かったので、都会でも見られる「夏の大三角」を見たのですらひさしぶりな気がしました。
そしてさそり座も、はっきりと見えました。さそり座は南の空の低い場所にしか見えないので、条件がいい時でないと、なかなか見えないのですよ。

この「天の川の見える星空」も、今回富士山で見たかったものの、ひとつでした。

私は、どれが何の星座か、というのを主人に説明していたのですが、主人には、どうもボーっとしか見えていなかったらしくて、天の川もわからないようでした。近視なのか、老眼なのか、酸素不足だったからなのか(笑)。

これが、この日の行程予定です。
富士マップ710_1.jpg
@「赤岩八号館」を深夜に出発、御殿場ルートで頂上へ(ご来光)
Aお鉢巡り(頂上をぐるっと一周)をする
B御殿場ルートを下山、七合五尺「砂走館」に宿泊する



主人はそれから間もなくの、1時ちょっと前に出発したのですが…
私は荷物の準備が終わったのが、1時頃で。まだ出るには早すぎると思い…、
スマホのアラームをかけて、寝たはずだったのですが…はっと目を覚ましたら、もう2時半くらいになっていました。

うわ、マズイ!!寝過ごしてしまいました…、

慌てて出たのですが、少し登ってから、トイレに行っていなかったことに気づいて、また戻りました(^^;
(ここから頂上まで、ひとつもトイレはないんですよ!)
なので結局、出発したのは3時近くになってしまいました。

出発時には空は曇り、星空は見えなくなっていました。
でも、暗闇の雲海の向こうには、かすかに街の明かりが見えます。
この日は、ご来光は拝めるのではないかと思いました。

でも、ご来光の時間までに、頂上に着けるかな?けっこう、ギリギリだよね…。
そして、主人には連絡しようがないことに気づきましたが…(主人は、携帯の類を全く持っていないのです)
それはもう、どうしようもないので。
とにかく、上に行くしかないんですよね。

でも、それまでちょっと眠りが浅かったのに、この時はほんの1時間半で、ぐっすりと寝られたのです。
おかげで、起きた時は体力は充実していて…出発時は、非常に元気でした。

昨年、山小屋に宿泊した後の
「ナマケモノのようなスローリーな動きしかできないどんよりさ」
とは、別人のようですよ(笑)。

周囲は真っ暗ですから、ヘルメットにヘッドランプをつけて、前を照らしながら歩きます。
昨年も1時間くらいは暗い中を登りましたが、今回みたいな本格的な夜間登山は、中学生のときに富士山に登った時以来かも。

足はとても快調に動きます。さすがに息は切れやすいですが、そんなに苦しくもありません。
この1年間、ずっと恋焦がれていた富士山に来られたことが、嬉しくて仕方なくて。やっぱり、富士山の神さまに歓迎されてるのかな(笑)、なんて思いながら、ウキウキしながら足を進めていきました。


出発時は寒かったので、ダウンを着込んでいましたが、歩き始めたら暑くてすぐ脱いでいました。
でも、4時頃…夜明け近くなったら急に気温が下がったので、またダウンを着ました。

気温が低くて、止まると寒くなるので、汗をあまりかかないように、ゆっくり、かつ止まらないように歩くようにしていました。足を運ぶペースはゆっくりでしたが、水分をとるのと、衣服調節の時以外は、ほとんど休憩しませんでした。
途中、なかなか足が動かなくなる時もありましたが、苦しくなったら、酸素を取り込む呼吸をして。とにかく小幅でもいいから、足を止めないように歩いていました。

歩みが遅くても、ほんの少しずつでも。
歩みを止めなければ、必ず上に着くのだから。


そんなことを、自分の剣道の道のりに重ねて、考えながら。
足を止めないように歩いていました…。


この日はまだ、山開き前だからなのか、登っている人がとても少なかったです。
赤岩八合館から頂上に行くまで、数人の人にしか会いませんでした。吉田ルートなら、これはあり得ないかも(笑)。
ほぼ、一人しかいない状態で登っていましたが…寂しいとか怖いとかは、思いませんでした。

ただ、御殿場ルートは途中に案内看板などが少ないんですね。山小屋も一軒もありませんでしたし…。
周囲が暗かったこともあり、今、自分がどの辺にいるのか、さっぱりわかりません。道間違いをしないように、分岐点では慎重に行き先を選びました。

御殿場ルートは、八合目の案内看板が現在地を知ることができる最後の場所で、九合目の案内はどこにもないのです。だから、いつ頂上に着くのかも…、全く読めなかったのです。

4時前後から、周囲はだいぶ明るくなってきて…ヘッドランプは必要なくなりました。

4時13分頃の様子。
IMG_7038_1.JPG

山小屋の人に、ルート上のどこからならご来光が見えるか、を確認した時に、
「頂上直下以外ならどこでも大丈夫ですよ」と聞いていたのですが。

もうまもなくご来光の時間なのに、頂上がどこなのかよくわからないし、ここが、頂上直下なのかどうかも判断がつきませんでした。

しょうがない、ここでご来光を拝んでから頂上まで行くか…と思って足を止めたのですが。
(↓これが、ご来光予定時間、4時38分の写真です)
IMG_7041_1.JPG

その時、上から降りてくる主人を発見しました。
私がなかなか頂上に着かないので、心配して降りてきてくれたのでした。

(つづく!)

いつも当ブログへお越し頂きありがとうございます。
当ブログは現在、人気ブログランキングに参加中です。
皆様からの応援が更新の励みとなります。
下記のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 アウトドアブログ 女性登山者・山ガールへ
にほんブログ村

posted by はなずきん at 14:14 | Comment(0) | 富士登山記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メタボな主人と3度目の富士山。めざせ、剣が峰!(その7)1日目、赤岩八合館の夜

メタボな主人と3度目の富士山。めざせ、剣が峰!(その6)1日目、元祖七合目から赤岩八合館まで。 より、続いています。

思ったより早く、この日の宿泊地、赤岩八合館に着き、ほっとしました。
でもまだ時間が早いので、わりと暇です(笑)。とりあえず荷物整理などをしましたが…。
山小屋なので、夕ご飯は5時からと早いのですが…朝からずっと歩いていたので、おなかがすいてます〜。(笑)

赤岩八合館の前の「鐘」。この山小屋からは、ご来光がよく見えます。
IMG_7014_1.JPG

赤岩八合館の玄関部分。写真の奥部分が台所など、従業員の方のスペースになっています。
IMG_7017_1.JPG

私たちが寝た、巨大な二段ベッドのようなスペース。
IMG_7016_1.JPG

ベッドのところに、なぜかこのような標語が貼ってありました…(笑)
IMG_7019_1.JPG

でも私としては「富士山は登って、また見て、また登る」ものですね(笑)


この日はまだ、山開き前だったので、山小屋はわりとすいていて、ベッドにも空きがありました。
本当は翌日もここに泊まる予定だったのですが、団体さんの貸し切りになっているので、ここの姉妹館である、七合五尺の「砂走館」に泊まったほうがいいのでは?と言われました。

そして、主人は3時ちょっと前に山小屋に到着しました。
私が着いてから、約1時間20分後ですね。


主人は富士山では、上に行くほど、より、ペースが落ちてくるのですね。
空気が薄くなるので、誰でもそうなると思いますし、私もそうだと思いますが…主人はその影響が、私より強く出やすい感じです。

主人は、私のくちびるが少し紫色になっている(つまり、やや酸素不足の状態)と言っていましたが…
私は特に、高山病らしい症状はありませんでした。登山をしている時に、やや体の動きが鈍いくらいでしたね。
昨年は山小屋で寝ている時に具合が悪くなったので、そこが心配でしたが、3日間の全行程を通して、高山病らしい症状はほぼ出ませんでした。


さて、5時になり、お待ちかねの夕食です。
おなか、すきましたよ!!
この赤岩八合館はなんと、夕飯のカレーはおかわり自由!なのですよ!
(朝食もごはんとみそ汁はおかわり自由なんです!)

普通、富士山の山小屋って…夕飯の量も少ないし、絶対におかわりなんてできないのです。量が足りなかったら、自分でお金を出して買って食べるしかありません。

ここはセルフ方式になっていて、宿泊客がお皿を持って自分でつぎます。
山盛りにしてもいいし、もちろん何度おかわりしてもいいのですよ。

IMG_7024_1.JPG

私はとりあえず、1杯目はこのくらいつぎましたが…
IMG_7025_1.JPG

結局またおかわりして、2.5杯分くらい食べました(笑)。
昔ながらのカレー、という感じの味で、今まで富士山で食べたカレーの中では、一番美味しかったです。
歩き詰めでお腹がすいていたので、おかわり自由の嬉しかったこと!
一昨年泊まった山小屋では、夕飯の量が少なくて、夜中にお腹がすいて目が覚めちゃいましたからね…。(笑)

夕飯が終わったら、主人はさっさと寝てしまいました。主人はすごくいびきをかくので、人の迷惑にならない時間帯に寝ようとしていたみたいです。
しかしまだ、17時過ぎだったので…、私はこんな早い時間に寝たのでは、すごく早く起きてしまいそうだったので、もう少し起きていることにしました。


ところで。
私は今回の富士登山で、いくつかの「目標」がありました。

そのひとつが「影富士」で、朝と夕方に、富士山の影が地上または雲の上に落ちる現象なのです。
御殿場ルートからだと方角的に、夕方の影富士しか見られないようです。

私が山小屋に着いた後は、ちょっと雨が降っていたくらいなので、今日は影富士は無理だろうな、と思っていたのですが…
夕飯が終わってしばらくした6時頃、山小屋の中からふと外を見ると…

あ、あれは、もしかして影富士かも!?

急いでサンダルを履いて外に出たら…
やっぱり、そうでした!
少し山頂に雲がかかっているので、不鮮明な形ではありますが。(笑)

IMG_7028_1.JPG

さっきまで、わりとガスってて、周囲はなんにも見えてなかったのに…、
超、ラッキーじゃないですか!!


他の宿泊客も、影富士を見に来ていました。
そこに、流暢な日本語を話す外人さんと…山小屋のお兄さんがいたので、話をしていたのですが。

この外人さん、埼玉の飯能に住んでいる、アメリカ人の山岳ガイドさんなのだそうです。富士山に登るのは14回目だとか。
山が好きすぎて、山の近くである飯能に住みつつ、ネイチャー系のガイドの会社をやっている…という話でした。富士山に限らず、日本の他の山や海外の山でも同行するとか。後から検索すればわかるかな?と思っていたのですが、よくわかりませんでした…、

山小屋のお兄さんともいろいろ話しまして。
私が「すっごく富士山が好きなんです」という話をしたら、乗ってきてくれたので…
「私、富士山の模型をオーダーして買ったんです」
という話をして、私のブログにある富士山模型の写真を見せたら、ブログのほうに興味を示してくれまして。

私のブログを教えたら、後からチェックしてくれていたようです。私の富士山好きっぷりに、だいぶ受けてくれてましたよ(笑)。
もし今も読んでいただいていたら、ぜひコメントください(^^)


山小屋のお兄さんいわく、7月に入ってから、この日まではご来光も、影富士もほぼ見えなかったそうです。
この日が、今シーズンでは一番いい天気だと言っていました。


八合目から眺める空は…、 とても、綺麗でした。

IMG_7033_1.JPG


いつも当ブログへお越し頂きありがとうございます。
当ブログは現在、人気ブログランキングに参加中です。
皆様からの応援が更新の励みとなります。
下記のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 アウトドアブログ 女性登山者・山ガールへ
にほんブログ村
posted by はなずきん at 10:20 | Comment(0) | 富士登山記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする