2019年06月04日

母だけの剣道日誌(54)「全力」で、稽古するべし!(後編)はじめての「見本」

母だけの剣道日誌(53)「全力」で、稽古するべし!(前編)気合いって、大事! より、続いています。


ここで、大人担当のN先生が、みんなを集めて「小手」のレクチャーをしました。
こういう時は、N先生が誰かを指名して「見本」として見せることが多いです。

まずは、当会の会長、UH先生の「見本」です。

「みなさん、竹刀の先の動きをよく見ててくださいね!」とN先生が言います。

UH先生の小手は、本当に「最小限の動き」で、相手の小手にちゃんと当たっています。
「ほいっ」と竹刀を前に出しているだけみたいに見えますが、手の内が効いているので「バシッ」といい音がします。

そして次に、SN先生の「見本」です。
SN先生は、当会のメイン指導の先生です。たしか今年還暦と聞いたような。
高校時代にインターハイに出たこともある猛者ですが…N先生とは違う系統の剣風(SN先生はやや、学生剣道寄りかも?)なので、小手もわりと大振りです。
もちろん、きちんと当たってはいるのですが、N先生には
「ちょっと、大振りすぎますよ〜」
と言われていました。


で、次に…

「見本」として指名されたのは…、私だったのです!



えええっ!?

私が「見本」をやらされることなんて…
いままで、1回もなかったですよ?


私がやるとしたら「ダメな見本」のほうばかりでしたから…
いったいこれは、どっちのつもりで指名されたんだろう?と思いつつやったのですが…


私が、IZさん相手に打った小手は…

2本とも、スパーンと、…キレイに入りました。



この時、周囲で見ていた人たちから…
「うん、いいね!」
という、肯定的な空気になったのが、伝わってきました…。


N先生が、みんなに向かってこう言いました。

今の小手は、良かったですよね?
UH先生は本当に最小限の振り、SN先生はちょっと大振りで、その中間がはなずきんさんという感じですよね。
このくらいの振りで、ちょうどいいんじゃないかと思いますよ。

はなずきんさん、だいぶ良くなりましたね。いいと思いますよ!

「…はいっ、…ありがとうございます!」


…いやもう、この時は…嬉しかったの、なんの。

私が。

N先生に、みんなの前で、技のことをほめてもらえるなんて…、

そんなこと、これが初めて…、だよね。



すごく、うれしくて…、面の中で涙がにじんでしまったのですが…、

それは、たくさんの汗と一緒になって流れていきました…。



この日の私は、本当に気合いが入っていたのですが…
そのせいで、上手くできたのかなという気がします。

今まで私は、いろんな先生に
「もっと自信を持って!」
と言われていたのですが…

ああ、こういうことだったのか、と思いました。

私はどこかいつも「自分はできていない」という、引け目があったのでしょう。
それが「打ち」にも出てしまっていたのでしょうね。

稽古にはたくさん出てきましたから、私の頭の中に「理屈」として入っている知識は、とてもたくさんあるのですが…今までは、それがなかなか自分の体の動きに結びついていなかったのです。
今日は「気合い」があったのと、姿勢をよくしようという意識があったから、それが上手く結びついたのかもしれません。


その後、相面、各人がやりたい技などをやって…地稽古になりました。
いつもは
「打とうと思うあまり形が崩れて、手打ちになってしまう」
ので、できるだけ姿勢に気を付けて…

気を付けないと、上半身に力が入ってしまったり、前傾してしまうので、ときどきリセットしていました。
あと、いつも「腰が抜けてる」と言われるので、お腹に力を入れるように気をつけました。

そして「待ち」にならないよう、積極的に攻めるようにしました。
いくら気合があっても、やっぱり地稽古ではなかなか「一本」は取れませんでしたが…

いつもは、地稽古も何本目かになると疲れてきちゃって、気が抜けがちなのですが…
この日はわりと、気合いを維持できたまま、最後までできたと思います。


次に、かかり稽古です。
この日は、全力で地稽古をしていたので、かなりつらかったですが…
かかり稽古は2回やったのですが、2回目のかかり稽古では、息が上がっちゃって、過呼吸になるかと思いました(^^;

でも、1回目、SZさんが元立ちでかかり稽古をやった時は、SZさんが空けてくれたところを全部、打つことができました。
いつもは
「小手をあけられてるのに面を打っちゃう」
みたいなことが、よくあるのですが(^^;
きっと、この時は…集中力が上がっていたのですね。

一回だけ胴を空けてくれたのですが、パーンと気持ちよく入って!楽しかったです。(^^)
(胴は、けっこう得意なんです!)


かかり稽古が終わり、稽古終了です。

最後のかかり稽古のせいで、けっこう息が上がっていましたが…
正座して、黙想している間…ものすごい、充実感がありました。

警察の時は「とにかく声を出せ」と先生にいつも言われていたので、最初と最後のあいさつもけっこう大きい声でしていました。でも、当会ではそんな雰囲気ではないので、いつもは普通の声で言っていたのですが。

この日の最後は、警察時代のようなでっかい声で
「ありがとうございました!」
と、言ってしまいました(笑)


最後、N先生のところにあいさつにいきました。
いつも、N先生には「ダメ出し」されることのほうが多いのですが…

「最近、切り返しなんかも、”早く振ろう”って意識しているのがわかりますね。
(そのことは、最近、何度も注意されていました)
それでいいと思いますよ。これからもしっかり意識してやっていってください」

と、言われました。

もちろん、私がそんなにすぐ「できるようになる」わけはないのですが…
私が「やろうとしている」ことは、きっとN先生にも伝わったんだな…と思いました。


なかなか上達しないので、最近の私はどこか気が抜けてしまっていたのかもしれません。でも、本気で取り組めば…もう少しは、上手くなれるのかもしれない。

今まで、私には「この先上達できる見込み」が、全く見えてきていなかったのですが…。

この日は、一筋の光が……、見えた気がしました。



しかし…私、今まで、ここまで真剣に稽古に取り組んだことがあっただろうか。

「あんまりやりすぎると、バテちゃうし」
なんて、少〜しずつ手を抜いていたのかもしれません…。

とはいえ、大人には、無理は禁物です。
限界になりそうだったら、休んだほうがいいのです。それで肉離れしちゃったこともありますからね(^^;
でも、最近は…、限界になるわりと前に、手を(気を?)抜いていたのかも。

そこまでがんばらなくても「できる人はできちゃったり」するのですが。
私は、それでは、ダメだったということなのでしょうね。


自分で言うのもなんですが、この日の私は
「ひと皮むけた」
感じだったのではないでしょうか。

私にも、ここまで気合を入れてがんばることができるんだな…と、思いました…。


「全力で稽古をやる」

って、大変なことですけれども。
本当に大事なことなんだな…と、思いました。


私は、稽古の後の「疲労感」も好きなのですが。
この日は本当に「やりきったなあ」という感触が、ありました。


いつもこんな風に、上手くいく日ばかりではないでしょうけれども。

これからも
「全力で稽古する」
を、こころがけたい、と思いました!



「「全力」で、稽古するべし!」前後編は、これで終わりです。


いつも当ブログへお越し頂きありがとうございます。
当ブログは現在、人気ブログランキングに参加中です。
皆様からの応援が更新の励みとなります。
下記のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 格闘技ブログ 剣道へ
にほんブログ村

posted by はなずきん at 02:01 | Comment(8) | 母だけの剣道1(三段に向かって) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする