2015年11月14日

母と子の剣道日誌(57)武士道シックスティーンを読んで…私にとって剣道とは?(前篇)

最近、剣道を題材にした「武士道シックスティーン」という小説を読んだので、今日はそのお話です。
作者は『ジウ』や『ストロベリーナイト』を書いた誉田哲也氏です。
私は小説発表当時は全然知りませんでしたが、人気があったようで、続編も出ていますし、映画と漫画にもなっています。

(以降、映画版、漫画版、小説版とも話のネタバレもあるかもしれません。
これから読みたい方はご注意ください)

3年ほど前の事ですが…子供が警察で剣道を習い始めた当初、何か剣道モノの漫画を読ませてやる気にさせよう…と考えて、剣道を題材にしている漫画を探した事があります。その時に「武士道シックスティーン」の漫画版を購入しました。
漫画版は少女系の「尾崎あきら版」、少年系の「安藤慈朗版」の2種類があるのですが、うちの子の趣味を考えて少年系のほうを購入しました。


小説版、映画版、漫画版に共通する部分を拾ってあらすじを書きますと…

小さい頃から「勝つこと」にこだわって剣道一筋、全国の中学の大会で2位の少女「香織」は、中学最後の大会で無名の選手の「早苗」に負けてしまいます。
なぜ負けたのかもわからない、という悔しさから離れられない香織は、早苗とふたたび対戦するべく、早苗が進学する高校に入学し、剣道部に入ります。

早苗は「勝ち負け」にこだわらず、雰囲気が好きだからと剣道をやっているのです。強くなりたいという気持ちも薄いのに、強い人には勝ったり、さして強くない人には負けたり…というのを見て、早苗は「自分を負かせたのはこんな人物なのか」と納得がいきません。

部活の剣道が生ぬるいと感じる香織と、部活でこそ剣道をやりたいという早苗。
ふたりは近づいたり、相反したりしながらも、少しずつ相手をわかりあい、自分を見つめ直し、成長していきます。


漫画、小説、映画に共通するあらすじはだいたいこんな感じでしょうか。

漫画版のほうは、けっこういい出来だと思います。
読むたびに、剣道に対してのやる気を上げてくれる良書です。
基本的には青春ものだからなのか、「剣道興味なし」と言っている長男もけっこう読んでいるのですが、剣道をやっている人でなくても、面白い話なのではないかなと思います。
肝心の次男には、どこまでヒットしているのかわかりませんけれども(笑)


漫画がけっこう良かったので、先日、テレビで映画版を放送していたのを録画して見たのですが…
これは正直「う〜ん、少なくとも漫画はこんな話じゃなかったよね?」と思うような出来でして…。漫画と全く同じでなくても別にいいのですが、ストーリーそのものが筋が通ってないし、主人公キャラもなんだかイメージが違うし…。
けっこう話の重要な部分である「早苗がなんで香織に勝てたのか」という理由が映画でははっきりと描かれていないので、なんとも納得のいかない感じなんです。

そしてわざわざ映像にしているにも関わらず、肝心の剣道シーンがイマイチな部分が多かったのです。
早苗は足さばきがいい、って香織が言っているのですが、経験者から見ると全然そうは見えません。ただちょこまか落ち着きなく動いているだけなので、あれは「足さばきがいい」とは言いませんね。
小説や漫画版では重要なファクターである「早苗が日舞をやっていた」という設定は映画では全く出て来ないため、「なぜ剣道経験の少ない早苗が強い香織に勝てたのか」が説明できていないのです。

そして話の流れを決めるような、主人公が「見事な面を打って一本取った」というシーンが、全然一本入っていないじゃん、というのが2回もあって…。
早苗が初めて香織に勝った試合がまずそうなんです。物語の一番重要なシーンが決まってなくてどうしろというのでしょう。
早苗は相手の正面を打ってはいるのですが、思い切り香織の面の面金(顔の前の金具部分)を打ってるんです。面は本来は「頭頂部」を打たないといけないので、高校生の試合で、あれは絶対一本にならないと断言できます。

剣道素人の役者さんだからばっちりとできないのは仕方ありませんが、映画ならいくらでも編集できるわけですから、せめて肝心の部分は上手い人に演技させてそれらしく差し替えてくれればいいのに…と私は思いました。

映画に拾える部分が全くなかったわけではありませんが、
正直、主人公ふたりの役者さんのプロモーションビデオ?と感じるような作品でした。



が…私は映画と漫画の原作である小説版を読んだことがありません。
漫画版のほうは全体の流れは納得できるものでしたが、映画も小説版がベースなはずなので…だから、小説のほうはいったいどうなのかな?と思い、小説版も購入したというわけです。


小説は文春文庫から出ていますが、大人向けというよりはやはりティーン向け、でしょうか。
香織と早苗がそれぞれ自分の立場から考えや出来事を語る、という形式で書かれているので、ティーンの言葉で書かれていて…なんとなく読んでいてこそばゆい感じはあります。

でも、内容的には、作者は剣道のことをしっかり分かって書いているな、という気がしました。
作者自身も子供の頃に剣道経験があり、自分の子供にも習わせているそうで、経験者が読んでも納得できるような描写です。
香織のキャラはちょっと「やりすぎ」感はないでもないですが、キャラとしては立っているし、ふたりのからみ方も悪くないと思います。
でも、漫画版よりは原作のほうが、主人公ふたりの間に距離感があるような印象でした。

漫画版で私が大好きな「村浜部長」が、小説ではあまり描かれていないのがちょっと残念ですが…
村浜部長は小説版でもそれなりに重要な役どころではあるのですが、漫画版のほうがキャラがしっかり生きている感じがします。

全体的には面白かったと思います。
ストーリー全体の流れは、漫画版とちょっと違う部分があるのですが、小説版のほうがエピソードも充実していて説得力がある感じでした。
読み終わって、続きが読みたいなあ、と思いました。

そして思ったのは…、映画はやっぱり、肝心の部分が描けてないんだなあ、ということでした。
漫画版と小説版はほぼ同じ線上にあるのですが、映画は全然別物、といった印象です。
おおまかな設定は同じものの、主人公ふたりのキャラが全然違うし、剣道がからんだ部分の説得力、というのは映画には感じられないので。
「ふたりの青春もの」というか「友情」というか…、まあ、そこが主軸の映画ですよね。


小説の内容についての詳しい感想は、私自身の剣道感ともからんできて長くなるので、次回に続きます。
タグ:剣道
posted by はなずきん at 20:48 | Comment(0) | 剣道小説、漫画、映画などの感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月13日

母と子の剣道日誌(56)「小さい面」の特訓!?

昨日は稽古がありました。
いつもは稽古は水曜日で、市内の小学校の体育館で稽古をしているのですが、小学校が学芸会の前だからでしょうか、1か月ほど体育館が使えない状態で…昨日は市の武道館での稽古でした。

いつもと曜日が違うせいか、参加者は非常に少なく…
子供は5人、大人の生徒は私を含めて3人しかいませんでした。
でも先生は4人もいたので、かなり贅沢な稽古でした(笑)


以前にも書きましたが、私は「小さい面」がなかなか上手く打てていません。

腕を上に振り上げてから打つのが基本の「大きい面」、実際に試合で使うのは前に向かって素早く打てる「小さい面」なのです。
つい、振り上げて打ってしまっているのを直してやっているつもりなのですが、どうもどこかが上手くできていないらしく。

今日の稽古でも、何人かの先生に「こうやって打ちなさい」と教えてもらってやってみたのですが、それでもできていないようなのです。
なので、子供稽古が終わった後の自由稽古の時間に、先生に教えてもらう事にしました。
いつも自由稽古の時間は、出げいこなどの方が多く、初心者の私なんかがやってていいの?という雰囲気がしたので、私はめったに出たことがないのですが…

昨日は自由稽古の人数も少なくて場所が空いていたし、子供稽古のほうがそんなにハードではなかったので、私の体力も残っていました。
家で、どこが悪いのかわからないまま練習するより、ここで先生に教えてもらったほうがいいだろう…と思い、先生をつかまえて「小さい面」の特訓?をすることにしました。

まず最初に教えて下さったのが水曜日に子供を教える担当のS先生です。
SZ先生はユニークな語り口で、子供にわかりやすい教え方をします。

SZ先生は
「小さい面の練習は、家で座ってテレビ見ながらでもできるんですよ」
と言います。


「まっすぐな壁のあるところに、背中と頭をまっすぐつけてあぐらをかいて座るんです。
そして竹刀を構えて、斜め前にまっすぐ突きだす練習をするんです。
立ってやってもいいですが、座っても立っても、背中と頭をぴったり壁につけたままするように気を付けてやってください」

つまり…SZ先生は「面を打つ時は、まず、姿勢がまっすぐであること」が重要だというわけです。
つい前傾したりしがちな姿勢をまっすぐにするため、壁を利用して「姿勢を崩さない練習」をするわけです。
そういえば、以前警察で、私の姿勢を直すために、先生に背中に物指しを入れられたことがありましたっけ…、

そして手のほうですが…
私は小さい面を打つ時、竹刀を持っている手を手前に引きつけてから竹刀を出す癖があるそうなのです。
自分では言われるまでわかっていなかったのですが。
しかしその引き付けをすると、打つのが遅くなるのと、相手が「こちらが打ってくる」とわかってしまいます。だから引き付けないほうがいいのです。
そこで、ただ左手で竹刀を斜め前にまっすぐ突き出すようにする、のだそうです。
そして打つ瞬間に竹刀を握った手を絞ることにより、スナップが利いて、バシッと当たるのです。

その際、左手の小指を柄頭(手元の部分)にかけて押し出すようにするのがコツだそうです。
右手は軽く持っているだけなので、左手で竹刀を突きだしたら、右手のほうは(相対的に)左手に近づくような位置になるのです。

そして、実際に立って打つ時は、まっすぐな姿勢を崩さないまま、左足のかかとをぐぐっと上げ、体重移動をさせつつ左足で蹴りだして右足で踏みこみ、それと同時に竹刀を突きだすようにして面を打つ、のだそうです。

これはSZ先生流の打ち方であって、他の先生のやり方とはちょっと違うかもしれませんが…
SZ先生いわく「これだと、体や頭が動く前に竹刀が先に出るので、相手は面が来るとわからず、防げないまま当たるんです」と言います。
実際にSZ先生にそのやり方で私に対して面を打ってもらったら、SZ先生をじっと見ていても、いつ面が来るのか全くわからないような時にいきなり竹刀だけが飛んでくるような印象を受けました。
なるほど、確かにこんな面が打てたら、バシッと入るでしょうねえ。

…と、ここまで教わったところで、SZ先生は「明日出張なんで、このへんですみません」と言って帰っていかれました。


引き続き、その様子を見ていたSN先生が私の構えについてアドバイスをくれました。
SN先生は日曜日の主担当の先生です。子供に優しすぎるのが玉に傷ですが、本当にいい方なんです。

「はなずきんさんは、竹刀を構えた時に、柄頭の位置がちょっと高いです。もうちょっとこころもち低め、へそ下あたりがいいですね」
あと、脇が空いているので、そこを締めて、二の腕は体につけたほうがいいです。はなずきんさんは構えた時にちょっと腕が浮いているので、打つ瞬間に引きつけてしまうんだと思いますよ」
「剣先の位置はどのあたりがいいんですか?」
「やや低めがいいですね。よく、剣先は相手の喉に当たるような位置、と言いますけど、それよりこころもち低く構えていいと思います。そうすると、実際に手を伸ばした時に喉に当たるような位置になるので。
手元が上がり過ぎると小手を打たれるので、上げないように気を付けてください。
鏡で構えを見てみて、小手が打てる位置に見えていたらいけないんです。中段の構えは、相手に小手が打てない位置ってことです

なるほど…中段の構えがきちんとできているかどうかは、鏡で自分を打つつもりで見てみればいいということですね。
ここでSN先生は、他の方との稽古に入ったので、私はひとりでしばらくの間、S先生に教わった「小さい面の打ち方」を練習していました。
ちなみに、他の数人の大人の方は、来週末の段審査に向けての形稽古をしていて、N先生はそちらを教えていました。
N先生は「こちらが終わったらはなずきんさんを教えますから」と言って下さっていたのですが、たまたまその時、出稽古に来ていた方の手が空いていたので…私を見ていただける事になりました。


出稽古にいらしていたのは、当市でトップレベルを誇るN剣友会の男性、MRさんです。
良く出稽古にいらしているのを見るのですが、見るからに強そうなので、私なんかが相手するレベルではない…と、今まで全く接触がありませんでした。

MRさんは確か、秋にやった市の大会でかなり上位だったはず…と思って、家に帰って調べたら、なんと成人男子4段以上の部で優勝されていた方でした!(汗)
しかも二刀流を遣う方なのです!家で調べてから、大会の決勝で二刀流の選手の試合を見た事を思い出しましたが、あれがMRさんだったのですね。
上段の方はたまにいますが、二刀流の方はかなり少数派なので、印象に残っています。
あの決勝戦は迫力があってすごかったなあ…。

そんなに強い方なのに、教え方はとっても丁寧でした。
私に実際に面を打たせて、直すべきところを指摘して、また打たせてくれます。
自分でも見本を何度か打ってくれましたが、それはもう、惚れ惚れするような打ちです。
二刀流ってことは、ふだんは片手で面を打っているわけで…私にはもちろん普通の面を打ってくれたのですが、バシッといい音がしながら、それでいてほとんど痛くない、素晴らしい打ちでした。
何度も片手だけで連続で打つ、という見本も見せてくれたのですが、全く軌道にブレがありません!何度打ってもきれいに正面に入っています。

私は打たれながら「うわー、カッコイイこの人!」と感動してしまいまして。
「上手い人に打たれるのが好き」な私は、それだけで嬉しくなってしまいました(笑)


が、呑み込みの悪い私は、教えていただいた少しの時間ではうまく直すことはできなかったのですが…
でも丁寧に見てくださって、私の欠点をズバリ指摘してくださったので、自分の打ちの何がいけないか、よくわかりました。

MRさんいわく、私は大きい面を打つ時は、比較的基本に忠実に打てているようなのですが、
小さい面になると、打つ時に頭が下がってしまうのだそうです。
また、打つ前に脇が開いているので、一回引きつけるような形になってしまうのではないかと。
大きい面の時は脇が開いていないので、それと同じように打てるよう意識してみてください、と言われました。
なるほど…やっぱり大事なのは「姿勢」なんですね…。
しかしほんの少し私の打ちを見ただけなのに、私のできていない所をすぐに見抜くMさんの眼力はさすがです。上手い人はやっぱり、見る目があるんですよねえ。

ふだん、一斉にやっている稽古だと、自分の弱点だけを繰り返し反復練習する、というのがちょっと難しいのですが、こういう時間だとゆっくり見てもらえるのでとても参考になりました。

それに「高嶺の花」「強くてなんだか恐そう」と思っていたN剣友会のMRさんが、とても丁寧に教えてくださる方だったのもなんだか嬉しくなってしまった私でした。
MRさんは面をつけていると、とてつもなくがっしりと強く見えるのですが、面を外したら案外優しそうな感じの方だったのです。それでもやっぱり強そうな風格がありますけれども(^^)

「私、いつもこちらに出稽古に来ていますので、また声をかけてください」と言われ、
「いやー、私、超初心者なんで、上級者の方に見ていただくのは申し訳なくて…」と言ったら
「そんな、遠慮はしなくていいですよ」とおっしゃってくださって。

N剣友会の方って、あまりに強い方ばかりで、大会の時には当たりたくないので、勝手に「敵」なイメージが漠然とあったのですが…
「強い人」にめっぽう弱い私は、MRさんのファンになってしまいました(笑)。
あとMさん、実はとある戦国武将と同じ苗字でして…そこもカッコイイのです〜。なんたって、苗字が垂に書いてありますからねえ、剣道の場合は。苗字がカッコイイというだけでもけっこう好きな私です(笑)


でもやっぱりなんだか申し訳ないので、次に会った時に教えてください、と声をかけられるかどうかはともかくとしまして(汗)出稽古に来ている方は「強すぎて別世界」と感じていたのですが、そうでもないんだな…ということがわかったのも収穫だったなあ、って思ったのでした。
今度Mさんが稽古していたら、どんな戦い方をしているのか、じっくり見てみたいです。

今日は、いろんな先生に教えていただいて本当にいい日でした〜。

次の稽古まで、小さい面の練習、家でもがんばります!
posted by はなずきん at 14:30 | Comment(7) | 親子で剣道2剣友会編(1級まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月09日

本場のハロウィンは楽しい!

私、実はハロウィンって、あまり好きではありませんでした。
だってなんか、商業主義に乗って、取ってつけたようなイベントなんですもん…

私が住む市では、けっこう大々的にイベントをやっているのですが、
なんか日本の空気に合わないな〜って思ってました。
メジャーなものほど苦手な、へそ曲りなうちの家族(娘以外)は、みんな
「ハロウィン興味なし…というか嫌い」
だったのです。

でも、うちの中では「普通」なほうの娘は、ハロウィンが好きなのです。
仕方ないので、今までは娘だけ連れて、しぶしぶ近所のハロウィンイベントに行っていました。

が、今年はなんと、本場ハロウィンに参加することに!

…って、アメリカに行ってきたわけじゃないですよ。
あ、アメリカに行ってきたことになるのかな?


って何のこっちゃ、ですよねえ〜(笑)



先日のいびきの話で、義妹のことをちょっと書きましたが…
若い頃、アメリカの大学に留学していた義妹は、卒業後日本に戻ってはきましたが、その後アメリカの男性と結婚して、最近までアメリカに住んでいました。

が、今年になって日本に引っ越してきたのです。
いろいろと事情があるのですが、義妹は結婚してから、私達や実家の義母と会う機会がなく…
結婚後、初めて義妹のご主人と対面しました。

義妹のご主人は、義妹の実家のある日本で仕事をしたいと、横田基地に勤務することになったのです。
いわゆる軍人さんではありませんが、軍関係のお仕事です。
そして今年の5月に横田基地の近くに引っ越してきました。(基地の中は空きがなくて入れなかったそうです)

普通は(基地祭などを除いては)横田基地内に勤めるか、知り合いがいるかでないと、基地内に入ることはできないのですが、義妹のご主人は軍関係の仕事をしているので、ご主人も義妹も横田基地のIDを持っていて入ることができます。
だから私たちも「ゲスト」という形で入ることができるのでした。


ミリタリー大好きなうちの家族はみんな大喜び!
米軍基地に(基地祭で)入った事があるのは、私と主人だけで、子供は全く初めてです。
次男の夏休みの自由研究は「横田基地見学レポート」でした(笑)。

横田基地の中は「アメリカ」扱いです。
私たちは、IDを持っている義妹またはご主人がついていき、自分の身分証明書を提示して、一日有効のIDを入手しないと入ることはできません。

基地の中にも何度か行きましたが、中はほぼ「アメリカ」です。
日本人もけっこう働いているし、日本語はまあまあ通じますが、施設のつくりもアメリカそのままです。軍の施設なので、商業施設もなんだか外見は地味ですけれども。

中のデパートはコストコより面白い!
普通のアメリカのショップのような品揃えなので、商品数は圧倒的に多いし、大容量ではないものももちろんあって、買いやすいのです。
もっとも、お菓子とか「これは食べられない!」味のものも時々ありますけど(笑)
ちなみに、基地の中で、民間人として勤めている日本人は、このデパートで買い物することはできません。
あくまでも「義妹やご主人が買う」という形で…つまり軍関係者か家族でないと、商品を購入することはできませんので、誤解なきように。

ただし、一部商業施設では、ゲストも飲食をしたりできるようです。
基地内のバーガーキングでは、私ひとりでも日本円でハンバーガーを購入することができました。
どこができてどこができないのか、ちょっとはっきりとわからないのですが。


さて、そんな事情がありまして…
今年は横田基地内で行われるハロウィンに義妹家族と一緒にお邪魔してきた、というわけです。


アメリカでは、ハロウィンは相当力を入れるイベントだと、義妹に聞いていましたが…
確かに盛りあがりっぷりはスゴかったです!

横田基地内の、米軍人の住宅があるエリアでイベントは行われます。
でも日本のように「商業主導や若者のイベント」ではなく、参加したい各家庭が各自の自宅を使って参加しているのです。あくまでも、主役は各家庭を周る子供たちです。

いわゆる「トリックオアトリート」(いたずらかおごりか)という、子供が各家庭を回ってお菓子をもらうイベントは、夕方6時から行われます。
ふだんはただの住宅地である場所なのですが、各家庭が創意工夫をこらして、自分の家の庭や壁をハロウィン向けにデコレーションして、家の前でお菓子を配るのです。
各家庭を周る子供たちは当然として、お菓子を配る人たちももちろん仮装をしています。

まあ、このデコレーションの凝っていることといったら…そして参加している家庭が多いこと。
米軍人の住宅そのものも多いのですが、参加している家庭もかなりの数です。
うちの娘が回っただけでも50軒くらいあったのではないでしょうか。回りきれなかったところもあるので、実際は倍くらいあったのではないかと。

庭が墓場になっていたり、クモの巣が全面に張っていたり、個人なのにテントを使って本格お化け屋敷を作っていたりと、「いったいいくらお金かけてるの?」というくらい凝っている家もありました。
義妹いわく「アメリカ本土でも、私はこんなに力を入れて飾ってるのは見たことない」と言っていました…。


お菓子を配っている人たちは、姿は怖いですが(笑)みんなフレンドリーで、にこにこしながらお菓子を配っています。(顔が見えない仮装もありますけど…声を聞くとみんな優しげです)
子供が「トリックオアトリート!」と前に立つと「ハッピーハロウィン!」と言いながら、子供の持っているバスケットにお菓子を入れてくれます。

そしてたくさんのアメリカ人の子供たちが、いろんな仮装をして回っています。
スターウォーズ、マリオ、宇宙飛行士、ポケモン、ディズニープリンセス、忍者、などなど…、
それを連れている大人や、もしくは子供を連れていない大人も、ほとんどが仮装をしています。

アメリカ人ばかりの場所に来たので、最初は気遅れして、なかなか「トリックオアトリート」と言えなかったうちの娘ですが、何軒か回るうちに慣れてきて、どんどん違う家に行こうとするようになりました。
ちなみに娘は「魔女」のかっこうをしていました。
義妹の息子(5歳)は、ミニョンが好きなので、ミニョンの格好をしていました。


まだイマイチ板についてない日本のハロウィンとは違って、さすが本場、自然な雰囲気でみんながイベントを楽しんでいる感じでした。
その場でパーティーしたり、騒いでいる大人たちもいますけれども、あくまでも主役は子供、という感じがするのがいいんでしょうかね。

今まで「なんか無理やり作ったイベントっぽい」とハロウィンを毛嫌いしていた私ですが、こういう自然なのならいいなあ、と思いました。
上のふたりは「ハロウィンは興味ない」といって参加してなかったのですが、これは見せたら楽しいでしょうね。化け物やジオラマ好きの次男は喜ぶかも〜。
来年はぜひ全員で参加させてもらおうと思っています。
今年は私はふだん着で参加しましたが、来年は仮装しようかな〜。

ただ、惜しむらくは、暗くてあまりいい写真が撮れなかったことです…
いちおうアップしますが、何が何やらって感じの写真が多くてすみません。
デコレーションを撮りたいならもうちょっと早く行かないといけないですね。


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基地内のデパートで売っていたハロウィン用カップケーキ。食べられるの?って色合いですが…(^_^.)

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義妹の作った「墓場チーズケーキ」。アメリカではハロウィンの料理はこのくらいは凝って作るのは当たり前だそうです。
そうそう、かぼちゃのお菓子や料理は、アメリカではハロウィンには食べないそうですよ!
パンプキンパイって11/26の感謝祭に食べるものだそうで。初めて知りました…。

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こんな感じでお菓子を配ってくれます。怖い〜(笑)

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夜のイベントだけに電飾も華やか?です。

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ほら、庭が墓場に〜!

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これも庭に作っていたものです。凝ってます〜

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うちの娘は魔女でした。

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庭がなんだかスゴイことに…

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窓によじのぼってるのは誰??

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右のほうにいる、でっかい黒猫はなんと動きます!びっくり。

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クモの巣に、光るクモやら骸骨やらがいっぱい。

本場ハロウィンの雰囲気、伝わったでしょうか…?

posted by はなずきん at 16:47 | Comment(3) | 近況 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月07日

「いびき」を甘く見てはいけない!…のでした(後編)

「いびき」を甘く見てはいけない!…のでした(前編)から続いています。


主人の生活はそれはもう、不健康を絵に描いたような感じです。
スポーツをしないどころか、日常的にほとんど動きません。
決して運動神経は悪いほうではなく、スポーツはやればできるほうなのに、面倒なんだそうです。

通勤はバイクなので、ただ座っているだけです。
ふだんは職場の中でしか動かず、買い物もバイクか車です。
我が家から歩いて5分のところにある小学校にすら、バイクで行こうとします。

夜勤なので睡眠は不規則だし、食事も毎日てんでんばらばらで不規則だし、野菜はほとんど食べず、脂っこいものが好きでカロリーはもちろん取り過ぎ、わざわざ寝る前に食べたりします。
なまじ料理ができるもので、私が作ったヘルシーな食事は食べず(失礼ですよね〜)、自分で勝手に体に悪そうなものを作って食べています。
お酒はほぼ毎日寝る前に飲み、タバコも職場では吸っています。
タバコは家では全く吸わないので(家族はタバコ嫌いなので)、やめようと思えばやめられそうな気はするのですが、意志が弱いんでしょうね…
ちなみに、タバコは睡眠時無呼吸症候群を悪化させる原因になるそうです。気道がくっつきやすくなるんだとか。


そんな感じでしたから、主人は私と知り合ってから(大学時代)、太っていくいっぽうでした。
出会った頃はちょっとイケメンだったのに、もはやそんな面影はなく、ただの太った中年のオッサンになってしまいました。

しかし誰になんと言われようが、自分の体の具合が悪くなったその時でないと、生活を改善できなかった主人。
主人はもともとの体が丈夫なせいか、これだけ不健康な生活をしてるのに、具合が悪くなることがあってもしばらくちょっと気を付けると治っていたりとか…
具合が良くなれば、またほぼ同じ不健康生活に戻るのですが、それでなんとかなってきたのです。

だから今回のような、寝ても寝ても疲れが取れない…というのが数年続いていても、「更年期じゃないの」で片づけて、これといった生活改善をしようとはしていませんでした。



そもそも、自分がいつから具合が悪いかの自覚がほとんどなかったというか…
私が記憶している限りでは、もう調子が悪くなってから5年くらいになるはずなのですが、主人は医者に行った時に「こんなに具合が悪いのはここ1年くらい」とか言っていて…、
いやいや、そんな最近だけじゃないですってば!

こんなに自覚がないのも、睡眠時無呼吸症候群のせいなのか、それとも元から忘れっぽい性格だからなのか…、
医者に行って調べても、これといって悪いところがあるわけではないのに、疲れやすく具合が悪いのが5年続く、ってかなり長いですよ。
家族はずっとその影響を受け続けているのに、本人にはその自覚がないなんて…、ひどすぎます(^_^.)
これは細かい事を気にしない、性格的な問題もあるかもしれないですが…、
そのくせ、神経質なところは神経質なのですが…。



私は体が大きいので、見た目は頑丈そうに見えますが、案外体が弱いのです。
ちょこちょこと体で痛いところがあったりしますし、もともとの体力はそんなにないのです。ちょっと前までは毎年風邪で寝込むような感じでした。
食べるのが大好きなのに、食べ過ぎればその分きっちり太ります。
だから食事も気を付けていて、野菜をたっぷり取るようにして、カロリーもだいたい計算して体重が増えすぎないようコントロールもしています。生活もなるべく規則的にしていて、運動不足にならないよう、歩いて15−20分くらいの場所ならたいてい歩いていきます。
痛いところがあれば、それを補うようなストレッチや筋トレをしたりして、不調を治すようにしています。
最近は剣道を始めた事もあり、体の調子は悪くなく、まあまあ元気に過ごせていました。

私はこれだけ気を遣って体型や健康を維持しているのに…、
主人ときたらほぼ正反対の生活です。

まあ仕事はいちおうちゃんとやっているし、ギャンブルをやるわけでもないし、お小遣い以上の金額を使うわけではないし…真面目なところは真面目なのですが…
健康管理については、自分でちゃんとしてほしいと言っても全然聞かないので、本人が具合が悪くなるまでわからないだろう、と、私ももう、言うのをあきらめていました。

しかし今回はもう、私も我慢の限界です。
実際、糖尿病になりかかっていますし。
もうなっているかどうかは、きちんと検査をしなければわかりませんが、血糖値がかなり高いのは確かです。


具合が悪いのに自分では改善しようとしない事、その責任感のなさ、自分の病的な忘れっぽさがわかっていながらそれも放置していること…それでは困る、と言いました。
今まで「ここまで言ったら傷つくかもしれない」と思って言わなかった事(ちょっとボケてるんじゃないの?とか…)も、はっきりと言いました。


主人は全体的な「やる気」が低下しているせいか、私にそういう事を言われても、最初はピンとこなかったようでした。言われた事はわかるけど、そんなに危機感は持てない…という感じで…

主人がだらしないから私が厳しく接するようになったのか、私が厳しいから主人が逃げたくなっているのか。
相互作用かもしれませんが、主人も私と仲良くしたい、という気持ちが薄らいでいたのは確かなようです。
だからなおさら、そう言われてもいまひとつ「やる気」にならなかったのでしょうね。

でも私は、ここまで言っているのにまだわからないのか…と悲しくなりました。
ちょっと前までは、よく話をするまあまあ仲のいい夫婦、だったはずなのに…
私は、このままでは、配偶者として一緒にいる意味がわからない、と主人に言いました。

父親として、家を支えるために健康維持をしなければならないという責任感もなく。
認知症でもないのに45歳でボケっぽく、最近は話も通じづらいので、話しても楽しくない。
家の中でもあまりにも緊張感ゼロで、リビングの床にゴロゴロして下着だけで寝ていたりとか…、
そんな人に、異性としての魅力なんて感じることができない…と。

私も家の中ではそんなにきっちりしているほうではないですが、下着でうろうろしたり、寝ていたりはしません。
子供が小さい頃は、子供の前でも着替えていたりして、主人に「男の子がいるのに、それはまずいんじゃないの」と言われてからは気を付けるようにしているのに。


涙ながらに訴えた私の気持ちが、どこまで伝わったのかはわかりませんが…
その話をして、数日経ってから、主人は
「ごめん。…いろいろ、直す」
と、やっと言ってくれました。

このまま、私の言いたい事が伝わらなかったらどうしようかと思っていましたが…
多少は自覚をしてくれた…のかな。



何はともあれ、まずは睡眠時無呼吸症候群の治療を始めなければいけません。
そこが改善すれば、半分以上の問題は解決するような気がします。
そもそも、これのせいで、血糖値も上がりやすくなっているのかもしれません。


そして、主人は糖尿病になっているのかどうかきちんと調べるために、早急に医者にかかること。
今はギリギリ「なっているかどうか」のあたりなのですが…
きちんと生活改善すれば、糖尿病にならないで済むかもしれません。
(もうなっていたとしたら、状態がよくなる事はあっても、治ることはないのですが…)


ちなみに、睡眠時無呼吸症候群の治療に使うCPAPの器械は、医者から月5000円程度でレンタルできます。
が、いびきが治らない限り、ずっと使い続けなければならないので、料金はバカになりません。
購入しようとすると、国内だと30万円くらいしますが、個人輸入をすると10万円以下で買えるそうなのです。
義妹の夫はアメリカ人で、診断を受けた当時はアメリカ在住だったので(今は仕事の都合で日本に住んでいます)アメリカで購入したそうです。義妹に頼めば、個人輸入も簡単にできそうです。
とりあえずは医者からレンタルで使ってみて、症状の改善が見られたら購入しようと思っています。

いびきの原因はいろいろあるのですが、もともとの体格の問題、太ったことによって気道が狭くなっている、加齢によって筋肉が衰えて睡眠時に気道が狭くなる、鼻炎で鼻が詰まっている、などが多いようです。
気道の確保のためにマウスピースを使ったり、手術したりなどの方法もあるようですが、主人のように小さい頃からいびきをかいているような人はもともとの体格の問題かと思うので、いびきそのものの改善は難しいかもしれませんね。痩せれば多少はマシになると思いますが…。
そのあたりについては、治療を受けていく中で何か提示があると思いますが…。

主人の今後の治療については、また状況がわかり次第、書きたいと思います。



しかし「睡眠時無呼吸症候群」について教えてくれた義妹には感謝しています!
指摘されなければ、当分気づかなかったかもしれません…
だから、私もこれを読んで下さったみなさんに伝えたい!

今回みなさんに言いたいのは
「いびきを軽視してはいけない!!」
ということです。


睡眠時無呼吸症候群の検査は、定期健康診断の項目に加えてもいいんじゃないの?って思うくらいです。
症状が重くないうちは通常の血液検査などではわからないし、寝ている時の事なので本人に自覚が全然ないのです。ひとり暮らしの人だったら、全然気づかない可能性もありますよね。
主人は昔からよく寝るほうだったので「俺は睡眠時間が長いタイプだ」と思っていて、本人はちゃんと寝ていると思いこんでいるし…。
それなのに重大な健康被害を引き起こす原因になるわけですから。

主人の場合は、家ではやたらと寝るのですが、職場で働いている時に眠くなる、という事はほとんどなかったのです。仕事中でどこか緊張しているからなのでしょうね。
主人は「今は寝ておかないといけない」という時ほど眠れない、ある意味寝つきが悪いタイプです。
でも、そういう時に眠れないので、寝てはいけない時にはあっという間に寝たり、起きなければいけない時にはなかなか起きられないのです。

そして家だと気が緩んでいるので、寝てばかりいたわけです。
職場では仕事時間外でも深く眠れている感じがしないけど、家でよく寝るのはリラックスしてるからだと。だから睡眠障害というほどじゃないだろう、と主人は思っていたようです。

でも、家族との約束があっても寝てしまっていた事は一度や二度ではありません。
「起こしてくれればよかったのに」って言うんですが、重要な用事じゃなかったら、一度起こしても起きない、という事が何度もあると、こちらも、寝ていたらもういいや、という気になってしまいます。
そのせいで私や子供と溝ができている事に、本人はどれだけ自覚があったのでしょうか…。

巷で言われている「睡眠障害」というのも、仕事に支障があるほど眠くなる事がある…
ということが判断基準だったりするのですが、仕事に支障がなくても、生活には支障が出ているわけです。
例え昼間の仕事中に眠気がなくても、家ではやたらと寝るという場合は、やっぱりどこか睡眠の質に問題があるのだと思います。

「だってすごく眠いんだもん」というのが主人の言い訳なんですが、
眠くたって用事があれば起きるのが大人でしょ?って私はずっと思っていました。
実際私は、寝るのが遅くて2時間くらいしか寝てなくても、朝になれば起きてやるべきことはやりますから。
しかし、これだけ寝れてないのならしょうがなかったのかもしれませんが…、

でも「眠くて約束が守れない」という事に問題意識がない、
そういう生活が普通になってしまっていたこと自体が、問題なのでしょう。



私も、主人がここまでひどくなるまでは、いびきや寝言が多いのは、生活リズムが乱れているからだろうとか、性格的に自分に甘いから、やたらとだらだら寝るのだろうとか、寝ている時も落ち着かないっていうのは神経質な性格なんだろうな〜とか、個性の範囲内程度だろう…と軽くとらえていました…。
まあ実際に、そういう性格的な側面もないわけではないので、余計線引きが難しいんでしょうけれども。


でも今思えば、昔から主人はきちんと寝れてなかったわけで、それが「忘れっぽい」とか「物事を続けてすることができない(根気がない)」「落ち着かない」性格につながっていたのかもしれません。

(睡眠がきちんと取れてないために)物事を覚える事ができない→俺はこんな程度なんだとあきらめる→なおさら覚えなくてもいいや という感じで、どんどん物覚えが悪くなっていったような。
体と心はつながっていると言いますが、体の不調が影響してこんな性格になったのかも…。
それに、年と共にだいぶ記憶力は衰えていくのですが、きちんと頭を使っていればそんなに老化は進行しないはずなのです。そこで「年なんだから」とあきらめてしまっているのもあって、なおさら進行してしまったのでしょうね。



だから、昼間に眠気はないから大丈夫だろう、というような方でも、大いびきを常にかいていたり、やたらと寝言が多いような人は、絶対に一度は検査してもらったほうがいいと思います。
ちなみに検査も治療も保険が適用されるので、そんなにバカ高くはならないです。検査には簡易検査で5000円くらい、入院検査だと1万円以上はかかるので、安くはないですが。
どこから保険適用されるかは医者や症状にもよるので、確認してからかかったほうがいいですけれども。


実は私も、主人から言われて知ったのですが、数年前からいびきをかくようになったそうなのです。
いびきをかくのは太った男性、というイメージがありますが、太っていない女性でも年をとるといびきをかくようになることも多いんだそうです。加齢による喉の筋肉の衰えが原因です。
自分ではどのくらいいびきをかいているのかわからないのですが、iphoneに「いびき録音・分析アプリ」があるのを見つけたので、それでしばらく記録して、どの程度いびきをかいているのか様子を見てみようと思います。
いびきがひどいようなら私も医者にかかったほうがいいのかもしれませんね。

自分ではわからないことだけに、いびきは要注意!ですね〜。

身近にいびきをかく人がいる方!ぜひ一度、検査をしてみてくださいね!
posted by はなずきん at 17:02 | Comment(2) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月06日

「いびき」を甘く見てはいけない!…のでした(前篇)

うちの主人は45歳。
私より一学年下ですが、私が4月生まれ、主人が3月生まれなので、実質2歳離れています。

主人と知り合ったのは大学生の頃ですが…その頃から、主人は寝る時間が長い人でした。
私は社会人になってからは、一日6−7時間かそれ以下しか寝ないでも大丈夫ですが、
主人は平気で一日10時間とか、下手すると12時間くらい寝ていたりします。
と思うと丸一日寝ないで(寝られない時があるらしい)起きていたりとか。

そしていびきもひどかったのです。
「んごー、んごー…ごごご」みたいな、かなりの大音量のいびきをほぼ一晩中かいています。
主人とは大学のサークルが同じだったのですが、合宿の時など、「あいつ、いびきがうるさいから一緒に寝たくない」なんてみんなに言われていたくらいです。
私も結婚した当初はうるさいな〜と思っていましたが、私はわりと寝つきのいいほうで、夜中にも目が覚めたりしないほうなので、そのうちあまり気にしなくなっていました。


主人は仕事が夜勤で、家に帰ってきた時は昼にも活動しているので、睡眠サイクルが狂うせいもあってやたら寝るのか…と思っていました。
が…40歳を過ぎた頃から、それがさらに拍車がかかり、休みの日に、ほぼ丸一日寝ていたりとかいうこともありました。途中で何度か起きるのですが、またすぐに寝てしまうのです。

「なんか最近疲れてる」「とにかく眠い」というのがずっと続き…
精神的にもやる気がなく、なんだか覇気がない感じ。
なんだろう?ちょっと早いけど更年期?なんて思っていました。

私も末娘を産んだ後、40歳頃の時に更年期っぽい症状になった事があります。
顔がほてったり、やたら汗をかいたり、動悸がしたり。その頃は常に体調が悪い感じでした。
が、義母に勧められたにんにくサプリを飲んだりしているうちに、だんだん良くなり、それから後はそういう症状は出ていませんでした。

だから、主人も数年したら良くなるだろう…と思っていたのですが…
ちょっと良くなったり、という波はあったものの、やっぱり「やたら眠い」のは続いたまま。
主人は休みの時以外は職場に泊まっているので、休みの日しか戻って来ないのですが…
私が家で見る主人の姿は「寝てばっかり」でした。
もちろん、子供も「お父さんは寝てばかり」と思っています。
とにかく寝ているので、一緒に行動できる時間も少なく、そのせいで家族とのコミュニケーション不足になっているような…

そして最近は、ミョーに物忘れが多くなり…
主人はもともと忘れっぽいほうでしたが、予定を忘れているとか、こちらが話した事を覚えてない、くらいならまだしも、自分自身が最近やった事も覚えていなかったり。
会話してもこちらの話をあまり聞いていないのか、こちらが言ったことと同じ内容を自分の意見のように言い直されたりと、微妙にかみ合いません。

90になった母と話す時もこんな感じなんですが…
主人はまだ45歳ですよ!?
ちょっと、おじいちゃん、大丈夫?って言いたくなるようなボケっぷり。

しかも、話がかみ合わないことでイライラしてすぐ怒ったりします。
もとより短気な人ではありましたが、最近は特につまらない事ですぐに怒り過ぎという気がしていました。
子供も「お父さんは怒ってばっかり」「怖い」と言います。
これって、ガンコ老人一歩手前、状態なのでは…?

さすがに常にそんなに「ご老人」状態なわけではないのですが、
時々スポッと抜けている…という事が、最近あまりにも多くて。
もしや、若年性認知症!?と疑ったくらいです。


…と、そんな事を義妹(主人の妹)に話したらば…
義妹の夫は、やはりやたらと寝てばかりいたそうです。
真面目な人のはずなのに、仕事中にも寝てしまう有様だったので、上司に注意されて、これはおかしいという事で、睡眠障害ではないかと医者にかかったそうです。

検査してみたところ、7時間の睡眠時間中、ちゃんと寝れていたのは30分くらいだったそうです。
「睡眠時無呼吸症候群」という診断でした。


睡眠時無呼吸症候群というのは、寝ている間に呼吸が止まる病気です。
いびきをかいている人というのは、寝ている時に気道が狭くなっていて、そのせいで呼吸の時に音が出るのですが…気道がふさがれてしまった状態だと、呼吸ができなくなり、その時に息が止まるのです。
息が止まれば酸素が取りこめず、血中の酸素濃度が薄くなります。
そうすると、脳は「酸素を取り込まなくては」と呼吸をする指令を出します。
なので常に眠りが浅い状態になり、しっかりと寝ることができないのです。

もちろん、眠れないだけでなく、体にもいろんな影響が出てくるそうです。
昼間に不注意な状態になったり、強い眠気が起きたり、心臓、血圧、糖尿などのリスクが高まります。


義妹のご主人は、寝る時に、シーパップ(CPAP)という器具を装着するようにしたそうです。
この器械は酸素マスクのようなもので、鼻から空気を通して、ある一定の圧力を気道にかけて呼吸を確保します。これを使うようになったら、劇的に睡眠状態が改善したそうです。
ただ根本的な治療にはなっていないので、いびきをかくような要素がなくならない限り、器械を使い続けないといけませんが。


その話を聞いて…、あれ、もしかして、主人はこのせいでやたら寝るのか!?という事に思い当たりました。

主人はかなり若い頃(まだそんなに太ってなかった)からいびき持ちで、睡眠時間も長いほうだったので、そこには私もそんなに注意を払っていなかったのですが…
今は学生時代から比べると、20キロくらい増えてしまっています。もちろん立派な肥満です。


それを意識してあらためて観察してみると、主人の眠りは相当浅いのではないか、ということに気づきました。
前からはっきりとした寝言が多い、寝ている時の動きがやたらと多いとは思っていましたが…
「あまり動かずぐっすり寝ている時間」というのが、ほとんどないのです。
子供も寝相が悪いのですが、子供は眠りが浅い時は暴れていても、熟睡している時は死んだようにじっとしているのに比べて、主人はいつ見ても常にどこかが動いている感じです。
寝ている時に周囲の人が何かしていると、やたらと反応します。

私は自分が眠っている時は、周囲で家族が騒いでいようがなんだろうが、眠いんだから起きたくない!と思ってあんまり反応したりしないのですが…
主人は私が横で静かに洗濯物を干したりしているだけでも、ちょこちょこ反応して中途半端に会話をしたりします。

主人はテレビを見ながらリビングの床で寝ていたりするのですが(これも良くないんですよねえ)、近くで子供が騒ぐと”寝ながら”「うるさい!」と怒ったり。
下手すると、騒いでなくても(夢のせいなのか)怒っています。
毎日のように、かなりはっきりと寝言を言うのですが、文句を言っていたり、小難しい事を言っていたり、笑っていたり、正直気持ち悪いのです。
しかも大いびきで、お腹をわざわざ出して寝ていたり…、(お腹の脂肪が厚いため、そこが暑いらしいです)
いくら家とはいえ、リビングでそれはかなり見苦しいのですが…。

起きて欲しい時にはなかなか起きてくれないのに、もっと寝ていたほうがいいのに!という中途半端な時に起きてきてしまいます。
寝ている時間がかなり長い事もあって、いつ反応するのか、いつ起きるのか、起きないのか、と気になって家族のほうが落ち着きません。


うーん、これはやっぱり、きちんと寝れていないような気がします。
私は主人に、睡眠障害専門の病院に行ってもらうことにしました。
そして…検査の結果に愕然としました。

最初にした簡易検査は2種類。
ひとつは、睡眠時の血中の酸素濃度を測る検査です。
寝る時に、専用の機器を指先に装着して寝て、血管の様子から酸素濃度を測る機械です。

もうひとつは、行動計というものを常に装着して、1週間の行動を記録します。
腰の部分につけるもので、体の傾きや動きを測定し、動いているのか、寝転んでいるのか、などを判定するものです。


血中の酸素濃度を測る検査は、自宅で2日間行いました。
血中の酸素濃度というのは、覚醒している時は約97〜98%、睡眠中でも約95〜96%です。
覚醒時に自分で息を止めても、我慢できる範囲内くらいだったら、酸素濃度は90%くらいまでにしか下がりません。
が、睡眠時の無呼吸はもっと酸素濃度が下がってしまうのです。

主人の場合、恐ろしい事に…、なんと、最低時は44%まで下がっていました!
これは、無酸素でエベレストの頂上にいるくらいの酸素濃度に匹敵するのだそうです。

そして、1時間の間に呼吸が5回以上止まっている場合に、睡眠時無呼吸と診断されるのですが…
主人が呼吸が止まった回数は…一日目は49回、二日目はなんと58回!
って、寝ている間ずっと、ほとんど息が止まってるんじゃないですか〜!?


そんな状態なので、脈拍も相当上がっています…
最近、寝てる時にやたらと上半身に汗をかく、と言っていたのは、このせいだったのですね〜!?
私は更年期の時にやたらと発汗したので、主人もてっきり更年期なんだと思い込んでいましたが…。

この状態は、睡眠時無呼吸症候群としても、かなり重症のほうです。
シーパップ(CPAP)をつけて治療する対象なので、次は入院検査をしてくださいという事になりました。
今度は病院で寝てみて、どのくらいの圧力で酸素を送るようにするのかを調べるそうです。


しかしまあ…、これじゃ、やたらと寝るわけですよ…
何時間寝たって、ほとんど寝られてないってことなんですから。

主人が物忘れが多いのも、もしかしてそのせい?
会話が成り立たないのも、きちんと寝れてないから不注意になってるの?



そして、行動計の検査のほうを見ると、横になっているのに寝られていない時間が多い事がわかります。
そして仕事の日は、一日平均3500歩くらいしか歩いていないこともわかりました。
一万歩なんてのは無理にしても…運動不足だとは思ってましたが、本当にほとんど動いてないですね。
そのせいもあって、眠りが浅いというのもあるのかもしれませんが。


そして一緒にした血液検査の値を見ると…
うわ、血糖値が高い!ほぼ、糖尿病の数値です。

実は、一年前に健康診断をした時も、血糖値の高さは指摘されていました。
その時「このままだと糖尿病になる」と医者に言われ、主人はちょっと愕然として、しばらく食事を控えたりしていたのです。
それが功を奏して、数か月後には数値は正常値に収まっていたのですが…
そこで油断したのか、その後はまた「少しは意識している」という程度に戻ってしまっていました。

体重もまた元に戻ってしまっていたので、私は「早く健康診断に行ったほうがいい、糖尿病になってるかもよ」とは言っていたのですが…
危機感の薄い主人は、忙しいからと健康診断に行くのを先送りにしていました。
でも、そんなに忙しかったわけじゃないんですよ!


今回、あらためて聞いてみたら、去年「このままだと糖尿病になる」と言われた事を覚えていないのです!
しばらくダイエットモードだった事すら忘れていました…、

睡眠時無呼吸のせいで記憶力がなくなっているのか、なんなのかわかりませんが、それにしても危機感が薄すぎます。
3児の父だというのに、全く健康管理ができていない!責任感がなさすぎる!
と、私はちょっと爆発してしまいました…。

(続く)
posted by はなずきん at 23:41 | Comment(2) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする