2016年06月10日

母と子の剣道日誌(81)八段の先生の稽古を見てきました!(前編)

1級審査の日のことですが…
審査終了後に、同じ場所で市剣連主催の「合同稽古会」が開催されていました。

これは定期的に開催しているもので、大人なら誰でも参加可能なようですが、実際に出ているのは高段者の先生が多いようです。
参加者のラインナップを見ると、一番上は八段(!)、一番下でも二段でほとんど男性だし、とても私が混ざれるレベルではなさそうなので、もちろん出たことなどありません。
この日は審査が終わった後、その「合同稽古会」の見学をさせてもらったのです。


なぜ自分が稽古をつけてもらうわけでもなく、わざわざ見学をしたのか?と言いますと…


当市の最強団体、N剣友会の八段のYN先生の稽古を見てみたかったからなのです。
この方は八段に最近合格された、当市唯一の八段受有者です。私は市剣連のホームページで、八段合格者が出た、という記事を読んで興味を持ったのです。

私はYN先生のことは今まで名前しか知らず、稽古や試合を見たことがありませんでした。
六段、七段以上くらいになると、市民大会にはほとんど出場しません。そのくらいの高段者の方はたいてい、大会では役員や審判などをされていますので、同じ会でないとなかなか試合を見る機会がないのです。

でも、市の剣連のHPでチェックしたら、YN先生は合同稽古会にはいつも出ていらっしゃるようでした。
次の合同稽古会は、1級審査後に同じ場所で行われるようなので、ちょうどいいや、と思って、そのまま居残って見学をする事にしたのです。


ところで、剣道の八段って、どのくらいスゴイ資格なのかご存じでしょうか。
今の剣道段位では最高位なのですが(以前は十段まであったそうです)審査の合格率、なんと平均で1パーセント。
年に4〜5回ほど日本の各地で八段審査が行われますが(東京、京都が中心で、年により開催地は微妙に違うようです)、昨年は八段の受信者数3852人中、合格者は24人でした。昨年は1パーセントどころか、0.6パーセントしか合格してないですね…、

これは司法試験より難しい、日本一合格率の低い、難易度の高い試験と言われているのです。

七段の先生は、けっこうお見かけしますが…(それでも決して多数ではないですが)
八段の方は私は見たことがありません!
当市でもYN先生が合格されるまでは、ひとりもいなかったのです。



ここで剣道の段位のシステムについて簡単に解説しますが、
剣道の段位を取るのは、四段以上はかなり難しいと言われています。

並の運動神経の人が、それなりに一生懸命稽古を続けていけば、三段まではなんとか取れると言われています。が、四段以上は、それにプラスした何か…がなければ合格できないようです。

そもそも、初段は13歳以上にならないと受審することができません。どんなに上手くても、です。
そして初段合格後、1年しないと、二段は受けられません。段が上がれば上がるほど、間に置かなければならない年数が増えていきます。
全日本剣道連盟のページに↓こう書いてありますが…

初段 一級受有者で、満13歳以上の者
二段 初段受有後1年以上修業した者
三段 二段受有後2年以上修業した者
四段 三段受有後3年以上修業した者
五段 四段受有後4年以上修業した者
六段 五段受有後5年以上修業した者
七段 六段受有後6年以上修業した者
八段 七段受有後10年以上修業し、かつ、年齢46歳以上の者


三段まではがんばればなんとか取れる、といっても、そこまでに最低でも3年はかかるわけです。
それも定期的に一生懸命稽古したら、の話であって、決して楽に取れるわけではありません。
私くらいのレベルだと、一生懸命稽古したところで、三段もおぼつかない感じがします…、
さらに四段以上を取ろうと思ったら、才能とやる気プラスかなりの稽古年数と努力が必要でしょう。

最短で取ったとしても、七段を取れるのは34歳。
でも、34歳で七段の方なんて、ほぼいないです。市レベルで優勝されるくらいの強い方でも、六段、七段は、数回は落ちるのが普通です。
うちの剣友会のS先生は、六段を6回目で合格されていましたが、そのくらいかかるのも決して珍しいほうではありません。

以前の警察のH先生は、30代後半で七段でしたから、それでもかなり早いほうだったのでしょうね。
そして46歳以上にならないと、八段は受審できません。


しかし…七段の方だって、相当の技量なんですよ。
その方達が10年以上修業したうえで受審して、それで1パーセントしか受からないって…、どれだけ厳しい基準なんでしょうか!?



当市に八段の方が誕生した、と知ってから、Youtubeで八段審査の動画を検索してみました。
その先生とは違う方でしたが、合格者の審査の立ち合いの動画があったので見てみました。

いや、スゴかったですね…、合格者と対しているお相手も七段なわけですが、相手のほうは合格者の気迫にびびっていつの間にか後ろに下がってしまっています。
七段の人が思わず下がっちゃうって、どれだけ迫力あるんでしょうか…。
そして合格者の方の剣さばきの早くて正確なこと!
いやなるほど、こんなレベルなら八段に合格するわけだ、と納得です。


それで、ますます興味が出てきたので、「実物」の八段の方の稽古をぜひ見てみたい!と思いまして…
今回、稽古会を見学させてもらうことにした、というわけなのです。


母と子の剣道日誌(82)八段の先生の稽古を見てきました!(中編)に続きます。
posted by はなずきん at 00:02 | Comment(0) | 親子で剣道3剣友会編(初段まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする