2016年06月05日

母と子の剣道日誌(75)二回目の1級審査。(その1)事前にゴタゴタありすぎ!

1月に1級審査に落ちてからというもの…

(詳細は母と子の剣道日誌(62)1級審査を受けてきましたに書いてあります)


それから半年間、私は必死に稽古してきました。
剣友会の稽古はほぼ毎回出席、自由参加の水曜日の大人稽古も、ほぼ全部出ていました。
家でも週に2−3日はランニング、素振りをしていました。

が…、そこまでがんばったのに、果たしてどれほど上達したのか…?

前よりは「振り」は良くなった気がしますが…、
相変わらず、有効打突が取れることが少ないのです。

審査直前の、審査を模してやった稽古でも…
1級や初段を受ける(けっこう強い)小学生が相手だったから、というのもありますが、
めったに有効打突が取れませんでした。

稽古ならちゃんと面は入るのに、試合形式になった時に面を狙っても、相手の竹刀に当たってしまいなかなか入りません。
おそらく、打つタイミングが悪い…つまり「機会をとらえていない」のでしょう。

しかも前回はあった「切り返し」が、今回は1級審査の内容に入っていませんでした。
私みたいな、基本に忠実にやろうとするタイプは、むしろ切り返しがあってくれたほうが、まだアピールができるという気がするのですが…。



そんな状態で二回目の1級審査に挑むことになっていて…全然、自信はありませんでした。
私はもともと楽観的なほうなのですが、今回ばかりは「落ちられない」というプレッシャーがすごかったのです。自分一人のことならまだしも、私が何度も落ちたら、教えていただいている先生にとっても困ったことでしょうし。



絶好調だとしたって上手くいくかどうかわからない、という状態なのに…
よりによって審査2日前に、剣友会の旧役員さんからお叱りをいただいてしまいました。
詳しくは書けませんが、私のやっている役員の仕事のやり方について、だいぶキツク注意をされたのです。

なんのために剣道も、役員の仕事も、一生懸命やってきたんだろう。
そりゃ、勝手に判断していろいろやってしまった私も悪かったのかもしれませんが…
私は会を良くしようと思ってやっていた事なのです。
一生懸命やればやるほど、怒られるなんて。


…正直、かなりへこみました。
役員も、今の会もやめたい、とまで思いました。

でも、一緒に役員をやっている人や、前役員の方に話を聞いてもらったりして…
今までの方針と私のやり方が違う、ということのようなので、従わざるを得ません。
私の気持ちはともかく、やり始めた以上、ここで投げ出すわけにはいかない…。



肚の中ではあまり納得はいっていませんでしたが、お叱りをいただいた方にはメールで全面的に謝罪をしました。次週も大会ですし、ゆっくり話ができることがなさそうだったので。
「怒られたまま」のメンタルの状態で審査に挑みたくなかったのです。
いちおうそれで、少し気持ちが落ち着きました。


その後も、自分が座右の銘にしている言葉を、筆ペンでいつも持ち歩いているノートに書いてみたりとか…、
とにかく気分をフラットに持って行こうと努力しました。

審査当日の朝、メールに返事が来ていて、いちおう納得していただいた感じだったので、ほっとしたのですが…



審査当日の朝は、いつも通りの時間に起きました。
起きるなり、ふだんあんまりかけない音楽を聞いていたら、子供に「何聞いてるの?」と聞かれました。
実は、「私の戦いのテーマ」にしている曲を聞いていたのです。

「戦いのテーマ」は3曲あって、2曲はかなりマイナー曲なので紹介してもしかたないような気がしますが、
あと1曲は「パシフィック・リム」のメインテーマなんです。

「パシフィック・リム」というのは、数年前に公開された外国の特撮映画です。
突然太平洋に現れるようになった「怪獣」に対して、沿岸諸国は環太平洋防衛軍 (PPDC) を設立して、怪獣迎撃用の巨人兵器イェーガーで怪獣と戦います。
その映画のテーマがこれなのですが、カッコイイんですよ〜。

主人公たちは、けっこう「背水の陣」で戦いに挑むので、曲もやや悲愴感があります。
でも、それでもやるしかない!って感じの覚悟も表現されてて…。
私は、剣道の試合の前にはよく聞いてます。



外国の怪獣映画?特撮?と見る前はあまり期待していなかったのですが、話もまあまあ面白かったです。
この音楽を聞いて気分が盛り上がって、よし、今日はやるぞ、って気分になっていたのですが…、


すると「今日は稽古は別の場所ですか?」という、新人さんからの問い合わせが来たりして。
ちょっと前に入ったばかりで、お子さんは級審査の対象ではない方だったのですが、いつもの体育館に行ってみたらみんないなくてびっくりしたようです。
級審査日は稽古は休み、というのはお便りには書いてあったのですが…。
私が悪いわけじゃありませんが、なんか申し訳ないことしたな〜って気分になってしまいました。




さらに、学校の宿題をやるのに嫌気がさしたうちの娘がぐずりだしました…、

金曜、土曜とさんざん遊んでいて、宿題をやっていなかった娘に、土曜日の夜に「宿題やらないと、明日は遊んじゃダメだからね!」と言っておいたのですが…
算数の苦手な娘(小4ですが、かなり中身は幼いです)は、いっぱいある算数の宿題にややパニック状態。
いっぱいって言っても、プリント一枚ですから、たいした量じゃないんですけど…ちょうど苦手な部分だったので、いっぱいあるような気分になっていたようです。

私は、この日の朝は、娘に関わるような余裕はなかったので、特に宿題をやれと言ったわけではありません。
でも、昨日「やらないと遊んじゃダメ」と言っていたのを思い出したのでしょう。自主的に宿題を始めてよしよし、と思っていたら…、
本人にとっては難しい問題の内容だったようで、急に「宿題やりたくない、学校行きたくない」と言い出しました。
言うだけならまだしも、泣き虫の娘はビービー泣きながらの訴えです。かなりうっとおしいです。


「宿題やだ〜、学校も行きたくない〜」「じゃあ、やらなくていいよ」「でもそしたら怒られる〜」「学校行かなければ怒られないでしょ」「そしたらお父さんに怒られる〜」「お父さんには怒らないように言っとくから」「それでもやだ〜」「じゃあ、やればいいじゃないの」「それもやだ〜」
と、私が何を言っても(言わなくても)泣き叫ぶ始末。
それにイライラした次男が、さらに横からギャーギャー言ってくるし。

いつもだったら「宿題はやりなさい」というところですが、今日はとにかく、静かにしてて欲しいんですよ…、
正直、宿題なんてどうでもいいから、泣き叫ぶのをやめてくれ!って感じです…。



ぎゃんぎゃん泣いていた娘が、部屋でこもっていたところに、しばらくして友達が遊びに来て…
それで娘が外に出かけて行ったのでほっとしましたが…





…もう、気分は最悪です。


せっかく今までの「嫌な事」を振り払おうとしていたのに、
またこんなゴタゴタした気分で審査に行くなんて…、
ちょっとあんまりすぎです。


幸い、審査まではまだ時間があります。
なんとか気分を変えようと、竹刀袋に竹刀と木刀を入れて背負って、近所の神社に向かいました…。


そこは地元のお祭りをするような神社なのですが、かなり小さいし、正直ふだんは人気もほとんどなく、さびれています。参拝している人もほとんどいません。
由緒はかなり古いようで、ご神木はけっこう大きいのですが…。


でも、幼稚園への往復の途上にあるので、子供が幼稚園に通っている頃はよくお参りしていました。
最近は参拝はたまにしか行きませんが、娘がお祭りのお囃子を習いに毎週通っていて、その送り迎えで行くことがあります。でも、近所の人が連れて行ってくれるので、私は月に1回くらいしか送迎には行っていませんでしたが。


神社の境内についたら、人がひとりいましたが、拝礼が終わったところですぐにいなくなりました。

私もまずは参拝をしました。
でも今日の合格は祈らず(前回、祈ったのですが効果なかったので(笑))、とにかく心が平静な状態で受審できますように、とお願いしました。

その後、誰も来る気配がないようなので、木刀を持ちだして形の稽古を始めました。


大きい神社では「奉納試合」とかありますが…
ここでそんなことやる事は、ないでしょうねえ。
私も家の前や公園では素振りをしたことありますが、神社の境内でやったことはなかったですよ(笑)。


でもこの日は勝手にひとりで、「木刀による剣道基本技稽古法」をやりまして…
(これは、1級審査でやる内容です)
おかげで、少し気分が落ち着いてきました。
神社の境内だから、という効果もあったでしょうし、そもそも形稽古をする事自体に、心を鎮める効果がある気がします。


「木刀による剣道基本技稽古法」の「掛かり手」と「元立ち」の両方の練習を終えて、まだ誰も来なかったので、
今度は竹刀を出して、今日のウォーミングアップのつもりで軽く素振りをしました。




素振りを終えて…さて、ここの神様は誰だったかな?と、神社内にある石碑を見に行って…
そういえば前にも見たことがあったけど、忘れていたのですが、ここの神様は四柱(と数えます)いらして、そのうち二柱がなんと、鹿島神宮と香取神社の神様だったのです。
鹿島神宮と香取神社、といえば、戦いの神様が祀られているとして、武道とは縁の深い神社なのです。

ただの偶然ですが、なんだかそれで「よかったなあ」って気になったのです。
型稽古の効果もあり、だいぶ気持ちがおさまった気がします。



いろいろとまあ、ゴタゴタありましたが…、
これでなんとか落ちついた状態で審査に挑むことができそうです。


なんか、試練多すぎじゃないの!?って思っちゃいましたが…。



さて、家に戻って防具などを準備して、軽くお昼を食べて。
着替えも持ち物も全部準備が終わったけど、まだ、行くのは早すぎる気が…、
でも気持ちがそわそわとして落ち着きません〜!
とりあえず剣道漫画を読んでみたりして…、

第一回目の1級受審の時は、ここまで緊張してなかったです…。
だって「基本ができてればいいというなら、まず受かるだろう」と楽観していたのですから。
でも思っていたより審査基準が厳しくて、落ちてしまったわけです。

しかし落ちるほうが珍しいのは確かで…、周囲に1級を落ちた人はいません。
今回は二回目だし、剣道を始めて3年になろうとする私が、また落ちるわけにはいかない…、そう思うと余計緊張してしまいます。

そうこうしているうちに、やっと時間になりました。
ちょっと早いような気がしますが、家にいても落ち着かないのでもう行くことにしました。
いよいよ市の武道館に向かいます!


「母と子の剣道日誌(76)二回目の1級審査。(その2)審査開始までにも、いろいろと。」に続きます…。
posted by はなずきん at 20:22 | Comment(4) | 親子で剣道2剣友会編(1級まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする