2016年06月18日

母と子の剣道日誌(90)素振り中毒。

私が素振りを始めたのは、子供が剣道を習うようになって少しした頃からです。
母と子の剣道日誌(7)家でも稽古!に詳細を書いておりますが…


まだ、子供たちが警察で剣道を習い始めたばかりの頃に、子供たちをやる気にさせるために、私も一緒に素振りをするようにしていたのです。もちろん、私はまだ習っている状態ではありませんでした。
最初は、子供とどれだけ振れるか勝負!と言っていたのですが、そのうち、そんな事よりも素振りそのものが楽しくなってきてしまったのです。
いつの間にか、子供がやろうがやるまいが、自分だけでも毎日家の前でやるようになっていました…。


最初のうちは、ただ体力作りのためと、武士っぽくてカッコイイからという気持ちよさからやっていたのですが…
そのうち、自分も剣道をやってみたいという想いに変わっていきました。
この頃は、本当に毎日、しかも一日何回も素振りをしていたものです。

でもまさか、自分も警察で習うことになるとは思ってもいませんでした。だって、警察は本来は子供にしか教えないのですから。
だからいつかどこかの剣友会で習う日に向けて、筋力と体力をつけておこう、というつもりでやっていたのですが…。


その頃は、私は警察の道場で、稽古が始まる前の時間に私も素振りをさせてもらっていたのですが(室内で素振りができるところって、道場くらいしかないのです)、それが先生の目に止まり、教えてもらえることになったのです。

ほぼ毎日、自主的に素振りをしていたので、自分ではけっこう振れてる、と思っていたのですが…いざ子供と一緒に習ってみると、全然きちんとできていなかった事がわかり、ちょっと落ち込みました。
だったら、なおさらやらないと、ということで、家での素振りはずっと続けていました。
素振りだけでは持久力がつかないので、ランニングもプラスしました。

今までに何度か「剣道やる気なしモード」の時もあって、あまりしていなかった時もありましたが、最近は、稽古のない日で、主人が休みでない日…には、雨でない限り、ほぼ毎日ランニングと素振りはやっています。



ところで…
ちょっと前に、当剣友会の若手A先生が、私の竹刀の柄革(握る所に巻いてある白い革)を見て
「はなずきんさん、がんばってますね!」と言ってくれた事があります。

「柄革、真っ黒ですよね。けっこう自分で素振りしているんでしょう?」
「ええ、まあ…、家でもよくやってます」

確かに、他のママさん剣士の竹刀の柄革は、もうちょっと白いです。
私のはけっこう黒くなってて、革の表面のざらざらだった感じのところが潰れて、手の油がついてテカテカしています。

剣道を始める前に、素振りをするために一番最初に買った「MY竹刀」は、柄革がつるつるして滑りやすくなってしまったので、途中で柄革を交換したのですが…
自分が剣道を始めるためにがんばった証として、その真っ黒になった柄革は取ってあります。


でも、振っている回数はそんなに多くないですよ!やりすぎると、肩壊しそうになりますから(笑)。
(実際、かなり痛くなった事もありました…年寄りは無理は禁物です…)
私はそんなに体のつくりは丈夫ではないので、ほどほどにしています。

家でやる時は、前進後退正面の素振り30本、片手素振り30本、早素振り30本。それに加えて切り返し、面打ち、その時練習したいもの、って感じです。



なんで私はこんなに素振りをするのか?
もちろん、一番は「剣道が上手くなりたいから」なのですが…
そして体力、筋力づくりのため。

あと、案外モチベーションの継続に役立っているのが「ダイエットのため」なんです。
ダイエットっていっても、今より細くなりたいわけではなく、同じ体重を維持するためです。食いしん坊の私は、油断するとすぐに太ってしまいますので。
剣道あんまりやる気なし、って時も今までには何度かあったのですが、「運動をやめて、急に太ると困るし…」という理由で、継続的に続けられていたというところはあります。


家で素振りをする時も、必ず最初と最後の礼、蹲踞は欠かせません。
蹲踞をカッコよくできるようになる、という練習も兼ねてますし。
そういう「武士気分」なのがまたいいんですよね。
これがただの「筋トレ」だったら、こんなに一生懸命やらないと思います。

そして、体を動かしていると「すっきり、さっぱりするから」でしょうね!
嫌なことがあっても、無心になって体を動かすと、多少は気持ちがすっきりします。


素振りを続けていたことで、身体的にはいろいろ変化がありました。
この年なのにちょっと(1センチくらい)背が伸びたり、腹から声が出せるようになったり。
もともと腹筋や体幹の筋肉が弱めだった私ですが、今はなんだか一本筋が通ったような感じがします。ウエストもくびれましたし、前傾がちだった姿勢も、前に比べたらだいぶまっすぐになりました。

一生懸命やっても筋肉がつきにくい体質の私ですが、それでも上腕はだいぶ太くなり、目立つので袖の短い服はほとんど着なくなりました(笑)。



我が家の近所の人には、私がいつも素振りをしている事はバレバレです。
いつも夜同じような時間にやっているので、だいたい同じ方が同じ時間に通っていくのですが…
よくまあ、飽きずにやっていると思われているでしょうね。

いつぞやネットで、私の素振りの事を書いていると思われるブログを発見してびっくりしたことがありました。どうも、お向かいの家(自宅兼仕事場になっています)に来ていたお客さんが書いたものだったようです。
お向かいのおじさんは、時々「頑張ってますね〜」と声をかけてくることも…。(笑)


ところで、素振りはどこでもできるわけではありません。
普通の大きさの家の中でやろうとすると、絶対に竹刀が天井や壁に当たってしまいます。
なので私は家の前でやっているわけですが…。
時々、天井の高い建物に入ると「ここなら素振りできそう」って考えてしまいます(笑)


そして、なにかむしゃくしゃした時とか、なんだか暇なときとか…ふっと素振りしたくなるのです。まあ、家にいる時以外は、まずできませんけど(^^)


素振りしすぎると、その後は背筋とか肩がちょっとバリバリするのですが、その感覚も嫌いじゃないんです。
なんか、がんばったなあ、って感じがするからでしょうね。



そういえば、この間の「瞬殺反省会」(飲み会)で、頼んだ飲み物が最初なかなか来なかったのですが…
待ちくたびれた「稽古中毒」Sさんいわく
「あの、暇なんでちょっと素振りしてきていいですか?」
(もちろん、竹刀なんか持ってませんよ!冗談です。)

Sさん、座っていても竹刀振り回すポーズしてるし(^_^.)
そういう私も、信号待ちの時とかについ「構え」ていたりしますが(笑)



ところで、実は最近、ひそかに「上段がやりたい」と思っている私…
(上段とは、通常の「中段」の構えではなく、最初から頭上に竹刀を構えることです)
ちょっと前に先生から「はなずきんさん、背が高いから向いているんじゃないですか?」といってやらせてもらった、いややらされたことがあるのですが、その時は全然片手で竹刀が振れなくて、上手くできなかったのです。
その時は「こんな初心者で腕力ない私に、上段なんて無理無理〜」って思っていました。

が…この間の市民大会で、男性の「二刀流VS上段」の戦いを見たのですが。
双方ともかなり上手い方で(二刀のほうはいつも出稽古にいらしているMさんです)、なかなか迫力のあるスゴイ試合だったのです。それを見て、どっちもカッコイイ!と思いまして…。
でも、二刀はちょっとハードル高そう…上段ならもしかして私にもできるかも?と。

上段は別名「火の構え」。
最初から上に振りかぶっているので、上からの面は取りやすいのですが、胴はがら空きです。
相手が来るのを待っていたら打たれてしまうので、まず先手を取って打って行かなければなりません。
そんな燃え盛る火のような、相手を圧するオーラがないとできない構えなのです。
その「ギリギリ感」がまたカッコイイのですよね。

でも、中段もろくにできてないのに、上段なんて100年早い!って言われそうな気がするので、とりあえず家でこっそり練習しています。
上段を取るには、片手で素振りできないといけないので、前より片手素振りメニューを増やしています。私の竹刀だと長くて片手では振りづらいので、息子の短めの竹刀で練習をしています。
実際に私が上段をできるかどうかはともかくとして、このチャレンジが楽しくて仕方ないです。
上段をやらないにしても、この気持ち、練習は無駄にはならないだろうって思ってやっています。


しかし…素振りの話題ひとつでこれだけ「剣道愛」を綴れる私って…
やっぱり「素振り中毒」なんでしょうねえ〜?(笑)

posted by はなずきん at 00:05 | Comment(6) | 親子で剣道3剣友会編(初段まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする