2017年11月13日

母と子の剣道日誌(238)全日本剣道選手権に行ってきました!(その4)準々決勝、前田対内村

母と子の剣道日誌(237)全日本剣道選手権に行ってきました!(その3)4回戦開始。一本になる小手の要件とは。 より続いています。



さて次は、(大阪)前田選手 対 (東京)内村選手 です。

警視庁に所属する内村選手は、37歳。
今回の出場者の中では、埼玉の橋本選手と並ぶ、最年長となっています。

全出場者64名のうち、20代が29人、30代が35人。ほぼ半々ですね。
全日本クラスともなると、40代はもう厳しいのかな…と思い、カタログに書いてあった過去の優勝者〜3位までの記録を見てみると、40代の方も数名いました。
でも、それは昭和40年以前の話で…
それ以降は、3位以上で40代の方はいませんでした。

剣道は長くできる武道とはいえ、ガチで試合となると、やはり30代までが旬なのでしょうか。

昨年なんか、優勝した勝見選手が30歳で、準優勝と3位は全部20代です。
ここ4年ほどは、20代の方がほぼ上位を独占しているようです。

内村選手も、昨年は出場を逃していますし、その前も2回戦、3回戦で敗退しています。
そんな後でも、また出場権を得たという精神力が素晴らしいですね。
熟年剣士の私としては(笑)、30代後半でもトップレベルでがんばり続けている内村選手、応援したいですねえ。


内村選手は、かなり小柄なんですね。ネットで調べると170センチとありますが…
この試合で鍔迫り合いをしているところを見ると、相手の「物見」くらいの位置に、内村選手の面の上部分があるくらいの感じです。
剣道は、身長が高いほうがやや有利だと思いますが、低くても強くなることは十分可能なのですね。



試合のアナウンスがあり、内村選手が出てくると、会場から大きな拍手が起こりました。
なんというか、内村選手には、華があるんですね。
小柄だし、外見で目立つわけではないのですが、
にじみ出てくる安定感から来る華、というのでしょうか…。


一昨年の世界剣道を見ていても思いましたが、まさに「主将の器」とはこのことかと。
ただ実績があるというだけではなく、「この人になら、安心して任せられる」という、精神的な安定感がある方なのだと思いました。

私は今まで特にファンだったというわけではないのですが、今回実際に試合を見て、その落ち着きっぷりが素晴らしいと思いました…。
取っても取られても冷静な感じで、テレビで見ていてもあまり表情を変えていないようですよね。



さて…この試合、まずは前田選手が面を取りました。
もちろん、現場にいた私には早くて何も見えなかったのですが、ビデオでスローで見ると…

んー?あれ、これは全く、面に当たってないのでは??
この一本、スロー再生などしてくれなかったので、ひとつの方向のカメラからしか見えないのですが、腕に当たってしまっていて、面布団にすらヒットしていないように見えるのですが…

審判も2人は旗を上げていましたが、ひとりは無効の判定をしていました。
旗を上げた一人も、一瞬「どうかな!?」と考えていたようなタイムラグがありました。

実際に当たっていないというのは、お互いの選手、特に内村選手にはよくわかっているのでしょうけれども…
よくあることなのでしょうか、面を取られた後にテレビに映った表情は、全く動じていない印象です。
さすが百戦錬磨のベテランですね…。


内村選手は、その後、小手を取り返しました。
しかし…いやいやこれも、当たってない〜?
内村選手の竹刀が前田選手の小手に届く前に、前田選手は竹刀を右側に引きつけて小手返し面を打とうとしていたので、内村選手の剣先は、前田選手の拳に当たったようでした。
当たった時に「バクッ」といい音はしていましたけれども。
でも、これも審判は3本の旗をスパッとあげました。


その後すぐ、内村選手はまた小手を取りましたが…
これも、当たっているのは前田選手の肘の部分でした。
(アナウンサーもそう言っていましたが)


一本取られても、二本返して勝った内村選手の精神力はスゴイと思いましたが…
この試合の3本は、どれもビミョーといえばビミョーなんですねえ。

どちらもいい戦いぶりで、「あれ?これは取らないの?」と思ったものもあったりしたのですが…
何が一本になるのか…というと…ますますわからなくなってきました(笑)


私はアラを探すためにビデオを見ているわけではなく、ゆっくり見ないと全然何をしたのかわからないので見ていたのですが、結果的には「当たってなくても一本になる」(逆もしかり)ということがよくわかりました…。
やっぱり重要なのは「気合い」なんでしょうか?


「打ったぞ〜!!」という感じで打ち切ると、一本になりやすいというのはわかる気がします。



ところで…
全日本剣道選手権の試合を見てまず思ったのは
「試合中、審判があまり動いていない」(移動していない)
ということでした。

この間、合宿で審判講習会で審判をやった時は、私は技を見逃さないようにとけっこう動いていたんですけど、熟練した方は選手の動きの「先読み」ができるからなのか、あんまりちょろちょろ動かないんですねえ。
動く時も、わりとゆっくり、すすっとスムーズに動いています。
なるほど〜、これが「いい審判」なのね〜と思ったのでした…。
(でも、先読みなんて私にはとてもできませんよ!(笑))

今までは審判の動きなんて注意して見たことがありませんでしたが、そこをチェックするのもわりと楽しいですね(笑)。


(続く)


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posted by はなずきん at 12:53 | Comment(0) | 親子で剣道4剣友会編(二段まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする