2013年07月10日

母と子の剣道日誌(14)竹刀の部品交換にチャレンジ!

先日もちらっと書きましたが、竹刀の部品交換に挑戦しましたのでその話題を。

剣道を全くやったことのない人(私です)は、まず「竹刀って部品の交換をするの?」ってことからですよね…。「竹刀」ってそのまま、完成品で売っているとしか思っていませんでした。
あまりじっくりと竹刀を見ることは普通はあまりないと思いますが、竹刀というのはただの竹の棒ではなく、4本の竹の板が組み合わさってできているものなのです。

武道具店に行くと、もちろん完成品の竹刀もあるのですが、「竹だけ」のものも置いてあって、それを選んで部品と合わせて竹刀の形にしてもらう(仕組みと言います)ものもあります。
武道具店でも仕組んでくれますが、自分でもできるのです。

何のためにそんなことをするのか?というと、自分好みにいろいろ長さなどの微調整ができるからなのです。身長や手の大きさに合わせて竹部分や持ち手の革を長くしたり、短くしたりします。
部品にも高くていいもの、そうでもないもの(練習用)などがあるのですが、好きなものを組み合わせて使うこともできます。
普通に使っていても、竹刀は弦(つる、竹刀に張ってある糸)や中結(なかゆい、竹刀の先端近くで竹をまとめて縛っている革のヒモ)がゆるんだり、竹部分が傷んでささくれてくるのですが(危ないので削ります)、そういうお手入れをするためにも、自分で組めたほうがいいのです。
上手になり、道具にこだわるようになると、そうやって仕組んだ竹刀を使う方も多いようです。

私や子供はそんな、道具にこだわるとかそんなのはまだなく、一番安い完成品の竹刀を買って使っているわけですが…


次男が昨年使っていた竹刀(30サイズ)を、娘に譲り使わせているのですが、柄革(手で持つ部分の革)が真っ黒で硬くなってしまいました。
見栄えも悪いしグリップも悪そうなので、柄革を交換したいと思いました。

そう思って竹刀をチェックしたら、弦や中結も緩んでいました。
しかし竹部分はまだまだ使えそうな感じなので(竹そのものが割れてきたりしたら、竹を交換するか、新品を買うかしないといけませんが)部品交換をすれば問題なく使えそうなのです。

これが↓娘の竹刀(部品交換前)です。
はなずきんの日記帳-娘の竹刀

はなずきんの日記帳-柄革が真っ黒です

ご覧のとおり、柄革の部分が真っ黒になってややつるつるになっています。
こうなると、見栄えが悪いだけでなくすべって持ちづらいのです。


私も最初は「お店に頼んで交換してもらおうかな」と思いました。
でも、ネットで検索してあちこちの武道具店のHPを見たのですが、どこにも「竹刀の部品交換」の料金が載っていません。部品は売っていますし、防具の補修などの値段は書いてあるのですが…。

子供の完成品の竹刀というのは安いものだと2000円程度です。部品(革部品のセット)は700円くらいからです。これに交換料金がもしかかったら、新品を買うのと変わらないのでは…思いました。
実際は「竹刀の仕組みは当たり前にやってくれること」なのでわざわざ書いていないようなのですが(ただの部品交換や仕組みなら、部品代だけで仕組み作業は無料の場合が多いのだそうです)その時はわかりませんでした。
剣道をやっている人にとっては当たり前のことなので、いちいち書いてないのでしょうね。
でも、言われないとわからないですよ、それは(笑)。


うちには主人が購入した「剣道用具マニュアル」という本があり、用具の使い方、手入れの仕方などが書いてあり、竹刀の仕組みの仕方も解説してあります。

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しかし、一度も自分でやったことのない「仕組み」が本を見るだけでできるのだろうか?と思い、掲示板で質問したら「自分でやると愛着がわきますよ」と言われ…
試しに「中結」(竹刀の真ん中を締めている革ヒモ)を自分で締めなおしてみたら、案外ちゃんとできたのです。

そこで「よし、ここまで踏み込んだのだから自分でやっちゃうか!」とネットで部品を購入しました。
弦(ヒモ)の色が選べたので、次男と区別がつきやすいようにということで、娘の持っている竹刀の唾(つば)の色と合わせて紫色にしてみました。

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ちなみに主人は小学校高学年から中学まで剣道を習っていましたが、全くお手入れや仕組みをしたことはないそうです。公式試合前は必ずチェックをしなければいけないのですが(試合では竹刀チェックを通ったものしか使えません)、子供の場合は自分ではやらない子はけっこう多いと思います。

主人は道具を大事にしないほうで、使ったら使いっぱなし、それで耐えられるものしか使わないというタイプです。
いっぽう私はそんなにマメではないですが、お手入れ自体は大好き。道具にもこだわりがあって、買える範囲内で「いい物」を選ぼうとします。
お手入れの頻度は少ないですが、靴なんか磨きだしたらやめられないほうです(笑)。



さて…頼んで数日後。いよいよ部品が届きました。
本を読んだ時点では、1時間くらいでできそうだと思っていたんですが…結局、始めてから完全に仕上げるまで、3時間くらいかかりました(笑)。


最初だから勝手がわからなかった、というのが時間がかかった一番の原因ですが、それに加えて「剣道用具マニュアル」がちょっとわかりづらかったというのもあります。
この本、ある程度知っている方にはわかりやすい本のようなのですが、私のような「全くゼロから」の人にはちょっと不親切な部分があり、最後までやってから手持ちの竹刀と比べて「あれ、なんか違う!」ということに気づきやりなおしをしたのが2回もあり、そのせいで時間がかかったのです。


最初に「しまった」と思ったのは、分解する前に部品のある位置を竹刀に書いておかなかったことでした。分解した後だとどの位置に部品があったのかよくわかりません。
幸い他の竹刀が手元にあったので、おおよその推測はつきましたが…。
本には「中結を結ぶのは全長の1/4程度のところに」って書いてありますが、最初についていた位置がわかったほうが簡単でいいに決まっています〜。

ヒモの通し方も部品のどちらからなのか、とか、何センチくらいのところで結べばいいのかとか、革のつるつるしているのとザラザラしているのをどちらを巻くのかとか、細かいところでかなり悩み、手持ちの竹刀を一生懸命見て、それと同じになるように何度もやり直しました。
(その後、あまりふだんやらない部分を分解する時は、ばらす前に写真を撮っておくようにしました…)


今回一番難しかったのが、弦(ヒモ)をぴんと張ることです。
完成品の竹刀だと、弦を弾くと「ピーン」と音がするくらい強く張ってあるのですが、ぎゅーっと引っ張ったまま弦を結ぶのがけっこう大変で…。しかも結ぶ先が革ヒモなので、革のほうもやっているうちに伸びてくるのです。これは3回くらいやり直しました。

あと、これは分解してまず最初にやったのですが、竹刀には油を塗ったほうがいいのです。乾燥すると割れたりささくれができやすくなります。
娘の竹刀は少しぱさついていたので、部品を外した後、組み立てる前に「さざんか油」を塗りました。
ちゃんと竹刀専用の「竹刀油」というのが武道具屋さんには売っているのですが、椿油が主成分らしいので、たまたま持っていた「さざんか油とホホバオイル」という髪用のオイルを使うことにしました。
てんぷら油を使う方もいるらしいですが、さらっとしたオイルのほうが向いているそうです。


いろいろと大苦戦しましたが、最終的にはまあなんとか竹刀の形にはなりました。
今まで真っ黒だった柄革が新品になり、グリップが格段によくなってうれしいです。使うのは私じゃなくて娘ですけど(笑)。

注意するポイントがわかったので、数をこなせば、もう少し手早くできるようになりそうです。でも、他の3本は新品に近いので、交換する頃にはもうやり方を忘れてるかも…。(笑)


↓部品交換後の竹刀です。ごちゃごちゃと結んであるのが「中結」です。
中結も3〜4回、結びなおしました…。巻いているうちに革も伸びてくるような気がします。
はなずきんの日記帳-中結はこれです


↓柄革、きれいになりました。新品ですから当たり前ですが(笑)。

弦の色にも注目です〜。

はなずきんの日記帳-きれいな柄革

でもやっぱり自分でお手入れすると愛着が湧きますね。苦労した分可愛いと言いますか(笑)。
実は昨年は「竹刀のメンテナンスなんて、なんで剣道をやってもいない親がやらなきゃいけないんだ!」って思ってました。「そんなの、先生が生徒にやらせるものじゃないの?」って感じで、やる気ゼロでしたが…。

今年は「よし、剣道のことならできるだけ覚えるぞ!」って感じで心構えが全然違います〜。竹刀=愛剣って感じです。
こうなってくると他人の竹刀まで「どうなってるのかな」なんて気になります。

今度やる時は家の近くの武道具店に行って、交換のやり方を見せてもらおうかな〜と思っています。
達人のコツが見てみたいです。なかなか、人がやるのを見ることもありませんからねえ。


↓これは私の「マイ竹刀」です。成人女子用です。ツバが桜の柄です♪(高かったんです〜)


はなずきんの日記帳-マイ竹刀


しかし竹刀ひとつでこれだけやることがあるんですよね…。
防具を使うようになったら、あとどれだけ手入れとかしなきゃいけないのでしょうか(笑)。
剣道ってもしかして、メジャーなスポーツの中で一番道具が多いものなのでは!?

posted by はなずきん at 05:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 親子で剣道1警察編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする