2019年05月26日

母だけの剣道日誌(46)剣道の先生は「できる人」が好き

なんだか、告発シリーズみたいになってきましたね?(笑)
私、よっぽどたまっているものがあったんですかね…?

私は、同じような経験年数の、同年代の女性に比べれば、だいぶいろんな経験や見聞をしているほうかな、と自負していますが…。
稽古の出席率も高いですし、会の行事もほぼ休んだことがなく…いろんなことを知りたいと思っていましたから、たくさんの人に話も聞きました。それだけに「う〜ん、ここはなあ…」と感じていることも、人より多いのかもしれません。

今までは
「嫌な部分よりも、剣道の魅力のほうが上まっていたから」
ということもあり、あんまりそういうことは書かないできたのですが…
もう、ここまで来たら徹底的に書いちゃいます!(^^;


「剣道の先生は、自分ができる人なので、できる人のほうが好き」
ということこそ、なかなか上手くならない人に目が向かない原因のひとつなのではないかと私は感じています。


だから、剣道の稽古は「できる人」向きな内容が圧倒的に多いのではないでしょうか。


それは、大人だけではなく、子供の剣道を見ていてもそう感じます。
特に「強い団体」の先生はその傾向が高いと思います。

以前、警察で剣道を習っていた時。
次男が、市の大会でそこそこの成績を上げたことがありました。
それは次男にとっては、防具をつけるようになっての初試合だったのですが…。

団体戦で、大将の子がそれなりに強かったので、同じチームの次鋒だった次男もそれに引っ張られて、銅メダルを取れたのです。
たまたまその時は、当市の優勝常連である「強豪N剣友会」の子たちが他の試合に行っていていなかったから、というラッキーな要素も大きかったのですが(^^;。

母と子の剣道日誌(35)次男、まさかの…?

この時…次男は「高学年Aチーム」でしたが。
高学年は「Bチーム」に精鋭を集めていて、優勝候補と思われていました。

Aチームは大将の子こそ、経験がそれなりにある子でしたが、残りのふたりは防具コースに入って数か月でした。
だから正直、次男のチームは全然、期待されていなかったのです。私だってそう思っていました。

ところが…強いはずのBチームは、2回戦で優勝チームに当たって敗退してしまいました。
Aチームのほうは、たまたま強い相手に当たらなかったこともあり、大将の子も健闘して3回戦まで行き、銅メダルをもらえたのです。


この時、警察の先生は、次男の試合場の審判だったのですが…
Aチームの息子が試合をしている時に、隣でBチームも同時に試合をしていました。

その時、先生は…明らかに隣のBチームのほうに気を取られてちらちらと見ていて、次男の試合には関心がなさそうでした。
先生が審判をしている会場での、次男の公式戦初試合だったのに、です。


自分が審判をしている会場で、教え子が初試合をしているのに、見るのは隣の「期待の精鋭」のほうの試合なのか

それを見た時、私はすごくがっかりしました。
そして、いちおうメダルを取ったというのに、次男たちのチームは「軽く1回ほめられた」だけでした。

よく金メダルを取ってくるような子たちを育てている先生にとっては、
「あんまり強くない子が、たまたまラッキーで取れた銅メダル」
なんて、たいした意味はなかったのでしょうが…

大将の子も、それまで伸び悩んでいたけど、最近実力をつけてきたなと感じていた子だったのです。それが今回、実を結んだんだなあ、と私は感動していたのに。
次男も「引き分け、勝ち、負け」という戦績で、初試合にしてはなかなかの健闘ぶりだったのです。
もう一人の子も、「引き分け、負け、負け」でしたが、がんばってはいましたよ。


この時、先生がもっとこのチームの子たちをほめるような人だったら。
次男のその後も、少しは違っていたのかもしれないな、と思います。

「たまたまラッキーでメダルを取れただけ」
でも、ほめられれば調子に乗ってがんばるかもしれないじゃないですか。

次男はこの頃、試合に出て、「同じくらいの経験の子には勝てることもあった」のに、先生からほめられることは少なかったです。

先生の目には「市大会で優勝候補になるくらいの子」たちしか、目に入っていなかったのかなと思います。
この子たちも、ほめられることは多くはなかった気がしますけど、強い子はほめられなくたって強くなりますから。


先生が明らかに目をかけていない、というのがなんとなく伝わったからなのか。
「できる子向き」の指導しかなくて、なかなか上達できなかったからなのか。
次男は、だんだんやる気を失っていってしまい、稽古に出るのを嫌がるようになりました。

子供と一緒に稽古をしていた私も「子供の隅っこで、個人的な指導がほとんどない状態で稽古しているだけ」の状態に限界を感じていましたし…会の「お局様」とその子供が嫌〜な雰囲気を作っていたせいもあり。
結局、警察をやめて今の会に移ってきたというわけです。


そういえば、この時の市大会では…
強豪N剣友会の中では「あまり強くない子たち」が出ていたわけですが、それがふだんの「優勝常連の子たち」とあまりに実力差があったことにびっくりしました。この時出場していた、N剣友会のほぼ全チームが、1回戦負けをしていたのです。(次男たちも勝っていました)
それを見て、
「N剣友会も強い子には力を入れてるけど、そうでない子はやや放置されてるのかも…」
と感じたのでした。


ここまで、はっきりと態度には出ない先生であっても…

やっぱり、言葉の端々に
「強い人(才能のある人)には期待している(弱い人はまあどうでもいい)」
というニュアンスを感じることは、よくあります。

当会とK会との練習試合の時に、八段のおじいちゃん先生が来て、試合の講評をしてくれたことがあるのですが、終始それなりに強い人の試合のことばかり話していて…
私なんか、まったく目に入ってないのかなあ。
と感じたこともありました。


当会の大人担当N先生も、以前はもうちょっと「できない人にも優しかった」気がしますが…
だんだんみんなのレベルが上がってきて、対外試合でも勝てるようになってきた人が増えたからなのか、最近は激を飛ばされることのほうが多いのです。そして、稽古の内容も最近は「できる人向け」にシフトしてきています。

N先生は「できない人を、あきらかに見下している」ような態度はしません。稽古の時は、ちゃんとみんなのことを見てくれてはいますが。
何気ない会話の端々から「やっぱり、できる人が好きなんだろうなあ〜」という印象は受けます。
長年「勝ってなんぼ」の大学の剣道部の監督をやってきたのだから、当然かもしれませんが。


「できる人が好き」な先生が多いのは、事実だと思います。
でも、そういう人ばかりではないですけれども。

私が好きなSZ先生は
「あまりやらなくて強い子より、一生懸命がんばってて弱い子のほうがいいと思う」
と言っていますし…
私に対しても
「はなずきんさんは、たくさん努力してるから大丈夫」
などと言ってくれることもあります。
できていない人のこともしっかり見ていて、その時に必要なアドバイスをくれますし。

でも、天然な発言をして私をがっかりさせてくれることも、ときどきあります(笑)。

私がTHさんのことを
「経験が少ないのに、すぐできるようになりましたよね〜」
とほめたら

「THさんは器用だよね!SN(THさんの娘)もそうだけど、親子はなんでか似るんだよねえ〜。
KK(次男)の手を引き付ける癖も、はなずきんさんと似てるよねえ〜」


ってそれ、「どっちも上手くできてない」って意味ですよねえ〜?まあ、事実だからしょうがないですが…、
これはただ単に「評価をしている」だけだから、へこみながらも流せないことはないのですが。



そして、当市剣連の会長(今は元会長ですが)は、初心者やできない人にもやさしい先生だなあと感じます。
私が1級を受審する頃から気にかけてくれていましたし、最近は初心者スタートのお母さんたちのための、女性稽古会を開いてくれたくらいですから。(私は日程の都合が合わず参加できなかったのですが)

他にも、K会の「重鎮」IT先生なども、強い人も弱い人も、分け隔てなく目をかけて評価してくれる人だなあと感じます。

こういった先生がいたから、私もなんとかめげずに続けてこれたのですよね。


でも、剣道を続けて「下手な限り」は、ずっとこういう劣等感を感じたままなのだろうなあと思います。
なまじ中途半端に?上達してきたからこそ、「できる人」との差を感じる機会が増えたのが「もう無理かも」と感じた原因なのでしょうね。

剣道が「武道」であり「勝負の世界」である以上、「できる、できない」を感じざるを得ないのですよね。
私みたいなのは「ゆる剣道」みたいなので楽しむ程度でもいいのになあ(笑)。(それは、スポーツチャンバラ!?)


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posted by はなずきん at 16:23 | Comment(0) | 母だけの剣道1(三段に向かって) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする