昨日は…
次男と同じ中2のがんばりやRS君が最後に参加した稽古でした。
朝、お父さんのSZさんと一緒に来たRS君。
稽古開始前のぞうきんがけでは、私の隣にいました。
「定期テスト、終わったの?」
「はい」
「うちの次男、今日はテスト期間中でさあ、来れなかったのよ」
「えー、そうなの?」
「まあ、テストじゃなくても、日曜は来ないんだけどね〜」
RS君となにげない会話をしながらも…
私の心の中は、一抹の寂しさがありました。
私はもともと、人との別れはあんまり悲しいとは思わないほうなのです。
けっこうドライな性格でして、卒業式で泣いたこともありません。
子供の卒業式でも、ちょっとじわっと来る程度で、泣いたことはないです。
子供の卒業式で泣く保護者って、子供の成長を感じて泣くんでしょうか?それとも、子供に感情移入しちゃって泣くのでしょうか?
私はどうも、イマイチわからないのですけど…(^_^.)
そんな私なので、今までも当会の子供が辞めていくことはありましたが、そんなに悲しくはありませんでした。でも、RS君が辞めると聞いて…本当に寂しいなあと思っていました。
今まで一生懸命やってきた子なのに、学校を卒業してとか、引っ越しとかでいなくなるのではなく、”剣道から心が離れているから”という理由であるのもちょっと残念でしたし…
私が入会した2年前、RS君は小学校6年で、子供のリーダーをやっていました。
通常、リーダーというのは、6年生で話し合って決めるのですが、RS君は自分から「リーダーをやりたい」と立候補したのだそうです。当会では立候補したリーダーは初めてだったのだとか。
が、”リーダーになった途端、先生たちが厳しくなった”…と家で泣いてた、とお母さんから聞いたことがありました。
自分はちゃんとやっていても、低学年の後輩たちがダラダラしてると、「リーダーから言ってちゃんとやらせなさい!」と怒られたりします。
リーダーだけではないですが、6年生は防具付けが遅い子を見てあげたりもしなければなりません。
一度、低学年のいたずらっ子が、稽古場所の体育館のトイレに「大」をした上にスリッパを乗せてあった…という事件があり(汗)、子供が発見した時は誰がやったことなのかわからなかったのですが…
「6年生が、連帯責任で掃除しなさい」と先生に言われ、その時6年生だった、RS君とMS君、うちの次男の3人が掃除をさせられていました。
子供たちにとっては「大」の掃除をさせられた、というのは相当きつかったようで、今でも時々その話題が出ます(^_^.)
日曜日の最後のかかり稽古(低学年から順番にかかっていきます)でも、リーダーはトリをつとめ、他の子よりちょっと長めにやらされたりするのです。
RS君は、リーダーをしていた年は、数回休んだだけで、ほぼ皆勤賞でした。
そして私が何度も書いていますが、いつも大人にも全力でかかってきていたのです。
部内試合ではほとんど優勝していましたし、市大会でもよく入賞していました。
そして小学校を卒業し、リーダーの役目も終わり…
中学1年になった年度のはじめに「リーダー賞」というのをもらって表彰されたのですが、
その時、RS君の目に、涙がにじんでいるのが見えたのです。
リーダーだった1年間、いろいろ辛かったことがあって、それでもがんばってきて。その時、その1年間のことを思い出していたに違いありません。
それを見て、本当に良くやったよね…と、私もじんわりしてしまいました。
ただ、小学校の時は、次男とRS君はそんなに話も合わず…
私も「RS君には、私は大人なのに下手だって思われているんだろうなあ」と、引け目があり、そんなに話すことも多くはありませんでした。
でも中学に入ってからは、RS君と次男も仲良くなり、私と話す機会も増えて。
私の技術も多少は上達して、そんなに私のほうが一方的に下手という感じでもなくなって、私との距離も近くなったようで、前よりカワイイな〜と感じていたのです。
そのあたりの話はこちら→母と子の剣道日誌(148)中学男子に、指名してもらえた!?
いつもドライな私がこんなに「寂しい」と思うのは、剣道をがんばってて、強い子だから、なのかな。
剣道をがんばってる人に、私は弱いんですよね(笑)。
自分も子供の稽古の輪に入って一緒にがんばってきたから、なおさらそう感じるのかもしれません。
(後編に続く)
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