2016年01月31日

母と子の剣道日誌(64)1級審査結果の反響

先日、剣道の1級審査に落ちたことを書きました。

審査後しばらくは、なんで落ちたのか、なんとも自分で納得が行っていませんでした。
確かに「絶対合格」という状態ではなかったのですが、
自治体や審査員によっては、合格させてもらえるレベルではあったと思います。

私は運動神経が鈍いなりに、努力でカバーできるような部分(礼法や着装など)については十分に練習しましたし、1級に合格したからといって、慢心して努力しなくなる…というわけでもないのに…
主婦としてできる範囲内ではありますが、自主練などもしてがんばってきたつもりです。
これからもがんばるつもりはあるのだし、多少はできてない部分があったとしてもちょっとはおまけしてもらってもバチはあたらないのでは?というのが、正直な気持ちでした。


が、先生や同じ会の方からや、剣道の掲示板やこちらのブログでもいろんな方からご意見をいただき、
やっぱり、今回は落ちても仕方なかったのかな…と今では思っています。


何人かの方からの共通した見解は
私の動作は「手と足がバラバラになりがち」であるということ。
基本打ちの稽古の時はまだできているのですが、立会いなどの時には力が入ってしまっていて、手だけで打ってしまうような感じになってしまっているようです。
あと、自分でも感じているのは、早素振りの時に手と足がきちんとリンクしていないことです。

手足がバラバラになっているのは、それを一致させるような稽古が足りていないのももちろんなのですが、主原因は体幹がしっかりしていないのと、脚力が足りてないからではないかと思います。
そう動きたくても思うように足が動いてくれないのでできていない、ような気がするからです。
筋トレをしていた矢先に足指をケガしてしまい、しばらくサボってしまっていたのですが、また筋トレを復活させて力をつけなければ、と思っています。


それから、以前からの課題である「小さい面打ち」の時に、一旦手を引きつけて打ってしまっていること。
これについては数か月前から直そうとしていたのですが、いざ立会いとなるとやっぱり手を引いてしまっている、と言われていました。
審査を見ていたSZ先生によると、審査の時の立会いでもそんな感じになっていたそうです。

「小さい面」はいろんな方に見ていただき、何度も稽古したのですが、なかなか直らず…
が、今日の稽古で、ふだんはあまり教わる機会がない年配の女性のKB先生に見ていただいたところ、
「はなずきんさんは、腕で竹刀を振り上げているから腕が曲がって引きつけちゃうんだと思いますよ。腕じゃなく、肩から引き上げるようなつもりで竹刀を振り上げて、そこから手の内を絞るようにポンっと下げて当てればいいんですよ」
と言われ、そのように稽古させてもらったのですが、それでちょっとコツがつかめたような気がしたのです!

今まで、竹刀を引きあげる時に左ひじを曲げちゃいけない、という意識はあったのですが、途中まではそうしていても、頭のあたりまで竹刀を引きあげる時にはついひじを曲げてしまっていたようなのです。
でも「肩からひきあげる」意識にしたら、左ひじが曲がらなくなったのです。


…実は私、今までKB先生はちょっと苦手でした。
KB先生は子供の初心者指導に回っていることが多く、ふだん直接教わる事があまりないのですが、私が稽古している時に横から見ていて「ここを直したほうがいいです」と言ってくる事が時々あるのですが…
KB先生が助言してくれる時は、たいていちょっと笑いながら「そんなやり方じゃだめですよ〜!」というような言い方をするので、小馬鹿にされたように聞こえてしまうのです。もちろん善意からのアドバイスであり、悪気はないともわかっていたのですが、「全然できてない」と言われているような印象を受けるので、内心カチンと来ていました。まあ、実際にできてないのでしょうけれども、そういう言い方をされると、下手という自覚があるだけにがっくり来てしまいます。

とはいえ注意されたら「ありがとうございます」と言ってきちんと聞いていましたし、注意された内容自体はためになることなので受け入れていましたが、KB先生から注意されるのは苦手だなあ、とずっと感じていました。
他の方は言葉を選んで注意してくださるので、そう感じることはないのですが。


でも、今日のKB先生の指導内容は本当に的確でした。
ポイントを抑えて、私ができるまで何度でも打たせてくれたので、ずっとやり方がイマイチわからないままだった事が、なんとかわかったような気がしたのです。
KB先生は、私が小さい面を何度も練習してはできていないのを、きちんと見ていてくれていた、ということなんですよね。ありがたいなあ、と思って、今まで苦手だと感じていた気持ちもだいぶ薄れたようです。

最近読んだ本に「自分に対して意地悪だ、苦手だと感じる人こそ、自分の成長のための存在なのだ」と書いてあって、そうなのかなあ?って思っていましたが…
今日、ああ、そういうことなのか、と腑に落ちた気がしました。



話は変わりまして…
いろんな方から「落ちたのは不運なのではなく、何かが足りてなかったからだ」というニュアンスのことを言われ、それもそうだよねえ、と思いつつも「こんなにがんばってるのに、その程度しかできてなかったのか」と落ち込んでいた時のことですが…
審査の2週間後くらいにN先生に不合格の報告をして「今度はがんばります」と言ったら「がんばらなくても大丈夫ですよ、今の状態で初段だって受かりますよ」などと軽く言っていただけたのです。
これは私を励ますためなんだろうなあ、と思いつつも、私がもっとも信頼しているN先生がそう言って下さったことに、ちょっとほっとしました。


どういう見解にせよ、いろんな方が、私のことを気にかけて見てくれている…ということが、本当にありがたいと思いました。


私は剣道の技を磨いたり、強くなったりするという事には向いているほうとは言えないのでしょう。
同じ年数くらいやっている同年代の方と比べても、自分のほうが下手だなあ…って思うことばかりです。
でも、剣道の稽古はやっぱり楽しいと感じるし、気持ちがすっきりするし、今の会でいろんな方と関われるのもいいなと思います。
来年は副会長になるので、人と接することも増えるし、今より会に貢献もできるのが、嬉しくもあります。
剣道そのものもがんばりたいし、今の剣友会をより良く、楽しくできたらいいなと思っています。


1級に落ちたことがプラスになった…と言えるようになる日が来ることを信じて、懲りずに剣道を続けていきたいです。
posted by はなずきん at 21:42 | Comment(2) | 親子で剣道2剣友会編(1級まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする