2013年06月14日

母と子の剣道日誌(1)道場を変わりました

次男(現在小学校4年)は、昨年の5月頃から剣道を習っていました。
本人がたまたまチラシをもらってきて「やりたい」と言い出したのですが、私も主人も、剣道をやることには最初から賛成でした。
というのも、主人は昔警察の道場で剣道を習っており、そこで礼儀や自主性が身についたと言っており、子供にもやらせたいと前から言っていたからです。



次男は3人兄弟の中でも筋金入りの「めんどくさがりや」「根性なし」で、何をさせても「めんどくさい〜」「やりたくない〜」という性格。口うるさい長男に反発しながらも、なんだかんだで依存しており、自分で物事を決めることがほとんどありません。
このままでは本人のためにならない、何かさせて自信をつけさせたら少しは変わるのでは、と夫婦で考えてはいたのです。


また私は、うちの夫婦で尊敬している小説家「池波正太郎」先生が書いている時代小説がとても好きで、ほとんどの作品を読んだのですが、中でも「剣客商売」という、剣術使いの老人とその息子が主人公の小説が大好きなのです。
もともと私は「戦い」がわりと好き(実際、自分で戦っているという意味ではないです。戦いに際する精神高揚状態が好きというべきでしょうか)で、「武士道」も好きなので、「剣客商売」を読んで、出てくる女性剣士(主人公の息子の奥さんになる人です)にあこがれ、自分でも剣道をやろうとしたことがありました。
一度は近所の学校でやっている剣道教室に見学にまで行ったのですが、勤めている時だったので、練習の日程が合わず、断念したということがありました。


というわけで、次男がチラシをもらってきたところに入門したのですが…。
そこの方針がどうも、主人の希望していたような内容ではなく。
主人は「ひとりでやらせること」に意味があると思っていたのですが、親の付き添いはないと聞いていたのに、結局ずっと付き添ってくださいと言われました。

私も「自分が考えていたような道場とはなんか指導方針が違う」と思いながら、家から近く曜日の都合がよかったのと、いつもは根性なしの次男が、珍しく「行きたくない」などと言い出さず続けていたので、やらせてあげたいなと思い通わせていましたが…。
この時はまだ下の娘も年長で、長男と一緒に家に置いてくるのもやや不安なのに、一緒に連れて行けば騒ぐようなありさまで迷惑をかけてしまいます。そんなこともあって親の付き添いが毎回であるのが苦痛で、私には負担が大きいと感じたのと、指導の方針がどうしてもここは合わない、と決断し、別の道場を探しました。


曜日や送迎の都合と、HPで見た運営方針などから判断し、ある道場に見学に行きましたが、そこは主人が「人数が多すぎて目が行き届いていない、ここはやめよう」と。
「やっぱり警察がいいんじゃないか」ということで近所の警察剣道の見学に行き、今年の4月からそちらのほうにお世話になることにしました。


前は稽古は週1回でしたが、今度は2回あります。しかも家からはちょっと遠いし、時間も夕方なので、車での送迎が必須です。
新しい道場の方針は「親がやることは当番の人以外は一切ありません。でもできるだけ見学に来てください」というものでした。正直、見学はめんどくさい、自分の時間が多く取られて嫌だな…と思いましたが、本当に珍しく「剣道を続けたい」と言っている次男を、腹をくくってサポートしてあげなければ、と割り切ることにしました。

次男を稽古に連れてくるとなると、必然的に1年生の娘も一緒に連れてこざるを得ません。どうしようと思っていたら、娘も「自分もやりたい」と言い出したので、これ幸いと一緒に入れることにしました。
長男は6年生なので、ひとりで留守番をさせていますが。(長男にもやらせたいのですが、どうしてもやりたくないらしいです)


そして入門から2か月半が過ぎた今。

あれほど「めんどくさい、できれば行きたくない」と思っていた見学が、楽しくてしょうがなくなっています…。子供よりも私のほうが熱心になってしまっているくらいです。
稽古の内容自体が本当に見ていて面白く、私の「剣道熱」が再発してしまいました。


道場の雰囲気も良く、上級コースの生徒たちは礼儀正しく素直で、そして強いのです!なのに稽古を見ていて「厳しすぎる」とは感じない、適切な練習法だと思えます。
初級コースはともかく、上級コースは稽古が厳しくないわけはないのですが、練習内容や先生の雰囲気のせいなのでしょうか、どこか安心して見ていられるのです。
うちの次男は「へたれ」なのであまりに厳しいとやめたいと言い出すかもしれない…と思っていましたが(コースが上がれば当初は言いそうな気はします)ここならなんとか続けさせることができるのではないかと感じました。
これこそが、私や主人の求めるような道場なのではないか、と。


あ、もちろんうちの息子はまだ全然強くありませんけど…。(笑)
一年剣道をやっていたにも関わらず、ここでは初心者とみなされて(確かに、今から思うと前の道場では何も教えてくれていませんでした)、娘と一緒に全く最初から習い直しなのですが、そこがよかったと思うのです。


今の道場の先生は一見、柔道をやっていそうな筋骨隆々とした方です。
話し方がいかにも「体育会系」な陽気なノリで、ラグビー部とかにいそうな雰囲気…。剣道の先生ってわりと物静かなイメージを想像していたので、最初はちょっと意外に思いました。
だから最初はあまり期待せずに見ていましたが、稽古が進むにつれ、この先生の教え方に心底、感心と感動をしながら見るようになりました。
今は「なんていい先生に当たったんだろう、本当にラッキーだった」と思っています。そのユニークで素晴らしい指導内容を、みなさんにも紹介したいと思います。



ここの道場は、本当に基本の基本から丁寧に教えられます。
まずは「あいさつの仕方」。
稽古に来たら必ず挨拶をする。まずは警察の入り口で、そして中ですれ違う人すべてに挨拶。教室に入る時は「お願いします!」。中で先生と、見学の父兄にも挨拶。もちろん帰りも必ず挨拶をして帰ります。
「先生は礼儀にはうるさいぞ、やらなかったらゲンコツが飛ぶからな」とびしっと言われました。

そして次は生徒の言葉遣い。
うちの娘に先生が聞きます。
先生「自分の名前を言いなさい。」
娘 「○○▲▲(娘の名前)!」
先生「今何年生だ?」
娘 「一年生!」
先生「…うーん、直すところ満載だな…先生に話す時は必ず、最後に”です”とか”ます”とつけて答えなさい。」

今までのびのび系の幼稚園で、先生にややため口をきいていたりした娘は、最初はなかなか苦労しましたが、最近はやっと「ですます」を普通につけられるようになってきました。


次は返事の仕方。「はーい」とか「はいー」ではなく「はいっ」と大きな声で答えなくてはなりません。こういうことは私が注意していても、なかなか聞きやしませんが…さすがに見るからに強そうな先生に「守らないとゲンコツが飛ぶ」と言われると、やらざるを得ません。(笑)

こんな厳しいことを言いながら、先生は子供相手によく冗談を飛ばしています。
子供は「先生は怖い」というイメージを最初にやや植えつけられているので、冗談なのか本気なのかわからず戸惑っています。

先生「先生の名前は覚えたか?」
生徒「…わかりません」
先生「××先生、だ。はい、言ってみなさい」
生徒「××先生です!」
先生「じゃあ、先生の機嫌のいい時は?おい、△△(上級生)、言ってみろ」
生徒△△「××”大”先生です!」
先生「じゃあみんなも言うように。先生の機嫌のいい時は?」
生徒一同「××大先生です!」

こんなのはまだわかりやすいほうで、さらに子供には全く意味不明なことまで教えます。

先生「竹刀のここの部分はなんて言うんだ?」
生徒「…」
先生「この間教えたよな。なんて言う?」
生徒「…(答えられず沈黙)」
先生「こら、わからない時でもちゃんと返事しろ!わからない時は「わかりません!」と言いなさい。何も言わないのはダメだ。竹刀のここの部分はなんだ?」
生徒「わかりません!」
先生「じゃあ、先生の機嫌のいい時は”わかりません”はなんて言うんだ?△△、言ってみろ」
生徒△△「わかりませんえん、ながたにえん、です!」
先生「そうだ、みんな言ってみろ」
生徒一同「わかりません…ねん?ながた…?(子供だからなんて言われたのかよくわからないのです)」
先生「わかりませんえん、ながたにえん、だ!」
生徒一同「わかりませんえん、ながたにえん?」


子供は先生にわけのわからないことを言われて困惑しています。
しかもこの手の冗談バリエーションは相当多く、最初はこれを覚えるだけで一苦労です。
私もいったいこの先生、何がしたいのだろうと思いました…。


しかし、稽古を続けて見ているうちにわかってきたのです。
「わけがわからないことも、言われたことをその通りやってみる」ための練習だったのです、これは(たぶん)。あるいは「先生の言うことは絶対である、わけがわからなくても従わなければいけない」とわからせるためもあるのでしょう。
基本を身に着けるためには、わけがわからなくても反復しなければならないこともある。そういうことなんだと思います。


また、このことに限らないのですが「先生に言われたことを覚え、とっさに行う」ということの練習が多いのです。動作はもちろん、返事にしても。
剣道は、試合になれば自分ひとりで判断をして動かなければなりません。相手が打ち込んできたら、頭でなく体が反応しなければなりません。
いろんな「わけのわからないこと」を覚えさせ、練習の合間に突然生徒に質問して言わせたりするのは、そのための訓練でもあるのかなと思いました。先生が、生徒のとっさの変な反応を楽しんでいるというのもあるのでしょうけれども(笑)。

それに加えて、生徒が先生に慣れてくればこれは生徒にとっては「息抜き」になる要素なのです。先生がこんなことを言い出す、というのは、先生が本気では怒っていない、ということですから。
稽古そのものはわりと厳しいだけに、こういう部分で空気抜きをしようということなのだと思いました。


まだまだ書くことがあるので、とりあえずここで終わりにして次の回に続きます。
本当にいろいろ面白いことがあるのですが(笑)何回分書くことがあるんだろう…。
posted by はなずきん at 00:42 | Comment(2) | TrackBack(0) | 親子で剣道1警察編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月13日

まずはお詫びから

たいへんご無沙汰しております。


すっかり間が空いてしまったのは、もちろん忙しいせいもあったのですが…

今までこちらのブログで書いていたテーマを、継続して書けなくなっているからというのが一番の理由です。


今までは「アウトドア」と「あな吉手帳」がメインでしたが…。

まず「アウトドア」は今している余裕がない、のです。キャンプ等行きたい気持ちはありますが、たぶん夏休みまで行くのは無理そうです。

あと、以前ほど「ご近所アウトドア」をしている余裕もないような状態です。


あともうひとつのテーマ「あな吉手帳」ですが、…すみません〜。

あれだけ偉そうに書いておいて、今現在、全く活用されておりません!(笑)


というのも、リビングにかけてあるカレンダーを「家族カレンダー」という、各人のスケジュールが書き込めるものに変更したのですが…それによって、あな吉手帳のスケジュール管理機能がかぶってしまい、あな吉手帳のほうが使いづらい、というふうになってしまったのです。


「あな吉手帳」は基本、自分のスケジュール管理のみで、手帳ですからいちいち開いてみないといけません。しかしカレンダーは家族全員のスケジュールが書けるし、誰でも閲覧できるし、こちらのほうが使い勝手がいいのです。

「やらなければならないこと」の管理にはカレンダーはちょっと使いづらいのですが、今、あまり予定が立て込んでないというか、立て込ませることができないというか…状況が流動的すぎて、そのあたりを管理する気になっていないのです。


というわけで、あな吉手帳の機能で今使っているのは買い物リストくらいでしょうか…。


それに加えて、今ちょっと別のところではまっているものがありまして…

なんか、こちらで書いていたものに情熱が向きません。


読者になっていただいた方には申し訳ないのですが、今後「あな吉手帳」と「アウトドア」の話題はかなり少なくなるということをあらかじめお詫び申し上げます。


更新頻度自体も以前よりはスローペースで、全く違う話題でちょこちょこと書きたいと思っています。

あしからずご了承くださいませ。

posted by はなずきん at 21:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 近況 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする