2013年07月20日

母と子の剣道日誌(15)剣道の効用?

「少年剣道に入会する前に」の次回はまだ執筆中です。

ボリュームがあるうえに調べながら書いているので、もう少しお待ち下さいね。


今回は「剣道をやったことで思わぬ効果が」というお話です。


まずは次男ですが…

最近、学校でも挨拶や返事をする時、道場でやっているように大きな声で「おはようございます!」とか「はいっ!」などとしてしまうことが多い(やろうと思ってやっているわけではなく、自然に出てしまうそうです)と、次男から聞いてはいました。


次男は今までは、挨拶をしないほうだったというわけではありませんが、自分から進んでとか、大声であいさつするということはほとんどありませんでした。

仕切りタイプでほとんど人見知りをしない長男と長女にはさまれ、次男はやや控えめな感じがあったのです。


典型的インドア派で、学校の休み時間も図書室に行くのが好きだったり、うちでも他の兄弟が外で遊んでいても、自分だけは家で絵を描いていたり、図鑑を見ていたり、漫画を読んでいたり…となかなか外に出ないタイプです。(それは今でもあまり変わってはいませんが)

運動もあまり得意なほうではなく、体も細めで力も弱く、なんというか「頭でっかち」な感じだったんですよね。そのわりには、勉強もあまり好きではないのですが(笑)。(雑学とかは好きみたいですが…)


だから、次男が剣道を習いたいと言い出した時はちょっとびっくりしました。

理由は、Wii(据え置き型ゲーム機)のゲームで、チャンバラをやるものがあったのです。

そのゲームにはまって、かなり難しいのを最後までクリアしたのですが、それがきっかけで「剣を振り回したい」と思ったようです(笑)。


次男には長男と一緒に「くもん」に通わせているのですが、くもんに行くのも宿題をするのもかなりイヤみたいで…。いつも「やめたい」と言っているようなありさまです。

とはいえ、くもんの勉強は他の塾と違って本当に身になるようなシステムなので、私としては続けてほしく、「やめたい」というのは聞かないことにしています(笑)。


ところが次男は、剣道はなぜか「嫌だ」と一回も言わず、通っていたのですよね。

まあ、昨年通っていた教室は稽古日も週1回、長期休暇期間中はお休み、稽古そのものもかなり「ゆるめ」のところで、先生が怒ったりすることもほとんどなく、ものすごくきつかったりすることもあまりなかったのですが…。

それにしても、筋金入りのめんどくさがりやの次男が文句も言わず続けていたというのは、剣道が好きだったのでしょう。


ところで、昨日は小学校の終業式で、通知表を持って帰ってきたのですが…

担任からのコメントにこんなことが書いてあったのです。


「毎朝元気に自分からあいさつすることができています。大きな声であいさつをすると気持ちが良いことに気付いたようです。」


通知表に書かれる、ということは本当に学校でもちゃんと挨拶できてるってことなんですよね。

いや、次男がこんなことを書いてもらえるとは…ちょっと嬉しくなりました。


そういえば、私がファンの防具コースのK郎君(中学1年)のお母さんが言っていたのですが…

小学校の卒業式の時、K郎君は卒業生代表に選ばれたそうです。

卒業証書を受け取る時に呼ばれる返事も「はいっ」としっかりできて、ほめられたのだとか。


剣道の先生は「あいさつをしないと怒るぞ」と強制的に教えてくれましたが、それがきっかけで「あいさつは大事なことなんだ」「あいさつをすると自分も気持ちいいんだ」ということに気づけたわけです。

親がいくら「あいさつしなさい」と言っても、内気な子は最低限しかできなかったりしますが…先生の立場から、やや脅し?を入れて教えるのも、ひとつの方法ではあると思いました。

次男も積極的にあいさつしてくれるようになって、よかったなあと感じています。


あと、次男はわりと短気でイライラすることが多いタイプなのですが…

イライラした時に、素振りをしてくるとすっきりする、ということも最近わかってきました(笑)。

まあ、子供のイライラなんて、たいがいがたいした理由ではないですから…体を動かすと気分が変わるみたいですね。だいたい室内にこもっているの自体がよくないのですよ。

練習とは違いますが、竹刀をむちゃくちゃに振り回すとけっこうストレス発散になるようです。

最近は次男がごちゃごちゃ言っていたら「素振りしてこい!」と外に出すことにしています。(笑)



さて、次は私の話です。


私は正式に剣道を習っているわけではなく、子供をやる気にさせようと思って始めた素振りが楽しくなってしまい、かれこれ1か月半くらい、毎日素振りを欠かさずやっています。

一日3回、1回につき100本くらいはやっているので、一日300本やっていることになります。


この素振りで腕に筋肉がつき、ダイエット効果もあったということは先日書きましたが…。

それだけではない、というのが最近わかってきました。


どうも、腕だけではなく、体幹部の筋肉(いわゆるインナーマッスル)もかなりついたようなのです。

というのも、先日実家に行った時に、泊まりなのでやや大荷物で行ったのですが、今までかなり「重い〜」と感じていた荷物が、さほど重く感じられなくなったことに気づきました。

姿勢もなんとなくよくなったようで、背筋をまっすぐ伸ばすことがあまり苦ではなくなってきました。



また、昨日実家からテントをもらうために(実家ではもう使わないので)車で実家に行ったのですが、道中が長いので眠くならないよう、プレイヤーで音楽をかけて歌いながら運転していたのですが…。

あれ、なんか声が前よりよく出るようになってる!ということに気づきました。


私は歌う時に「音程やリズムを取る」のは、昔ピアノを習っていたこともありまあ普通にできるのですが…

腹筋が弱いためか腹式呼吸ができなくて、「おなかから声を出す」というのができませんでした。

ですから、歌ってもなんだか貧弱な声で…なんか上手に歌えないな〜とずっと思っていました。

ボイストレーニングをやりたい、と思ったこともあったくらいです。


それが昨日実家に向かう時に、今までと同じようなつもりで歌っていたのに、声に厚みが出て、伸びが出るようになったのです。かなり歌い上げなければいけない「宇宙戦艦ヤマト」なんかも意外としっかり歌えました(笑)。(主人のメモリースティックを借りると、アニソンばっかり入ってるのです…)


これが「腹から声を出す」ってことなのか!生まれて初めて体感できました。

「ボイストレーニング」そのものをしなくても、多少は声が出るようになるんですね〜。

なんだか歌うのが楽しくなってしまい、ドライブ中ずっと大声で歌ってました(笑)。


そういえば、次男も前より声が出るようになっていました…。

素振りで体幹が鍛えられるのと、稽古の時に「声を出せ!」って言われるからでしょうね。


本当は、剣道必須の「すり足」をするともっと体幹の筋肉がつくらしいですが…。

さすがに家の中ではすり足の練習はしづらいし、外だと靴なのでうまくいかないし、裸足になると痛くてできません(笑)。

せめて少しは足を鍛えよう、ということで、家事の時に少しかかとをあげて作業したりしています。

(剣道でも、構える時は必ずかかとを浮かせます)


剣道に限らず、日本古来の芸事は体幹を鍛えるような動きをするものが多いらしいです。

能をやっている方も長寿で健康な方が多いのだとか…。

「ピラティス」(体幹を鍛える運動)をやるよりも、武道や伝統芸能をやったほうが一石二鳥かもしれませんよ!(笑)

posted by はなずきん at 19:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 親子で剣道1警察編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月10日

母と子の剣道日誌(14)竹刀の部品交換にチャレンジ!

先日もちらっと書きましたが、竹刀の部品交換に挑戦しましたのでその話題を。

剣道を全くやったことのない人(私です)は、まず「竹刀って部品の交換をするの?」ってことからですよね…。「竹刀」ってそのまま、完成品で売っているとしか思っていませんでした。
あまりじっくりと竹刀を見ることは普通はあまりないと思いますが、竹刀というのはただの竹の棒ではなく、4本の竹の板が組み合わさってできているものなのです。

武道具店に行くと、もちろん完成品の竹刀もあるのですが、「竹だけ」のものも置いてあって、それを選んで部品と合わせて竹刀の形にしてもらう(仕組みと言います)ものもあります。
武道具店でも仕組んでくれますが、自分でもできるのです。

何のためにそんなことをするのか?というと、自分好みにいろいろ長さなどの微調整ができるからなのです。身長や手の大きさに合わせて竹部分や持ち手の革を長くしたり、短くしたりします。
部品にも高くていいもの、そうでもないもの(練習用)などがあるのですが、好きなものを組み合わせて使うこともできます。
普通に使っていても、竹刀は弦(つる、竹刀に張ってある糸)や中結(なかゆい、竹刀の先端近くで竹をまとめて縛っている革のヒモ)がゆるんだり、竹部分が傷んでささくれてくるのですが(危ないので削ります)、そういうお手入れをするためにも、自分で組めたほうがいいのです。
上手になり、道具にこだわるようになると、そうやって仕組んだ竹刀を使う方も多いようです。

私や子供はそんな、道具にこだわるとかそんなのはまだなく、一番安い完成品の竹刀を買って使っているわけですが…


次男が昨年使っていた竹刀(30サイズ)を、娘に譲り使わせているのですが、柄革(手で持つ部分の革)が真っ黒で硬くなってしまいました。
見栄えも悪いしグリップも悪そうなので、柄革を交換したいと思いました。

そう思って竹刀をチェックしたら、弦や中結も緩んでいました。
しかし竹部分はまだまだ使えそうな感じなので(竹そのものが割れてきたりしたら、竹を交換するか、新品を買うかしないといけませんが)部品交換をすれば問題なく使えそうなのです。

これが↓娘の竹刀(部品交換前)です。
はなずきんの日記帳-娘の竹刀

はなずきんの日記帳-柄革が真っ黒です

ご覧のとおり、柄革の部分が真っ黒になってややつるつるになっています。
こうなると、見栄えが悪いだけでなくすべって持ちづらいのです。


私も最初は「お店に頼んで交換してもらおうかな」と思いました。
でも、ネットで検索してあちこちの武道具店のHPを見たのですが、どこにも「竹刀の部品交換」の料金が載っていません。部品は売っていますし、防具の補修などの値段は書いてあるのですが…。

子供の完成品の竹刀というのは安いものだと2000円程度です。部品(革部品のセット)は700円くらいからです。これに交換料金がもしかかったら、新品を買うのと変わらないのでは…思いました。
実際は「竹刀の仕組みは当たり前にやってくれること」なのでわざわざ書いていないようなのですが(ただの部品交換や仕組みなら、部品代だけで仕組み作業は無料の場合が多いのだそうです)その時はわかりませんでした。
剣道をやっている人にとっては当たり前のことなので、いちいち書いてないのでしょうね。
でも、言われないとわからないですよ、それは(笑)。


うちには主人が購入した「剣道用具マニュアル」という本があり、用具の使い方、手入れの仕方などが書いてあり、竹刀の仕組みの仕方も解説してあります。

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しかし、一度も自分でやったことのない「仕組み」が本を見るだけでできるのだろうか?と思い、掲示板で質問したら「自分でやると愛着がわきますよ」と言われ…
試しに「中結」(竹刀の真ん中を締めている革ヒモ)を自分で締めなおしてみたら、案外ちゃんとできたのです。

そこで「よし、ここまで踏み込んだのだから自分でやっちゃうか!」とネットで部品を購入しました。
弦(ヒモ)の色が選べたので、次男と区別がつきやすいようにということで、娘の持っている竹刀の唾(つば)の色と合わせて紫色にしてみました。

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ちなみに主人は小学校高学年から中学まで剣道を習っていましたが、全くお手入れや仕組みをしたことはないそうです。公式試合前は必ずチェックをしなければいけないのですが(試合では竹刀チェックを通ったものしか使えません)、子供の場合は自分ではやらない子はけっこう多いと思います。

主人は道具を大事にしないほうで、使ったら使いっぱなし、それで耐えられるものしか使わないというタイプです。
いっぽう私はそんなにマメではないですが、お手入れ自体は大好き。道具にもこだわりがあって、買える範囲内で「いい物」を選ぼうとします。
お手入れの頻度は少ないですが、靴なんか磨きだしたらやめられないほうです(笑)。



さて…頼んで数日後。いよいよ部品が届きました。
本を読んだ時点では、1時間くらいでできそうだと思っていたんですが…結局、始めてから完全に仕上げるまで、3時間くらいかかりました(笑)。


最初だから勝手がわからなかった、というのが時間がかかった一番の原因ですが、それに加えて「剣道用具マニュアル」がちょっとわかりづらかったというのもあります。
この本、ある程度知っている方にはわかりやすい本のようなのですが、私のような「全くゼロから」の人にはちょっと不親切な部分があり、最後までやってから手持ちの竹刀と比べて「あれ、なんか違う!」ということに気づきやりなおしをしたのが2回もあり、そのせいで時間がかかったのです。


最初に「しまった」と思ったのは、分解する前に部品のある位置を竹刀に書いておかなかったことでした。分解した後だとどの位置に部品があったのかよくわかりません。
幸い他の竹刀が手元にあったので、おおよその推測はつきましたが…。
本には「中結を結ぶのは全長の1/4程度のところに」って書いてありますが、最初についていた位置がわかったほうが簡単でいいに決まっています〜。

ヒモの通し方も部品のどちらからなのか、とか、何センチくらいのところで結べばいいのかとか、革のつるつるしているのとザラザラしているのをどちらを巻くのかとか、細かいところでかなり悩み、手持ちの竹刀を一生懸命見て、それと同じになるように何度もやり直しました。
(その後、あまりふだんやらない部分を分解する時は、ばらす前に写真を撮っておくようにしました…)


今回一番難しかったのが、弦(ヒモ)をぴんと張ることです。
完成品の竹刀だと、弦を弾くと「ピーン」と音がするくらい強く張ってあるのですが、ぎゅーっと引っ張ったまま弦を結ぶのがけっこう大変で…。しかも結ぶ先が革ヒモなので、革のほうもやっているうちに伸びてくるのです。これは3回くらいやり直しました。

あと、これは分解してまず最初にやったのですが、竹刀には油を塗ったほうがいいのです。乾燥すると割れたりささくれができやすくなります。
娘の竹刀は少しぱさついていたので、部品を外した後、組み立てる前に「さざんか油」を塗りました。
ちゃんと竹刀専用の「竹刀油」というのが武道具屋さんには売っているのですが、椿油が主成分らしいので、たまたま持っていた「さざんか油とホホバオイル」という髪用のオイルを使うことにしました。
てんぷら油を使う方もいるらしいですが、さらっとしたオイルのほうが向いているそうです。


いろいろと大苦戦しましたが、最終的にはまあなんとか竹刀の形にはなりました。
今まで真っ黒だった柄革が新品になり、グリップが格段によくなってうれしいです。使うのは私じゃなくて娘ですけど(笑)。

注意するポイントがわかったので、数をこなせば、もう少し手早くできるようになりそうです。でも、他の3本は新品に近いので、交換する頃にはもうやり方を忘れてるかも…。(笑)


↓部品交換後の竹刀です。ごちゃごちゃと結んであるのが「中結」です。
中結も3〜4回、結びなおしました…。巻いているうちに革も伸びてくるような気がします。
はなずきんの日記帳-中結はこれです


↓柄革、きれいになりました。新品ですから当たり前ですが(笑)。

弦の色にも注目です〜。

はなずきんの日記帳-きれいな柄革

でもやっぱり自分でお手入れすると愛着が湧きますね。苦労した分可愛いと言いますか(笑)。
実は昨年は「竹刀のメンテナンスなんて、なんで剣道をやってもいない親がやらなきゃいけないんだ!」って思ってました。「そんなの、先生が生徒にやらせるものじゃないの?」って感じで、やる気ゼロでしたが…。

今年は「よし、剣道のことならできるだけ覚えるぞ!」って感じで心構えが全然違います〜。竹刀=愛剣って感じです。
こうなってくると他人の竹刀まで「どうなってるのかな」なんて気になります。

今度やる時は家の近くの武道具店に行って、交換のやり方を見せてもらおうかな〜と思っています。
達人のコツが見てみたいです。なかなか、人がやるのを見ることもありませんからねえ。


↓これは私の「マイ竹刀」です。成人女子用です。ツバが桜の柄です♪(高かったんです〜)


はなずきんの日記帳-マイ竹刀


しかし竹刀ひとつでこれだけやることがあるんですよね…。
防具を使うようになったら、あとどれだけ手入れとかしなきゃいけないのでしょうか(笑)。
剣道ってもしかして、メジャーなスポーツの中で一番道具が多いものなのでは!?

posted by はなずきん at 05:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 親子で剣道1警察編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月06日

母と子の剣道日誌(13)防具コース見学!

前にも書きましたが、毎月配られる稽古日程のカレンダーには、先生の「言葉」が書いてあります。
いつも「いい言葉だな〜」と思って感心しているのですが…
7月は今までとはちょっとタイプの違う、こんなことが書いてありました。


「海水浴には充分に注意すること!
夏休みの間は皆勤賞には計上しないので、思う存分遊べ。
あいさつがきちんとできない奴は往復ビンタ。
宿題をためると、先生みたいに泣きながらやることになるぞ!」


先生、小学校の頃は、泣きながら夏休みの宿題をやってたんですね…。なんか、子供の頃の先生を想像してほほえましくなってしまいました(笑)。
先生の「投球」はこういう変化球がときどき来るので、何をやってくれるのかいつも楽しみなんです。




さて、今回は防具コースを見学した話です。

先日の基本コースの稽古は、なんとかかんとか袴をはいたところで終わりました…。
いちおう前の教室でもはかまをはいていた(といっても、結ぶのは私がやっていましたが)息子は、なんとか稽古の時に自分で結ぶことができましたが、娘のほうは「手を緩めずヒモを回し、うしろで蝶結び」ということ自体がかなり難しいらしく、結局自力ではしっかりと結ぶことはできませんでした。
また家で練習させないと〜。
次回は「はかまを畳む練習」だそうです。はい、がんばって私も覚えます〜。



いつも基本コースが終わった後に、防具コースの稽古が始まります。
うちはいつもその頃に帰るので、最後まで稽古を見たことがありませんでした。
でも、私が防具コースの稽古をすごく見てみたいのと(笑)、息子にもそろそろ、上の子がどういう稽古をしているのか見せたほうがいいだろうと思い、見学をさせてもらうことにしました。
いちおう娘も一緒でしたが、娘はまだ「剣道というもの」自体がよくわかっていないので、今回はおまけのようなものです。


防具コースは、最初の30分くらいは先生は登場せず、子供だけで稽古します。
準備体操をやった後は、二人組で技を入れあう稽古をします。

それが終わったら休憩をして、先生が登場。黙想と礼をしてから稽古に入ります。
今日は試合形式の稽古です。全体を赤組、白組に分けて、年が下の順から試合をしていきます。
先生は審判をしつつ、途中で指導を入れていきます。

剣道の試合のルールを簡単に説明しますと、「面、胴、小手」のいずれかが入れば「一本」となり、審判が「一本」が入った側の旗(赤もしくは白)を上げます。先に「一本」を2回取ったほうが勝ちです。
制限時間(小学生は2分)があり、片方が一本だけ取っていればそちらの勝ち。
「一本」が取れないままだとか、お互い一回ずつ取った状態は、「引き分け」になるか、または延長になって先に一本取ったほうが勝ちになります。
今回の稽古は「試合形式」であって試合ではないので、時間になれば引き分けでもそのまま終了です。


試合稽古中、突然先生が「二人ともストップ!」と言います。
その状態で、「お前、竹刀を持つ腕を絞れといったのに絞っていないだろう」というような注意をします。
注意が終わったら試合再開です。

もしくは、試合が進んでいる状態で、「そのまま追い込め!」とか「振りが遅い!」などの助言もされます。試合が終わったら、試合をしていた二人にまた指導があります。

試合が一通り終わった後、先生が全体に向けてこう言いました。

「もっと技を出せ!練習試合の時に技を出さないで、いつ出すんだ?今技を稽古しないで、本番で出せるのか?練習なんだから、安全に勝とうとするんじゃなくて”よし、面を取るぞ!”と覚悟を決めて、思いきってやれ!」

そしてまた組み合わせを微妙に変えて試合稽古です。
うん、確かにみんな、さっきより「覚悟を決めて」やっています。積極的に責めるようになりました。
先生の指導は本当に的確で、いつも聞いていて「なるほど!」と思います。技術的なことだけでなく、精神的なアドバイスも多いのですが、聞いているだけのこっちまでやる気になってくるような話です。

防具コースの稽古のほうが、基本コースよりも厳しい雰囲気です。
先生はビシビシ厳しく叱り、時々竹刀が飛びます…。
とはいえ、やっぱりこの先生ですから、冗談がちょくちょく混じりますが(笑)。


先生からは厳しいことを言われていますが、私から見ると、ここの防具コースの稽古試合は十分レベルが高いと思います。部内試合とは思えない迫力です。

今まで別の剣道の会に入っていて、防具コースに今年の6月頃から入ってきたRM君という、次男の同級生(同じ学校)がいます。
RM君ママになぜこちらに移ってきたのかを聞いたら、前いた会は会場(市の体育館)がなかなか取れず、稽古回数が少ないわりに会費が高く、納得がいかなかったのだそうです。
そこの会はあちこちに支部があり、RM君は支部同士の大会でも優勝するくらい強かったらしいのですが、RM君ママいわく「この会は全然レベルが違うと思った」だそうで…。
稽古に参加した最初の頃は全然試合稽古で勝てず、最近やっと勝てるようになってきたのだそうです。他の会ではトップレベルにいる子のママがそう言うのですからねえ。


この日は残念ながら、私がファンになっているM美ちゃん(4年生)はお休みしていたのですが、もう一人、やっぱり私がファンのK郎君(中学一年)がいたので、食い入るように試合を見てしまいました。
いやもう、迫力がスゴイです。打ち込みの速さにほれぼれします。カッコイイなあ。サインもらいたい(笑)。


防具コースの稽古は、6時に始まり8時半ころまで続くそうです。時間が長いので、稽古しているほうは大変そうですが、私は最後まで見たかった…。すべての試合を食い入るように見てしまいました。
こんな稽古内容なら何時間見ていても私は飽きないですね。
本当に面白かったです。時間があれば毎回見せてもらいたいくらいですが〜。

が、この日は我が家が長男のお祝いごとで食事をすることになっていたので、7時過ぎにおいとますることにしました。


稽古見学が終わって、次男に感想を聞いてみました。
「どうだった?防具コース、今よりずっと厳しそうだけど」
「いや、カッコイイと思った。僕もあっちに行きたいって思った」
「うん、そうか!そう思ってくれてよかった。見学したかいがあったね!」

まだまだへたれな次男が、今よりずっと厳しい指導を見て「あっちに行きたい」と言ってくれるとは。
正直「あんなに厳しいのはちょっとヤダ」って言われるかもしれない、とも思っていました。でも次男も先輩たちを見て「カッコイイ、ああなりたい」って思ったのでしょうね。

主人に稽古内容を話したら「俺の時はそこまでに丁寧な指導はなかったなあ」と言っていました。
「そこまで稽古をつけてくれる所なんて、警察でもなかなかないと思う」だそうで。

なるほど、ここの子たちが強いわけがよくわかりました。
基礎をみっちりたたきこまれたうえに、実戦についてもこんなにしっかり指導してもらえるのですから。正直、うちの息子がここの子達と同レベルまで強くなるとは今は思えませんが(まだ、口だけで実践があまり伴っていないので…)、尻尾にくっついていくだけでもいい経験になると思っています。
ちなみに娘の感想は「スゴイと思った〜」。うん、やっぱりまだよくわかってないのね(笑)。


次男が前習っていた会では、試合を見ても私は全然「かっこいい」って感じなかったのですが…
ここに来てからは「剣道ってホントにかっこいいっ!!」ってよく思っています。稽古着を着て、防具をつけているだけでもかっこよく見えますが(笑)、稽古を見ているとなおさらです。

他のスポーツも勝敗をかけて戦うものですが、剣道にはそれらとは違うりんとした緊張感があり、そこがたまらないんですよね。
しかもここの防具コースの子は本当に動きがいいし、攻めていく気合も十分です。だからカッコイイんだろうなあ〜。
子供の試合ですらそう思うのですから、大人の(警察の)稽古もぜひ見たいと思っている私です。いつか見学させてもらおう…。


今度、警視庁の少年剣道の大会(錬成大会)があり、もちろん息子や娘は試合には出られないのですが、試合に出る子を応援するだけでも私は十分楽しみです。
早朝からバスで武道館に行き、練習やら試合やらがあって夕方までかかるそうなのですが、防具コースの子とも話せる!試合が見られる!のでウキウキしている私です。

私はもともと子供が決して好きなほうではなく、自分の子が産まれるまでは「子供ってうるさいだけでめんどくさい」と思っていたほうです。今でもよその子が泣いていたりすると、どう扱ったものやら、と困ってしまうほうなのですが…、でも、子供を見てるのは面白いなあと思うんですよね。
ここの道場の子は見ているだけでも可愛くて仕方ありません。みんな素直でしっかりしているからかなあ。

実は、ひそかに子供たちの名簿をノートに書いてあり、名前を覚えるようにしています(もともと、私は人の覚えが悪いせいもありますが…)。話したことのない子でも名前や学年はけっこう覚えたので、どんな子なのか話してみたいです。
錬成大会、自分が遠足に行くかのように楽しみです!

posted by はなずきん at 01:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 親子で剣道1警察編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月01日

母と子の剣道日誌(12)蝶結びだけで一時間!?

今日の稽古は、いつになく(私が)疲れました…。
なぜなら、ちっとも(子供が)体を動かしていないからです。
って意味不明な文ですが(笑)この先を読んでいただければ意味がわかります〜。


今日から、道着を着る練習が始まりました。
事前に先生から「蝶結びが後ろでできるように練習しておいてください」と言われたので、特訓して、前でも後ろでもエプロンのひもがきちんと結べるようにさせておきました。
今日の稽古では、以前買っておいたそれぞれの道着を持ってきて、まずは「稽古着」(上半身に着る着物型のもの)の着方からだったのですが…

本当は「15分で終わるはず」(先生談)だった稽古着の「ヒモを蝶結びにする」だけになんと30分もかかってしまい、結局袴のほうは全く着用できずに終わってしまいました。

次男も娘も、家では10秒で蝶結びができるようにしていったのに…、なんで〜!?って感じです。
他のみんなもやってきているはずなのに、なかなかできません。できた!と思って先生に見せに行くと「これは縦結び」と却下されてしまいます。

先生は、最初は縦結びと横結びの違いからきちんと説明して、子供にやらせたのですよ。
こんなところまで説明してくれる道場なんて、いったいどれだけあるのでしょうか…。先生、本当に偉いです。

ただ、各家庭によって教え方が微妙に違ったせいなのか、子供達も混乱していたようです。私たちの年代は「習った」のではなく「気が付いたらできていた」という感じですから、改めて子供に教えるのはかえって難しいのかもしれません。
うちで教える時も、主人と私のやり方が違って口論になったくらいですから(笑)。


息子がなかなかできなかった一番の原因は、家でやっていたエプロンのヒモよりも、道着のヒモのほうが固くて小さかったから、そして自分の体のすぐ近くで結ばないといけなかったから…らしいのですが、ちょっと違っただけでも全く!できなくなっちゃうのはさすが子供ですよね…。
まあ、要するに場数を踏んでいないから、違うパターンに対応することができないわけですが…今の子供の生活は、本当にヒモを結ぶ機会がないってことですよね。

今回も本当は先生が一から教えて、親は手伝わせないはずの稽古だったようなのですが、全員(7人)がきちんと蝶結びができておらず、先生一人では時間内にはとても見切れなかったため、その場にいたお母さん3人(私含む)まで動員して子供を見るはめになりました。
稽古の時に親が出張ったのは、基本コースでは今回が初めてです。なのに、親のほうもきちんと教えられてないことがあったりして、先生に怒られました(笑)。

私もあらためて先生の説明を聞いて「なるほど、こう教えればいいのか」と勉強になりました…。
自分はなんとなくできてしまっているので、頭の中に論理が出来上がってないんですよね。

どちらのヒモを上に持ってくるとか、どちらの手でヒモを持ってくるとか、長さをそろえるとか、結び目をぎゅっとするにはどうすればいいかとか…、簡単なようで説明してみるとかなり細かい作業をやっているのですよね。
子供に教える時にも、私はずいぶん考えて教えたつもりだったのですが(というか、自分が普段どうやっているのか、改めて考えないと教えることができなかったのです)、さすが毎年初心者に説明をしている先生の説明はわかりやすく、感心しました。


30分かけてようやく稽古着のヒモを結ぶ作業が終わったのですが、さすがにこのまま袴に進むのは無理と先生は判断して、ハチマキを持ってきて生徒に渡しました。これは袴のヒモを後ろで結ぶ練習です。
これにもほぼ30分かかってしまいました…。

最後に稽古着のたたみ方を教えて(これは簡単なので、5分くらいでできましたが)、結局それで今日の稽古は終わってしまいました。
「お前ら、このタコスケ!本当は今日は袴までやる予定だったのに、できなかったじゃないか!次回はちゃんと袴をやるから、しっかり蝶結びを練習してこい!」
と、親ともども怒られて(笑)ハチマキを貸し出されたのでした…。


最後に、本当は練習するはずの袴が広げっぱなしになっていたので、先生は防具コースの先輩たちを呼んできてたたませました。私も洗濯したらたたまねばならないので、じーっと観察していましたがうまいものです。剣道の袴って、ヒダをキレイに畳むだけでもけっこう難しいのですよ。
家に帰ってから広げてみて「うわ、キレイに畳んである!」と感心してしまいました。

前の教室では、息子は道着や防具は貸してもらっていて、その時は「ヒダはどこにいっちゃったの?」という感じの中古の袴を貸してもらっていました(笑)。
もともとヒダが入っていなかったのでたたみ方もよくわからず、かなり適当にたたんでいました…。

今回、新しく袴を買ったので、袴のたたみ方を書いてある本(剣道用具マニュアル、という本があるのです。こういうのがないと道具が扱えないのが剣道の大変なところです)を読んでその通りにやっていたつもりだったのですが、最後のヒモを交差してきれいにまとめる方法が本だとよくわからず…そのあたりが適当になっていたのですが、実際に畳んだところを見て「なるほど〜」と研究していました。

自分の衣服(しかも道着)は自分できれいにたたみ、自分で運び、防具も全部自分でつけられる。それも小学生低学年のうちからですよ。
いやさすが、この道場で学んだ子たちです。これならどこに出しても恥ずかしくないですわ…。

今の道場の先生は、本当に面倒見のいい方だと思います。ありがたいことです。
いったいどれだけ丁寧に教えてくれているのでしょう。うちの娘はともかく、次男のほうは自分が脱いだ洋服すらろくにたためないありさまで…。私が子育てで手を抜いている部分までやっていただいているようで、恥ずかしいです(汗)。
うちの愚息たちもそのうちこんなにキレイに袴をたたんでくれるようになるのでしょうか。私は先生に足を向けて寝られません(笑)。



まあ、そんなわけで、いつもの稽古よりも私も子供も疲れました…。あんなに練習したはずなのに、こんなに子供ができないとは。しかも自分でももう一度蝶結びの教え方を勉強しなおさなくちゃいけないし。
いつも以上に真剣に覚えなければいけないことがあって、疲れました…。
これならビシビシ素振りで鍛えられて怒られているほうがまだいいです!(笑)


家に帰ってご飯を食べて、外で素振りをして疲れ解消!ってことで、一件落着?
いや、その後もう一度稽古着の蝶結びをさせたんですよ…。さっきやったばかりなのに、もう忘れかかってイライラしまくっている息子を怒りながら、なんとか稽古着の蝶結びとたたみ方だけやらせました。
明日は後ろ蝶結びの特訓ですかねえ…。でも、練習しても道場でできるとは限らず…。次の稽古が思いやられます(汗)。

ちなみに、袴のすそ上げも私は今回初めて(ミシンで)やったのですが、縫う距離が長いので疲れました〜。子供の袴でこれだけ長いんだから、成人男性の袴ってどれだけ裾の距離があるのでしょうか。ロングプリーツスカート2枚分って感じじゃないですか!?

実は竹刀のお手入れ(部品交換)にも手を出そうとしている私ですが、本当に剣道って親も子供もやる事多いですっ。だからこそ、普通の道場では手間がかかるからあまり教えてくれないんですかね〜。
まあ、そのおかげでいろんなことを覚えられるわけですから、ある意味一石二鳥、三鳥、いや五鳥くらい?ではあるのですが…その成果が出るまでには努力と辛抱が必要ですね〜。


別の話題ですが。

今日、先生がたたみ上げの時の生徒たちを見て「いったい、このたたみって何キロあるんだ?」と体重計に畳を乗せて計っていました。
なんと一枚15.3キロありました!

さらにうちの娘(小学校一年)も呼んで、体重を計らせたら19キロでした。
「おまえ、自分を持ち上げて運んでるみたいなもんなんだな…すごいな…」と、たたみ上げをやらせている本人である先生が感心してました(笑)。

他にも何人か、低学年の子が呼ばれて体重を計っていましたが、だいたい20キロ前後でした。
基本コースに2年の妹がいるので一緒の時間に来ている、防具コースのM美ちゃん(前にも書いた、市の大会で面一本のみで勝って、自分は全く打ち込まれなかった強い子です)は4年なのですが、先生に「おい、M美も体重計るか?」と言われて「いいです!」ときっぱり断っていたのには笑ってしまいました。
2年くらいの女の子は人前でも平気で体重を計りますが、4年女子ともなると、体重は知られたくないってところでしょうか。(笑)

ここの先生と生徒のやりとりを聞いているのはかなり楽しいです。みんな素直で可愛いです〜。
M美ちゃん、背が高いうえにとても姿勢がよくて、きりっとしていて、稽古着を着ているとまさに「大和撫子」って感じなんです。
強いだけでなく美しい、こんな女剣士(!)にうちの娘もなってほしいですね。

posted by はなずきん at 23:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 親子で剣道1警察編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする