前回に引き続き「同じ山なのになぜ昨年は大変で、今年は楽だったのか」の理由を説明していきます。
A昨年より、今年のほうが二人とも登山慣れしていた
二番目の理由はこれです。
昨年、初めて登った高尾山は「勢いにまかせてグイグイ登る」ようなやりかたでも行けるようなコースだったので、長男や次男は次の陣馬山もそんな感じで登ろうとしていました。最初にハイペースで登っていたので、後で相当疲れてしまったのです。
しかし、陣馬山は高尾山よりは傾斜もきつく、コースも長く、そのやり方では筋力や体力が持たなかったということなのでしょう。
また、私は昨年は娘と一緒に家族の最後尾を歩いていたのですが…
登りについてだけ言えば、私より娘のほうが明らかにペースが遅かったのですが、まだ判断力があまりない小学生の娘をひとりで置いていくわけにはいかなくて、娘のペースに合わせて登っていたのが余計疲れる原因だったようです。
私は、体力的には、昨年も今年もそんなに差はありません。
若者ほどは筋力や体力があるわけではありませんが、5年前から剣道を続けているので、この年にしては体力はあるほうだと思います。
しかし、昨年はまだ「登山を始めたばかり」で…昨年の陣馬山の時は、山歩きのコツがよくわかっていなかったというのもあります。
山登りの本などを読んでみると、どんな本でも共通して書いてあるのは
「息が上がらない程度のスピードで、ゆっくり続けて登る」
ということなのです。
富士山で見かけた登山ガイドや、テレビの登山番組などで見る登山ガイドさんも…
みなさん「そんなにゆっくりでいいの?」というくらい、スローに登っている方がほとんどなのですよ。
登山は長丁場ですから、よっぽど体力が有り余っている人でない限り、そういうやり方が適しているのだと思います。
そういうノウハウを知った私は、昨年の陣馬山以降は、「ゆっくり登る」のを心がけるようになったのです。
足運びをゆっくりにするというよりは、足を小幅に出す感じで歩きます。
普通だったら1歩で歩くところを2〜3歩くらいかけて歩くような感じです。
こういう歩き方をすると、息がさほど上がらないというだけでなく、足の筋力もあまり使わないで済みます。大股で登ると、ももの筋肉をかなり使ってしまい、だんだん足が上がらなくなってきてしまいますから。
今年の富士山では、長男や次男がホイホイ先を登っているような時も、マイペースを守ってゆっくり登るようにしていました。
富士山の場合はそれが高山病対策にもなったようです。
そして主人は…
昨年の時点では「かなり体力がなかった」ので、経験を重ねた今年のほうが、体力はついていたものと思われます。
登り方についても私同様、以前よりはコツをつかんできていたようでした。
B登山前に歩く距離を短くした
前回は電車で行ったので、駅から登山口までも徒歩だったのですが…
これが案外遠くて40分くらいかかってしまい、登山前からビミョーに疲れていました。
藤野駅から陣馬登山口まではバスもあるのですが、本数が少なくて、平日だと登山に行くような時間にはほとんど通っていないのです。
土日だと朝に多少あるようですが…。
今回は自家用車で行き、「沢井住宅前バス停」近くの無料駐車場に停めたので、登山口までは徒歩5分ほどでした。
駐車場は数台しか泊められないのですが、平日はわりとすいているようです。
↓わかりづらいですが、このアパートの向こう側が駐車場になっています。
↓ここが駐車場です。
自宅からここまでの運転はしなければなりませんが、電車で来て駅から歩くよりはかなり楽でした。
今回は登山前に使う体力がだいぶ省略できたので、登山も楽だと感じたのかもしれません。
最後に、今回の写真をいくつか紹介します。
「栃尾尾根コース」を登山の途中。このコースはわりと道が明るい印象です。
頂上にある「白馬の像」。ちょうど頭の上にカラスが…(笑)
頂上にいた猫。私の足にスリスリしてきたり、登山客にエサをねだりまくっていました!ここに住んでいるのでしょうか…?
頂上で「自炊山ごはん」を楽しんでいる「山ガール」たちにもエサをねだる猫。
この日は天気は良かったのですが、雲が多くて、残念ながら頂上から富士山は見られませんでした。
周囲に陣馬山より高い山がないので、天気がいいとまさに360度の展望で、かなり見晴らしがいいのですが!
↓これは昨年撮ったパノラマ写真です。写真には写っていませんが、この時は富士山も見えていました。
と、いうわけで。
今回の陣馬山はあんまり大変ではありませんでした。
私としては「栃尾尾根コース」で登るのがおすすめです!
私は昨年の陣馬山登山の時は「疲れるばっかりであんまり楽しくない」という印象で…
「どうせ疲れるんなら剣道のほうがいい。富士山は登りたいけど他の山は別に行きたいわけじゃ…」
という気持ちだったのですが…
「歩き方のコツ」をつかんでからは、苦しいと感じることも少なくなり余裕もできて、登山そのものも楽しくなってきました。
最近は山の話を読んだり、主人が録画して見ているNHKの「にっぽん百名山」を横から眺めたり、登山装備のことを考えているだけでもけっこう楽しいのです。
とはいえ、まだ「初心者に毛の生えた程度」の経験しかないし、遠くに行く時間もないので、しばらくは近くの山でいいかな〜。
そのうち「山小屋に泊まる」ような登山もやってみたい…ですが。
登山は「メタボな主人」の”唯一の健康的な趣味”でもあるので、夫婦で一緒にできるのは良かったなあ、と思っています。
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