2019年05月24日

母だけの剣道日誌(44)剣道の「ここが苦手かも」と思っていたところ。(その3)剣道団体の運営も、変化していかなくては。

母だけの剣道日誌(43)剣道の「ここが苦手かも」と思っていたところ。(その2)説明が足りない、反論ができないのが、不信感につながるのでは。 より続いています。


私は、子供だけがやっていた時も含めると、3つの剣道団体を経験しています。
また「ママ剣士」の知り合いも増えたので、他の団体の事情を聞くこともありますが。

剣道団体のほとんどが、ボランティアで教えたり、運営しているところが多いからでしょうか。
責任の所在がはっきりしないせいか、いろんな部分でファジーというか適当なところが多いという印象です。会によって、適当な部分は微妙に違うようですが…。

時間にルーズ
会費の運用が不透明
誰が何の役割を負っているのかよくわからない
伝達事項がきちんと伝わっていない
新しく入ってくる人に対して不親切(説明が足りない)
複数の先生が指導に当たっている場合に、教え方が統一されていない


などのことが多いのではないかと感じています。


その中でも、私は特に「不親切」なことが気になってしょうがありません。
今までいた団体の3つ全部が「不親切だなあ」と感じましたから。

というのは、「剣道団体にいる人がみんな不親切な人」というわけではなく…
「いつ、どこで、誰が、どのようなことを誰に伝えるべきか」
というのが、はっきりと認識されていない(明文化されていない)場合が多いのだと思います。

何も知らない人が、剣道を習う立場になる場合、(子供が習う場合の保護者も含めて)知るべきことは本当に多岐にわたっています。

どの道具をいつどこで買うのか、どういうものを買えばいいのか。
子供が剣道を習う場合、稽古の時に保護者の付き添いが必要なのか。
当番がある場合、どのような内容なのか。
行事などがある場合、参加必須なのか、出るなら何をすればいいのか。
先生や他の生徒にはどう接すればいいのか。
審査を受ける時は誰がどう決めるのか。
試合に出る時は何が必要なのか、親はどうすればいいのか。

こういうことは、そのたびにきちんと説明しないといけないのに、どうもそのあたりがおざなりになりがちな気がします。
みんな、最初はわからないことだらけだったはずなのに…長いこといるうちに、そのことを忘れてしまうのでしょうか。
「剣道界独特のルール」もあれば「その会独自のルール」もあるし、新しい人は「何がわからないのかも、わからない」のです。

私は剣道を習い始めたのが警察で、警察では私以外に大人はいなかったので…
今の剣友会に移ってきた時、最初と最後の整列の時に「大人は段位順に並ぶ」ということも知りませんでした。子供のほうはどこでもたいてい、年齢順に並んでいるものなので。
最初は私は全然そのことに気づかず、適当に並んでしまっていて、後からそのことを知って恥ずかしい思いをしたものです(^^;

当会では、「稽古の後に先生のところに行ってあいさつ(指導を受ける)」というのも、私が入った頃はほぼやっていなかったのですが。
出げいこに行った時に「うちの会の子だけよその先生に挨拶してない」ということで問題になり、子供は毎回ではないけれども挨拶をするような機会を作るようにして、大人のほうは毎回あいさつをするようになりました。



剣道は礼儀作法も細かいですし、団体や先生によっても微妙に違うルールがあります。
袴の履き方、防具のつけ外しですら手順や所作があったりしますが、そういうのをしっかり教えてるところもあり、気にしていないところもあり。初心者のうちは本当に「どうすればいいのか全くわからなかったり」、「知らずにやっていたことを、だいぶ後から注意された」なんてことも多かったりします。

ある程度知識がついてきたらきたで、他の人に対して気づいたことを、自分が注意してもいいのか?先生から言うべきことなのか?ということにも悩んだりしますし…
先生も複数いることが多く、先生の中でも上下関係があって、誰の意見が優先なのかがあいまいだったり。そういうことも、入ってきたばかりの人にはよくわかりませんよね。

こうして書いてみると、剣道界って本当にめんどくさいですね(笑)。
「やることが多い」だけならまだしも、あまりそのあたりが統一されてもいないのですから。
「ハードルが高い」と感じる人が多いのもよくわかります。



また、保護者のほうでも…「ちょっと前の時代の人」は
「私たちの頃は、わからないことは自分で先輩に聞いたりしたのに、今のお母さんって、そういうことをしないよね!」
などと言って、あんまり「今どきの保護者」に歩み寄ってくれなかったりします。
自分からは絶対挨拶しない人が「あの新人さん、あいさつしてこないわよね」と怒っていたり…。

でも、これだけ子供が減っている今、会に人を入れなければと思うのであれば、いろんな変化が必要なはずです。
今までのやり方を押し付けるだけでなく、「今いる保護者や、初心者の大人」の意見を汲み取っていく必要があると思います。



でも「今までずっとこうだったんだから、これでいい」と決めつけている「お局様」が剣道団体にはけっこういるのではないでしょうか。私が所属していたどの団体でも、そういう方がいました。
明らかに意地悪をしてくる人もいれば、一見善意の人に見えるのに、自分と違う意見は聞いてくれない人というのもいます。

「お局様」が、「先生」「先生の奥さん」「高段者」「強い子供の保護者」だったりすると、立場はかなり強いものになります。
他の人が違和感を感じていても、そういう人には意見を言いづらいし、言ったところで却下されてしまいます。「お局様」は先生の信頼を得ていることも多く、先生に訴えてもたいして状況は変わらなかったりします。

そういう人は、確かに会に貢献はしてきていて、その人なりの「正義」があるのでしょうけれども。「お局様」と合わない人はやめてしまうか、不満があっても言えずに飲み込んでいます。
だから「裸の王様」状態になっているのに、それに気づかないのです。

でも、中にいる人は入れ替わっていくわけですし、時代によって状況も変わってくるわけです。
剣道団体は「生徒」がいなければ成り立たないわけですから、所属している人が、萎縮することなく意見を言える場を持たなくてはいけないのでは、と感じています。



それに、剣道の先生とか団体の空気はどこか「厳しそう」なので、わからないことがあっても、なんとなく聞きづらかったりします。
それは剣道の先生がみんな厳しいという意味ではなく、武道をやっている、道場である、というだけで、経験がない人には怖いと感じてしまうこともあります。
偉そうにしているつもりでなくても、そう感じられてしまうことがある、というのも、もうちょっと配慮してもいいのではないかなと思います。まあ、実際にすごく偉そうにしている先生や保護者も、いますけれども…(^^;

だから、先生や運営の役員さんの側から、新人さんに気を配ってあげるべきだと思うのです。
子供が多かった時代ならいざ知らず、今は「入りたい人だけ入ってくれればいい」みたいな空気では、剣道を習う子供はいなくなってしまうのではないでしょうか。
「こんなこと聞いてもいいのかな?」と躊躇させないような空気づくりや、ざっくばらんに話す機会を作ってあげることが必要だと思いますが…なかなかそうできている団体は少ないように思います。

「上に対して意見を言いづらい」というのが、剣道界の一番大きな問題だと思っています。


さて。
この「ここが苦手かも」の話、今まで溜めていたことだけに、書き出したらいっぱいありました〜(笑)

でも、今の私にとってはこれが「デトックス」になったのかな。
そして、同じような不満や意見を持っている人からも共感のコメントをいただいて、あらためていろいろ考えることができました。
愚痴ばかりになってしまったけれども「剣道の門戸を広くする」ためにも書くべきだったのだろうな、と感じています。



私は、剣道を通じていろんな人と知り合い、これまで楽しく過ごしてはきましたが…
同じようなレベルの人、腹を割って話せる人はほぼいなかったのですから、やっぱり私は「孤独」だったのです。

私がいることで、助かっていたと感じている人もそれなりにいるとは思いますが…。
会の中でも、私と運営との関係は微妙だったので、本当に腹を割って話せることはありませんでした。
運営とはさして関りのない人から見れば、私は「いつも楽し気に剣道をやっている人」にしか見えていなかったのでしょうけれども…
「私は、この会にとってあまり必要とされていないんだろうな」という気持ちは、最近はずっと感じていたのです。



でも、私にとっては「同期」であるSGさんが来た時の稽古は、やりやすいですし。
(お仕事が忙しいので、いつも来られているわけではないのですが…)

唯一「やめたい」ということを話したKDさんは、電話で
「私がもう少し行っていれば、はなずきんさんはそこまで嫌にならなかったかもしれないですよね!?」
って言っていたのですが…それからは毎週稽古に来てくれています。心配してくれてるのかな。

いつもどこか呑気なSZ先生は、
「はなずきんさん、三段は行けるかもしれませんよ!?」
(それはほめているのか、けなしているのか?ちょっと複雑ですけど(笑))
なんて言いながら、いろいろ役に立つ稽古をつけてくれますし。

まあ、楽しいこともいっぱい、あるんですよね…。


きっぱりやめたほうがいいのかどうか、いろいろ考えてしまいます。
でも、もし続けることにしたとにしても…
「今までよりは、会や剣道との距離を取ったほうがいいだろう」
とは感じています。

剣道が上手くなりたい、会に貢献したい、新しい人のフォローもしてあげたい。
そういう気持ちが強かったからこそ、運営との関係も上手くいかなかったのでしょうし、それができないことに失望してしまったのですから。


倦怠期の夫婦が、離婚はしないけど別居する、みたいな?
離れてみると、その良さも悪さも冷静に見られるようになるのかもしれません。
そのせいで、決定的に離婚になっちゃうのかもしれませんけど。(笑)


「剣道について、書くことは減るかも」なんて書いておきながら、変わっていくかもしれない私の気持ちをまた、つづらせていただくかもしれません。


「剣道の「ここが苦手かも」と思っていたところ。」の話は、これで終わりです。

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posted by はなずきん at 10:34 | Comment(2) | 母だけの剣道1(三段に向かって) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする