2019年07月08日

母だけの剣道日誌(80)TS会の稽古は…(後編)私の心に響いた、YB先生の教え。

母だけの剣道日誌(79)TS会の稽古は…(前編)少人数で、じっくりと。 より、続いています。

さて、自由稽古の時間が終わったら、整列して礼をしてから、面付けして、基本稽古です。
クラブハウスって決して広くはないのですが、4人しかいないので、すごく余裕があります(笑)。


YB先生の教え方は…当会のN先生とは、かなり違いがありました。

N先生は「早く、無駄なく打つ」がモットーなので。
「竹刀の動きはできるだけ小さく」が基本なのです。


しかし、YB先生はこう言いました。

やっぱり、しっかりと斬れないと一本になりませんから。
きちんと大きく竹刀を振って、打つようにしてください。


手だけじゃなくて、腕を振り上げる。
肩も背中も使って竹刀を振り上げて、竹刀の重さで打つんです。
竹刀の重さだけでも、しっかり力強い打ちができますから。

それがちゃんとできるようになれば、小さく打つこともできるようになりますが…
今はまだ、大きく打つことだけを考えてください。特に、はなずきんさんとSJさんは。


だから、稽古メニューも、それを強く意識させるようなものが多かったです。

まず最初に
「大きく振りかぶる切り返し」
そして
「後ろまで振りかぶって打つ大きな面」
「大きく打つ小手」

をやります。

それから今度は普通の(でも大きな)面、小手、小手面です。


次にやったので、面白かったのが…面打ちなのですが、

@まず、遠間で十分に気合い声を出す
A一足一刀の間合いに入る
Bいつでも打てる態勢にして、3秒待つ
Cそこから足を継がずに面を打つ

というものでした。
この「3秒待つ」というのがこの稽古のポイントで…
「いつでも打てる態勢」で止まっていないといけないので、その態勢を作る練習になるのです。

YB先生は
「とにかく、打てる態勢を作っておくのが大事です。
慌てて打ちに行く必要はありません。
気合い声を出したら、まず体を打てるような形に整えて。
それから間合いに入って、足を継がずに打つように心がけてください。」


と言うことを、稽古中に何度も言っていました。


YB先生の剣風は「一撃必殺」という感じなのです。

「打つことにしたら、必ず打つ。
そして、当たっても当たらなくても、しっかり声を出して残心を取るというのを、徹底しなさい」
と言われました。


私は当たらなかった時につい、そこで力を抜いたり、「失敗した!」と言ってしまったりするのですが…
そういう時こそ、
「当たってなくても当たったかのように、毎回していきなさい」
と。

「たとえ面が、面垂れに当たってたっていいんです。
審判にはもしかしたら、部位に当たってるかどうかがよく見えていないかもしれないですよ?
そこでしっかり声を出して、バシッと残心を決めたら、それで一本が取れるような。
いつも、そんな打ちを最後までしっかりするように。」


YB先生の…
こういう、ややハッタリの効いてるような物言いが、聞いていて気持ちよかったです(笑)。

この方は、こうやって強くなってきたんだろうな…、と思いました。



地稽古は、2種類の内容をやりました。

最初は「基本に忠実な地稽古」で。
この日やった基本稽古のように、お互いまずは気合を入れて対峙して、ぐっと入って、それから一気に打つ、というようなやり方です。
地稽古というよりは、途切れずやる基本技、といった感じでしょうか。

次にやったのは普通の地稽古でしたが、今日やった基本を心がけるようにしてやりなさいということでした。
SJさんはさすがにまだ地稽古慣れしていないので、私も何度か一本が取れた気がしました。


YB先生から、私に向けたアドバイスは…

今は、できるだけ竹刀を大きく振るように心がけたほうがいいと言われました。
今までの「押し切り」のような形だと、私の力が弱いのもあって「斬れている」感じにならないから、と。

面を打った時の右手は伸びているが、左のひじがゆるんでしまっている。
打った後にひじがゆるまないよう、ぐっと内側に腕を絞るように気を付けたほうがいい。
そして、打った瞬間には手の内も絞り込むこと。



YB先生の剣道は、本当に「正統派」で、フェイントのような小手先の技を使わないで「バーン」と正面から打ち込んでくる感じです。
当会だとSZ先生が近い感じですが、YB先生のほうが技に重みがあって迫力があるんです。
対峙した時に感じる「攻めの気」も強く重いので、こちらも気力を振り絞らないと、その圧に負けて動いてしまいそうな感じです。

そして、YB先生に面を打たれる時、すごく大きく正確に打ってくるのですが、打たれた瞬間の手の内がしっかり効いているので、いい音がするのに、打たれても「全く痛くない」のです。
YB先生は骨太そうで、けっこう力が強いほうなのではないかと思いますが、高段の方でもここまで手の内が効いている方は珍しいかも。


こんな感じで、面をつけてから約1時間。
休憩ははさまず、4人で回りながら連続で稽古をしていましたが、説明の時間も間に入っていたので、全然キツイとは思いませんでした。

最後に整列して、礼をしました。
YB先生が声をかけるので、「先生に礼」はないんですね(^^)
すごく楽しかった1時間でした。



YB先生は、剣風も、教える内容もカッコイイですね。
N先生とは全然違う教えですが、その内容には納得が行きます。


先日の飲み会ではYB先生にだいぶいじめられましたし、この日もビシバシ言われましたけど。
もう、全部許せるなと(笑)。
母だけの剣道日誌(77)ひさしぶりのミニ大会は…(その3)先生からのことばに、打ちのめされました。

YB先生は、言葉は少しキツイですが、言っていることはきちんと筋が通っています。
「僕は、生徒に教えているって言うよりは、自分のやり方を人に押し付けてるだけですけどね!」
と、おっしゃっていましたが…(笑)

でも、その「正統派」の剣風は、本当にカッコイイと思いました。当会にはいないタイプですね。
YB先生が、生徒を上達させたい、って想いもすごく伝わってきたし。
人数が少ないから、本当に丁寧に見てもらえますし。

今の私に必要な稽古は、これなのかも、と思いました。
TS会の稽古を紹介してくれたENさんにも、お礼を言いました!

ENさんは
「はなずきんさんが、基本をやりたいって言ってたので、TS会の稽古が合うんじゃないかと思ったんですよ。
何か、得るものがあったなら良かったです」

と、言っていました。

稽古後に、ENさんからいただいたLINEでも

「私もしっくり来る部分が多いので、稽古に参加させてもらっています。
スーっと入ってくる言葉や動きに忠実にあれば、変われると信じてやってます。」


と書いてあって。
それはよくわかるかも…、と思いました。
YB先生の教えのひとことひとことが、私の心にも響く感じがありましたから。


あの飲み会のあと、私が流した涙は…無駄ではなかった、のでしょう。


この翌日の、当会の日曜稽古で、地稽古でENさんと当たったのですが。
「また、押したような打ちになってしまってますよ。
YB先生に教わったことを思い出して、大きく打ったほうがいいですよ」

と言われて、ENさんも大きく打つようにして相手してもらえました。

ENさんの存在も、非常にありがたいと、あらためて思いました。


この日は、YB先生に言われたように、
「体を打てる態勢にしてから打つ」
「面を打った時に腕を絞り込む」

ということを意識してやっていたら、N先生から
「打ちが強くなって、良くなりましたよ」
と、言っていただけました。

N先生はめったにほめてくれないだけに、非常に嬉しかったです。


本当に、TS会に行ってよかったです。

TS会の稽古場所の中学校は、我が家からも近いですし…
時間もそんなに長くないので、サクッとやってくることができるのがいいかも。
クラブハウスだから冷房も入っているし、体力を使う系統の稽古はなかったので、しっかりやったと感じるわりに体力的にはかなり余裕がありました。土曜日にこちらに出ても、日曜日にある当会の稽古には支障がなさそうです。

TS会のもうひとりの「NM先生」も、教え方が上手いと聞いています。今度は、NM先生にも教わりたいし。
これからもちょくちょく、お邪魔させていただこうと思いました。


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posted by はなずきん at 07:32 | Comment(0) | 母だけの剣道1(三段まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする