2018年08月18日

富士山、リベンジ!メタボな主人と家族で登山。(その6)八合目の山小屋で酸欠。頂上に行けるのか!?

富士山、リベンジ!メタボな主人と家族で登山。(その5)七合目花小屋〜八合目太子館まで より続いています。

さて、八合目太子館に到着しまして…
中に案内されました。

太子館の入り口部分。檜作りの山小屋です。
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宿泊客が寝るスペースは、部屋全体が巨大な2段ベッドになっているような構造で、私たちは2F部分のほうになりました。
私たちが到着したのは16時頃だったので、まだ人があまりいなくてすいていたのですが…その後続々と宿泊客がやってきて、山小屋はほぼいっぱいになったようでした。


八合目太子館のページには以下のように書いてあります。

太子舘はもともとの定員は550人となっていました。しかしながら、お客様に万全の体調で山頂を目指していただくため、上限を350人程度にして、広々としたスペースでゆったりと休んでいただけるようにしています。混雑時の山小屋にありがちな、枕を互い違いにして、窮屈な姿勢で寝るようなことはありません。
さらに山の雰囲気を味わっていただけるように寝袋をお一人ずつご用意しています。

…とありましたが…、実際は、かなり窮屈でした。
荷物を置くスペースが廊下部分にありましたが、とても全員のリュックを置けるようなスペースはなかったので、結局寝る部分に持ってきましたし…。(靴だけはそのスペースに置きましたが)

↓荷物を置くスペースです。肝心の宿泊スペースは撮り損ねました(^_^.)
そして宿のあちこちに「リバース用」の洗面器が必ず用意してありますよ!
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主人がけっこう「幅が広かった」のと、私たちの隣にいたグループの人たちが、こっちのスペースに少しはみ出してきていたこともあり(隣のグループのほうが先に寝ていたのでどかしようがなかった)、ほぼ寝返りもできないような状態です。
前はあの状態より定員が多かったなんて、ちょっと想像がつきませんが…(^_^.)

ちなみに昨年の「七合目トモエ館」は、七合目ということもあってあまり混んでいなかったせいと、うちの家族だけのスペースだったこともあり、今回よりはやや余裕がある感じでした。

メタボな主人と、家族で富士山登山!(その8)七合目トモエ館の様子


山小屋についた時は”すぐにも夕ご飯を用意します”みたいな説明だったのですが、他の団体が多かったせいかだいぶ待たされて、私はかなりお腹がすいていたのですが、もうすぐだろう…と思って待っていたらいつまでも呼ばれなくて…倒れるかと思いました(笑)
結局、夕ご飯にありつけたのは、私たちが到着してから2時間後の、18時ちょっと前のことでした。

この宿はけっこうキャパが多く、お客さんも多かったです。
従業員(バイト)もたくさんいましたが、半分くらいの人は不慣れな雰囲気でしたねえ。

今調べてみましたが、太子館の収容人数は350人。
富士山の山小屋の中では一番キャパが大きいほうのようです。


富士山に登ろう(小屋情報)

ところでなんで今回「太子館」を宿泊先に選んだかというと、八合目では一番下にある山小屋だったからです。
昨年は七合目で挫折したわけですから、あまり上まで行くのは無理だろうと思ったので。

私が登ったのは平日だったので、満員ではなかったのでしょうけれども…それでも十分多かった気がします。団体客も多く、出入りも多かったですねえ。収容人数のあんまり多すぎる宿は落ち着かないなあと思いました。
山小屋なので、多少不自由なのは覚悟していましたが、私はここはもう泊まりたくないと思いました(T_T)
その理由は後から書くとしまして…。


私たちが到着してから後は、夜半まで雨が降っていて…
けっこう雷も鳴っていました。

夕ご飯は、カレーライスとソーセージ1本、さばの煮つけ、お菓子などでした。
昨年は「カレーライスだけ」だったので全然足りず、夜中におなかがすいていろいろ食べていたのですが…
今回は夕ご飯だけで、十分おなかいっぱいになりました。

↓太子館の夕ご飯。山小屋にしては豪華!
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この時に一緒に明日の朝食が配られました。
朝食は、
レトルトの釜めし1袋、長期保存のパンひと袋、500mlのミネラルウォーター1本
でした。
この釜飯は、ごくフツーのレトルトパックご飯でしたが、子供たちは「旨い!」と喜んで食べてました。
パンのほうは…長期保存タイプだったせいか「ほぼパン」しかなくて、ちょっと食べづらかったですねえ。

翌朝の天気予報を確認したら、いちおう晴れのようでした。
夕ご飯が終わり、明日は午前3時に起きて4時に山小屋を出る、ということを決めまして…
寝ようとしたのが午後8時頃。

ところが…いつもなら寝つきのいい私が、全然、寝られないのです。
いつもの私は、多少環境が悪くても寝ちゃうほうなんですけど…。
私たちの下にいる子供たちがうるさかった、と長男はぶつくさ言っていましたが、私はそれは気になりませんでした。
※私は主人の大いびきの隣でフツーに寝てますからね!

まずスペースが「狭い」。
寝返りもままならない幅しかありません。せいぜい、上を向くか横を向くかくらい。

そして「暑い」。

昨年は朝方少し寒かったので、長袖を着て寝ようとしましたが…途中で暑すぎて半袖に着替えましたが、それでも暑いのです。
もちろん寝袋になど入るわけもなく、チャックを広げた状態でおなかにだけかけていたのですが。

全く寝つけない状態で時間だけが過ぎていき、ぼんやりと寝たかどうか、という感じの時に長女が目を覚まして私に時間を聞いてきました。
私はスマホが遠くにあったので、めんどくさくて見なかったのですが、長男が時計を見て
「8時50分だよ」
と。
私はけっこう時間が経ったと思っていて、もう12時くらいにはなっただろうと思っていたので、寝初めてから1時間も経っていなくてびっくりですよ。
長男の言った時間が信じられなくて「時計、止まってるんじゃないの?」と聞き返してしまいました。
他の寝ていた家族も、もっと時間が経ったと思っていたようです。

いつも寝つきのいい私が、これは変だ。
このままここに寝っころがっていても眠れないだろう、と思いました。


これは一回起きてリセットしたほうがいいと思って、階下にある山小屋のロビー部分に降りました。
私の家族も寝心地が悪かったようで、みんな起きてきました。

※唯一、主人だけはこの時にぐっすり寝られたようですが…。
私たちより一足先にさっさと寝ていたからかもしれません。


…なんか、フラフラして気持ち悪いです。
そして、頭が痛い…。

これは…「高山病」ですよねえ…。


私は宿に着いた時には「ちょっと頭痛がする」程度だったのですが、寝ている間にひどくなったようです。
これは、寝ている場所が相当、酸欠状態だったのでは…と思いました。

宿の人に、
「具合が悪いのでロビーで休ませてください」
と言ったら、
「どうぞここで休んで下さい。でももう少し暖かい格好で休んだほうがいいですよ」
と言われたので、自分の寝袋を持ってきました。

最初のうちはロビーの隅っこで座って寝袋をかけていましたが、やっぱり具合が悪いので横にならせてもらいました。
ロビーのほうが、部屋よりはいくぶん酸素がある気がしましたが、しばらく休んでいてもあまり治りません。
そして、やっぱり、全然眠れないのです。
この日は早起きだったし疲れているので、いつもなら寝れないはずはないのですが…。


他のメンバーは外に出て戻ってきたのですが、私にも「外に出たほうがいいかも」と言われました。
長女はかなり具合が悪かったようで、主人とS子先輩に連れられて、太子館に併設されている救護所に行ってきたそうです。
痛み止めと吐き気止めをもらって飲んで、だいぶ楽になったということでした。

私もトイレに行くために外に出たら、ちょっと具合が良くなった気がしました。
これは、外に出ていたほうがいいのかも、と思い、しばらく山小屋の外をうろうろすることにしました。身体を動かしたほうが酸素を取り入れられそうだったので、歩いたり体操をしたりしていました。
外のほうが酸素が濃い気がしたので、外で寝たいくらいでしたが、さすがにそれは寒そうだし…。
(後でS子先輩から、外では寝袋で寝ていた外人さんたちがいたと聞きました。本当は富士山では野営してはダメらしいですが)

ちょっと前まで降っていた雨はその頃には止んでいまして、雲の切れ間から星がよく見えていました。
ふだんコンタクトの私が、その時はメガネだったので良くは見えなかったのですが、おそらく天の川が見えていたのではないかと思います。

あまり具合が悪かったら救護所に行こうかなあとも考えていましたが、外にしばらくいたら、だいぶ気分が良くなりました。具合が悪くなったのは、宿の中の酸素が足りなかったせいなのですね。
宿に戻ったら、宿の人が
「雨が降っていたので、さきほどまで換気できなかったんですが、雨が止んだようなのでこれから窓を開けます」
と言っていました。

そうか、それでこんなに「酸欠」だったのか…!

夜中から窓を開けて換気し始めたのと、11時くらいに「頂上でご来光を見る組」が出て行ったこともあり、酸欠状態は当初よりはだいぶマシになったようです。
人の出入りが多い時間のほうが、空気が扉から入ってきていたせいか、空気がフレッシュになっていたようでした。


私はその後、やっと眠気が来て…そのまま、下で寝させてもらいました。部屋?に戻ったら絶対寝られないだろうと思ったからです。
長女も部屋では相当気持ち悪かったらしくて、結局途中から私の隣に来て寝ていました。

その後も「具合が悪いのでロビーで寝たい」という人が何人も来ていました。
きっとどの部屋も酸欠状態だったのでしょう。

でも、ここのロビーは狭かったので…従業員さんに
「スペースがないので、これ以上は無理です。申し訳ありません」
と言って断わられていました。

他にも、やっぱりベッドでは居心地が悪かったのか、階段部分に座っている人たちなどもたくさんいました。そのあたりのほうが、寝床よりは多少酸素があったようです。
「子供が吐いちゃって」と、中身入りの洗面器を持ってきていた人も何人かいました…。

私と娘ばっかりここで寝ちゃって、悪いな〜とは思いましたが…、
私もその後も決して具合が良かったわけではなく、上に戻ったら絶対に寝られないと思ったので、下で寝続けさせてもらいました(^_^.)


「寝たほうが高山病が悪化する場合がある」
という話は知っていました。

寝ると呼吸が浅くなるので、山小屋についてすぐに、その高度に慣れていない状態で寝ると、高山病になりやすいそうです。だからしばらく体を動かして慣れてから寝たほうがいいのだとか。

以前(中学生の時)は、夜はひどい頭痛でしたが、山小屋で一晩寝たら高山病は治りすっきり元気になっていたので(滞在時間中に高所に順応したのだと思われます)、そんなことってあるんだろうか…と思っていたのですが…。

しかし今回は純粋に「寝ていた部屋の酸素が足りなかった」のではないかと思っています。
外に出たら多少マシになりましたし、私が山小屋に到着してから寝るまでに4時間くらいありましたしね。


「太子館」は、宿のキャパが大きいわりにロビーが狭く、その点でも使いづらかったです。
昨年の七合目トモエ館のほうがこじんまりしていて、休憩スペースもしっかりしていてよかったです。

具合が悪かった私に、太子館の従業員さんは親切にしてくれましたが…
いかんせん、お客が多すぎて、それをさばくので精一杯という印象でした。

何より、宿の構造上、ちょっと気象条件が悪い時には酸欠になりかねません。
山の上で雨なんてしょっちゅうでしょうに、それで換気できないのでは困りますよねえ。
山登りでの宿泊なのに「酸欠で眠れない」なんて、なんのために宿泊しているのだかわかりません。


私は夜中になって、やっとひと眠りすることができましたが…
朝3時に、主人が私を起こしに来たのですが、その時点では決して具合は良くはなくて「このまま寝ていたい」と思いました。

その時は
「八合目でこんなに高山病がヒドイのでは、今回も頂上には行けないかもしれない」
と感じていました…。


長女以外の他のメンバーは、私ほどは具合が悪くないようです。
「頂上ご来光組」が出て行ってからは、スペースにも酸素にも余裕ができたのでいちおう寝られたということでした。

私は頭も痛く、体もダルダルでしたが、なんとか出かける準備をして…
宿を出たのは、予定通り午前4時頃のことでした。

↓出発時の太子館の様子です。
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posted by はなずきん at 15:33 | Comment(0) | 富士登山記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする