2015年09月27日

母と子の剣道日誌(46)大会後の、初稽古。

今日は、ひさしぶりに稽古に行きました。

大会後、早く稽古に行きたかったのですが、シルバーウィークをはさんだため、わが家の外出の用事があったり、稽古が休みだったりして参加できなかったのです。
次の稽古まで長いな〜と思っていましたが、今数えてみたら空いていたのは2週間でした。
ふだん週2回なので、2週間空いても長く感じるってことなんですね。

今日は当番だったので、早めに行きました。
ひさしぶりの稽古なので、なんとなくウキウキしながら体育館の窓を開けたり、書類を書いたりしていました。私、誰もいない体育館に一番乗りするの、けっこう好きなんですよね(笑)。



ところで、ブログに書いてなかったですが、今、次男は水曜日のみ稽古に参加しています。
ちょっと前から稽古に行くのを嫌がっていたのですが、なんとか連れていっても車からなかなか出てこないで稽古に遅刻したり、途中で「お腹が痛い」などと言い出して休んでしまったりと、だらだらするのが続いたので、話し合いをして…。

次男はもともとなんでも面倒がりで、塾も学校も宿題も「めんどくさい」と言っているくらいなので、「剣道も辞められるのなら辞めたい」というのが本音なのです。
でも、剣道そのものが嫌いなわけではないし、初段も取らずに辞めるのはもったいない、と本人も思ったようで…。
ということで、「初段を取るまでは続けるが、日曜日の稽古はきついので水曜日だけ」という事にしたのです。そのかわり、稽古に出る時はだらだらしないでしっかり稽古すること、と。

子供に甘いと言われそうですが、それでもここで辞めるよりは続けて欲しかったので、そのような形でやらせることにしました。
なんでも面倒な次男がここまで剣道を続けてきただけでも、奇跡みたいなものなので…。




さて、話を戻しまして…
というわけで、今日は私だけ参加ですが「子供時間」から参加してきました。
(子供と大人の合同稽古の後に、大人だけの稽古があるのです)
2週間ぶりなので、微妙に体がなまっていましたが…。

準備体操と素振りが終わって…「入会当初よりは素振りがきつく感じてない」事に気づきました。
日曜日は子供の時間だけで2時間半あるので、準備体操や面をつける前の素振りに長い時間を割いています。
木刀で素振りをしていますが、全部合わせて300本程度です。
300本はすごい多い、というわけではないですが(もっとやっている所もあるとは思います)、前の警察では稽古時間自体が短かかったので、面をつける前の素振りは100本くらいだったと思います。

それに比べたら今の会は素振りが多いので(日曜日は時間が長いので水曜日より多いのです)、入会当初はきつくて、最後のほうはまともに振れていませんでした。
でも、今日はいちおう最後までなんとかやることができていたので(そんなに余裕はなかったですが…(笑))、前よりは力がついたのでしょうね。
あるいは、やり方のコツが前よりはつかめたのかもしれません。下手なほうが、力が入り過ぎて疲れてしまいますから。



素振りが終わり、型稽古の前に休憩をしていたら、Kさんが話しかけてきました。(先日の、大会前の稽古で、会長さんに面をほめられていた方です)
Kさんは私とだいたい同年代のリバ剣の女性で、学生時代に剣道をされていたそうで、2段を持っています。
お子さんは剣道をやっていないそうで、おひとりで参加されています。

Kさんは関西弁で話す、気さくな面白い方です。
私から見るとかなり上手な方なのですが「やっぱ、ひさしぶりだから全然できてないわ〜、きっついわ〜」といつも明るくぼやいています(笑)。

Kさんは先日の大会の試合には参加されなかったのですが、私の試合を見に来て下さっていたそうです。その後も用事があったのですぐに帰ってしまったそうで、私はKさんが大会に来ていた事自体、今日まで知らなかったのですが…。
Kさんが会場に着いたらちょうど私の試合をやっていて、Kさんは2Fから見ていたそうです。(1Fが試合会場)


K「はなずきんさんの試合、凄かったですね!もう、感動しましたわー。」
は「そうですか〜!?私、何をやったのか、何をされたのか、全然覚えてないんですよ」
K「はなずきんさんが一本取った時、応援の方たちがすごく盛り上がってましたよ。
SN先生なんて「すごいなー!」って大声を出して拍手してて、2Fまで聞こえましたよ」
は「そうなんですか〜。大声援だとは思ってましたが、そんなにみなさん応援してくれてたんですね」
K「はなずきんさん、今回が初勝利だったんですって?もう、あれだけ盛り上がってたんですから、あの日のヒーローですよ!」
は「いや、そんな、一回戦勝っただけなのに(笑)」


いや、なんというか、恥ずかしいですけど…、私ごときにここまで言っていただけて嬉しかったです。
しかも当日別の用事があったのに、わざわざ私の試合を見に来てくれてたなんて!
本当にうちの会、いい方ばかりなんですよねえ…。しみじみそう思いました。


ここまで言われるんだから、謙遜しているだけで実は上手いんじゃ…って誤解されるといけないですが、本当になんというか、私はまだ全然できてないんですよ。ふだんがイマイチだから、試合で勝てたのがスゴイと思っていただけたのかと(笑)。
姿勢が悪いし、足もなかなか動かないし、竹刀の振りは遅いし、技なんて全然出せないし。他の方と比べると体力も足りない、体幹もできてないって感じです。
いつもただ、まっすぐ面を打ってるだけって感じなんですが…。
実力はともかく、気持ちだけは武士なので(笑)試合の時の気迫だけは、あるかもしれないですが。



稽古が始まった朝は涼しかったのに、昼頃は汗がだらだら出てきていましたが…けっこう長い子供稽古の時間が終わり、次は大人稽古です。
私が楽しみにしている、大人専属のN先生の「講義」を聞きつつ稽古します。
今日は左手のみの「片手素振り」をやって竹刀の振り方の「コツ」をつかむ練習でした。

竹刀を持つ時は、左手を下、右手を上にして握ります。右利きの人はつい右手に力が入ってしまうのですが、本当は左手をメインにして振らなければならないのです。

右手に力が入り過ぎてしまうと、竹刀を振りおろした時に竹刀が立ってしまい、面金(顔の前の金属の格子部分)に竹刀が当たってしまいます。
しかし、本当は相手の頭頂部に竹刀の先が当たらないと「面」として一本取ってもらえないので、手の使い方は重要なことなのです。

なので、今日は「左手の手首を効かせて竹刀を振り、右手は添えるだけ」という感じをつかむための「片手素振り」をやったのでした。



そして素振りの後、面をつけて、いつもなら面打ちなどの基本稽古をするのですが…
今度、段審査を受ける方がいるため、上級者は「審査稽古」形式での試合をして、初級者はそれを見学。
また、今日は大会後だったので、試合のやり方についての「復習」として、全員が試合稽古をして、それを先生が添削するような形の練習でした。

今度、段審査を受けるのは、現在五段の年配の男性のU先生です。
U先生相手に、三段以上の方が審査形式で試合をして、私たちは見学でしたが…
やっぱり、上級者の方々は上手くて、構えからして違います。

私は、上手い方を見ていると、本当に感心してしまうし、惚れ惚れしてしまいます。自分が稽古の相手をしている最中でも「うわっ、今のカッコイイっ」って思っちゃう事があるくらいです。大人だけでなく、子供相手でもそうなんですよ。
剣道の稽古をしていてワクワクドキドキするのだから、お得ですよね(笑)。



そして私も試合稽古をしました。
リバ剣の同年代の女性、KIさんが相手です。
学生時代に剣道をされていて、上のお子さんが稽古している時にも当会で一緒にやっていたそうですが、しばらくブランクがあり、ここ最近、下のお子さんを稽古に連れて来るようになって、ご自分も参加されるようになったのですが…
確か二段か三段をお持ちのはずで、やっぱり上手いですし、私にもよく「ここを直したほうがいい」って教えて下さいます。

KIさんは稽古で相手した時も上手いな〜と思っていましたが、試合をするのは初めてです。
試合になるとまた迫力が出て、ふだん以上に強そうな感じです!
私、こういう、試合の時に迫力のある方、大好きなんですよねえ。

今回は審査に近い形の試合稽古だったので、途中で技が入っても「一本」などは取らず、時間いっぱい(3分)続けて試合をして、終わってから先生が講評をしてくれます。

私はたぶん、一本も取れなかった気がします…
そして何本か、取られた気がします(笑)
うーん、イマイチ上手くできなかったな〜と思いつつ試合が終わりましたが…




しかし、試合後の先生の講評は、ほとんど私を誉めてくださる内容でした。
もちろん、私のレベルなりに良くできている、ということであって、他の方と比べたらまだ全然できてない部分のほうが多いと思いますが…。
でもそんな部分はあまり指摘せず、できている所をまず言ってくださるN先生は、本当に誉め上手だと思います。
今、書いていて思いましたが「できていないところから言う」誉め下手なうちの主人とは対照的ですね…(笑)。

「今の試合、とても良かったですね。
はなずきんさんも、KIさんも、とてもいいです。
お互い、打ち終わった後も”縁が切れる”ことがなく、緊張感のある試合で良かったと思います。」


剣道で”縁が切れる”というのは、お互いが離れていて打ち合える距離にいなかったり、近くにいてもきちんと構えていなくて、打とうという意思が感じられない状態のことを指します。
私もKIさんも試合に対してファイトのあるタイプなので、時間中、あまり休むことなく距離をつめて構えていたので、そこを評価していただけたのだと思います。

先生はさらにこう言いました。

「はなずきんさんは、”面”がいいですね。
まっすぐ打ちに行っていて、打った後も手がまっすぐ伸びているのがいいですよ。
そこはとてもいいところなので、これからもあなたの武器にしてください」

「ただ、左足の膝が曲がり過ぎていて、そのせいで一旦沈み込んでしまい、打つのが一瞬遅れてしまうので、それがもったいないです。左の足をもう少しまっすぐにして、重心を左足にかけて立つようにしてください」



N先生は、しっかり誉めた後に欠点を指摘してくれるので、おっしゃる事を素直に聞けます。
「私のレベルに合わせてほめてくれてるんだ」とわかっていても、やっぱり嬉しいです。
そういえば、前の警察の先生も「誉め下手」だったなあ…。(笑)

N先生は、初心者には優しく、上級者にはやや厳しいです。
上級者は「すでに上手くできている」わけですから、だからこそ「もっと良くなってほしいところ」を言うのでしょう。初心者は「まだまだこれから」だからこそ、良いところを見つけて、伸ばしてあげよう、としてくれているのだと思います。



その後、私はSZ先生につかまえられて?その部分についてさらにレクチャーをしていただきました。

「左足は、ふだんは”紙1枚分”かかとを浮かすように立つのが基本ですが、打ちこむ前はかかとをぐっと上げて、左足のつま先(指ではなくその下の部分)に重心をかけるんです。
そこでぐっと左足で地面を蹴って、右足を前に出すと同時に竹刀を前に出して、面を打つんです。

これができるようになれば、相面(あいめん、お互いが同時に面を打つこと)でも相手より早く打てるようになるので、もっと強くなれますよ。」

S先生に言われた通りその場で練習してみて、わかったようなわからないような…すぐには言われた通りにはできないなって感じでしたが、これからはその部分を意識して稽古しようと思いました。

今の剣友会は、先生もたくさんいらっしゃいますし、先生以外でもいろんな方が注意してくださるので(大人では、私が一番下手なのです(笑))、私のような初心者にはとても助かります。
人によって「流派」みたいなものがあって、先生によって微妙に言うことが違ったりして困ることもありますが、それはそれとして…多くの方に見ていただけるのは有難いことだと思いました。



今日、子供稽古の時間に面打ちの練習をした時に、大会前よりは打ち方が良くなった気がしました。それは、私が上手くなったというより、前より自信を持ってできるようになったからなのかもしれません。

「なんだかなあ、私、全然上手くならなくて、情けないなあ」って思いながら稽古していた、大会前。

「それでも私、試合に勝てたんだから、いい所もちょっとはあるんだよね!」って思えるようになったから、少しは「いい打ち」ができるようになったのかな…って思いました(笑)。



今日の稽古は、とても充実していました。
次の稽古も、楽しみです。



タグ:剣道
posted by はなずきん at 21:38 | Comment(9) | 親子で剣道2剣友会編(1級まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする