2013年06月15日

母と子の剣道日誌(2)基本の基本が大事

子供の剣道、第2話目です。


こちらの剣道の道場は、基本コースと防具コースの2つのコースに分かれています。防具をつけて試合ができるレベル以外の子は、年齢は関係なく全員基本コースで一年、みっちり基本を叩き込まれます。

次男と娘の入っているのはもちろん基本コースです。

本来はここは小学生と中学生のみが対象なのですが、兄や姉が入門している子に限って、幼稚園からやっている子もいます。今は年長さんが2人、小学生が6人、中学生が1人の合計9人がいます。

基本コースが夕方5時からスタート、だいたい6時ころに終わります。その後防具コースの稽古が始まります。


こちらの先生の指導は、動作のすべてをきちんとさせます。おじぎの仕方、正座の姿勢、竹刀の持ち方、立ち上がり方、などなど、かなり細かいです。聞いている私のほうもとても全部は覚えきれないくらいです。

竹刀を持って構える時は足ひとつ分の間隔をあけて足を置くとか、かかとは少し浮かす(紙一枚分と言われます)など、生徒が具体的にわかるような表現を使います。

そしてなぜそういう動作をするのか、その理由まで丁寧に教えます。


稽古を始める時、整列する時にどこに並べばいいか。年齢の順に並ばせ、何人いるか番号を言わせて数えます。子供に真ん中は誰なのか考えさせ、真ん中の人を先生の正面に立たせます。その周囲の人はそこを中心に広がります。

教えることはいちいち合理的で、わかりやすいのです。もちろん教わっているのは子供ですから、最初はなかなか理解できないし、忘れてしまいます。でも、何度もやっているうちに、自分で考えて動けるようになってきます。


息子が以前言っていた教室では、そんなことは全く教わりませんでした。せいぜい竹刀を持った時の構え方を教わるくらい。あいさつの仕方も、おじぎの仕方も、整列の仕方も、何ひとつ教わらないので、あまりそういったことをしたことがない低学年の子は、どうしたらいいのかわからずぼーっとしていることもありました…。

どうやら、そういうことまで親が指示しなさいという方針だったようなのですが(それもはっきりとは言われませんでした)私には、なんで親がそこまで?というところがどうしても納得がいきませんでした。

先生に預けた以上、稽古中のことは他から口を出すべきことではない、と私は考えていたのですが、どうもその教室はそうではなかったのです。

(今行っているところは「道場」と書いていますが、以前のところは「道場」という雰囲気ではなかったので「教室」と書いています)


こちらでは最初の何回かの稽古は竹刀を持ってはいましたが、振ることはしませんでした。
ずいぶん細かいのだな、いつから竹刀を使うのかな、と思っていましたが、指導が進んでいくにつれ、あれほど丁寧に基本の基本の動作を教えていた理由がわかってきました。


最初は行動も返事もバラバラだった初心者集団でしかなかった生徒たちが、わずか1か月ほどできびきびと、自分たちで考えて動くようになってきたのです。なるほど、これができるとできないとでは、竹刀を使い始めてからの動きが違ってくるはずです。


どんなことでも(たとえ冗談でも!(笑))先生の指示が出たらすぐに反応しないと怒られます。最初のうちは怒られてばかりだった子供たちも、徐々に反応が早くなってきました。


一度教えたことを守っていないと、「前、なんて教えたか?」と聞かれます。あまりに何度もわからないと時々ゲンコツ、もしくは竹刀が飛んできます。
最初は怖くて泣いてしまう子もいました。うちの娘もときどき涙目になっています(笑)。

しかし先生が自分を憎くてやっているわけではない、そんなに痛くやられるわけではない、ということがわかってきて、だんだん泣く子はいなくなってきました。


上にお兄ちゃんたちがいて、幼稚園から始めている子は、先生に怒鳴られてもケロッとしています。さすがと思いましたが、入門当初はやっぱり怖がって泣いていたのだとか。一年間でそこまでしぶとくなるわけですから、そういう意味でも成長するわけです(笑)。

先生が子供にわけのわからないツッコミをして、子供が変なことを答えて笑ってしまう、のも稽古をみていてよくあります。剣道の教え方だけでも十分面白いのですが、そんなお笑いポイントもおかしくて、つい真剣に見学してしまいます。
前の道場では自分の子供の稽古なんて全然見る気にならなかったのに…。


基本コースでは、最初は道着もつけません。理由は、足さばきは当初は袴をつけていると難しいことと、先生に、生徒が足さばきができているかどうか見えないからだそうです。それができて初めて、道着を着られるようになるのだということでした。



最初はなんで道着を着用させないのか不思議でしたが(道着を着ただけでも剣道をやっているような気分になって気持ちが盛り上がるじゃないですか。)でも理由を聞いて、なるほど、と思いました。


またまた次回に続きます。

posted by はなずきん at 14:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 親子で剣道1警察編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする