2015年09月16日

母と子の剣道日誌(42)はなずきんの一番長い日〜市民剣道大会にて(その3)緊張の、大会当日の朝

この話は↓ここから続いています…。

母と子の剣道日誌(41)はなずきんの一番長い日〜市民剣道大会にて(その1)全然上手くなってない?私の剣道。

母と子の剣道日誌(42)はなずきんの一番長い日〜市民剣道大会にて(その2)大会参加の女性剣士は2人だけ!?


さて、いよいよ大会当日。
朝起きて、家で準備をしていた私ですが…
途中から、妙に緊張をしている事に気づきました。

それも、試合に出る緊張、というよりは…
「次男が起きなかったり、私の準備が間に合わなくて時間通りに行けなかったらどうしよう」
「面付けが遅くて、試合に間に合わなかったらどうしよう」
「試合直前にトイレに行きたくなったらどうしよう」
とか…、むしろ、「準備がきちんとできない事」についての不安が強かったのです。


実は、試合についてはそんなに心配していなかったというか、何も考えていなかったのですが(笑)
N先生が
「試合には、自分の実力以上のものは絶対に出せないんです。
じたばたしたって、ふだん稽古している以上のことはできません。
だから、自分の実力をいかに最大限に発揮できるか、つまりいかに緊張しないでできるか、が重要です」

とよく言っていて、それは私も納得していて…
どうせ勝てることはほぼないんだし、相手に稽古をつけてもらうつもりで試合をしよう、と今回は腹をくくっていましたので、それで緊張していたわけではないのです。


しかし、剣道の防具付けは、私はいまだにあまり手慣れているとは言えません。特に面付けはまだやや苦手です。
素早く着けようとすると、どこか上手くいってなくて、稽古の途中で面手拭(頭にかぶっている手拭)が面の中でずれちゃったり、かといってゆっくり丁寧にやっても100%成功するわけではなく、なんかゆるいなーと思ってまたやり直したり。

大会の時は、その前にやっている試合の進行状況により、自分の試合の時間が前後する事が多いのですが…
あまり早く面を付けておいても疲れちゃうし、かといって試合開始に間に合わなかったらみなさんに迷惑がかかるので、どのタイミングで面を付けておくかは、けっこう気を遣います。
まして、私は子供たちにも「いつ面付けの準備をするか」「どこの試合場に行って試合をするのか」などの指示を出さなければいけない立場なので、そのふたつを同時にこなす事にも不安がありました。


剣道は他のスポーツではあまり感じないであろう「防具の準備がきちんとできないんじゃないか」「試合開始に間に合わないんじゃないか」という不安感が、初心者のうちはつきものなのです…。
個人戦が次から次へと進んでいくのですが、試合時間は短かったり長かったりするし、自分が次にいつどこにいたらいいのか?というのがわかりづらいのです。
プログラムを見れば試合進行と場所については書いてありますが、面付けをして竹刀を持った状態でプログラムを持っているわけにもいきません。特に低学年の子供は、誰か指示を出してあげる人がいないとまず迷います。だから、選手以外に、試合進行についてフォローしてくれる人をつける事が多いです。
実際、試合になって呼び出された時に選手が見つからない、という事も、わりとあります。

それに加えて、子供の試合の後に大人の試合があるのですが、子供の試合の進行具合によって、大人の部が昼食より前になったり、後になったりすることがあります。

大人はいろいろ子供のフォローをしなければならなかったり、トイレに行きづらかったりということがあるので、試合に参加する大人も最初は稽古着を着ていないことが多いのですが、

どのタイミングで稽古着に着替えるか、防具をつけるか、
食べると動きが鈍くなるので、試合前にお昼ご飯を食べるかどうか
水分を摂り過ぎるとトイレに行きたくなるし(袴なので!)
かといって、水分を摂らないと熱中症になるかもしれないので、面を付ける前に水分補給しておいたほうがいいし(面をかぶったら飲めないですからね!)

など、剣道の試合の前はいろいろと考えておくべき事が多いのです。
他のスポーツだと、ここまで直前の「準備」(試合内容そのもの以外の)に気を遣う事は少ないのでは…と思いますが…



今回の朝の準備中の緊張は、主にその心配から来るものでした。
それに加えて、案の定、次男がなかなか起きません!
大会がある市の武道館は、駐車場はあるのですが、大会当日は車を停めることはかなり難しいです。
止められたとしても、奥のほうになっちゃって、帰りに前のほうの車が出ないと出られなかったり…
なので、今回はバスで行くことにしたのですが、バスの時間が近くなっても次男はなかなか起きません。

ただでさえ自分が緊張してイライラしているのに、次男もこの有様で…、
やっと起きても「首が痛い」とか「なんか調子悪い」とかうだうだ言っています。
それでもなんとか、準備をさせて、ギリギリ、バスの時間には間に合いましたが。

市の武道館の前に到着したら、何人か同じ剣友会の人たちが集まっていました。
まだ竹刀のチェック(ささくれや、弦(ツル…竹刀についているヒモ)の張り具合などを確認します)をしていない子がいたのですが、それを大学生のお兄さんが直してくれています。
大会前にチェックがあり、きちんとメンテナンスされていない竹刀は試合にその竹刀は使えません。
そのお兄さんと竹刀を直しながら雑談したりとか、他の方と話している間に、私の緊張はちょっとほぐれてきました。


そもそも、大会のプログラムが、当日にならないと配られないのが心配の一因なのですが…
もし第一試合だったりしたら、かなり準備を早回しにしないといけないですからね。
でも、いつもプログラムは直前に来るので、同じ剣友会の子の試合と場所をチェックして、誰がいつどこにフォローに回るか相談をします。
プログラムの進行表を眺めて、いつ頃自分が着替えをしたり面付けをするか考えて…
それが決まった頃、ようやく私の気持ちも落ち着いてきました。


開会式が終わり、試合が始まります。まずは子供たちのフォローです。
低学年の子から試合が始まるので、そちらを見に行ったり。
だいたい、子供のお母さんがついている事が多いのですが、低学年の子のお母さんは、大会に参加している経験自体が少ないので時々フォローしなければなりません。剣道の試合の進行表はけっこう複雑で、慣れないうちはどこを見ていいやらわからないものなのです。

初心者の子供のお母さんたちは、やっぱり「子供の試合見てるだけでも緊張するのに、フォローもあって大変」と言っていました。
私は、子供の試合を見る時は、自分の子供かどうかはあまり関係なく「普通に剣道の試合を見る」モードになっているので、きちんと準備させなきゃ、という以外の緊張はほとんどないのですが、剣道に不慣れな?お母さんたちは、子供が試合に出てる!というだけでドキドキ心配になってしまうそうです。

当会は子供がたくさんいるので、あっちでもこっちでも試合をしています。
そして、1,2年の部の決勝戦に、今回が出場2回目の当会の子、KE君が出ると放送しています!
えーっ、それはすごい、見に行って応援しなきゃ!と行きました。

KE君の決勝の対戦相手は、私が警察で一緒に稽古していた、めちゃくちゃ強い2年生RY君です。2年としても小柄ですが、小手が得意技で、ばっちり狙ってスパーンと入れてきます。
ものすごい身長差がある中学生相手でも、わりと互角に試合稽古しているくらいの子なので、これから先どうなるのやら、末恐ろしいです(笑)。
RY君の小手は以前よりさらにシャープさを増していて、剣道を始めて2年めくらいのうちの剣友会の子は、さすがにこの子には勝てませんでした…。

でも、KE君も出場2回くらいで準決勝まで来たのはスゴイです!
ふだんからガンガン打ちこんで来る子なので、やっぱり剣道は闘志がある子は強くなるな〜と思いました…。


会場のあちこちで、前の警察の知り合い(大人も子供も)にも会います。
ひさしぶりなので、挨拶をしてちょっと話したり…

そんなことをしている間に、そろそろ6年生の試合が始まる事に気づきました。
大急ぎで戻ったら、もうすぐ同じ試合場でやっていた4年生の試合が終わるところです。
まだちょっとのんびりしていた次男に、慌てて面付けをさせました!

次男の試合は、まあまあいい線行ってたのですが、もう一歩のところで勝てず…
残念ながら、1回戦敗退です。
朝から調子が悪いと言っていた次男は、「試合が終わったら帰る」と言っていたので、バスでひとりで家に帰しました。まあ、もともと試合嫌いな次男が、試合に出てきただけでもよしとしましょう。
原則は、閉会式まで出ることになっているのですが、大人の試合が終わるまでけっこう時間がかかるので…。

大人の女性の試合は、小学生→中学生の試合の後なので、次男を帰してから自分の着替えをしました。
が、昼の12時になった頃、中学生の試合が終わったらお昼ご飯にする旨の放送が入りました。
となると、女性の試合は午後です。

12時半頃に昼食休憩に入り、お昼を食べることになりましたが…
頼んでおいたお弁当がけっこうがっつり量があって、これを全部食べたら試合で動けなくなりそうです。
かといって、全く食べなくてもお腹がすきすぎて集中できなさそうなので、半分くらい食べて終わりにしました。

昼食休憩後、1時半から試合開始という事だったのですが、女性の試合は午後イチですぐ始まります。
私は女性の試合の第4試合なので、1時半には面付けを終わらせておかないといけません。面付けの遅い私は1時15分くらいから面付けを始めて、25分くらいには試合場の前に来ていました。

が、他に試合場に来ている人はまだいなくて、ちょっと早かったかな〜、と思ったら、第1試合と第3試合は、選手がひとり来ていない「不戦勝」試合で…実質、2番目に出る事になってしまったので、早めに準備しておいてよかったです。

第1試合は不戦勝試合です。
ひとりの選手だけ出てきて、試合場に入り、蹲踞(そんきょ、座って竹刀を前に構える)をしてから立って構えて、「不戦勝」と審判に宣言されたら、また蹲踞して竹刀を納めて終わります。

第2試合は、同じ剣友会のIZさんの相手はやはり「遅剣」の方だったそうで、少し余裕のあったIZさんは、見事に2本決めて一勝してきて、後ろにいる私に「がんばってね!」と声をかけていきました。
第3試合はまた不戦勝試合でした。
そしていよいよ、私の出番がやってきました。


続きはこちら。
母と子の剣道日誌(44)はなずきんの一番長い日〜市民剣道大会にて(その4)試合は稽古のように
タグ:剣道
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2015年09月15日

母と子の剣道日誌(41)はなずきんの一番長い日〜市民剣道大会にて(その2)大会参加の女性剣士は2人だけ!?

母と子の剣道日誌(41)はなずきんの一番長い日〜市民剣道大会にて(その1)全然上手くなってない?私の剣道。
から続いています。


秋の市民大会は、申し込みは迷わずしました。
というか、剣友会に所属していつも稽古しているからには出るものなのだ、と思っていたのですが…


いざ大会直前になって他の女性陣に聞いてみたら、参加するのは私と、もうひとりの遅剣の3段の女性ママさん剣士Iさんの二人だけだったのです!
(遅剣とは、大人になってから剣道を始めた方のこと。Iさんは初心者からスタートしましたが、今は指導者になっています)
春の大会の時は女性は6人参加者がいたし、それから後に入ってきた段持ちの方も何人かいるのに…。

後から入ってきた他の女性剣士さんは、リバ剣の方がほとんどです。
リバ剣とは、子供とか学生の頃に剣道をやっていて、大人になって再開した人のことです。
やはり昔やっていた方は、すでに段を取っていたり、ひさしぶりと言いながら全然動きが違うし、3年間いちおう休まず稽古を続けてきた私なんかより全然上手いのですが…。

大会は、用事があって出られない方も数名いましたが、あとの方は「いや、今さらこの年でリバ剣で大会参加なんて、気がひけて」という感じで…確かに、大会に出てくるのは学生時代から続けていた、という方が多く、そういう方に当たると私なんかは「瞬殺」されちゃう事もありますが…。

当会で唯一、私とだいたい同レベルの初心者のSWさんは、子供の頃にちょっとやっていたそうで、私より若いし体力もありそうだし、私よりは動きがいい感じです。
しかも前回の大会では、初試合なのにばしっと胴を2本決めて一勝しているのに、今回は試合には出ないと言います。
SWさんは、子供がお母さんと一緒にやりたいと言っていたので始めた、という事もあり、私ほど剣道に対して熱心な感じではありませんでした。

「試合ってかなり緊張もするし疲れるし、前回は超初心者に当たったから勝てましたけど、強い方相手だったらまず勝てないし…今回は子供の試合のお手伝いでいいかと思って」と、SWさんは参加しない事にしたのだそうで。
SWさんやリバ剣の方が出ないと聞いて、それより下手な私が大会に出るのはどうなのよ!?とちょっとがっくりとしてしまいました。


でも…私が警察で教わっていた頃は、子供が試合稽古をやっていても、私だけはほとんどさせてもらえませんでした。
最初はまあ、私はおまけだし、仕方ないか…と思っていましたが、市民大会に出る事が決まってから、試合稽古をできるだけやらせてください、と言ったのに、子供はやっているのに私がやらせてもらえなかった時がありました。
この時はまだ全然初心者でしたから、試合稽古をしなければ、試合のやり方なんて身に付きません。
大会まで間がないのに、なんでやらせてくれないの!?と思って
「なんで試合稽古をさせてもらえないんですか?」と先生に聞きに言ったら

「今日はちょうどいい相手がいなかったんです。はなずきんさんは突っ込んでくるので、小学生相手だと小学生のほうが危ないし、中学生相手じゃはなずきんさんがケガしますよ」と言われました。
「本当は大人は出られないのを、私の裁量で出させてあげてるんです。それにまだあなたは試合に出られるレベルじゃないんですよ」とまで言われて。
(※警察は本来、大人は教えないのです)

そりゃ確かに下手だったけれども、子供よりもずっと一生懸命やっていたのに、そんな言い方をされるなんて…正直、その時はかなり悔しい思いをしました。
そもそも、はなずきんさんにも教えてあげてもいいですよとか、試合に出てみますか?と言ったのは先生のほうなのに。私は真に受けてしまいましたが、後から思うと、私の運動神経や体力なんか考えず(先生はそんなに私が運動が得意でないのは知っていたはずなんですが…)その場のノリで適当に言ったんでしょうね…。


その頃のことを考えると、今は堂々と剣友会の名をしょって参加させてもらえるのだから、ある意味ラッキーなのではないかと。
Iさんも「女性は私達ふたりだけだけど、一緒にがんばろうね!」と言ってくれて。
まあ、私は負けて当たり前だから、誰も負けても怒らないし…、と気を取り直して、前向きに大会に出ることにしました。


ちなみに当会の男性陣はかなりたくさんいて、ほとんどの方が大会に参加する感じでした。
男性陣は、パパさん剣士だけで5人、学生から続けている若い衆?が2人、先生が3人と、参加する方だけで10名もいて、当市の団体の中では2番目の参加勢力?を誇っていました(笑)。




ところで、当会の会長さん(男性)のことですが…
この会長さんもかなりご年配で、もう剣道歴数十年の方です。
私が警察で「全然できてない」と言われ続けて自信をなくしていた、当会への入会当初に、この会長さんは「きちんとできてますよ、大丈夫です。自分で初心者って言ってましたけど、はなずきんさんはもう初心者ではありませんよ」と言って下さった方です。
それまで、一生懸命努力していても誰にもほめられたことのなかった私は、それを聞いて、どんなに嬉しく、ありがたいと思ったことでしょう。

会長さんは、指導者レベルの方なのですが、年齢的な事もあって普通の子供や大人稽古にはあまり参加されず、大人の自由稽古だけをされている事がほとんどです。だから私と一緒に稽古する事はほとんどなかったのですが、その後も何度か私が稽古しているのを見ては「前より良くなってますよ」と声をかけてくれたりしていました。
そう言われても、全然上達している気がしてない私は「上手くならない私を元気づけるための、お世辞じゃないのかなあ」と思っていました…。



大会の前日のことです。
大人の稽古が終わり、黙想の後、会長さんが大人のみなさんに話をしたのですが…

「はなずきんさんと、Kさん(私と同年代のリバ剣女性)の”面”は、とてもいいですよ。
伸びやかに打っていて、基本に忠実なのがいいです。
他の男性陣は、もちろん技術的にはとても上手くなっているのですが、それだけに「相手にちょっと当てに行く」みたいな感じになってしまっていますね。みんな、もっと基本に立ち返ってしっかりと面を打つようにしましょう」


えーっ!?
私が他の人よりほめられる事があるなんて、思ってもみませんでした…!
Kさんはリバ剣の方で上手いので、ほめられても当然と思いましたが…

いつも声だけは他の女性陣より出しているのですが、
私がほめられるとしたら、その部分くらいでしょうか…?

私、本当に「小さい面」が下手で、どの先生にも注意されます。
試合の時は、振りかぶっていると遅くなるので、上手い方は小さく面を打ってきます。
私は稽古の時も小さい面はあまり上手くできてないし、試合の時になるとさらに緊張していて、小さい面を打つことを忘れて「けっこう振りかぶって打って」しまっているのです。
だからほとんどの場合、私の方が打つのが遅いわけで…打たれてしまう事が多いのですが…。
気を付けて「小さく」打っても、面をかすっているだけで打っていない感じになってしまいます。

しかも、まだ大きい面すら全然正確に打ててなくて、元立ちが打たれてくれる「大きい面を打つ」稽古の時ですら、よく外してしまいます。

この時、会長さんに誉めてはいただきましたが…
他は、明らかに私より上手い方たちばかりなのに…私のほうがいいところがあるなんて思えないので、ほめてもらってもかえって恥ずかしいというか…。
そして「そうなのかな〜、基本に忠実でも、こんなのでは試合には勝てないままなんじゃないかな…」とも思っていました…。


母と子の剣道日誌(43)はなずきんの一番長い日〜市民剣道大会にて(その3)緊張の、大会当日の朝
に、続きます。
posted by はなずきん at 08:56 | Comment(4) | 親子で剣道2剣友会編(1級まで) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月14日

母と子の剣道日誌(40)はなずきんの一番長い日〜市民剣道大会にて(その1)全然上手くなってない?私の剣道。

旅行記の途中ですが…
どうしても今書きたいことがあるので割り込んで書いちゃいます。


最近、このブログでは、剣道の話題はちょっとご無沙汰していました。
というのも、書くことがなかったから…というよりは、思っていることを書いてもしょうがないかな、と感じていたからです。
私は、ブログではあまり「現在進行形」の悩みは書きません。自分の中でうだうだしている事を書いても、読んでいる方はそんなに楽しくないだろうな、と思うからです。
私が悩みを書くのは、その内容にある程度の方向性が見えてきた頃でしょうか。

つまり、私の剣道はしばらくそういう「うだうだ」状況にあったので、ブログには書かなかった、というわけですが…。



今年の4月に警察から剣友会に移り、今まで「子供のおまけ」だったのが、自分自身が教えてもらえるようになり。
最初は、それが楽しくて仕方なかったのですが…。

それから5か月間稽古を続けてきましたが、なんだか全然上手くなってる気がしないのです。
稽古では注意されっぱなしで(当たり前ですが)同じ事を何度も言われてもなかなか直ってないような。
注意していただける事はむしろありがたいのですが、言われた事を気を付けていてもなかなか直らなかったり、しばらくするとすっかり忘れて同じ事をやってしまっていたり。

もっと稽古をして上手くなりたい気持ちはあるのですが、あまり無理すると、体のほうがついていきません。
以前より素振りの回数も多いので、慢性的に肩がなんとなく痛いし(整体の先生によると、そんなに心配しなくていいレベルだということですが)、稽古の後は昼寝をしないと疲れが取れなくて、家でトレーニングをするどころではなく、週2回の稽古をこなすだけで精一杯という感じでした。



今の会では、子供の稽古が終わった後に「大人稽古」の時間があります。
子供稽古の時間は、基本的には大人は「元打ち」(技を打たれる側)をやっています。
私は子供と同列で教わっていますが、いちおう大人なので、打たれる側になっている事が多いのです。
本当は私は、子供と一緒にやらせてもらったほうがいいくらい、できてないんですけれども。

そして、子供稽古に参加した後に大人稽古に続けて出ることになります。
といっても、子供稽古に参加するのは、たいてい「子供が一緒にやっている」方なので、大人稽古だけ出る方もいらっしゃいます。

日曜日は大人専属のN先生がいらして、しっかり「指導」をしていただけるのですが、水曜日のほうは自由稽古で、参加されている方は段持ちの方ばかり…。
他の剣友会からも出稽古に来ている大人の方がいるのですが、当然そういう方はもうかなり手練れな感じで、とても私が手合わせをお願いするようなレベルではありません。
こんな初心者の私が混じっても、教わるいっぽうで相手に申し訳ない、という引け目があって、水曜日の大人稽古はほとんど参加したことがありませんでした。



ところで、当会の大人専属のN先生のことですが…
70代の老剣士なのですが、7段(取るのはかなり難しいです!)で、近くの某大学のけっこう強い剣道部の監督、そしてその大学の体育教師をされていた方です。
その方の教え子(大学の剣道部所属)も当会にふたりいて、この二人を指導する時だけは、先生も容赦がなくて「おまえら、バカじゃないの!?」とか言ってるのですが(笑)
私達、初心者の大人には、怒ったりすることなくとても丁寧に教えてくださいます。
品があると言いますか、武士の風格があると言いますか…言葉は穏やかですが、芯がしっかり通っている感じがするのです。

N先生は若い頃は、高いレベルの選手たちの中で激烈な稽古をしてきたに違いありません。そして大学剣道部の監督時代は、若い盛りの学生相手に相当ビシビシやっていたようです。なのに私達のような、体力もそれなりしかない初心者の生徒に対しても、下に見るような感じはまったくありません。
とても高いスキルを持っているのに、ちっとも奢り高ぶることがなく、大人初心者にもわかりやすく、かつ習得しやすく教えてくださっていて、どこかユーモアがあって、そして誉め上手です。
私はいつも、この先生の稽古はいいなあ、と思っていました。

「大人なんだから、子供みたいに適当に打ちにいったら試合が終わるまで体力が持ちませんよ。
打てる機会を確実に狙って、絶対に一本取れる!という時だけ、打ちに行ってくださいね」



子供の場合は「自分から打ちに行く」という気持ちを持ち、実際に打って行く、という事を繰り返して体で覚えるのがまず大事なので、「とにかく打ちにいきなさい」という感じの指導をする事も多いのですが…。
警察では子供と一緒に教わっていた私はそれが普通だと思っていて、相手に隙があるかどうかもわからないのに、自分から無駄に打ちに行って防がれたり、逆に打たれてしまっていました。


かといって、先生が言う「打つ機会」も私にはまだよくわからないのです。いつも相手のほうが私より上手ですから、なかなか隙を見つけることもできず、いつ打ちこんでいいのかよくわかりません。
なのにそれを待っていて、私が一本取れるのだろうか?と。
先日、先生に「私が待っていると、相手もなかなか打ってこないんですが、それでも待つんでしょうか?」と聞いてみたら

「そうですよ。私なんか、試合時間が終わるまでずっと待ってたことがありますよ(笑)。
打つ機会は、相手が技を起こす直前、相手が止まっているところ、相手が技を出し終わった直後、この3つしかありませんよ。その機会が来るまで、何分でも粘りづよく待ちなさい。
そしてここだ!という時にしっかりと打ち切ってください。
焦って適当に打ちに行ってはダメですよ。」


先生の言う戦法は、今までの私の戦い方とは全く違います。最初は、そうなのかな…?とイマイチ納得できていませんでしたが、この先生の言うことなのだから、絶対に一理はあるはずです。
ダメでもともと、今回はそうやって戦ってみようと思いました。



私は、春の大会では団体戦に出ましたが、チーム3人のうち1人の方が勝っただけで、私ともうひとりの方は負けて、一回戦敗退でした。
その後、市内の剣友会がいくつか集まってやる小さな「大会」に出た時は、大人の女性は私しか参加者がいななかったので、中学生に交じって試合をさせてもらいましたが、小学生の頃から剣道をやっている現役中学生に勝てるわけもなく、ボロ負けでした。
剣友会内で試合稽古をしても、私と同じような初心者レベルの女性はあとひとりしかいないので、勝つことも、一本すら取ったことがない、という状態でした。

警察にいた頃は「子供のおまけで、自分はきちんと教わってないんだから上手くなれるわけがない」という言い訳が、自分の中にありました。でも、今はしっかり自分が教わっているのに…ほとんど上達してないんじゃないの、と最近はずっと感じていました。
稽古の最後のほうは足もなかなか動かず、こんなので今後やる意味があるんだろうかとちょっとめげていました。


しかし、ここまでやって段も取らずに終わったのではもったいないし、健康とダイエットのためにも稽古は続けたい。そう思って、週2回の稽古には、用事がない限り必ず出ていました。
でも、稽古の前になると、イマイチ体調が良くないと感じる時がしばらく続いていました。出てしまえばこなせるのですが、行く前はなんか「調子悪いな〜」って感じで、昼寝しておかないとイマイチ元気が出ないというか。

最初は夏バテのせいかと思っていました。実際、今年の暑いさかりはずっと調子が悪かったですし。
でも、涼しくなってきて体調は回復してきたのに、何回か「稽古の前だけ不調」があって。
「ああ、私、稽古に出るのが少し嫌だと思っているんだ…」と自覚しました。
それでも、継続することが大事なんだ、と自分を奮い立たせて、なんとか稽古に行っていました…。


続きはこちらです。
母と子の剣道日誌(42)はなずきんの一番長い日〜市民剣道大会にて(その2)大会参加の女性剣士は2人だけ!?
タグ:剣道
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2015年09月12日

勝沼「ぶどうの丘」へ、夫婦ふたり旅(その2)日本三大奇橋のひとつ!猿橋へ

上野原を出て、次の目的地は「猿橋」です。
ダンナが「前から一度見てみたいと思っていた」というので寄ってみました。

猿橋とはなんぞやと言いますと…
上のリンクにこう説明があります。

「岩国の錦帯橋」「木曽の棧(かけはし)」と並ぶ日本三奇橋のひとつで、広重の「甲陽猿橋之図」や十返舎一九の「諸国道中金之草鞋」などにその珍しい構造が描かれています。
長さ30.9m、幅3.3m、高さ31mのその姿は、橋脚を全く使わない特殊なもので、鋭くそびえたつ両岸から張り出した四層のはねぎによって支えられています。


かなりユニークな構造の橋なんだそうです。

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両側が断崖絶壁なので、両側の岸からパーツを継ぎ足し継ぎ足しという感じで橋を作っていったわけです。
猿が手をつないで橋のようになって川を渡っているのを見てヒントにしたのだとかで、それで「猿橋」なわけですね。

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↓下を眺めると川面がすごく遠い(高い)です。
確かに、これじゃ、下から橋脚を立てて作るわけにはいかないですね。

011.JPG


行くまでは私は全然知りませんでしたが、確かに珍しい橋です。一見の価値はあるかも。

しかし、猿橋以外、近くには特にこれといって見るものはありません…
いくつかちょこっと土産物屋がある程度。
橋のすぐ近くに「国定忠治が寄った」という蕎麦屋「大黒屋」さんがありますが、うちは時間の都合もあり入りませんでした。
ここは猿橋を見るために行く、というよりは、近くに行ったのでついでに見に行く、という程度のボリュームでしたが、なかなか面白かったです。

さて、猿橋を後にして、引き続き甲州街道をゆるゆるとドライブします…。
posted by はなずきん at 17:41 | Comment(0) | 近況 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月09日

勝沼「ぶどうの丘」へ、夫婦ふたり旅(その1)ひさしぶり!の夫婦旅行

今年、アメリカ人の男性と結婚してアメリカにいたダンナの妹が、日本にやってきました。
やってきた…というのは、旅行で来たのではなく、引っ越してきたのです。

義妹のダンナさんが横田基地内で仕事をすることになり、
それで横田の近くに引っ越してきたのですが…

結婚してからずっと日本に戻ってきていなかったため、義妹はうちの子をほとんど見たことがありませんでした。長男が2才の頃にアメリカに行ったきりでしたから…。


「ずっと叔母さんらしい事もしてあげられなかったから、
みんなの面倒を見たい。
夏休み、子供を3人とも預かるから、はなずきんさんはのんびりしてきてくださいよ!」

と義妹に言われたので、お言葉に甘えて、子供を預けてダンナと旅行に行くことにしました。
ちなみに、義妹は5才になる男の子がひとりいます。ハーフなので可愛い!のですが、やんちゃで全然じっとしてない子です(笑)


ダンナと二人で旅行に行くなんて、何年ぶりでしょうか。
長男を妊娠する前に行った、西表島が最後かも…。ってことは14年前?

私、旅行はダンナと行くのが一番好きです。
お互い興味のあるものが似ているからでしょうか。
子供が生まれる前はよくふたりで旅行していました。

でも、子連れの旅行だと、準備することも多く、時間的にも制約がある事が多く…
なかなかのんびりできないですよね。



ひさしぶりの二人の旅行、どこに行くか悩みましたが、ダンナの休みとの関係で一泊しかできないので、近場にすることにしました。そして、ダンナが職場の人からいいと聞いてきた、勝沼にある「ぶどうの丘」という施設に行くことにしました。


ぶどうの丘は、山梨県の勝沼にあり、勝沼市が運営している、ワインを楽しむための施設です。高台にあり、そこから勝沼市が一望できます。
中にはバーベキューガーデン、レストラン、宿泊施設、温泉施設などがあり、建物の地下にワインセラーがあり、1100円を払って入場すれば、山梨県産のワインが試飲しほうだいになります。


うちのダンナはお酒が大好きで、休みとなればほぼ毎日飲んでいるので、軽いアル中じゃないかと思いますが(笑)中でも、ワインはけっこう好きです。
バブル華やかなりし頃、義母もワインに凝っていて、私も一緒にけっこう高いものも飲ませてもらった事があります。
今、うちで買うのは安いお酒ばっかりですけどね!(笑)

かくいう私は、出されたお酒はなんでも飲めますが(笑)そんなに詳しいわけでもなく…
味はまあまあわかっていると思いますが、そんなに贅沢は申しません。ワインを飲む時も、セレクトはダンナにおまかせです。


とはいえ、ワインといえばほぼ外国産を買うことが多く、あまり国産ワインを飲む機会はありませんでした。
しかし最近は国産ワインもけっこうイイ線行ってる、という話を聞くので、どんな感じなんだろう?と期待して訪れることにしたというわけです。

 

勝沼は我が家からは、高速を使えば車で2時間くらいの場所ですが、ぶどうの丘以外には特に目的がなかった今回は、ゆるゆると甲州街道をドライブしながら向かうことにしました。

家を出たのがけっこう遅かったため、東京を脱出する前にお昼どきだったのですが…
八王子から高尾を過ぎたら、その先道沿いに何も飲食店がありません!(笑)
いや、飲食店というか、店そのものがほとんどなかったのですが…

やっと街らしいところに出たら、そこは上野原でした。
ふと見ると、信玄餅で有名な「桔梗屋」のレストランがあります。
このあたり、他には気の利いたお店は全然なさそうです…

以前、ぐりんぱのキャンプの帰りに別の桔梗屋に寄ったことがありますが、その時はお土産を買っただけで、レストランには入らなかったので、今回入ってみることにしました。

ここは普通のほうとうもありましたが、ダンナが「冷やしほうとう」というのを見つけて、これを食べたい!と注文しました。
私は「桔梗信玄ソフト」が食べたかったので、メインを軽めにしようと思い、かきあげソバにしました。

注文してから気づいたのですが、ここは料理を頼むとすべて、サラダバーとけんちん汁が食べ放題になります。
サラダバーのほうはそんなに種類豊富、というわけではないのですが、揚げナスの煮びたしなんかも入っていて、それなりに楽しめる内容でした。
そして、けんちん汁は野菜中心ですが、具がすごいたくさん入っています。
こんなのをおかわりし放題でいいの!?と思うくらい、気前いいです(笑)。

正直、料理は頼まなくてもいいのでは(いや、頼まないとおまけも食べられませんが)というくらい、がっつり食べられるサイドメニューでして…。おまけとはいえ、味もなかなかでしたよ。
しかもこの野菜の高いご時世にいっぱい野菜を使ってて、豪気だな〜と思いました。

メインの料理のほうは、実はそんなに印象に残っていないのですが(笑)良くもなく、悪くもなくといった感じだったでしょうか。
でも、この内容でこのお値段ならまた来たいと思いました。実際、平日だというのに、お客さんはけっこう一杯入っていました。

そして信玄餅が大好きな私が期待して頼んだ「信玄餅ソフト」がこれです。

桔梗信玄餅

結構大きいので、ダンナとふたりで分けて食べました。
…でも、期待してたほどの内容ではありませんでした(笑)

ソフトクリームと信玄餅を一緒に食べている…というだけで…
それが特にマッチして美味しい!という感じはありませんでしたねえ。
おもちではなく、ソフトクリームに黒蜜がかかっていたので、微妙に信玄餅っぽくなかったですし。
人気商品らしいですが、お値段もそれなりにしたし、私としてはリピはないかなあ。


さて、次は「猿橋」へと向かいます…。
posted by はなずきん at 01:27 | Comment(0) | 近況 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする