2007年08月27日

自然なお産(その7)

(前回より続いています)

それから5日間入院をしていたのですが、なんと私が入院中、他に出産で入院した人はひとりもいませんでした。(ちょうど入れ違いでいたみたいですが)
人気の産院で分娩予約もわりと埋まっているそうなのですが…お産が多い少ないってかなり波があるんだそうです。重なるときはひと晩に3人くらい来ることもあるんだそうですが。
そのおかげで今回は助産師さんと話をする機会も多かったです。
次男の時は入院していた部屋が2Fで入院用の部屋しかないところだったので、他の部屋の人と会う機会も少なく、助産師さんともあまり話せなかったのだけがちょっと不満だったのですが、今回はいろいろと助産師さんに赤ちゃんのことを相談できたり雑談できたりと楽しかったです。
出産後の母親って「赤ちゃんとふたりでいる」ことが少し怖かったりします。(特に初産のときは…)
赤ちゃんに関することがよくわからないというのもありますし、他の大人と話す機会が少なくてつまらないのもあります。
だから入院中に他の人と話ができるかどうか…というのはわりと重要だと思うのです。

その点に関してだけ言えば、私の産んだ助産院は他の入院患者とのコミュニケーションは取りづらい(といっても今回は他にいませんでしたが…)のがちょっとだけ残念でした。
入院する部屋は個室といっても4畳半くらいの狭い和室で、隣の部屋の音は筒抜けなのですが、食事は部屋に持ってきてくれるし、助産師さんたちも個別に部屋に来てお世話してくれるので、他の患者さんと全然話す機会がないのです。
食事はみんな一緒にするとか、一緒に赤ちゃんを沐浴させるとか、そういう機会があるとちょっと顔を合わせた時に雑談くらいできると思うのですが。
妊婦検診に来ている方の待合室もすぐ隣にあるのですが、妊婦さんともなかなか話す機会がありません。妊婦側としても出産の話は聞いてみたいと思うし、新生児も見てみたいと思うのですが…。

話は戻って、長女の出産は私にはとても満足の行くものでした。
まさに「自分が産み落とした」感じがしましたし、今でも「あなたは私のおなかの中にいたんだよね〜」という一体感が残っています。
初めての女の子ということもあるのでしょうが、本当にかわいくて仕方ありません。
3人目で慣れているということもあるのでしょうが「いいお産は、いい母性をつくる」のではないかと思っています。

長男の時は私はどこか「いざとなったら病院で出してくれるだろう」という甘えがあったのですが、本来子供は母親と赤ちゃんが一緒になって産まなければならないものなのです。
なんらかのリスクがあって自然分娩ができない方はそれを責めるべきではありませんが(その赤ちゃんにとってベストな方法であればいいのです!)健康な妊婦さんであれば「本当は自分の力で生めたはず」というお産はもったいないです。

私は妊娠、出産を通して自分の中に備わっている本来の「力」、そして赤ちゃんの生まれてくる力というのを体感できました。
自分の中にある「子供を産む力」を信じて、ぜひ「自分で」産んでほしいです。

そもそも、戦前までは助産所や家で産むのが当たり前で、こんなお産のほうが「普通」だったはずなのですが…。
ただ、リスクのあるお産は助産院では扱えないし、いざという時には病院に行かなければなりません。健康な妊婦であってもいつ何が起きるかはわからないし、そうなると母子ともに命に関わることが多いのです。
でも、これだけ診察方法などが進んだ現代だからこそ、リスクの高低も判断しやすくなっていますし、ベテラン助産師さんであれば「このままでは生まれない、病院に搬送したほうがいい」という判断もしっかりしてくれるはずです。
医学の進んだ今だからこそ、昔よりも「自然なお産」を安心して選択できるはずなのです。

今は病院で産むことが当たり前になっていますが、たいがいの病院では「自然な出産」からはほど遠いのが現実です。
これから出産する方にはぜひ、助産院でのお産をおすすめしたいです。
posted by はなずきん at 01:32 | Comment(0) | 妊娠、出産、育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする