話はちょっと戻って、飲み会に行く途中のバスの中のことですが…
次男に「今日の試合はどうだったの?」と聞いたら、
プンプンしながら「N剣友会の連中がズルいんだよ」と言うのです。
次男いわく、試合の時、わざとこちらに反則を取らせるような行為が多かったのだとか。
中堅のYT君の試合の時、相手がこちらの竹刀を叩き落としたり、はじっこにいる時にわざと押したので場外反則を取られて、結局反則2回で一本取られてしまったそうです。
次男やRS君の試合の時も、けっこうはじっこでグイグイ押してきていたのだとか。
※わざと場外反則を取ろうとしてやった「押し出し」であれば、本来は押し出したほうが反則を取られるのですが、わざとかどうかは微妙なので、出てしまった側が反則になる事も多いのです。
次男いわく、
「”勝てばいいんだろ”って感じなのがなんだかなあ〜。
N剣友会が、優勝をほぼ独占しているのを見ると腹が立つわ〜
うちの市では圧倒的に強いんだから、市の大会なんか出て来なくていいのに。
もう、俺は二度と大会には出ない」
…う〜ん、珍しく、ひさしぶりに大会に出たと思ったら…
気にするのは、そこなの??
今まで出てきた大会でも、N剣友会はずっと圧倒的な実力を誇っていました。
でも、強いのは、それに見合う努力をしてきたからなのであって…
私としては何を今さらそんな事に怒ってんの?、という感じなんですが。
わざと反則を取るような戦法をとる人は、私は好きではないですが…
例え少々ずるい手を使ってでも、勝ちたいという意欲があるってことですよね。
そうしてくる人がいるのは仕方ないので、それに対処したうえで勝つ、くらいでないとダメでしょ、と思います。
やっぱり次男はそのあたり、甘ちゃんなんですよねえ〜。
「そんな事する奴らに負けるなんて悔しい。今度は勝ってやる!」
…とはならないのが、うちの次男なんですよね〜(笑)
そしてさらに次男と話していて、ちょっとショックなことを聞きました。
元リーダー、現在中2の「がんばりや」RS君が、この大会をもって引退すると聞いた、というのです。
RS君の話はこちら→母と子の剣道日誌(148)中学男子に、指名してもらえた!?
そういえば、ちょっと前にしばらく、稽古の時にどんよりとしていた時があり…「剣道をやる意味を見いだせない」と、次男に言ってた…という話は聞いたことがありました。
でもその後は大人稽古にも時々出てたし、その話はとりあえず保留になったのかな…と思っていたのですが…。
次男から聞いたところによると、今は部活(陸上部)が楽しいし、部活がとても忙しくて稽古に出るのはキツイということ。
勉強もがんばるRS君は(大会の時も自分の試合が終わった後は何やら勉強してましたね〜)なんと学年1位なんだそうで。
勉強もできるほうだと聞いてましたが、そこまでだったとは。
そんなわけで、RS君は部活も勉強も忙しくて、剣道どころではないようなのです。
これは、私の推測ですが…
RS君は、剣道のほうは、大会で入賞レベルまで行っていた小学生の頃に比べると、中学生になってからはあまり勝てなくなっていました。小学生ではけっこういい戦績の子でも、中学に入ると埋もれてしまう…というのは、けっこうある話のようです。
中学生になると体格差が広がり、大きい子がかなり有利になるので、下級生は上級生になかなか勝てないということもあるようです。
それもRS君のモチベーションを下げる要素ではあったのかな…。
今回の大会では次男のチームの大将で、チームの3人の中では唯一、勝ってたんですけどね。
あとで、RS君のお父さんの「稽古中毒」SZさんに聞いたところによると、ここ最近、RS君が剣道に対してやる気がなくなっていたのはわかっていたので、二段を取るまではやれ、と言って続けさせていたのだとか。
しかし先日、二段審査も合格したし、大会も出たし、ということで、区切りをつけることにした、ということらしいのです。
そうだったのかあ〜…
そこまで辞めたがっていたとは、私にはわかりませんでした。
大人稽古に出ていたのも「二段を取るまで」と割り切って、がんばっていたのでしょうかね。
小学校6年の時は(おそらく、それ以前も)稽古はほぼ皆勤賞だった子なのです。
中学に入って、稽古に来る回数は減るだろうとは思っていましたが、次男と同じように、受験勉強が本格的になるまでのあと1年くらいはいるだろうと思っていたのになあ。
何も、やめなくても…、ボチボチとでも来てくれればいいのにと思ってしまいますが、何事も全力投球のRS君には、中途半端に続けることが性に合わないんでしょうね。
飲み会の時にRS君に
「本当にやめちゃうの?
私、RS君にボコボコにされるの、けっこう好きだったんだけどなあ〜」
と言ったら、なんかミョーに誤解されたみたいで、
後から次男に
「酔っぱらってるからってああいう発言はやめなよ。気持ち悪いよ。」
とか言われてしまいました…。
いや、私はそんなに酔ってたわけではないのですよ。
私が上手い人に打たれるのが好きなのは事実ですが、痛いのが快感ってわけじゃないですよ(笑)
中学生って(高校生くらいでもか)大人の冗談の真意がわからず、言葉そのものを真に受けちゃうことがあるんですよねえ。(^_^.)
だって、RS君くらい、大人に本気でかかってくる子はほぼ、いなかったのです。
こっちも本気になって「そうそう簡単に打たれないようにがんばってやる!」って思って相手をしていましたが、それだけに、自分が打たれても敵ながらあっぱれ、やる気があるんだな!って感じで、それが楽しかったのです。
そういう事情なら、辞めるのもしかたないか…、とは思ったものの、
私が入会当初から、ずっと一緒に稽古してきただけに本当に寂しいです。
だいたい二年間ですが、150回以上は一緒に稽古してるかと…
4年間一緒にやっているけど、休んでばかりの次男と稽古した回数より、多いかもしれません(笑)
やや疎遠だった最初の頃に比べて、だいぶ打ち解けてこれましたし…
次男とRS君が、他愛もない馬鹿話をしているところに突っ込みを入れるのも好きでした。
次男の学年の中では一番上手かったので、カッコイイな〜とも思っていましたし、
剣道をがんばってるRS君を見るのを、私はけっこう楽しみにしていたんですよね。
RS君は、今度の稽古に来るのが最後なんだそうです…。
(まだ続きます!)
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