2015年06月22日

剣道お役立ち知識:これでもう、ずれない!面タオルの巻き方(巻き方編)

剣道お役立ち知識:これでもう、ずれない!面タオルの巻き方(準備編)」から続いています。


【巻き方】

1)まず、髪が耳にかかっている場合は、耳の後ろに髪をかけておきます。



2)面タオルを広げて、左の端は左手、右の端は右手の、親指と人差し指ではさんで持ちます。

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滑るかどうかとは関係ないですが、面タオルに字などが書いてある場合(柄に上下がある場合)には面タオルを持つ向きを注意しなければなりません。

手拭いの裏側を自分に向けて上下逆にして、両方の上の端を持ちピンと広げます。
自分から見ると字は裏返しで、逆さまになっています。
こうしておくと、かぶった時に後ろから見て、きちんと字が読めるようになっています。

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これからかぶり終わるまで、手拭いの端は常に引っ張られている状態を保ってください。
手をゆるめてしまうと、途中でずれてしまってうまく巻けません。
途中で持ち替える時などにゆるまないように注意しましょう。



3)手拭の端を持ったまま、手拭の中心の上部分をひたいに当てます。
それを後頭部に向かってすべらせるようにして頭にかぶせます。この時、前髪も面タオルと一緒に引き上げておきます。

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後ろの面タオルの端は、後頭部の出っ張りをすっぽりと覆えるくらいまで下げます。
ここのかぶり方が浅いと、ずれやすくなります。

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4)左右とも、手拭いの端をつまんだまま、額の前方あたりに、面タオルの端を持っている指が来るように手拭を引っ張ります。
この時、手拭いの端は耳のすぐ上を通るようにします。

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5)左手の人差し指と中指の間に右の面タオルの端をはさみます。
これで右手がフリーになりました。

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6)空いた右手で、顔の横にたれている、手拭が折れている部分を下にひっぱり、たるみをなくします。
左右とも同じようにします。

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7)もともと左手で持っていたほうの面タオルを、右手の親指と人差し指ではさんで持ち替えます。(最初に持っていたのとは違う端を持つことになります。)

右手で持ち替えができたら、左の人差し指と中指の間にはさんでいた面タオルを、左手の親指と人差し指の間に持ち替えます。

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8)そのまま、手拭を持った右手を、右の耳の上のあたりまで引っ張ってきます。

この時、面タオルを額に沿わせて密着させて巻いていくのですが、手拭いの端が来るのを「髪の生え際と眉の中間くらい」(つまり額の真ん中)にしてください。←ここ重要です!
この位置が下すぎると目にかかりそうな感じがしてうっとおしいですし、生え際に近すぎると髪のせいで滑る原因になります。

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手拭いの位置が適切な位置にできたら、右の耳まで持ってきた端を手拭いが伸びるくらいぎゅーっと引っ張って締めて下さい。
この時、左手のほうをやや右前方に寄せて引っ張っておくと、右手で引っ張っている面タオルがしっかりと巻けます。

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9)右手側のほうがしっかり巻けたら、左手のほうも左耳の上のほうに引っ張ってきます。
左手の面タオルを引っ張ってくる際、おでこに巻いてある右の面タオルと端が同じ位置を通るように気を付けましょう。

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そして両手とも、もう一度手拭いが伸びるくらいぎゅーっと引っ張り、しっかりと額部分が締まるようにします。(右手は右側、左手は左側に引っ張ります)
額部分の皮が手拭の端で引っ張られていると感じるくらいがちょうどいい締め方です。

この時、目の前には面タオルが垂れていて、前が見えない状態になっています。



10)この状態で、まず右手で持っている端だけを離します。左手は緩めてはいけません。
ぎゅっと巻きついているので、右手を離しても手拭はゆるまないはずです。



11)フリーになっている右手で、目の前に垂れている手拭を上に引っ張り上げて頭頂部になでつけます。

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ここを引っ張り上げる時には、これ以上引っ張れない、というくらいにきっちり引き上げましょう。←ここ、かなり重要です!
ここをきっちりする事で巻きがしっかりとして、手拭いがずれなくなります。

垂れている部分を引っ張り上げる時に、全体が上がってしまわないよう、左手(手拭いを左側に引っ張っている)の力はゆるめないように気を付けましょう。

おでこ部分で、左右に向かって巻いた手拭いの端と、下からまくりあげた手拭いが、すき間なく重なっている状態が理想です。おでこの中心部分だけでなく、左右のほうも丁寧にしっかり引っ張り上げて密着させましょう。

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きっちり引っ張り上げることができたら、左手を外しても大丈夫です。

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12)前髪が額部分の面タオルからはみ出ていたら、指で面タオルの中にしっかり押し込んでおきます。
ここから前髪が出ていると面タオルがずれる原因にもなりますし、稽古中に前髪がかかってうっとおしかったりかゆくなったりします。
また耳に髪がかかってしまっていたら、耳の後ろにかけておきます。



13)頭の上に引き上げてある面タオルのひらひらした部分を、内側に半分に折って折り込んでおきます。(面から面タオルがはみ出ないようにするため)


これで面タオルは完璧にきっちり巻けたはずです!
が、面をかぶる時にも注意が必要です!



【面のつけ方】

面のつけ方は二種類あります。
面紐を面金の上のほうにつける「上付」(関西、九州)
面紐がほっぺのあたりの面金についている「下付」(関東)

ここでは下取り式の説明をします。(私は上付をやったことがないのです…)


1)かぶる前に所定の場所に面ヒモを通して、ねじれを直して整えておきます。

2)かぶる時に、後頭部に当たる×のヒモ部分を少し上にずらします。

3)その状態で面を両手で左右に押し広げ、顎から先に入れて、かぶっている面タオルをずらさないようにかぶります。

4)きちんと顔が入ったら、上にずらしていた×部分のヒモを下に下げて、後頭部の出っ張りのすぐ下あたりに持ってきます。
×の中心が出っ張り部分のすぐ下あたりに来ていないと、面タオルがずれやすくなるので気を付けましょう!
また、×の位置が下になりすぎると耳の上を面紐が通りますが、面紐は耳の上を通らないように気を付けます。子供用の面で、面紐を通すガイド用の革がついている事がありますが、紐が下になりすぎるようなら使わないほうがいいでしょう。(耳の上を通さないほうがいい理由は手順5を参照)

5)その状態で面ヒモを前のほうで引っ張り締めます。けっこうギューッと引っ張って締めましょう。さらに後頭部でヒモを交差させて、さらにギューッと引っ張って締めて、蝶結びをします。

かなり締めたつもりでも結ぶ時にゆるんだり、打たれているうちに緩むので、途中ではきついかな、くらいに締めたほうがいいです。
ただし、締め終わった状態で、面の内側が耳に密着していると、耳の部分に竹刀が当たった時に鼓膜が破れる可能性がありますので、一番最後に少し面垂れを持ち上げて少し空間を作るといいそうです。
またあまりにきつすぎると、稽古していて気持ち悪くなる事もあります。

6)蝶結びの輪っかに親指を入れます。(右の輪っかには右手の親指、左は左手の親指)
残りの4本の指で同じ側の(輪っかでない)ヒモを軽く握ります。
(ぎゅっと握ると、輪っかを引っ張る事ができません)

親指で輪っかを大きくしながらヒモの長さを揃えます。
輪っかと端っこが同じくらいの長さになるまで輪っかを大きくします。
(握っているヒモの感覚で、どの程度の長さになっているかがわかります)

7)長さが揃ったら、ヒモを右は右でまとめて持ち、左は左でまとめて持ち、左右に何回か引っ張って、結び目を固く絞ります。
結び終わったヒモは、まとめて後ろに垂らしておきます。


なお、結んだ時に垂れているヒモの長さは「結び目から40cm以内」と決まっています。
売っている面紐の長さは決まっているので、頭が小さい子は、ヒモも長く余ってしまいます。
試合に出た時にヒモが長すぎると注意されます。

結んだ時に測ってみて、40cmより長い場合は切ってしまいましょう。
切った後の端の始末はこちらを参考に…。


8)面の後頭部から面タオルの端が出ていたら、指で面に押し込みます。
(きちんと折りこんであれば、出ていないはずですが…)
側頭部にあるヒモを、ねじれがないように2本きれいに並べて揃えたら面つけ完了です。



面をかぶる時に大事なのは、後頭部の×の位置です。
ヒモの交差する部分が、後頭部の手拭いに密着するようにつけるのがポイントです。



以上、しっかり固定できる、面タオルと面のつけ方でした。
稽古のたびに面タオルがずれちゃう…という方は、どこが違うのかチェックしてみてください。

私の場合、ずれていた主な原因は
「髪型」(ボブヘアで後頭部に段が入っていなかった)
「面タオルの額を通る位置」(生え際に近かった)
「顔の前の面タオルを引っ張り上げる時、しっかり引っ張っていなかった」
「後頭部の面ヒモが頭の出っ張り部分に密着していなかった」
ことでした。

とりわけ「顔の前の面タオルを引っ張り上げる時、しっかり引っ張っておく」はかなり重要です。
ここは特に気を付けて、丁寧にやってください。


この内容でわかりにくいことがあれば、遠慮なくご質問ください!


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剣道お役立ち知識:これでもう、ずれない!面タオルの巻き方(準備編)

面の下につける「面タオル(てぬぐい)」のつけ方を、習った通りにきちんとやっているのに、
稽古中にずれてきて困っている人、多いのではないでしょうか。
Youtubeなどの動画などで見て研究して、同じようにやってるはずなのに…?

実は、巻き方さえ合っていればずれない、というものではない!のです。
髪型、体格、使う面タオル、巻いている場所、どこをしっかり締めるか?などのちょっとした事で、
ずれてしまう原因になっているのです。



私や子供が防具をつけ初めの頃、やはり面タオルがよくずれてしまっていました。

つけたばかりの時はちゃんとした移置にあるのですが、面を打たれているうちにどんどんずれてきて、しまいには目に手拭いがかかって前が見えなくなってしまう始末。
後ろから手拭を引っ張って直してもまたすぐずれてしまいます…。
面をつけ直したりすると先生に怒られるので、何度も後ろから引っ張ったりして…手拭いがずれちゃうと、稽古に身が入りません。

初心者はたいていそんな感じでずれまくっていますが、
防具経験が数年以上の他の子供を見ていると、打っても全然ずれていない子と、けっこうずれまくっている子がいました。

ずれる人はいったい何ができていないんだろう?
人に聞いたり自分でいろいろ試行錯誤したりして、今では私は面タオルがずれないようになりました!

なかなかこの「コツ」を詳しく教えてもらえる機会はないので、ここで覚えていって役に立ててください。
稽古の時は急いでつけなければならないので、家で練習しておきましょう!


手拭いの巻き方は何種類かありますが、ここで解説しているのはもっとも一般的な「手拭いを額に当てて後ろにずらしてかぶり、手拭いの端を前で交差させて締める」方法です。

初心者の子供向けの「折ってからかぶる」いわゆる帽子タイプのやり方は、どうやってもずれやすいと思いますので、ずれて困っている場合はこの巻き方を習得するといいでしょう。



【巻く前の準備】

1)使用する面タオル(手拭い)について

剣道用の手拭いを使用していますか?
普通の手拭いだと、長さが足りなくて上手く巻けないことがあります。

剣道用の手拭いは 長さ98-100cm 幅35cm程度。
大人や小学生中学年くらいからは、このサイズがお勧めです。

一般的な、いわゆる日本手拭いのほうが小さいのですが、
その中でもいろんなサイズがあって長さは 90-98cm 幅は32-36cm とまちまちです。
踊り用やお祭り用など、頭に巻くものは大きめにできています。

小学校低学年くらいの頭の小さい子は、剣道用だと長すぎて巻きにくかったり、巻いた後に布が余りすぎてしまうことがありますので、普通サイズ(剣道用より短いもの)を使用するといいでしょう。
お手持ちの手拭いを使う場合は、サイズをよく確認してみてください。

うちの娘は小学校1〜2年にかけては、34×90cmくらいのものを使っていました。
(娘は頭が小さ目で、幼稚園児くらいの頭のサイズでしたが。)


ただし普通の手拭は、生地の種類がいろいろあって、中にはすべりやすい物もあるので注意してください。
あまり目の細かすぎる生地のものは向いていないようです。

また、新品に近い手拭いは滑りやすい、つまりずれやすいです。
購入した時は糊がついていますので、よく洗って糊を落としておきましょう。
何度か洗ってこなれた感じになったもののほうが、すべりにくく巻きやすいです。

それと、面タオルを巻く前に濡らしておいたほうが巻きやすいです。
水滴が垂れない程度に全体を湿らせておくと、巻く時に伸びやすく、しっかり巻けます。
私は事前に濡らしておき、チャック付のビニール袋に入れて持参しています。


2)髪型について

一番手拭いがずれにくく巻きやすいのは、髪の長さが1〜2センチくらいの坊主頭です。
そして一番ずれやすいのは、後頭部の髪の毛に段が入ってない、つまりおかっぱのような髪型です。
三つ編みがまとまりづらいようなタイプの、つるつるしている髪質の子は、後ろに段が入ってない髪型だとずれやすいです。後頭部に段を入れるとややすべりづらくなります。

男の子の場合は髪型によってそんなに違いはありませんが、女の子は後頭部の髪のつるつる度が「すべり」に関係してきます。
巻き方が上達すれば、多少後頭部がすべってもしっかり巻けるようになりますが、初心者のうちはすべりやすい髪質の子は髪型にも気を付けるといいでしょう。


3)面のサイズについて

ぴったり合ったサイズの面を使っていますか?
面が大きめだと、打たれた時に手拭いがずれやすくなります。
面のサイズが合わなくてずれる場合は、まず面布団(防具屋さんに売っています)などをつけて調節をして、内部にすき間ができないようにします。
そして面ヒモの位置を気を付けて、強く締めるようにすると多少マシになります。
面のかぶり方については後程詳しく解説します。

面が新品の時は固くてぎゅっと締められないので、多少すべりやすいです。使いこんでいくうちになじんで締めやすくなってきます。


次回「巻き方編」に続きます。


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タグ:剣道
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2015年06月21日

少年剣道に入会する前に(6)剣道で身に着くもの(その2・体力と精神力編)

今回のテーマは「剣道で身に着くもの(その2・体力と精神力編)」です。


これから書くことすべて「会によってかなり違う」という前提でお読み下さい。
同じ剣道の道場、教室といっても、指導形態や指導者の資質によって、指導方法もかなり違います。
最終的には、実際に自分が入会したいと考えたところに見学に行き、自分や子供の目的に合う教室かどうかよく見てみてください。



【体力はどのくらいつくのか?】


まずは当たり前ですが、基本的に稽古日数や時間が多いところのほうが体力はつきます。
最低でも週2日くらいは稽古しないと、なかなか体力向上にはつながりません。
しかし、同じ日数、同じ時間だとしても、メニュー内容によってかなり差が出てきます。

基礎体力をつけるような、ランニング、素振りなどに時間を割いているところのほうが、体力がつきます。そして、それが剣道の強さにもつながる事が多いです。
基礎練習は簡単に済ませて、試合っぽい打ち合いばかりをやっているようなところは、体力もあまりつきませんし、上達もしにくいです。

最初から「ある程度できる子」を想定して稽古を行っているようなところ(強豪チームに多いです)は、基礎練習がきつすぎて、子供によってはついていけないかもしれません。
それが嫌になってやめてしまっては元も子もないので、自分の子供のレベルと、会のレベルをある程度合わせることも必要かと思います。


一般論としては…

剣道をやると、体幹の力がつきます。
剣道の基本である、素振りやすり足をきちんと行うと、インナーマッスルが鍛えられます。どんなスポーツでも筋肉はある程度つきますが、剣道は他のスポーツより「内側を鍛える」動きの要素が強いような気がします。

私は腹筋が弱く、以前は「腹から声を出す」という事がどうしてもできなかったのですが、剣道を始めてから数か月で自然とそれができるようになりました。
また、気合い声を出すので、さらにそれが強化されます。
それまで重くて持ち上げることができなかった次男を、(横抱っこで)持ち上げることもできるようになりました。
それともちろん、腕力や脚力もある程度つきますし、持久力もつきました。

また剣道をやっている子はだいたい、背筋がピンとしていて姿勢がいいです。
稽古でそういう姿勢でいる事を要求されるから(姿勢は剣道においてかなり重要なポイントです)という事に加えて、基本の稽古である「素振り」や「すり足」に体幹の筋肉をつける効果があるからです。

あとこれは周囲の子を観察した範囲内での全くの私見ですが、剣道をやっていると背が伸びやすいような気がします。体幹の筋肉がつくからなのか、小さい頃から剣道をやっていると、成長期に背が伸びやすいのではないかなと。
身長が伸びるかどうかは遺伝的な要素もあるので、剣道をずっとしていても小さい人もいますが、”伸びる要素がある子はよりそれが強化される”のではないかと私は想像しています。

関係あるかどうかわかりませんが、45歳から剣道を始めた私も、1年くらいで1センチ身長が伸びたのです(笑)。その後は伸びてませんけれども。
これは「身長が伸びた」というよりは「姿勢がまっすぐになった」のかもしれませんが…。それにしてもこの年で身長が伸びることがあるのかとびっくりしました。


【協調性は身に着くのか?】

剣道は個人競技なので、協調性を身に着ける、という事だけを取るなら、サッカーや野球のほうが効果があるかと思います。
チームでやるスポーツに比べたら協調性を育むという面は薄いかと思います。人と一緒に行動する事も少ないので、入会して最初のうちは子供同士も打ち解けづらいように見えます。

ただ、稽古は一人ではできません。必ず組む相手がいますし、生徒達は同じ事をやらされているわけですから、それなりに協力しなければならない場面はあります。
団体戦では、お互い応援しながら、それぞれの役割(先鋒、大将など)に応じて試合に挑むので、一緒に試合をしているという連帯感も生まれます。
会によっては、上級生が下級生の面倒を見るようにしているところもあります。
ですから、長いこと一緒に稽古していくうちに、集団の中での過ごし方や、上下関係のこなし方?が多少は身に着くとは思います。


ただ、剣道はむしろ「独立心」をつけている面のほうが強いかなと思います。
子供が協調性がなくて困ってる、それをなんとかしたい、という場合であれば、剣道はその目的についてはあまりお勧めではありません。

また、下のほうでも書いていますが、試合は基本的に「自分一人の力でやるもの」なので、常に周囲の顔色を伺わないと行動できないような子には、あまり向いていないかもしれません。
そういう子に自主性をつけていきたい、ということならやらせる意味はあるかと思います。
実際、自立心が芽生えてしっかりしていく部分もありますし、それがどうしてもできなくて嫌になってしまう子もいます。どちらになるかは、神のみぞ知るという感じです(笑)。



【精神力はどのくらい鍛えられるのか?】

剣道は個人競技なので、試合場に出たらば頼るのは自分しかありません。
試合中、周囲から助言などはしてはいけないルールになっています。
試合中に防具がずれたりした時も、直すのは自分です。
小学生は、最初は防具をきちんとつけるのはかなり難しいのですけれども、基本的には周囲は手伝ってくれません。

そして、どういう試合運びにするのか、どういう技を出すのか、相手が何を考えているのか、どういう技を出してくるのか…考えて行動するのは全て自分です。
格闘技系はだいたいそうだと思いますが、剣道の試合に挑む時の緊張は、他の団体競技とは比べ物にならないくらいだと思います。気を抜いたら即打たれてしまうので、常に緊張状態にあるのです。
慣れてくるまでは、わずか2分の試合でもかなり精神的にも肉体的にも疲れます。

それにいろんな所作や防具のつけ方も自分でできるように覚えなければいけませんから、ただ運動神経がいいだけではできません。
そういった難しい事を繰り返し練習して、続けていけば、当然、精神力もついてきます。いざという時も自分ひとりでなんとかできるのだ、という自信もついてくると思います。

また、面をつけていると、周囲から入ってくる情報がかなり制約されますし、行動も自由にはできません。声も聞こえづらいので会話する事もめんどくさいくらいなのですが、その範囲内で行動をしなければならないのです。

また体育館などで稽古が行われるため、防具があるので夏は暑く、裸足なので冬は寒いです。あえて厳寒の時期に「寒稽古」などを行う道場もあります。
礼儀作法など覚える事も多く、正座も長時間させられることもありますし、竹刀で叩かれるので痛いです。きちんと当たればそんなに痛くないのですが、防具の部分から外されたり、相手が打ち方が下手だったりすると痛いのです。
最初のうちは素振りで手はマメだらけになると思いますし、防具をつければ体当たりなどもするので、あざや擦り傷程度のケガはしょっちゅうあります。
最近はちょっとのケガでも大騒ぎする子がけっこういますが、剣道をやっていると、小さいケガは毎回のようにあるので、ケガには慣れっこになるでしょう。
剣道は何かと「我慢」する事が多いものです。


またある程度上達してくると「地稽古(じげいこ)」や「かかり稽古」という、試合のように相手や先生にかかっていく稽古をするようになります。休む暇なくかかっていかなければならないので、かなり疲れる稽古です。
先生や会によっては、相当荒い扱いをされる(竹刀で突き飛ばされたり、転んでも叩かれたり、へとへとでも立ちあがらせてかかってこさせるなど)場合もあります。
体罰との境目が難しいところですが、いざという時に動けるようにする体力と、精神力を鍛えるためにあえてキツイ稽古をしているわけです。

どの程度厳しい稽古をするかは会によりますが、剣道そのものに「厳しい」面があるのは確かで、だからこそ武道なのだと言えます。
以上のことから、剣道をやることによって集中力、決断力、自主性などの精神力がつく…と言えるのではないでしょうか。

ただ、数は少ないですが、中にはなんでも「親がかり」の甘々な会もあります。
剣道に限った事ではありませんが、何かと親が手を出す、口を出してくるようなところでは、なかなか自主性が育まれません。ごく初心者を除き、小学校高学年以上で親が面付けを手伝ってあげているようなところでは、自主性がつくとは言えないでしょうね…。

親がべったり子供にくっついて回っているような会では、まともな「剣道」ができるとは思えません。親は運営に協力はしつつも、稽古や指導内容には距離感が保たれているところのほうが、子供の成長につながると思います。


【剣道が向く子、向かない子】

剣道は、頭をかなり使う競技です。
試合になれば、相手の手を読み、それに応じてどういう攻撃を仕掛けるのか考えなければなりません。
試合に勝てなくても本人が楽しければいいのですが、やはり全く勝てないと、大半の子供はやる気になれないでしょう。

そういう意味で、思考が幼くて、どうすれば勝てるのか…という事があまり考えられないような子には向いていないと言えるでしょう。実は、うちの娘がそうだったのですが…(笑)。

でも、もともと勝気で、とにかくガンガン攻めて行くようなタイプの子は、小学校中学年くらいまではわりと勝つことができます。高学年くらいになってくると、それだけでは勝てなくなり、頭を使える子が強くなってきますが。

運動神経はもちろん、いいほうがいいに決まっていますが…
でも、運動神経がさほどでなくても、試合のやりようによっては勝てる事もあるのです。
そういう意味で、運動神経がさほどでなくても、考えてこつこつ努力を続けるタイプの子には、剣道は向いていると言えます。
そういうタイプの子は、上手くなるまでにはちょっと時間がかかりますが。

体が大きい、小さいは勝負にはさほど関係ありません。
大まかに言えば、背が高く体格ががっしりしているほうが勝ちやすいという傾向はあります。
しかしそれぞれの体格に応じて向く技、向かない技がありますので、背が高いから必ず勝つとか、背が低いから負けるというわけではないのです。

背が高い→面が打ちやすい、腕が長く歩幅が広いので遠くからでも技を入れやすい
身が軽い→素早く技を入れたり、かわしたりしやすい
どっしりしている→打ちが強く、体当たりでも相手を崩しやすい

実際、次男が警察で一緒だったK君は小柄ですが、小手を狙わせたらその早さと正確さはスゴイです。
身長が低い子は相手の「面」を狙いづらいのは確かなのですが、小手だけでもどんどん勝ち進んでいくK君は、市民大会は優勝が当たり前で、都大会レベルの子なんですよ。幼稚園の年長さんの頃から、中学生の子と対等に戦っていたくらいです。
もちろん、勝ちたいという意識も強いし、すごい努力もしているようですけれども。
体格だけでは勝ち負けは決まらないのが、剣道の面白いところです。

他のスポーツではあまり芽が出なかった、という子でも、剣道には向いているという場合もあります。その子の特徴をうまく生かすことができれば、勝機はあるのです。

うちの次男は、体も小さいし細めだし、なかなか筋肉がつかないタイプです。
外遊びより内遊びが好きで、学校の休み時間も校庭で体を使って遊んでいる事はほとんどないようです。
運動音痴というほどではありませんが、決してスポーツが得意なほうではないのです。しかし剣道はそのわりにはできているほうだと思います。

経験が長い同年代の子にはほぼ勝てませんが(笑)、同じくらいの経験年数の子にだと勝てる時もあります。多少頭を使って考えているからかなと思います。
気合いの声も出てますし、武士っぽいのもカッコイイとは思っているようです。

ただ、こつこつ努力するのは苦手で、面倒くさがりなので、すごく向いている…というわけではないのですが(笑)それは剣道に限った事ではないし、他のスポーツはまずやりそうにないので、そういう意味で次男にはまあまあ剣道が向いているのかなと思います。

次男と同じ学年のRS君は、お父さんいわく「ボールの扱いが下手だった」そうです。最初、サッカーをやらせていたのですが「こりゃだめだ」と思って、小学校4年くらいで剣道に転向したのだそうです。
RS君はがんばりやで、6年生ではリーダーになり、そして剣道のほうも市大会で入賞するくらいになりました。だから、他のスポーツがダメでも、可能性はあるのですよ。

小中学生の女の子で、失礼ですが「相撲取り?」くらいのでっぷりした子が、動きはそんなに素早くないのに、打ちが強かったり体当たりが効いたりするので、それで勝っていたりもします。
剣道は素早いほうが勝つんじゃ?と思われがちですが、案外そういう子もいるのです。


お子さんが剣道を好きになれるのであれば…
たとえば武士が好きとか、友達と一緒が楽しいとか、何か「勝敗」以外のモチベーションがある場合は、強くなれなくても続けていけるでしょう。
強くならなかったとしても、礼儀作法やがんばりが身に着けられると思います。

ただ「試合に勝てる子」ということに絞れば、やはり「負けず嫌い」な子が圧倒的に多いです。ふだん、やんちゃすぎて扱いに困る、くらいの子はけっこう強くなる可能性が高いです。
負けた時に悔しい、今度こそは勝ちたい、と思う子のほうが、試合に強くなっていくと言えるでしょう。



【防具を付けるということ】

子供が剣道を始めるうえで、ややハードルが高いのが「防具をつける」ということです。
防具をつけずに素振りだけしているような初心者のうちは楽しくやっていても、いざ防具をつける段階になって嫌になっちゃった、という子はけっこういます。

まず、今時はそもそも「紐が結べない」子が多いのです。剣道は、道着もですが、防具をつける時もとにかく何回もヒモを結ばなければなりません。しかも、ぎゅっときちんと結ばないと、動いているうちに防具が取れてきてしまいます。
特に、低学年の子は、防具をひとりできちんとつけられるようになるには、けっこう時間がかかります。
剣道では「着装をきちんとする」というのが案外重視される部分で、級審査などでは、きちんと防具がつけられていなかったり途中で外れたりすると減点対象になります。まあ、小学生なら多少はできていなくても許されますが…。

防具付けが難しくて嫌になってしまい、やめる子もいます。
逆に、これがひとりでできるようになれた子は、剣道が向いていると言えるかもしれません。そこまで努力ができた、ということですからね。

防具をつけて試合に出れるようになっている、というだけでも、さまざまな事をクリアしてきているわけです。まるっきりの初心者から始めたら、公式試合に出られるようになるまでには半年くらいはかかります。きちんと教えるところだと、防具をつけるまで一年くらいかけることもあります。
ですから、試合に出られる、というだけでも子供にはかなりいろんな事が身についているのは確かです。例え強くなれなくても、「防具をつけて試合に出られる」ようになっただけでも十分剣道をやった意味はあるのでは、と私は思っています。


防具、特に面をつけた状態が苦しいことは、子供が剣道を嫌になる要因のひとつです。
慣れてしまえばそんなに気にならないのですが、最初のうちは暑苦しい、狭い感じがして、苦手な子はとても苦手だと思います。
でも、防具をつけて試合をしている先輩を「かっこいい!僕もああなりたい」と感じている子は、それでもやろうとするような気がします。何しろ、防具をつけなければ試合はできないわけですから…。
一回慣れてしまえば、そんなにたいした事ではないのですが、そこまでなるのはわりと大変です。

自分からやろうとして来た子は、それでもがんばりますが、親が「礼儀を身に着けさせようと思って」と言って無理に連れてきたような、やる気になってない子は、このあたりで挫折する事も多いです。
やっぱり、本人のやる気は大事です。

私は超暑がりで、動くと暑くなるのでコートなどもあまり着ないほうなのですが、なぜか面を付けた時の暑さは耐えられるんです。気持ちが「剣道モード」になっているからですかね。
でも、夏場など、外していいと言われたらソッコーで外します(笑)。ほんと、暑いんですよ!汗がだらだら出るので、美顔効果はありそうですが…。
でも、それだけに稽古が終わった後の爽快感は最高です。
稽古をすぐ面倒がる次男も「稽古の後のお風呂とご飯はサイコー!」と言っています(笑)



【他、剣道のいいところ】
幼稚園児から老人、男女関わらずできるものであること。

必ずしも運動神経や体力、体の大小などで勝負が決まるわけではないこと。

見た目が武士っぽくカッコイイところ(笑)

剣道は防具をつけて行うため、武道系の中では比較的ケガが少ないです。
ただもちろんケガがほとんどないというわけではなく、マメや擦り傷やアザができるなどは日常茶飯事です。大きなケガもないわけではないので、その点は十分理解して習わせていただきたいです。


【剣道のデメリット】

「勝つ」ことにのみこだわってしまうと、独りよがりな性格になりやすいこと。

道具を揃えるのにちょっとお金がかかること。
強くなって試合、遠征などに参加するようになると、お金がかかること。
(会によって試合、遠征などの頻度はかなり違います)

最初に覚えるべき事(所作や用語や防具のつけ方、試合のルールなど)が多くて、小さい子にはやや大変なこと。また幼いと「習ったことを理解してその通りやる」ことが難しいため、変な癖がついてしまい、成長してからその癖を直すのが難しいことがあります。
習い始めるのなら、小学校2年以上くらいがおすすめです。

防具や稽古着の手入れが面倒&臭くなりがちなこと(きちんと手入れすればわりと防げますが…)。

武道なので会の雰囲気がやや堅苦しいところが多く、また剣道に限った事ではないかもしれませんが、運営を保護者で行っている団体は、親の労力負担がそれなりにあること。



だいたいこんなところでしょうか…。

しかし、向いているかどうか、実際のところは、やっぱりやってみないとわからないものです。
会や先生、同じ会の生徒との相性もありますし…。

うちの場合は、運動神経良くて向いてるんじゃない?と思った娘は向いてなくて(汗)
体動かすの苦手だから、ダメなんじゃ…と思っていた次男のほうが向いていました。

私自身は、始める前に想像していたよりはできてないのですが(笑)剣道をやるのが楽しい!という気持ちはむしろ強くなっていますし、心配だった体力も、なんとかついていけています。
私の場合は年が年だし、もともと体力がないので、家でもランニングや筋トレ、素振りをしたりして、ついていけるように努力はしていますけれども。


親御さん、子供さん、どちらかが興味を持たれていて、それに合うような会を見つけたなら、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
剣道には他のスポーツにはない、いい面がいっぱいありますので。


「剣道で身に着くもの」については、この回で終わりです。

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2015年06月14日

アウトドアチェアとテーブルを買いました&さすがのスノーピーク!

今日は、ひさしぶりのアウトドアな話題です。

昨年の夏はキャンプではなく西表島に行っていたので、しばらくキャンプとはご無沙汰でしたが…
昨年冬に自宅のリフォームをして、ウッドデッキが新しくなりました。

ウッドデッキは今までよりは広くなったのですが、物干しとしても使うようになったので(今までは2Fベランダに干していました)ので、ふだんはそんなにのびのびとは使えません。
そこで今まで置いてあった木製の椅子&テーブルは処分して、折り畳み可能なアウトドア椅子&テーブルを新調しました。



私、アウトドアに限らず、なんでか椅子が大好きです。
家具屋さんとか、アウトドア店とか、新しい椅子を見かけると実際に座ってみて座り心地を試してしまいます。
家に置く場所と、お金さえあれば、もっといっぱい買ってるかも…。

それに加えて、アウトドアで椅子とテーブルを置いてくつろいでいる、というシチュエーションがかなり好きです。
インテリアやアウトドア本などで「あっ、これいいな」って思う写真の大半がそういうものばかりだという事に最近気づきました(笑)。



子供用のアウトドア椅子も数年かけて探していたのですが(笑)、今年やっと「これならいいだろう」というのを見つけて購入しました。

買うにあたっての条件は
1)持ち運びの時、あまり重すぎないこと
2)座り心地もそこそこいいこと(あまりいいものは、大きいか高いので)
3)値段が高すぎないこと
4)子供3人、色違いで揃えられること

です。ずいぶんいろいろ見ましたが、なかなかこれを満たすものがありませんで…
しかし、この間モリパークアウトドアビレッジのコールマンの店舗で、展示してある椅子に座りまくりまして(笑)やっと「これなら!」というものを見つけました。
今年の新製品「キックバックチェア」です。

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他にも何種類か色があったのですが、チェックの椅子ってなかなかないのでそれにしました。
長男が緑、次男が青、長女が赤です。

今まで探した中で、この価格帯の椅子の中では座り心地が一番良かったです。
背もたれはあまり高くありませんので、完全に寄りかかることはできませんが、子供用として買ったのでまあいいでしょう。大人が座っても、座面の大きさもあり、布の張りがちょうどよくて座った時の安定感があります。
これよりコンパクトになると座り心地が落ちるし、これより大きいと持ち運びが大変なので(子供が、自分の椅子を持ち歩けるくらいのものにしたかった)、このくらいのサイズのものを探していたんですよね。



さて、これと併せて使うために買ったのがこの
山善「キャンパーズコレクション スタイルワンアクションテーブル」です。

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すでに持っているテーブルもあるのですが、ひとつは「組み立ては簡単だが、お洒落じゃない」もうひとつは「お洒落だが、組み立てが超めんどくさい」のです。

今回はウッドデッキで使うことも考え、組み立てやすさを一番に考慮してセレクトしました。
それに加えて
1)見た目が悪くない
2)あまり重くない
3)やや広め
4)お値段はそこそこで
5)ロースタイルとハイスタイル両方使えて、切り替えがしやすい
という条件で見つけたのが、これだったのです。

本当は木製が良かったのですが、そうするとだいたい高いか重くなります。
これは天板はアルミ製ですが、木目っぽい凹凸のある天板に茶色い塗装がしてあります。いわゆる「木目プリント」ではないので、あまり安っぽい感じがないのがいいです。

そして本当に、組み立ては超簡単です。「ワンアクション」ってついているくらいで、本当に「開くだけ」でテーブルになります!
開くだけだとロースタイルですが、足を延ばすのも「足についているボタンを押して引っ張るだけ」です。

ウッドデッキを友達との遊びに超活用している長女は、このテーブルとさっきの椅子をよく使っています。
小学校3年の子でも楽々セッティングできてしまう、この使いやすさが嬉しいです。
私も友達を呼んだ時に、お外ランチに使いました。

あえてこのテーブルの難点をあげると
1)5人用としては若干狭いこと
2)ハイスタイルの時、少し足が不安定なこと
3)専用のキャリーバッグがないこと
くらいでしょうか…

バッグはあちこち探した末、お昼寝布団用のバッグがちょうどいい事がわかり、それを購入しましたが、あまりに大きさがぴったりでびっくりしました(笑)

いやー、なかなかいい買い物をしました。




椅子つながりの別の話題ですが…

私が部屋でも愛用している、スノーピークのローチェア30(アウトドア用の椅子)の部品が外れてしまっていました。
座面を支える支柱のはじっこをカバーしている、プラスチック部品が取れていたのです。取れた時にどこかにはさんでしまったようで、部品が変形していて自分では直しようがありません。

スノーピークに部品を送ってもらえないかと問い合わせしたら、スノーピークに着払いで送ってもらえば修理して点検をしてくれるとのこと。あるいは、スノーピークの取扱店に持ち込んでもいいという事だったので、今日家の近くのWILD-1に持っていきました。

するとたまたま、スノーピークの社員さんがいて(平日はいないような気がします)その場で修理をしてもらえることになりました。(社員さんがいない場合は、たぶん店から本社に送ることになるのだと思います)

いかにも商品に詳しそうな、アウトドアの好きそうな、爽やかな男性社員さんが修理と点検をしてくれまして…。
「何かあれば、いつでも無償で修理しますので」とにこやかに修理した椅子を渡してくれまして、とてもいい感じでした♪

スノーピークという会社は「本当にこだわっていい商品を作る」というコンセプトの、ユニークなところなのですが…
こだわっているだけに商品も高く、なかなか私には買えないのですが、さすがそれだけのことはあってアフターサービスもいいですね。
ちょっと奮発してでもここの商品を買いたいな、と思いました。


さて、今年の夏はちょっと面白いキャンプ場に行く予定です。
2年ぶりなので、道具のチェックをしておかないと…。
posted by はなずきん at 20:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | アウトドア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月11日

少年剣道に入会する前に(5)剣道で身に着くもの(その1・礼儀編)

「少年剣道に入会する前に」をまとめていて、そういえばこれを書いていなかった!という事があったので、追加することにしました。

今回のテーマは「剣道で身に着くもの(その1・礼儀編)」です。
それと合わせて、デメリットについても書いていきたいと思います。


剣道の事で検索していて、ここにたどり着いた方は、おそらく「お子さんに剣道を習わせたい」と考えている方、もしくは子供が剣道をやりたいと言っているけど、習わせると実際どうなの?と考えている方が多いと思います。


親御さんが剣道をやりたい、やらせたいと考えていう場合、他のサッカーや野球などの一般的なスポーツを選ぶのとは、少し違うものを求めている場合が多いと思います。
私は他のスポーツをうちの子にやらせた事がないので、厳密には比較できないのですが、かなり違う部分も多いのではないかと思っています。
私は、自分でも剣道を始めてしまったくらいですから、その「違う」部分が大好きなわけですが…。人によっては合わないかな、と思う部分もあります。
実際、剣道を始めたものの合わずに辞めてしまう子も少なくはありません。

そこで、剣道をやると、具体的にどういうメリットがあるのか?
もしくは、どういう子には合う、合わないのか?
という事について書いていきたいと思います。

ただ、私は剣道を始めて2年ちょいの若輩者ですし、子供に習わせたのも数年だけです。
私自身の経験では、深いところまではわかっていないと思いますので、私の見解だけでなく、掲示板や経験者、指導者からなどの見聞を交えて書きたいと思います。



「礼儀は身に着くのか?」

剣道をやらせたい、と考える親御さんの多くは、はっきりと、もしくは漠然と「礼儀が身に着くのではないか」と考えて、それがひとつの目的であることも多いのではないかと思います。

実際のところ、他のスポーツよりは「儀礼的な所作」が多く、そういった面があるのは確かです。
きちんとした指導者のところで学ばせれば、他のスポーツ系の習い事をするのとは違う「礼儀作法」が身に着くのは確かだと思います。

うちの子は今の会を含めて、3か所の会に所属したことがありますが、中で一番ゆるかった最初の会でも、始める前と最後の正座(黙想)、礼、先生へのあいさつ、体育館への入退室時のあいさつ、などは必ず行われていました。
今から考えると、それでも剣道としては相当ゆるゆるでしたが…。


一番礼儀に厳しかったのは次に入った警察の少年剣道です。
警察でも、先生によりかなり差があって、そんなに厳しくない先生もいるのですが…
うちの子が教わった先生は、剣道はまず礼儀作法から、という方針だったようで、入会すると同時にまず「あいさつ」を叩き込まれました。

先生に会ったらとにかく大きな声であいさつ。見学に来ている親にもあいさつ。
それだけでなく、警察に入る時と出る時、道場に入る時と出る時、警察署内ですれ違う署員にもすべてあいさつ。しかも声が小さいと怒られます。

そして大人に対する言葉づかいは「ですます」口調でしゃべるよう言い渡されます。
低学年の子はたいてい最初はできておらず、何度も直されますが…。
そして返事はかならず「はいっ」です。「はーい」とか「うん」とかは許されません。答えるべき内容が否定形の時は必ず「いいえ」「わかりません」など、はっきりと言わねばなりません。
先生が何かを説明したら、必ず「はいっ」とすぐに返事しないと怒られます。
これは、礼儀作法というよりは、ある意味「とっさに反応する訓練」であったと思いますが…。

そして道場内での立ち居振る舞いなども細かく教えられました。
他の道場でも同じような事は教わるのですが、息子の習っていたところは作法にうるさかったほうだと思います。習った後もきちんとしていないと先生に注意されました。

道場内での並び方(等間隔で、隣の人と位置を揃えて並ぶなど)
座り方(左足を下げてから、腰を下ろす時につま先を立ててお尻を乗せてから座る、など足の運びが決まっています)
礼の仕方(軽い礼から深い礼の仕方まで教わります)
立ち上がり方(右ひざを立ててから立ち上がります)
竹刀をどちらに持つか、どのように持つかなども細かく決まっています。
竹刀を持つ時、置く時も、必ず膝をついてから行います。立ったまま床から拾ってはいけませんし、もちろん投げたりしてはいけません。置いてある竹刀をまたいでもいけません。
このあたりの立ち居振る舞いについては、礼儀というよりは「武術」としての心得です。いずれも、とっさの場合にも剣を抜けるようにするための行動なのです。

一年に一度、東京中の警察署の少年剣道部が集まる錬成大会があるのですが(全部で200団体くらい集まります)、開会式の時に上から眺めていると、ぴしっと並んでいる会と、そうでもないところがあります。
話が長引いたりした時にもきちんと立っているところと、そわそわして動き始めてしまう会があり…同じ警察の少年剣道でもけっこう違うものだなと思いました。息子のいたところは「きちんと立っているほう」でした。

そして、袴のたたみ方、防具のつけ方やしまい方なども、先生自ら、それぞれを数回かけて丁寧に説明してやらせて覚えさせます。今時の子は蝶結びすら怪しい子が多いのですが、そこからきちんと教えます。
ですから小学校低学年でも防具も自分でつけていましたし、いちおう自分の袴を畳めるようにはなっていました。
しかし、ここまでやってくれる先生は、かなり珍しいようで…
通常このあたりのことは、保護者が教わってやらせたり、会の先輩から教えてもらう事が多いようです。

しかし先生の言うことはほぼ「絶対」で、理不尽と思っても従わねばならない空気でした。
この先生だったから、という部分はかなり大きいようですが、警察であるということもあり、ちょっと「軍隊調」の空気であったのは確かです。
ややソフトではありましたが「体罰」的な事もよくありましたし、稽古中でなくても常にどこかピリピリした雰囲気がありました。
※保護者には最初からそういう方針であると先生は言っていたので、それが受け入れられる人しか入会してきませんでした。

今時そういうところはわりと珍しいと思うので、うちの子にはいい経験になったと思います。そこでずっと続けている子たちは確かに剣道も強かったし、精神力も鍛えられていたと思います。でも、根性ナシのうちの息子や娘にとっては居心地が良かったわけではないようです。

稽古や礼儀作法が厳しくても、他でフォローがあれば違ったのかもしれませんが…
残念ながら、あまりそういう部分はないのが残念なところでした。
でも、この警察での経験で身に着けたものはかなり多かったです。
礼儀作法、立ち居振る舞い、剣道の基礎知識などについては、どこに出しても恥ずかしくないレベルの事を教えてもらったと思っています。



息子がいた警察(警視庁内の署)は、先生が5年で異動するルールがあり、息子が辞めると同時に新しい先生に変わりました。
まだ警察で習っている人に、新しい先生はどうかと聞いたら、稽古量はかなり増えたけど、体罰的な事や厳しく叱られるというような事は全くないそうです。
そして礼儀は前ほどはうるさくなくなったとも聞きました。
同じ警察でも、先生により指導方針はかなり違うようです。



いっぽう、今いる剣友会は、一通り礼儀作法は教えてくれますが、それを守っていないからといって厳しく怒られたりすることはあまりありません。
全然できていない子には、こうしなさいと教えてはもらえます。
だから、きちんと守っている子はやっていますが、低学年で落ち着きがない子などは、あまりできていない子もいます。

とはいえ、大人や高学年の人はたいてい、習ったことをきちんと実行していますから、続けてさえいれば、見ているだけでも身に着くものはある程度はあるかな…とは思います。

その分、会の雰囲気は良くて、先生との距離が近い感じはあります。
先生に質問して怒られるなどという事はなく、相談などもしやすいです。
「すごくやる気がある」わけではないような子でも受け入れてくれる空気がありますし、私や息子のような、そんなに「ぱっと言われてすぐ出来る」ほうではない人間にとっては、こちらのほうが上達しやすい環境ではあると思います。




このように、同じ剣道といっても、教わる「礼儀作法」レベルは会や先生の方針により全く違います。
礼儀を重視したい場合は、会の雰囲気をよく観察しておくといいでしょう。
ピシッとしているところは、小さい子供でも並ぶ時は等間隔で同じ線に沿って並んでいますし、ぴしっと背筋が伸びています。
でも、厳しすぎるところは、子供の性格によっては全くついていけない事もあるので、子供に合わせてレベルを考えなければなりません。

ゆるい道場であっても、最低限でも、稽古の前の黙想や神前(または正面)に礼、などの事は必ず行いますし、服装も「袴」ですので、他のスポーツとは違う空気があるのは確かでしょう。
私などは、稽古前と後の正座(黙想)がないと稽古をした気がしないくらいで(笑)、そこが一番「剣道らしい」体験ではないかな、と思っています。
ですから、子供に「日本の武道」を体験させたい、という場合には、剣道は向いているのではないかと思います。



ただ、子供によっては、礼儀作法的な事が窮屈でしょうがなかったり、全然「日本の文化」とか「武士の作法」に興味がなさそうな子もいます。
そういう子はなかなか所作が身に着かず、注意される事も多くなるので、稽古に身も入らず、辞めてしまう子もけっこういます。
礼儀をきちんとすることはカッコイイことだ…と思えないお子さんには、剣道はあまり向いていないかもしれません。
逆に、戦うのが好き、武士に興味がある、日本っぽいのが好き、というお子さんにはぜひお勧めしたいです。




そして、実際うちの子はどの程度礼儀作法が身に着いたのか?というと…

息子は入会当初はあいさつも小さい声でしかできませんでしたが、大きい声であいさつできるようになりました。
場所によっては恥ずかしいのか、どこでもやっているわけではありませんが。
家や学校ではともかく、道場内での立ち居振る舞いはそれなりにできています。
正座も最初は短時間しかできませんでしたが、今はまあまあ長くできるようになりました。

また、木刀による型稽古を行う際には、座礼、立礼、構え方などに細かい作法があるのですが、きちんとひとつひとつの動作を丁寧に行う…という事も身に着いたと思います。

娘は目上への言葉づかいが全くできていなかったのが、多少はできるようになりました。
蝶結びすら怪しかったのが、防具や稽古着も、詰めは甘い(ゆるくて途中でほどけたりする)ですがいちおう自分で装着できるようになりました。

大会などで、開会式などで長時間整列していたり、自分がやる事がないのに待たされることは、普通子供は苦手ですけれども、そういう事にも多少はじっとしていられる耐性がついたような気がします。
大会の雰囲気も、おそらく他のスポーツとは違ったやや堅苦しい雰囲気があるのですが、そういう「儀式的」なものにも慣れました。

子供ですから、辞めて時間が経てば忘れてしまうのかもしれませんが…
大人になってから、「作法」の必要があるような時に、思い出すかな、という気がします。



「剣道で身に着くもの(その2・体力と精神力編)」に続きます。


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posted by はなずきん at 09:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 剣道お役立ち情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする